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欧州の犬の文化先進国では普通の犬がホテルやレストラン、電車やバスを利用するのは当たり前のことだ。しかし、日本では補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)でさえ、その利用を拒否されることもあるようだ。断られた場所は飲食店が最も多く、宿泊施設やタクシーなどもあるとのこと。 身体障害者補助犬法が施行されて4年近くになるが、いまだに民間の食堂などでは入店を拒否されることがある。公共施設では拒否してはならないと法律で定めているが、民間施設では拒否しないようにしましょうと努力規定があるだけだ。住みやすい世の中にするためには法律を義務規定に改正するほうがよい。 食堂などの食べ物を扱う店舗で犬の入店拒否が平然と行われている社会的な背景には、保健所行政のまずさがある。デパ-トなどの食品売り場などは、保健所の管理下にあり、犬の入店は法律で禁止されていると多くの国民が思い込んでいる。誤解だ。 そのような法律はない。「保健所の指導により、犬の入店は禁止しています。」という表示はよく見かける。ウソを保健所が黙認している。業者の身勝手な行為を行政が追認した状態になっている。 食品衛生法とその管理運営基準や条例が犬の出入りを禁止しているのは料理を作る場所(厨房)や食品工場の作業場だ。つまり、製造工程のある場所だ。例えば、弁当を作る工場は犬禁止だが、弁当売り場は犬禁止ではない。 デパ-トなどの食堂の客席のある場所や食料品売り場は法律条例の規制の対象外だ。ドッグカフェや愛犬同伴レストランが保健所長の営業許可を得て経営ができ、人気を集めているのは周知の通りだ。 科学的にも犬を禁止しなければならない根拠はない。日本に1、300万頭いる飼い犬は一般家庭では衛生上何の問題も起こしてない。 犬の入店を禁止する法的根拠も科学的根拠もないのに、なぜ、犬の入店禁止が当たり前のようになっているのか。犬を蔑視し、禁止すると、そのお店が高級なお店になるとでも思っているのだろうか。新宿伊勢丹は「新宿区保健所の指導により」犬禁止している旨を表示してある(写真参照)。愚劣だ。 あえて言う。デパ-トの経営者も社員も動物だ。無菌の神や仏ではない。生物学的には霊長類のホモ・サピエンスのヒトだ。犬と同じ哺乳類だ。だから、細菌のキャリアとしては犬と同類だ。その疑う余地のない動物である自分自身は棚に上げて、犬は衛生上よくないと思い込んでいるところに根本的な過ちがある。人間は無菌の神や仏に近い存在で、犬とは違う生き物だと思っているようだと非科学的で情けない話だ。 動物愛護法は犬の習性を生かした飼い方をして、人と犬との共生を奨励している。保健所や動物保護センタ-は犬を「殺処分」する施設だというイメ-ジが強すぎる。 犬との「共生」を根本的に考え直すことが大切だ。犬は人と共生共存してきた長い歴史がある。犬は人にとって最も身近で貢献度の高い動物だ。人生の大切な伴侶と思っている人も多い。愛犬は「飼っている」のではなく、家族に一員だという人も多い。 補助犬の入店拒否は人権侵害にも等しい。なぜ欧米の犬の文化先進国のようにできないのか。補助犬も普通の愛犬も正当に評価されて、共に楽しく生活できる世の中が望ましい。その実現のために身体障害者補助犬法の早期改正に大賛成だ。 東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。 公園ノ-リ-ドで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集 愛犬ノ-リ-ドの42編の随想集 愛犬のノ-リ-ドついては通常のHPにも詳述してある。 なぜ小犬でもノ-リ-ドはダメですか? 犬の係留(リ-ド)に関する条例 参考随想 狂犬病予防法の改廃16編の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述してある。狂犬病予防ワクチン注射のからくり このブログ「愛犬問題 愛犬の身になって考えてみよう」の趣旨、内容にご賛同の方は下のランキングバナ-をクリックしていただくとありがたいです。 幾多の 風説風評誤信で愛犬達が泣いています!! この愛犬問題を愛犬たちと幸せに暮らすために多くの愛犬家に知らせたいのです。
2006.09.08
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「国立公園なので、犬は登山禁止」とは観光業者などの横暴だ。犬は自然環境を破壊した歴史はない。自然環境を破壊しているのは人間だ。特に登山観光業者だ。 2006年1月1日から、国立公園特別保護地区内に「動物を放つ」ことが自然公園法施行令の改正で禁止された。家畜の放牧は別法ですでに禁止されていたので、動物を放つことが全面禁止になった。自然環境と生態系の保護のためにはよいことだ。外来種の動物が放たれると、日本本来の生態系が破壊されるおそれがある。アライグマなどの被害はその例だ。 犬については「放つ」ことが禁止であって、「持ち込む」ことは禁止でない。つまり、放し飼いやノ-リ-ドの登山が禁止であって、犬連れ登山まで禁止ではない。 今回の自然公園法施行令の改正には気になることが3点ある。 その1 「動物を放つこと」が禁じられる地域は、国立公園や国定公園の特別保護地区だけだ。国立公園全体ではない。 しかし、国立公園全体が禁止だと、故意に曲解して、犬の入山禁止を主張する不埒な観光登山業者が出て来そうだ。禁止する法津はない現在でも、「国立公園だから犬は禁止だ」と平然と唱える観光業者がいるからだ。 その2 広大な国立公園に占める特別保護地区の面積は13%だ。関東地方の登山愛好者がよく行く秩父多摩甲斐国立公園の中の特別保護地区の面積はわずか3%だ。標識もないので、どこが特別保護地区かは一般の登山者にはわからない。 それでも、違反したら、50万円以下の罰金か、6ヶ月以下の懲役だ。不合理、理不尽だ。善良な市民を犯罪者に仕立てるための法律かと聞きたい。 その3 「動物を放つこと」が禁止なのに、犬の入山が禁止されていると、拡大解釈以上の故意の曲解をする不埒者が出てきそうだ。あるいは、遭難救助犬以外の犬は入山禁止だと主張しそうだ。 環境省の出先の小役人は、従来から、国立公園は犬は禁止だと主張していた。登山中に激論したことがある。コンプライアンス(法令順守)の意識が欠如している。観光業者の賄賂接待付け届けの好きな連中だ。詳細は愛犬と登山の法律 国立公園犬は登山禁止? に記述。 犬が自然環境を破壊した歴史は地球上にない。犬を規制する科学的な根拠もない。犬を規制して喜ぶのは観光登山業者だ。自然環境破壊を犬のせいにして、自分たちは自然環境保護者の顔をしている。カモフラ-ジュだ。偽善だ。自然を破壊しているのは人間、特に登山観光業者だ。犬は自然環境を破壊したことはない。景観の維持に影響を及ばした史実もない。あると言うなら、科学的な証拠を示してもらいたい。 東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。公園でノ-リ-ドで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集
