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2008年03月21日
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カテゴリ: フランスワイン
次は、オードブルの一部~魚料理にかけて
白ワインを考察する。
オードブルの中には、
スパークリングでなければ合わせにくい…というものもあるが、
白でもイケそう…というお料理もある。

そして、魚料理のアメリケーヌ・ソースに白を残して貰い、
それを合わせた後にロゼを登場させる事によって、
よりロゼの存在を、浮きあがらせたい…という意図を持って選ぶ。

当然ながら、コッテリ・どっしりではない。

樽香もさほどでない方がお料理の引き立て役としては
好適だろう。

しかし、スパークリングが繊細、
そして、後に登場するロゼも繊細。
白が繊細過ぎて弱腰ならば、メリハリ無しのへなへなになり、
面白みが無くなってしまう。

導入部のスパークリングと、
確固たる形を成した土台。
そのリレーを巧みに勤め上げられるものでなければならぬ。

この2点を結んだ線上に浮きあがるワインは、
5点ほど思い浮かんだが、その中から最終的に、



ボージョレ・ブラン 2005
   ドメーヌ・ラランド


このワインの繊細さ。シャルドネをしっかりと育て
巧みに醸造した美味しさが生き生きと表現されている。
いや、軽やかながらも深いこの美味しさは、

「プイィ・フュイッセ?」
と感じるはずだ。

そんな美しい味香バランスを持っている逸品。
2005年という年も、このワインをより
美味しく育てたに違いない。

ジョルジュ・ブランのクレマン・ド・ブルゴーニュと、
ブルゴーニュ ロゼ ロザエ ロブレ・モノ
を結びつける線の役割は、
このワインで決定だ。

ふぅ。

5860ws

これが、ヴォナ村安田シェフのお料理に対する
私のセレクションだ。
ワインを並べると、つい、息が漏れた。

並ぶと何ら違和感はなく、「ブルゴーニュ三昧」のテーマに沿って、
スゴく美味しそうなワイン達…という事になっている。

しかし、このラインに仕組まれた仕掛けが
ヴォナ村安田シェフのお料理に合わせた時、
私の意思を伴って発現するはずだ。

舌のある人は分かるはず。
そして、一歩踏み込んだ人は感じるはず…なのだ。

安田シェフの絵を引き立てる額縁になれる体裁は整った。
あとは、どの程度、引き立てる事ができるか?
評価は、当日の観客次第…。

そう思いながら、再度リストを眺めて悦に入った。

               [To Be Continued...]


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Last updated  2008年03月22日 15時22分36秒
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