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野菜/農産物の衛生的な生産方法について。昨日のクロ現みたからというわけでもないのですが笑、質問いただいたので、いまでは一般的となってきた野菜の衛生管理の話で2010年当時ではまだ珍しかったらGAP/適正農業規範をご紹介した記事となります、再録ですが よろしかったらご参考に。 ↓市販の野菜に付着している細菌や大腸菌の仲間は 野菜1グラムに対して10000~100000個といわれています。これって考えようよってはととても多いようにも思えますよね。でも、大丈夫。この数字の値は、たとえば椅子や机といった家具にもついているくらいの値なのだそうです。このように地表から地下部の微生物や昆虫や動物といった生物の存在し生活している土に接触して生産される農産物には、いろいろな菌やさまざまな小動物が付着していてあたりまえなわけですが・・・けれど。問題はこのブログでも たびたびとりあげてきたO-157を代表とする病原性の大腸菌群です。こういった種類の病原菌は、 数十個から数百個で人への感染をひきおこすわけですから、じつに厄介で要注意な存在となります。もし、病原性の大腸菌群がついた野菜が消費者の手にわたり、その後購入者の洗浄が不十分なままに生食された場合は、食中毒を引き起こす可能性が大きくなるわけですからね。そこで、こういった種類の病原菌を生産物である農作物に付着させないような努力をおこなう必要が生産現場に要求されることになるわけですね。しかし。わずか数十個から数百個で感染する可能性のある病原菌を付着させないようにすることは、一見とてもむずかしそうに思えます。けれどそこには原則がある。そう、『O-157やサルモネラ菌などの病原性微生物は家畜のふん尿のなかで生殖・増殖する微生物である』という原則です。まずはこれを押さえる。そういった考え方のもとで、『家畜のふん尿』を念頭において対策をしぼって管理していくとすれば、野菜への病原性の大腸菌群の付着を少なくすることは、かなりの確率で可能となります。そこでまずは生産現場における、菌が付着している可能性のあるもの/汚染源をつぎに記してみました。■ 農場段階での病原性微生物の汚染源 収穫前・・・・家畜のふん尿・土・栽培に使用する水 ごみ・ネズミ・ハエ・作業者・生産用具 収穫後・・・・人のふん便・洗浄水・運搬器具・運搬車 作業者・貯蔵庫・小動物・段ボール といったものが汚染源として考えられます。したがって、これらの考えられうる汚染源をつねに検査し消毒することで、生産現場において、病原菌の付着していない可能性の高い安全な野菜を提供できるものとかんがえられています。そして、もうひとつ大事なことがあります。それは・・・記録。たとえば、「いつ・だれが・なにを・どういうふうに」消毒したかを、こと細かに記録としてのこしておくことが大事です。記録を残すことも、生産する側としてつねにかんがえておかねばならない重大な事項なのです。 以上、今回ご紹介してた野菜の衛生管理の考え方は『適正農業規範/GAP』 とよばれる、農業の各段階で衛生管理を実施していこうという考え方です。これからの農業のあり方を考えると、避けて通れない大事な考え方だとおもいます。生産段階の次のステージである流通・小売の段階のHACCPと併せて行動すれば、鬼に金棒ってかんじでしょう。。 前々回のカイワレ大根業界といい、今回のGAPという生産活動といい、こういった生産現場からの努力に対しては・・・農業関係者にプラスして、いち消費者としての立場からも評価してあげたい気持ちでいっぱいです。ちなみに HACCP。こちらは1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された 食品の品質管理の手法です。 食品の製造工程全般を通じて危害の発生原因を分析し、重要管理事項を定め、より一層の安全確保を図る科学的管理法式といわれています。 ここからは2019年現在の参考資料のご紹介。 たとえば、あんなに防いでも感染の止まらない豚コレラ。 気をつけているはずなのに、イノシシや機械や作業者にも 付着してしまう菌についての回は こちら。 そして人に影響のない豚コレラはいいとしても、たとえば そこから推測してもらいたいO-157の生活圏に関する話は こちら。 そして・・・O-157を保菌した・イノシシが圃場に侵入した ことが原因とされる、米国においての野菜によるO-157 発生があった事実も、いま農業生産者は知っておくべきだ と思います。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜
Aug 30, 2023
ラベンダーの夏越し作業です。毎年、夏前の6月におこなうピナータラベンダーの剪定↓です。 飛来してくるコナジラミ対策も兼ねて、ちょっとかわいそうに思えるくらいに 枝を整えたピナータラベンダー ですがそれから雨のあたらない明るい日陰において見守ること60日あまり[剪定の回はこちら]・・・ 8月22日現在、夏枝が伸びて↑の籠のスペースでは、6鉢はおけない状態に育ってきました。そこでこちらも 恒例の秋前の剪定にかかることにします。 愛用のハサミを取り出し、 今回は太い枝は切らずに、葉の高さを揃えると同時に鉢からはみ出し気味の小枝を切っていくにとどめます。 こんなかんじに、こざっぱりとまとめてみました。 とはいっても、8鉢からカットした枝葉の量が こちら↑。ことしは例年よりも高温だからか、けっこう伸びてましたね。コナジラミもいたので、これで害虫対策にもなったはず。ピナータラベンダー自身も すっきりしたことでしょう。。 いっぽうデンタータラベンダーのほうは、同じ場所において同じ管理をしていたのにもかかわらず、例年どうりにじっくりとした枝の伸びにとどまってます。ということで気になる葉だけカット。 そのちょっとだけカットした葉を袋にいれて、香り楽しみましたー。 ラベンダーのネバーエンディング・ストーリー」に ついては → こちら 。 「夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜」のの
Aug 28, 2023
物理性・生物性・化学性、3つ揃って 土づくり。生物性・物理性・化学性と、三つそろって、作物栽培に理想的な土が完成します。 生物性とは、 病原菌が少ないこと。 多種多様な土壌微生物が安定した状態で、土にいること。 物理性とは、 土の通気性・保水性・透水性などが適正で、 作物の根が張りやすい環境であること。 化学性とは、 土の酸性度が適当な範囲にあることと、養分濃度が適正なこと。をいいます。土に入れるものとして、まずは病原菌の少ない資材を入れることを前提にして考えます。 物理性や化学性を改善するための資材を入れるときは『清潔度』を基準にして入れる資材を選びましょう。病原菌の入っている懸念がある未熟な有機物は、はじめから入れないことが良い栽培土を作るコツです。『清潔度』という基準をクリアした資材のうち、つぎは物理性を改善する資材を入れます。以前にお伝えした栽培土の作り方でいえば植物質の材料を原料とした繊維質の多い資材、あるいはピートモスなどがこれにあたります。『きゅう肥』ではなく、むかしでいうところの いわゆる『たい肥』ですね[こちら]。物理性を改善したのちに化学性を改善する資材をいれます。PHをあげる資材や、土の条件によっては下げる資材を土の条件にあわせて適量入れます。前回お伝えした栽培土の作り方でいえば、ゼオライトがこれにあたります。いわゆる『石灰』ですね。最後に作物が必要とする養分を、濃度が適正な範囲で施します。前回お伝えした栽培土の作り方でいえば、油粕や魚粕などの有機物を発酵させたものをミネラル分と反応させた化成肥料がこれにあたります[ミネラルとは鉱物であるはこちら]。いじょう、土づくりについてのおはなしでした。 環境にやさしい農業とは 水を汚さない農業 だ とも思うんですよ。そんな話は こちら。 「夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜」のの
Aug 26, 2023