2006.02.03
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奥多摩の川乗山(1.364m)に久しぶりに登った。もう数十回も登っている山だ。奥多摩で日帰り登山では大岳山と人気を二分している山。大岳山」は途中の御岳山まではケ-ブルカ-を利用することもできるので、登山の初心者も多いが、川乗山は標高差約1,000mを自力で登るので、登山の中級クラスの人が多い。かといって、難しい山でも危険な山でもない。愛犬のパナは100%自力で登った。ハシゴも大きな岩場もクサリ場もない。愛犬との登山を楽しむにはよい山だ。 川乗山への登山ル-トは大別して五つのル-トがある。1 鳩ノ巣駅ル-ト 鳩ノ巣駅で下車するか、駅近くの町営の無料駐車場に車をおいて登る。人家がなくなると、すぐ杉林になり、頂上近くまで続く。つまり、見晴らしがない。黙々と杉林を歩くことになる。この鳩ノ巣駅ル-トは途中で二つに分かれる。大ダワを経由して舟井戸に出る鋸山ル-トは健脚向き。鋸山の名が示すように、鋸の歯のように幾つかの峰を登り下りする。傾斜もかなりきつい。下山道にしたほうがよい。今回は登下山とも、鋸山を経由しないコ-スをとった。写真はそのコ-スの写真だ。2 川乗橋ル-ト 奥多摩駅でバスにのり、川乗橋で下車して、林道を歩くコ-ス。百尋の滝がある。最も人気のあるコ-スだ。数年前までは、林道はゲ-トが解放されていて、登山道の開始点まで車が自由に入れたが、最近は川乗橋のゲ-トが閉まっている。林道の管理事務所に頼んで、カギをかりると、車で入れるようだ。カギを借りたり、返したり、面倒なので、利用してない。3 古里駅ル-ト 赤杭尾根を通るル-ト。鳩ノ巣駅ル-トよりも30~40分ほど時間が余分にかかるが、見晴らしは少しはよい。鳩ノ巣駅ル-トで登り、下山に選ぶとよい。4 奥多摩駅ル-ト 本仁田山と鋸山経由で登るル-ト。体力のある健脚向き。長すぎるので、登ったことがない。一度、下山したことがあるだけ。5 川井駅ル-ト 奥茶屋キャンプ場か林道に車をおいて、獅子口小屋跡を経由するル-ト。林道の奥まで車を入れても、登る時間はさほど短縮できない。傾斜のきつい所もある。川乗山への初めての人にはお勧めはしない。6 その他のル-ト 川乗山にはいろんなル-トがあるので、初めて登る人は分岐点では地図でル-トを確認することが大切だ。奥多摩川乗山愛犬と登山ル-ト選定と写真集 30枚 楽天の画像容量オ-バ-のため、写真は別に保存してあります。ここをクリックしてください。 東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
2005.12.15
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晩秋の奥多摩の鷹ノ巣山に愛犬のパピヨンのパナと登った。峰谷(みねだに)の奥部落に車をおき、浅間尾根を登る。大岳山とは違い、岩場もバシゴもなく、愛犬のパナは一度も抱え上げるようなことはなかった。 登り初めて1時間ほどはややきつい登りもあるが、その後1時間ほどで鷹ノ巣小屋に着く。コ-ヒ-を飲んで、30分ほど休んだ後に、鷹ノ巣山に向かう。30分ほどで頂上だ。この浅間尾根のル-トは鷹ノ巣山登山では最も楽で短い距離だ。バスもあるが、本数が少ないようだ。マイカ-かタクシ-を利用するとよい。 日原からの稲村岩尾根ル-トも2時間強で鷹ノ巣山頂上に達するが、傾斜がかなりきつい。健脚向きだ。マイカ-登山者でない人は、鷹ノ巣山頂上から、六ツ石山を経て奥多摩駅に下山する人が多い。晴天の日に、視界の開けた石尾根の広い防火帯を下山するのは爽快だ。 鷹ノ巣小屋近くの水場が異常だった。水が少ない、1リットルの水を貯めるのに10分ほどかかる。奥多摩小屋や七つ石山の水場も少なかったとのこと。ここ10年で初めての経験だ。奥多摩の山には雨が少なかったと言うことか。東京都内が給水制限の時も、奥多摩の水は豊かだったことがある。これから厳冬に向かうので、奥多摩の登山には水の持参は必須だ。鷹ノ巣山愛犬と登山40枚写真集!楽天の画像容量オ-バ-のため、写真は別に保存してあります。ここをクリックしてください。参考ホ-ム-ペ-ジ1 愛犬の登山技術2 愛犬と登山の記録と写真集 パピヨン登山犬二代目3 奥多摩大岳山愛犬と登山46枚写真集 東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
2005.11.29
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東京都奥多摩の大岳山(1,267m)は中級クラスの登山者に人気のある山だ。ケ-ブルカ-で御岳山まで上れるので、時には初心者も大岳山まで足を運ぶ人がいる。冬山はアイゼンをはかないと危険だが、雪の時期以外は危険な山ではない。 ただし、夏山でも、愛犬を連れての登山には、犬が登山に慣れていて、登山技術を身につけていることが大切だ。犬の登山技術については下記に参考ホ-ムペ-ジをあげてある。ご参考になれば幸いだ。 この写真集の写真に欠けている写真があることを編集していて気づいた。大岳山の頂上近くにはクサリ場や岩場、鉄ハシゴがある。愛犬のパナは、その都度、「ダッコ」と言って、抱え上げて通過している。人でも岩場は両手を使って、はい上がるような所もある。大型犬だと、どうして登るかと気になる。 次回の登山時には、その場所の写真も撮っておきたい。今回は、愛犬のパナが上れないと小言を言って「ワンワン」というので、抱え上げることに気を取られ、写真を撮るのを忘れた。 愛犬のパナは山が大好きだ。常に先を急ぎ、飼い主にもっと急いで歩けと言わんばかりの行動をする。あまりに先を急ぎすぎ、姿が見えなくなると、呼び戻し、「待って」を言う。しばらく待っているが、やはり直ぐに先を急ぐ。その繰り返し。 愛犬のパナはケ-ブルカ-には乗らずに、五日市側の養沢の林道に車をおき、7時間以上を登山道を往復して、99%以上を自力で歩いているのに疲れを見せない。帰宅後、深夜に玄関の外に出ようとしたら、散歩と勘違いしたのか、吠えて飛び出してきた。疲れをパピヨンは敏捷で運動能力に優れた犬種だ。 奥多摩大岳山愛犬と登山46枚写真集!写真は別に保存してあります。ここをクリックしてください。参考ホ-ム-ペ-ジ1 愛犬の登山技術2 愛犬と登山の記録と写真集 パピヨン登山犬二代目3 鷹ノ巣山愛犬と登山40枚写真集 東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
2005.11.21
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小泉自民党は選挙に大勝した。国家公務員も地方公務員も10年で実質20%削減すると動き出した。コンプライアンス(法令順守)意識のない無法な公園管理者は、真っ先に削減の対象にするべきだ。法律を守らない小役人は最低だ。善良な国民市民の風上に置けない。 30年ぶりに改正改名された平成12年に施行された動物愛護法の付帯決議第3項には「飼い主責任の意識の高まりを踏まえつつ、公園等公共施設の利用のあり方についても検討を行うこと。」とある。 公園等公共施設に犬禁止処置をとってきた行政に対して、犬との共生の概念を推し進めるよう注意を喚起している。 「東京都の犬の係留(リ-ド)に関する条例」 には、係留の例外として「その他逸走又は人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない場合で、規則で定めるとき。〔9条1項(二)〕」を上げている。その「施行規則」には犬の飼養の特例として「犬を制御できる者が調教するとき。〔6条(ニ)〕」とある。 しつけのよいおとなしい愛犬はこの例外規定に該当する。大きい犬でも他人に危害を加えるおそれがない犬なら該当する。即ち、公園で愛犬を訓練したり、調教したりする場合、リ-ドするかどうかは、飼い主の判断で決めて良いということだ。 面白いことに、政令の動物愛護法施行令で「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれのある動物」と指定している動物は、いぬ科では次の猛獣だ。普通の犬は含まれてない。当然だ。 イヌ属のうちヨコスジジャッカル、キンイロジャッカル、コヨーテ、タイリクオオカミ、セグロジャッカル、アメリカアカオオカミ及びアビシニアジャッカル タテガミオオカミ属全種 ドール属全種 リカオン属全種 しかし、犬嫌いの人は、「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれのある動物」に普通の犬も含めて、法律条例を解釈させようとしたり、解釈しようとしている。 小犬でも、おとなしい大型犬でも、犬は犬だから、リ-ド-しろと強要した公園管理責任者がいる。断って、その目前で、愛犬のパナを遊ばせた。 多くの愛犬家も同じ思いのようだ。法律条例で禁止してないことをコンプライアンス(法令順守)意識のない小役人が身勝手なことを言っていると思っている。 東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
2005.10.17
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アメリカは狂犬病が発生し続けている国だ。しかし、狂犬病ワクチン注射は3年に1回でよい。 日本は狂犬病が根絶している国だ。国際的にも認められている。しかし、狂犬病ワクチン注射は毎年だ。おかしい。不合理だ。 日本の狂犬病注射率は全国平均で38,5%だ。詳細は「狂犬病注射率の全国平均は38,5%!? 」 に記述してある。 混合ワクチンは日本も接種義務はない。法律で定めてない。しかし、獣医は毎年接種することを半ば強制的に勧めている。愛犬の健康よりも、儲けることに熱心だ。 AAHA(米国動物病院協会)の犬のワクチンのガイドラインによると、不活化ワクチである狂犬病ワクチンは、ワクチンとしての効力が3年は持続するので、注射は3年に1回でよいとしている。 生ワクチンである混合ワクチンは7年は効力があるとしている。日本はなぜ毎年注射しなければならないのか、科学的な根拠がない。 AAHA(米国動物病院協会)の犬のワクチンのガイドラインによると、1 ワクチンを必要以上に接種してはならない。ワクチンを必要以上に頻繁に再接種してはならないと、警告している。狂犬病ワクチンは3年、混合ワクチンは7年の効力があると指摘されているのに、日本は必要以上に頻繁に再接種している。獣医団体等の関連機関が儲けるために、科学的な警告を無視している。毎年、混合ワクチンの注射を勧める獣医は自分の利益しか考えてない。愛犬の健康は無視している。2 ワクチンは動物に障害を与えないと言ってはいけない。ワクチンは強力な活性を持つ薬剤であり、副作用が発生する可能性があると、警告している。日本の獣医は混合ワクチンは安全ですと、平気でウソを言って、愛犬家を騙している。3 その犬が過去にアナフィラキシーを起こしたことがわかっているワクチンを再接種してはならない。アナフィラキシーとはアレルギー反応の大きなもので、死につながるほどの症状のことだ。一度、ワクチン注射で体調を崩したことのある愛犬に再度、注射をすると、アナフィラキシーでショック死すると警告している。 混合ワクチンを勧めている獣医のHPには、そのようなことは記述されてない。混合ワクチンは安全ですと強調しているHPが多い。獣医は儲けることしか考えてない。4 不活化ワクチンを生ワクチンの前に投与してはならない。すなわち、狂犬病ワクチンを注射したあとで、混合ワクチンを注射すると、混合ワクチンの効果はないとのことだ。日本の獣医は、そのことを周知徹底しているかな。5 妊娠した犬にワクチンを接種してはいけない。親犬が流産したり、胎児がワクチンの病気に感染する可能性があるとのことだ。 ワクチン接種後の下痢や元気消失はワクチンの副作用であることをわかってない愛犬家が多い。知人の愛犬は副作用死した。誰も補償してくれない。それこそ、犬死にだ。 犬を何十年も飼い続けているが、怖いワクチンとは一度もお付き合いしたことがない。お陰様で、副作用の心配をしたことがない。勿論、ワクチンに関連する病気になった愛犬はいない。 現在の愛犬のパナもワクチンだけでなく、フロントラインやフィラリアの薬にも一切お世話になってない。薬付けでアレルギ-になったり、下痢、嘔吐などをさせたくないからだ。薬とは無縁で元気溌剌だ。ノーリードで自由に遊び回っている。 愛犬を幸せにしてあげられるのは、その飼い主だけだ。他の人があなたの愛犬を幸せにしてくれると期待しない方がよい。飼い主だけができることだ。参考随想 狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃13編の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述してある。狂犬病予防注射のからくり (東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。)
2005.09.18