状態をみて、入れるものを変えるのが農法。たとえば施設園芸作などでは、7月8月のこの夏の季節は収穫が終わって・次作までの準備の段階。経営者にとって、この時期に気をつけねばならないのは『まずは土づくり』というスローガンのもとにおこなわれることの多い無茶な土づくりをやってしまうことです。ということで、今回はこの時期の土づくりの考え方の回の再録です。ご参考までによろしかったら。 ↓前回・前々回などでみてきたように、土の状態や作物の生育の情況を土壌検査などで認識せずに、土の改良資材や肥料をただ入れさえすれば良い・または反対に やみくもにいれない というやり方は、非効率です。これでは、農業経営がうまくいかない。そこで土の検査をしたり、植物の生育状態を見たうえで・・・たとえば ミネラル分の少ない土には適量のミネラル分を入れることが大事になるわけです。同じように 隙間が詰まって硬い土には、軟らかい資材を、 粒子の小さい圃場には、粒子の大きいものを、 乾燥してしまう土には、乾燥しにくい粒子の細かいものを、 酸性が強すぎる土には、アルカリの資材を、 アルカリが強すぎるの土には、酸性の資材をいれる。 また 痩せすぎた土地には、肥える資材をいれる。 肥えすぎた土地には、痩せる資材をいれる。そして 病気が多い圃場ではウイルスや病原菌の少ない資材を入れるといった、それぞれの状況に応じた対処法をとると作物の生育がよくなります〔必然的に経営状態もよくなりますよ〕。そうなんです、このように土や作物の育つ状態をみて、田畑に入れるものを変える工夫・・・それこそが農法であり、ひいては農業経営なのではないのかとおもうのです。参考方法として、土壌検査の土の取り方の回は こちら、有機資材の性質をあらわす炭素率の回は こちらとなります。よろしかったらご参考に。。 とりあえずてきとうに、そのあたりの土を検査に出して、 検査結果の対策を無視して、 たとえばカリや塩素の多い 土[関連回はこちら]にもあいもかわらず家畜ふんたい肥を やりつづける・・・[関連回はこちら]などといったやり方 では、栽培に支障がでてくるのは時間の問題だと思いますよ。 「夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜」のの
Aug 24, 2023
穴森さまにお詣りに。コロナの関係もあったということで、4年ぶりに羽田の穴森神社にお詣りさせていただいたのですが、4年前には計画の段階であったご改修が無事に完了されておられました。ということで自分として改修後の初お詣りとなりました。そんな様子を よろしかったら。。↓2020年の改修工事が始まる前の穴森神社さまの様子は ↓本殿に向かって右手にある小さな4つの祠[ほこら]を順に参拝しつつ、その奥まったところにあるのが「奥の宮」。そしてその「奥の宮」の背後にある築山が「祭山」となります。の図ではこうなります。 というふうな塩梅であったのですが、コロナ明けということで先日2023年の8月に4年ぶりに参拝させていただいたところ、2020年4月19日に完了した改修工事で とくに図でいうところの祭り山あたりが大幅に改築されているということで、今回はそんな改修後の様子をお伝えしたいと思います。本殿にお参りしてから正面右わきの、改修に併せて新調された鳥居をくぐって奥の院へと進みます。 この鳥居をくぐって奥の院へ。すると新築された奥の院が眼前に。 その奥の院にお参りする前に少し下がって空を見上げたら岩塊というか、いや御山というべきか、上部の方向に新らしい祭り山が まさに ドオオオオンというかんじ で、視界に入りましたよ。 祭り山です。改修前は 祭り山の存在がわかりにくいかんじであったのですが、[→ 祭り山にたどりつけなかった話は こちら] こんどは すぐにわかりました。頂上部の上の宮さまも新築でした。 頂上部から見たご本殿のようすはこちら。左の道路があり、その横は さきほど潜り抜けてきた ずらっと連なる鳥居連があり、そして 銅板で葺かれた本殿のお社が続きます。 ↓ そしてどうなったのかと気になっていた穴森さまの夏場のシンボルであるバケツ稲というかプランター稲というかの イネ栽培なのですが、社務所からみた正面の一角に 小さいながらもきれいな水田がそこに存在して ほっ♬ 。 これでこそ穴森さま、さすがの穴森さまでございました。 さてさて、宮崎行きの飛行機のフライト時間まで2時間。またお参りさせていただきますと、ご本殿に向かってご挨拶して羽田空港へと向かいました。 改修前の時期のバケツ稲の様子は こちら、そし て こちら となります。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 23, 2023