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「ノーリードにするには、どのような条件が必要だと思いますか。」との投稿があった。犬は犬種、大きさ、性格、能力、生い立ち等その犬によって異なるので、こうすればノーリードができると、普遍的に記述することは難しい。自分の経験を書く以外に無い。 愛犬のパピヨンのパナは生後50日の時から、公園に連れて行き、ノーリードで大小各種の犬たちや子供達と遊ばせた。混合ワクチンで稼ぎたい獣医にだまされて、生後半年後に愛犬を公園に連れて行くと、はじめて見る他の犬や子供達が異常に見え、飼い主の後ろに隠れたり、抱っこしてとおののくことになる。社会性の乏しい犬になる。 罹病することをおそれて、公園などにつれていかないで、社会性の乏しい犬に育てるか、それとも、罹病防止は自然免疫で十分だと考え、公園で遊ばせて、社会性の優れた犬に育てるかの選択だ。 ノーリードにしてもトラブルを起こさない犬かどうかは、犬の社会性があるかどうかで決まるのだ。しつけのために、指示命令の言葉として最初に教えたのは、マテ、ダメ、ヨシの3語だ。コマンドというより、会話の言葉として教えた。だから、今では「待ってよ」とか、「駄目だよ」といっても通じる。 マテ、ダメ、ヨシの言葉の中でも、最初に、マテの意味を理解させることが大切だ。犬のすべての行動を指示制御する基本の言葉だ。マテの意味がわかるようになると、ダメ、ヨシはすぐに理解するようになる。横断歩道を渡ろうとするときに、赤信号を見ながら、「まだだよ」といっても通じるようになる。「よし」と子供に話しかけるように言うと、飛び跳ねるように横断歩道を渡る。登山中は危険な場所では、「待っていなさい」とか、「待ちなさい」の言葉もよく使う。 公園などで愛犬をノーリードにして自由に遊ばせるには基本的なしつけが出来ていることが不可欠だ。1 わかりやすく言うと、おとなしい犬ならば、ノーリードにしてもよい。各都道府県条例では「人畜に危害を加えるおそれのない」犬であり、東京都の係留(リード)を規定している条例には、係留の例外として「その他逸走又は人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない場合で、規則で定めるとき。〔9条1項(二)〕」を上げている。その「施行規則」には犬の飼養の特例として「犬を制御できる者が調教するとき。〔6条(ニ)〕」とある。 逆な言い方をすると、 攻撃的で喧嘩ぽい犬はノーリードにしてはならない。噛みつく癖のある犬は以ての外だ。 ノーリード反対派は犬が人や他の犬をかみ殺したことがあるから、ノーリードは禁止だという。一事で万事を禁止すべきと主張する人は社会良識が欠如していて、まともでない。飲酒運転で人をひき殺す人がいるから、善良な人でも運転は禁止だと主張しているのと同じだ。あるいは飲酒はすべて禁止だというのと同じだ。 法律条例に無知蒙昧で犬嫌いの小役人は最悪だ。無視して、愛犬をノーリードで遊ばしている。公園でのノーリードは法律条例違反ではないので、当然、罰金はない。警察も取り締まりの対象にしてない。 愛犬がおとなしいか、他人に危害を加えるおそれがあるかどうかを判断するのは飼い主だ。しつけに自信がある人は自分の責任でノーリードにすればよい。公園管理者が責任をとるわけではないし、犬嫌いがとるわけでもない。責任の無い者の法律条例に反する言動は無責任で、横着だ。迷惑千万だ。2 飼い主が呼んだら、直ぐに帰ってくる犬であることだ。愛犬のパナは山野や公園で遊んでいる時に口笛や登山用笛を吹くと、遠くから直ぐに帰ってくる。飼い主が呼んでも、勝手に遊び続けるようではしつけが足りない。 上記2点が満たされているなら、ノーリードにしても、他人からとやかく言われる筋合いはない。一部の犬嫌いや犬恐怖症の人のために、多くの愛犬家が犠牲になる必要はない。民主主義とは大多数の国民が楽しく生活できる制度のことだ。愛犬をしつけて、ノーリードにしてやると、愛犬だけでなく飼い主も幸せになる。 (東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。)
2005.09.15
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ブログ開設半年足らずで、アクセスが10万を越しました。これは、ひとえに、皆様のご支援の賜物です。厚くお礼を申し上げます。ブログ【愛犬と登山】にリンク頂いている120ブログの管理人様には、特に衷心よりお礼申し上げます。 愛犬に関して、あらゆる角度から問題点を取り上げ、考えてきました。何が常識で、何が非常識かを論じてきました。唖然とした愛犬家も多いとみています。いわゆる非常識なことを言うからです。でも、広く知られていることが必ずしも正しいことではないことが多いのです。特に愛犬の世界は科学的な根拠のない風説風評がまかり通っています。 法律的にも正しくないことが堂々と行われています。不思議な世界です。自分の飼っている愛犬を守るために勉強を始めてたのですが、いろんなことを勉強することができたと喜んでいます。 通常のホ-ムペ-ジ【愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓】は愛犬との登山に関する法律問題や自然環境問題を取り上げてあります。 世界最大の検索エンジンであるGoogleのディレクトリ-の『 社会> 問題・争点>環境>環境保護 』に厳正な審査を経て登録されています。 環境保護問題のHPはほとんど団体のHPですが、【愛犬と登山】は一個人のHPで、登録数62中11位にランクされています。それでも、特殊な問題なので、アクセスが10万に到達するのに2年近くかかりました。 楽天は人の集まるよいブログだと喜んでおります。今後ともご支援、ご指導のほどをお願い申し上げます。
2005.07.07