これからのバケツ稲管理で重要なのは。前回[こちら]のつづきです。次回の話の都合でひきつづき2014年前後の写真を使用しております。ご了承くださいませ。↓初夏から秋にかけての、穴森さまお参り時の楽しみのひとつになっているのが、境内におかれているバケツ稲です。そんなバケツ稲の、こちらが7月末の様子。 そして、こちらが 9月はじめの様子となります。 穂が出揃って モミの充実がすすんでくる、イネの生育ステージでいえば登熟期という時期にはいったところです。本年は気温が高温でしたこともあり、平年よりも4~5日ほど生育が進んでいるような気がします。のののののののののののの ちなみにかけられているのは、スズメ除けの網。スズメをはじめとして、鳥獣には 一度味を占めたらどう対策してもずっと同じ水田にやってくるといった性質があるようにおもえますので、“早めの網掛け”はイネを上手に栽培するうえでの大切なポイントのひとつとなります。それにつけても 実りの秋。日増しに垂れ来る稲穂というのは、高くなった空によく似合いますよねー。 穂がではじめたころの軟らかい未成熟のイネのモミ。 スズメたちは、その青いモミのなかにある“甘い汁”が、 大好きなんです。甘い汁を吸うという言葉は、 ここ からでてきた?のかもなという話を、このスズメたち をみるたびにおもいます。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 21, 2023
庭先でのイネづくりを楽しむ。 はなしの都合で文中の写真はコロナ前のものを使用しました。新しい本年8月分の写真は次回に掲載となります。↓夏場に高温多湿になる日本。東南アジアが原産である「米」という植物にとっては、最適の栽培条件が整います。つくりやすいんです。6月に種をまいたとすると・・8月から9月にかけてはだいたい↓ こんな感じに育ちますよ。ほら、きれいでしょう。 プランターというかバケツというか、これくらいの大きさの容器でも、それでも充分に育つのですから頼もしい。植えたイネの生育にあわせて 種もみ選び → 種まき → 田植え → 雑草と害虫防除 → 中干し → 稲刈り → 脱穀 → 籾すり → 精米という具合に、まるで農家さんのように『栽培』を体感できるのも魅力的なことです。場合によっては、収穫したおコメを、さらに餅などに加工もできますし〔いわゆるミニミニ版六次産業化も可能/笑〕。ほんとにあきない植物なんです。またイネという植物は、体作りと実作りの時期が、はっきりとしているので 分けつ期 → 出穂 → 開花 → 受粉 → 実の充実 といった植物全体に共通する仕組みである、身体づくりの栄養成長期と、そのあとの実づくりの時期である生殖成長期を理解するための良い教材となることも大いなるメリットですね。・・・そして上記の写真ですが、じつはこちらは、東京の羽田のとある場所で毎年植えられているイネなんですよ。その場所とはそう、羽田の 穴森稲荷さまです。夏から秋にかけてのお参りときに、このイネの生育をみるのが、夏の楽しみのひとつになってます。ということで今回はイネのバケツ栽培についてのおはなしでした。つづく・・。 夏場の観葉植物としても じつにきれい。とくに出穂前 のライムグリーンになったときの稲色はとっても爽やか!「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 18, 2023