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東京都奥多摩で人気の高い大岳山に愛犬のパピヨンのパナと登った。ケ-ブルカ-に乗らないで、パナも自力登山だ。10個以上ある鉄ハシゴと大きな岩は抱き上げて渡った。99%以上自力登山だ。 パナは身軽で4WD(四輪駆動)なので、歩くのが速い。重い荷物を背負い、玉の汗を流しながら、ゆっくり登る飼い主とは鈍牛とキツネほどの差がある。常に先を行き、戻って来ては飼い主をせかす。鉄ハシゴや大きな岩で登れないときは、先に着いて、ヴ-ヴ- と声を出して不満を表す。 標高差800mほどを休み時間込みで3時間半で登った。普通の速度だ。一般登山家の登山速度は標高差200mを1時間で登るのを目安にする。休み時間は含まない。 下山は2時間。計5時間半。自宅から山麓までのクルマの走行時間の方が少し長い。ゴ-ルデン・ウィ-クなのに青梅街道は混んでなく、1時間25kmほどの速度が出た。 愛犬との登山を禁止する法律はない。尾瀬などの国立公園は犬は禁止と言っているが、法的な根拠はない。観光業者が身勝手に言っているに過ぎない。 犬は自然環境を破壊するから、登山禁止というのも、科学的な根拠はない。地球上に犬が自然環境を破壊した歴史はない。 自然環境を破壊しているのは、犬ではなく、観光登山業者だ。犬を入山禁止にして、如何にも自分たちは自然環境保護者のような顔をしている。詭弁だ。鉛筆の万引き少女を捕まえて、俺たちは正義の味方だと言っているピッキング強盗集団みたいなものだ。 環境省の出先機関の小役人は観光登山業者からの賄賂接待付け届けで脳の思考細胞が正常には機能しなくなっている。観光業者の環境破壊を容認している。 犬は自然環境を破壊するという観光登山業者が流している風説風評が正しいものであるかどうかを愛犬家はご自分で考えていただきたい。 愛犬との登山は楽しい。愛犬をノ-リ-ドにできるようになった飼い主は愛犬との登山に挑戦するのも面白い。愛犬も喜ぶ。 東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
2005.05.02
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高山にはクサリ場がよくある。垂直なクサリ場もある。クサリ場のある山はむしろ安全だ。ほんとに怖いのは危険な場所なのに、何もない所だ。だから、登山経験の多い人ほどクサリ場のある山を気軽に「安全な山だよ。」と言う。犬のことなど念頭にない。その言葉をそのまま受け入れると、山でひどい目に遭うことになりかねない。地元の人の言葉も要注意だ。山のことを知らない人が多い。 写真の一つは両神山の八丁尾根の東岳と西岳との間にあるクサリ場の一つだ。写真さえ撮れない急峻なクサリ場もいくつか続く。写真のクサリ場は平均傾斜角度60度ほどだ。一部に垂直な所がある。大型犬でも飛び越せない。 その先には、両側が100mほどの落差のある絶壁で、狭い所は幅1m少々の裸岩のゴツゴツした岩稜の頂上を通過しなければならない肝だめしの難所もある。わずか10m程度の距離だが、強風が吹くと、谷底に吹き飛ばされそうだ。そこにはクサリも柵もない。不気味な裸の岩稜が横たわっているだけだ。 腰に固定したバッグに入っている愛犬が抜け出さないように気にしながら、腹這いに近い格好で岩の突起をしっかりと握り締めながら、慎重に通過した。バッグにおとなしく入っていない犬だと、危険だ。 犬連れでないのに怖くて引き返したと述懐した中年男性もいる。引き返すのも勇気のある正しい登山だ。自分自身がよくわかっており、無謀なことはしない良識のある人だ。 岩場も犬には無理な所がある。抱えあげなければ通過できない巨岩の連続する岩場もある。下山時は犬が飛び降りるのを制止しなければ、足を痛めることがある。自分を登山犬と思っている犬は自力で下りようとするから、注意が必要だ。 パピヨンは足の骨が細く、痛めやすい。 ガレ場も登山後半の疲れの出る頃には、犬の元気具合に注意が必要だ。飛び越えられず、脛を岩に当て、怪我することがある。 特に、老犬には注意が必要。若いときには、飛び越えていた程度の石も、飛び越せなくて、脛を怪我する。毛があるので、内出血していることがわからず、気がついたときには、かなり、悪化していたことがある。傷をペロペロなめるので、毛がぬけて、痛々しくなる。 真夏の地肌の尾根は強い日光を浴びて、温度が上昇している。真夏のアスファルト舗装と同じだ。小型犬は、その熱を体全体に直接受ける。息づかいに注意が必要だ。呼吸が激しくなる前に地面から離すことが不可欠だ。 頭や体全体に水をかけてやるのも、体温を下げるのに有効だ。 犬の雨具は専用バッグよりもやや大きめの透明ポリ袋に、穴開け機で直径5mmほどの穴を十数個開けて、鳩目を付け、その袋を専用バッグに使用時に固定できるように工夫したものだ。透明なので、愛犬は景色が見える。軽いことも登山用品には不可欠な要素だ。台風のような大雨でも犬は濡れない。 犬の防寒着は皮コ-トと毛皮コ-トの二つある。いずれも、運動性を考慮した手作りだ。アライグマの毛皮コ-トはマイナス10℃などの厳寒時に使う。冬山でも、普通は皮コ-トを着せる。パピヨン登山犬二代目のパナは皮コ-トさえ嫌がる。雪山でも、自然の姿で寒くないようだ。 ただし、チワワなど犬種によっては防寒具が不可欠なこともあると見ている。 犬に鈴をつけている。その効用の一つは熊よけ用だ。東京都の奥多摩にもツキノワグマが数十頭生息しているそうだ。人家近くの柿の木に登って、柿をとるとのこと。その対策として、柿取り大会の参加者を奥多摩町が新聞広告で募集したこともある。 効用のもう一つは、他の登山者に対する配慮だ。ヤブや草むらから、いきなり犬が現れると、野生動物ではないかとびっくりするかもしれない。鈴の音があらかじめ聞こえていると、野生でない動物、、即ち、飼い犬だということがわかり、無用なトラブルを防止できる。 なお、その鈴の音は街の雑踏を歩く時も役に立つ。その音で左後からついて来ていることがわかる。 しつけが悪く、リ-ドが必要な犬は高山登山には向かない。犬が自分の判断で危険を回避できるような自由な行動ができることが不可欠だ。リ-ドで誘導していては登山時間も長くなる。言葉で誘導して、愛犬だけの迂回ル-トをとらせて、岩場などを通過出来るように訓練されていることが大切だ。 いつの日か、愛犬を連れた者同士が山でお会いできることを楽しみに、この愛犬の登山技術を終える。ご参考になれば、幸甚の至り。
2005.04.07
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谷川岳の石黒尾根を登っていたとき、天神尾根をロ-プウェイで登ったという愛犬との登山者に会った。夫婦で柴犬一匹をつれていた。こちらのパピヨンを見て、下山の情報を尋ねてきた。始めてのル-トだとのこと。驚いた。 石黒尾根は危険度、登山技術ともに健脚向きのコ-スだ。長いクサリのある[ラクダの背の鎖場]などのほか、幾つもの岩場やハシゴなどがある。そこを始めて、愛犬を連れて下山している。無謀だ。事故を起こしに山に来たようなものだ。 引き返して、ロ-プウェイで下山した方が無難で、時間的にも早く下山できると告げた。ロ-プを持っているので、犬を縛って、つり下げて下山するとのこと。それ以上、何も注意できない。と言うより、注意のしようがない。 今でも、無事に下山したかどうか気になっている。 この愛犬との登山者には基本的な間違いが二つある。その一つは始めてのル-トを下山道に選んだということだ。登山を安全に楽しむには始めてのル-トを下山道に選ばないことだ。事故や遭難は下山時に多い。登りの時に難所だとわかると、引き返して、登山を止めることもできるが、下山時は引き返すこともできず、中止もできない。勢い、難所でも無理をすることになる。事故、遭難につながる。 愛犬のパピヨンとは200回以上の登山で、それを実行している。何度か登山途中で中止したことがある。山はなくならない。また、別ル-トで登るからと帰る。 第二の間違いは愛犬との登山なのに,一般登山者の情報を基に下山ル-トを選んでいることだ。登山技術の優れた上級登山者でも、犬連れだと、良くて中級、愛犬が大きかったり、しつけが悪いと、初級者になると自覚した方がよい。 愛犬との登山のル-ト選定は一ランクも二ランクも下げて行うことが大切だ。健脚向きの難コ-スでは事故を起こす可能性が高くなる。犬も人間並に危険度に応じて行動いてくれるとは限らない。むしろ、それは期待しない方が無難だ。 ロ-プで縛られた犬が二階の屋根よりも高い所からつり下げられて、おとなしくしているだろうかと気になった。無茶な人間の無謀な行動だ。怖い目に遭わされているようで、犬がかわいそうだ。 普通の観光旅行に愛犬を連れていくような安易な気持で、愛犬と高山登山をすることは思慮不足だ。遭難しに行くようなものだ。犬の訓練だけでなく、不慮の事態にも対処できるような準備万端と心構えが不可欠だ。 愛犬のパピヨンは、飼い主の左肩から右腰にベルトでつり下げられ、腰に固定された手作りの専用バッグに入って、難所を通過する。夏用と冬用の二つある。 写真の一つは北岳への登山途中に右岸の八本歯の頭のハシゴを撮影したものだ。下山時、あなたの愛犬はどうしておろすか。 愛犬と高山への登山を漠然と夢見ている人は真剣に考えてもらいたい。下山できないと、大変だ。山には疲労凍死と言う怖い死に神がいる。一夜で死ぬことも珍しくない。 下山時に始めてのル-トを選ぶことは無謀だ。どうしてもというなら、徹底的に情報を収集しておくことだ。本や登山者の気楽な情報には注意が必要だ。 (明日の随想につづく) 愛犬のクサリ場、岩場、ガレ場の渡り方と愛犬の雨具、防寒具等について記述する。
2005.04.06
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愛犬と高山登山歴200回以上の教訓をもとに愛犬の登山技術を記述する。国内外での愛犬とのご旅行にも、ご参考になれば幸いだ。 まず、野原や低山登山で愛犬の行動を理解することが大切だ。くわえていたボ-ルを落とした時や野生の鹿を見つけて、急斜面を駆け下りようとしたこともある。その時、言葉で制止できるかどうかは犬の生死に関わることだ。瞬時に反応できなければ、死ぬこともありうる。 ご家庭や街で、よく言うことを聞くからと言って、山でも同じような行動をするとは限らない。開放感、好奇心、あるいは、恐怖心で飼い主の予想できない行動をすることもある。まずは、低山登山で、愛犬と飼い主の信頼関係を築くことから始める。 なお、夏山にはダニがいる。ワラビ取りに行った時に、1ミリほどのダニが100~200匹付いたことがある。薬剤で退治すると、犬にも害が及ぶので、風呂場で一日がかりで、手で除去したことがある。大きく成長した後では、手で除去しにくいほど固着してしまう。 ダニの付着予防のために、いろいろな市販薬剤を試してみて、一番効果があるのは、フマキラ-とア-ス・ジェットということがわかった。安いことも幸いだ。両商品とも成分はレスメトリンとフタルスリンで同じだ。なんの効果もない高価な薬剤も市販されている。 登山のスタ-ト地点で下車したら、犬が地面に付く部分、すなわち、足と腹の部分だけに、フマキラ-を噴霧すればよい。皮膚にはつけずに、毛に臭いが付く程度にわずかでよい。それで、一日は大丈夫だ。 念のため、帰宅後は、風呂に入れて確認しましょう。 愛犬の登山技術の話に戻る。 パピヨンが山頂の三角点上に乗っている写真は愛犬の登山技術の一つとして掲載した。落ちたら、死ぬおそれもあるような岩場で、飼い主が安全な足場を確保するまで、静かに待つことができる技術だ。愛犬と飼い主との信頼関係が基本だ。怖い時でも飼い主を信頼できるかどうかだ。 犬によっては高所恐怖症の犬もいるようだ。一般的に犬は下の谷底が見える丸太の橋はこわがる。恐怖で、動けなくなったり、凶暴になることもあるようだ。徐々に慣らす以外に良い方法はない。 富士山の五合目より上は登山道全体が砂礫帯だ。 その砂礫は犬の足を切り、血だらけにする。細かいガラスの破片のようなものだ。愛犬のパピヨンは最初、ゴム付き軍手の指先を切って、靴にしたのだが、2時間ほどで穴が開く。他の山では開かない。 工業用ゴム手袋を材料にしたところ、大丈夫だった。 高山病になる犬もいる。血液中の酸素濃度が低下しているのだから、直ちに下山する以外に良い方法はない。長時間低気圧状態にいることは危険だ。体質的なものですから、高山登山はしないことがよい。 迷い犬になるケ-スも行列を作って登る富士山ではあるようだ。あまりにも人出の多い山や時期に愛犬との登山はおすすめできないが、もし、犬とはぐれた時の対策は考えておいた方がよい。犬は飼い主とはぐれると、元来た道を足早にもどる。山では人の足では追いつけない。 その対策は登山用や運動会用などの笛で、日頃、訓練しておくことだ。その笛の音は飼い主だと言うことを覚えさせるのだ。入山したら、それを吹いて訓練する。ただし、山では、その笛の音は遭難の知らせであることも認識した方がよい。 難所の多い高山では、犬はリ-ドをしていては人も犬も危険だ。高山登山は訓練された犬で、ノ-リ-ドで犬自身の判断で難所を渡れるようにしつけや訓練をしておく必要がある。 銀座、新宿の雑踏をリ-ドした犬はスム-スに前進できない。高山の難所は街の雑踏よりももっと変化があり、危険だ。高山登山はノ-リ-ドが基本だ。 山には犬がわたれないハシゴ、クサリ場、岩場、ガレ場等がある。無知で無理をすると、犬の骨折怪我だけではすまないトラブルを引き起こす。愛犬との高山登山は天国と地獄の合間を行き来しているのだと自覚した方がよい。 (明日の随想につづく)
2005.04.05
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東京のいろんな公園で出会ったいろんな愛犬達の写真を追加いました。公園で愛犬をノーリードにして、運動、訓練、調教することは、法律条例で容認しています。だから、当然、ノーリードには、いわゆる、罰金はありません。 警察も取り締まりの対象にしていません。 このブログに法律条例について詳細に記述してあります。興味のある方は下欄にトラックバックしてありますので、読んでいただくとうれしいです。 法律条例は面倒だと思う方は、常識で判断して、愛犬をノーリードにすればいいのです。他人に大きな迷惑をかけなければいいのです。何かあれば、自分の責任だというだけのことです。 公園管理者や犬嫌いや愛犬家ぶった他人が責任をとるのではないのです。意味の曖昧な身勝手なルールとか、マナーとか言って、責任の無い者が愛犬家の生活行動にくちばしを入れるのは横着横柄です。社会良識が欠落した偏見の押し売りです。迷惑千万です。公園は犬嫌いが楽しく遊ぶためだけにあるのではないのです。 堂々とノーリードで愛犬を公園で遊ばせてください。そのために公園があるのです。人も犬も心身共に健康になります。楽天の画像容量オ-バ-のため、写真は別に保存してあります。ここをクリックしてください。
2005.04.04
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犬に濡れ衣を着せて、自分たちは自然環境保護者だとカモフラ-ジュしている人たちがいる。 犬が山の自然環境に悪影響を与えると唱えている人は人間が生物学的にはホモサピエンスのヒトであり、イヌと同じ哺乳類の動物だと言うことがわかってない。イヌとヒトの何万年という共生共存の歴史の重みを理解できないのだ。 「歴史は繰り返す」といわれるように、歴史から学ぶことは多いのに、イヌとヒトの歴史から、何も学ぶことのできないヒトなのだ。脳の思考中枢が北京原人やネアンデルタ-ル人から進化してないのかも知れない。そういうヒトは自分が動物であることがわかってない。 何事につけ、平気で「犬は動物だから」と差別する。公園の手洗い用の水道の蛇口の横に、『犬に直接水を飲ませないでください』と掲示を出している市役所の小役人も、自分を動物とは思ってないようだ。無菌の神や仏に近い存在と誤認している。 細菌学的にも、生物学的にも、植物学的にも、犬が自然を破壊した歴史はない。あるというなら、科学的に実証した証拠を求める。 オオバコが登山道の近傍に繁殖しだしたのは、犬が原因だと言いだした人達は真の研究者でも科学者でもない。オオバコの種子のキャリアが膨大な数の登山者の登山靴であることは、科学的実証を待つまでもない。おそまつな自称研究者だ。世の中を愚弄している。科学者の風上に置けない低俗な人達だ。 立山のライチョウが皮膚病に罹患したとき、感染源は犬ではないかと疑念を公表した人も、科学者の風上に置けない人である。科学的論理的思考能力が欠如しており、迎合的な低俗な新聞記者と同程度の頭脳の持ち主ということだ。 国立公園の尾瀬に犬の入山を規制する看板を立てている環境省もおかしい。「ペット」と誤魔化した表現をしているが、登山で連れて行くのは犬だ。犬が自然環境を破壊したという科学的な立証ができるか。観光登山業者と癒着結託した行政だ。賄賂接待付け届けを期待した看板だ。撤去を求める。 国立公園犬禁止の法律もない。 人間はよく風呂に入るし、犬には毛があるから、犬と人間が山の自然環境に与える影響は違うのではないかという反論があった。 狂犬病ウィルスが犬にも人間にも感染するように、細菌やウィルスの世界から、哺乳類の世界をみると、風呂、毛、衣服などは何の支障にもならない。ヒトもイヌも血液の循環している動物なのだ。風呂に入り、清潔な服をきていても、イヌよりも有利とはいえない。大自然の生物界から見ると、哺乳類であり、その中で、どんぐりの背くらべをしているようなものだ。 自分自身を犬とは違う、何か無菌の神に近いような存在だと、何となく思いこんでいることに問題があるのだ。山の自然環境問題を考える場合、人間はヒトという動物だと言うことを大前提にしないと、空想の世界で空論を振り回すことになる。有害無益だ。 なお、「狂犬病」の病名は政治経済的な理由から、偏見に満ちた低俗な人間が非科学的に付けた誤訳だ。通常のHP【狂犬病予防注射のからくり】に詳述してある。 狂犬病予防注射のからくり ライチョウの絶滅激減は犬のせい?
2005.02.19
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標高差1,000mの奥多摩の川乗山(1,364m)に愛犬のパナと一緒に登った(05.2.12)。 標高1,000mを越すあたりからは雪がアイスバン状になっているところがあり、アイゼンを装着。 愛犬のパピヨンのパナは四輪駆動でスパイクタイヤのフル装備なので滑落の心配はない。飼主に早く歩いて登って来いと言わんばかりに、先を急ぐ。こちらが遅いので、戻ってきて、また先を急ぐ。その繰り返し。登りは飼主の2倍ほど歩いたことになる。 杉林がひらけて白一面の雪の広場に出ると、ひとり歓喜のかけっこをする。重いバッグを背負い、汗を流し、登ることに精魂を集中している飼主とは、その体力に雲泥の差がある。 休み時間込みで、のぼり4時間強、くだり3時間強。くだり時間が長くなったのは、途中でアイゼンをはずし、そのため、途切れ途切れにあるアイスバン状の登山道を慎重に下山したため。大きいアイゼンを小さなアイゼンに取り替えて、下山する方が早かったと反省。小さいアイゼンは自宅に留守番だった。 パピヨンは高山登山に適した犬種だ。跳躍力があって、健脚だ。寒さに強いので、冬山では全く疲れを見せない。パナは二代目だが、先代も冬山が好きだった。山奥の雪原の登山道を喜んで走っていた。 その先代のお下がりの皮コ-トがあるが、パナはよろこばない。寒くないから、いらないと言うそぶりをする。 パピヨンは原産地が北欧なので夏に弱い。パナは夏痩せもする。夏山ではバテルことがあるので、その前の息使いに注意が必要だ。バッグにいれて、登山道の輻射熱を浴びないようにしている。 チワワは原産地がメキシコなので、かなりの寒がりだ。冬山には向かないと見ている。夏がいいでしょう。 大型犬も岩場などの難所のない高山の山頂でたまに会うことがある。皆しつけがよく、元気な犬たちだ。 そのとき、ひとりひそかに思うのは、その犬がバテたら、どうするつもりだろうか。怪我したら、どうするのかな。犬を背負うバッグは用意してないようなので、人ごとながら気になるときがある。 犬によっては高所恐怖症の犬や高山病になりやすい犬もいるので、その配慮が必要だ。 なお、余談だが、国立公園への犬の入山を規制する法律はない。尾瀬などで規制しているのは法律違反で観光登山業者の横暴だ。愛犬の登山技術 愛犬と登山の法律
2005.02.14
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尾瀬の山小屋が廃棄物処理法違反で書類送検された。弥四郎小屋と桧枝岐小屋の経営者二人だ。山小屋で発生するゴミを不法に焼却していたのだ(05/1/20 毎日新聞)。 歴史的老舗[長蔵(ちょうぞう)小屋]は20年以上も廃棄物を不法投棄していた。増改築の廃材やプレスした空き缶など総量20トンとも30トンとも報道されてる。昨年(04/2)、長蔵小屋に罰金120万円、責任者2人に懲役5ヶ月、執行猶予2年が言い渡されたばかりだ。 いったい、環境省は尾瀬で何を保護しているのだ。ほんとに環境を保護する気があるのか。犬の入山を規制して、いかにも環境保護者みたいな顔をしているが、観光登山業者の悪行は後を絶たない。 犬は有史以来環境を破壊した歴史はない。その犬に濡れ衣を着せるのは悪質だ。国立公園への犬の入山を禁止する法律はないのに、いかにも法律があるかのごとく勝手な規制をして、国民を、特に愛犬家をごまかしている。何でも禁止すればいいと思いあがっている。歪曲した小役人根性だ。 長蔵小屋の土地敷地は国有地であり、そこに廃棄物が埋められたのだ。その隣接地には「環境省ビジタ-センタ-」がある。管理指導する立場の人達がいる。常駐している「尾瀬保護財団」の職員も、不法投棄の不法行為を20年間も、「全く知らなかった。」とのこと。 黙認と言うより、共犯だ。ピストルを携帯した制服警官が、押し込み強盗の犯行現場に立っていて、「全く知らなかった。」と言うことと同じだ。もし、そんな警官がいたら、即刻、懲戒処分にするのは当然と思うのが国民感情だ。 しかし、環境省や尾瀬保護財団の職員には何の罰もない。職務怠慢であることは間違いない。何故、処罰されないのだ。環境省は、そいう体質の役所なのか。 癒着賄賂は立証されなければ、無罪だ。しかし、国民は無罪放免とは思ってない。 「尾瀬保護財団」のような「××保護財団」や類似の団体が各観光地にある。いったい、何を保護する財団だ。「観光登山業者利益保護財団」と改名した方が名称と実態が一致し、国民は理解しやすい。 そのあやしげな「××保護財団」は、観光登山業者の犬の入山禁止を後押ししている。法律に違反して国民の権利を制限しているとして告訴されたら、敗訴するのは明らかだ。 再度言う。犬の入山を禁止する法律はない。犬は自然環境を破壊した歴史もない。 あるというなら、実証された証拠の提示を求める。 証拠もないのに犯人扱いするのは、偽善者が自らの自然破壊行為を隠すためのカムフラ-ジュだ。詭弁だ。 愛犬に代わって、名誉毀損で環境省を提訴したい思いだ。 富士山のゴミと世界遺産 誰がゴミの山にした? 犬が自然環境に与える影響 犬は環境破壊をする? このブログ「愛犬問題 愛犬と幸せに暮らすために」の趣旨、内容にご賛同の方は下のランキングバナ-をクリックしていただくとありがたいです。 幾多の 風説風評誤信で愛犬達が泣いています!! この愛犬問題を愛犬たちの幸せのために多くの愛犬家に知らせたいのです。
2005.02.13
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東京近郊はバスも地下鉄も私鉄もカゴに入れた小犬は無料だ。地下鉄は公営もすべて無料なのに、なぜかJRと新幹線だけが270円と有料だ。旧国鉄の体質がまだ残っているようだ。 犬のキップは自動販売機では売ってないので、わざわざ窓口に行くと、下車駅で払ってくださいと、面倒臭そうにいう。登山の登りで駐車してある駅は無人駅なのだ。得したような、悪いことをしているような妙な気になる。 JRの犬の乗車賃の支払い方法はスマ-トではない。キップではなく、荷札に駅印を押す。そのことも、料金がいくらかも知らない駅員がいる。時間がかかり、煩わしい。 私鉄各社がカゴに入れた子犬を手回り品と扱い、無料としたのは業務の効率化の一環だと見ている。愛犬家からはサ-ビスとして歓迎される。JRは他の面でも、もっと業務の効率化をはかる余地が多そうだ。 観光登山地域のロ-プウェイで犬が無料なのは八ヶ岳の北横岳のロ-プウェイだ。谷川岳や奥多摩の御岳山のロ-プウェイなどは300円程度だ。 国内線の飛行機もゲ-ジ代込みで5,000円程度で乗せる。 会社の経営方針として、犬の乗車を全面的に拒否している異質な鉄道がある。山岳峡谷鉄道だ。駅長に理由をたずねと、「犬は自然 環境を破壊するから」とのこと。 犬は自然環境を破壊した歴史はない。犬が最近、自然環境を破壊するようになったというなら、科学的に実証した証拠を求める。何の証拠もなく、詭弁を弄するのは詐欺師と同じだ。 山の自然環境を破壊しているのは山岳峡谷鉄道自体だ。夏場の一時期に100万人以上の観光登山者が押し寄せると、自然環境が破壊するのは当然だ。それを犬に濡れ衣を着せるとは悪質だ。ピッキングの強盗集団がエンピツを万引きした少女をつかまえて、「俺たちは正義の味方だ」と言っているようなものだ。 人間社会で名誉毀損で提訴する権利を認められてない犬に濡れ衣を着せる会社はまともではない。弱いものいじめをしているようなものだ。 犬に代わって名誉毀損で提訴したい思いだ。 詳細は下記通常HPに記述してある。 山岳鉄道の子犬の乗車拒否 犬は自然環境を破壊する?
2005.02.09
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昨今、NHKが教育番組で放映したテレビ番組について、NHKと朝日新聞との間で、放映内容の改変と記事の取材方法が問題になり、互いに相手を非難しあっている。訴訟事件になりそうな雲行きだ。 どちらにも非があり、泥試合だ。どちらも応援したくない。 他の新聞社も取材方法と報道内容については歪曲報道がある。 国立公園への犬の入山の是非について、読売新聞(04/7/7)と毎日新聞(04/9/2)は歪曲報道をしている。多くの人が迷惑を受けた。訂正報道をすべきだ。 環境省はブラックバスやアライグマ等の外来種による生態系の破壊を防止するために、改正自然公園法に基づいて外来種の取り扱い方や規制のあり方を検討しているというのに、読売新聞と毎日新聞の記事では、国立公園では犬の入山も規制の対象として検討することになっている報道している。 歪曲報道というより、誤報だ。犬嫌いの記者による恣意的な捏造記事だ。世の中を惑わし、迷惑千万だ。社会良識のある記者としては失格だ。広大な国立公園から犬を締め出すことなど、法律的にできる訳がないことは常識で考えればわかる。新聞社も世の中に謝罪すべきだ。 新聞社がいう「報道の自由」とはいったい何だ。記者が勝手に偏見や憶測で記事を書くことか。 NHKと朝日新聞との泥試合も同じ問題を内蔵している。その朝日新聞は立山のライチョウが皮膚病になったときに、社会良識のない記者が皮膚病の原因は入山する犬が原因ではないかと、憶測で報道した新聞社である。〔立山のライチョウ2羽が皮膚病 ペット登山が原因?〕 とし、内容で〔立山はペット連れ登山が問題化しており、研究者らは、ペットや平地の動物の入り込みによる影響を危惧している。〕 と報じている(asahi.com 2002.2.19 朝日新聞 2.20)。 登山でペットとは犬のことである。[関連HP【愛犬と登山】より] ←通常のHP 原因は犬と同じ哺乳類である人間だ。犬の何千倍、何万倍の人間が入山している。その記者は自分が動物であることがわかってない。無菌の神や仏に近い存在と思っているようだ。それで新聞記者だ。情けない。 愛犬に代わって名誉毀損で提訴したい思いだ。NHK受信料不払いと同じように、不良取材や歪曲報道を繰り返す新聞社の新聞は国民一人一人が購入しないようにした方がよいようだ。早速、始めた。
2005.01.24
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