イネの守護神。イネとイネつくりに関係した神さま、それがお稲荷さまです。 稲成りに、稲生り(いねなり)で、稲が成育すること、 また 稲つくりを担(にな)うこと、すなわち 稲荷 。そうした理由から、古来より人々は伏見稲荷に参詣し、稲荷山の土を持ちかえります。稲荷山の土を戴いて、それを自分の田畑に撒けば五穀がよく稔り、害虫がつかないという素朴な信仰のかたちです。西日本の代表的なお稲荷さまである伏見神社さまなどの歴史においては 前つがたは諸国の農民山州伏見稲荷山の土を求田毎に入れば 保食神の加護にてよく実のるとて皆人ごとに土をもとむ。といった表現にて、大阪の随筆家であった田宮仲宣・文永壬午年〔1822〕刊の随筆集に書き留められてもいるようです。のちのちこのような土俗的ともいえる風習が、現在の各地神社でも見受けられる「清め砂」や「御神砂」となっていったのかもしれませんね。そのような日本民俗信仰における稲作の神、お稲荷さま。仕事がら自分は、個人的に羽田の穴守稲荷神社にお参りさせていただいておりますが[以前掲載した不思議な砂の話 の回でご紹介した「御神砂」は、じつはこの穴守神社さまからいただいたもの。そんな穴守さまの紋どころには、はっきりとイネの姿が描かれております。ののののの そして、稲荷神社といったらキツネのお話です。狐が稲荷神そのものであると誤解されている方もいるかもしれません。たしかにどこの稲荷社の境内にもおキツネさまばかり/笑。しかしキツネはあくまでお使い〔中世以前にはキツネの姿はみられなかったといいますよ〕。穴守神社のご祭神は、紀記などで食物の祖神・農耕の神とされる保食神、豊受姫命/とようけひめのみこと。 女性神であらせられます。ということで今回は、 イネとイネつくりに関係した神さまであるお稲荷さまのおはなしでした。つづく。 キツネといえば、前述の稲荷山の土に関して書き留められて いる田宮仲宣の別の随筆集にのっているキツネ憑きについて の話もありまして・・・「以前ある人の子にキツネが憑いた。 この狐、たいしたもので諸氏百家を暗記しており誰もこの憑 いた狐との問答に勝てなかった。しかしとある人がある質問 をしたら、あっさりと観念して離れたのだそうです。さあ、 ここで問題ですが、諸氏百家を暗記していたというその博学 な狐がわからなかった質問 です。キツネに憑かれた子を救 う役目となったとしたら、あなたならなんと問われますでし ょうか? で、その随筆に記録されているキツネに問うたその問題とい うのが・・・・論語の中で「子曰く」とは何回出てくるかと 問うと狐は観念してあっさり離れた。と、いうことでござい います笑。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 16, 2023
「水中を自在に泳ぐモグラ」を見た。お盆休みの暑気払いということで2010年分ですが、よろしかったら。↓いまから5年以上も前の2005年のこと。夏は海よりも渓流[かわ]ということで、暑気払いに膝下ほどの清流でシュノーケリングしていたときのことです。マスクの右手のほうから、ヒトのこぶしほどの 長い尻尾がついた茶色いタワシ状の物体が流れに逆らって流れてきたかと思うといきなりすごいスピードで潜水しそのまま岸辺の岩陰のほうに泳いでいきました。 なに?いまのはなんだ?と、岩陰の先までいってみると、その先には川岸。ということは、あの尻尾のついたタワシは、いきついた岸から陸に上がって歩いていったことになります。 姿はモグラみたいだけれど、尻尾があるのをみるとネズミ?そんな動物なんているはずもない、何かの拍子に水に落ちた野ネズミの死に物狂いの泳法をみせられたのかもしれないな・・と勝手に解釈していたところ、後日そんな生物が実際に存在していることを新聞で見て知ったのです。のそれが ↓ 左下のこの小さい動物である のここ↑ ここ、ニホンカワネズミです。そう、ニホンカワネズミとは「モグラでもなく もちろんネズミでもないのだが、ネズミのような尻尾と水かきのついた足を持ち、清流を自在に泳ぎ回りながら水中や水辺で魚類・カエル・水生昆虫等の小動物を捕食し河畔の土中や石の下に営巣するというモグラの仲間である動物」だったのです。この清流にしか棲まないというカワネズミ、地方によっては「水中モグラ」ともよばれていることを、その5年ほど前の新聞記事[宮崎県三股町・長田小学校のやまめクラブの活動とともに]は伝えていましたよ[こちら]。いやー、しかしです。世の中って、ほんとに広いものですね。まさか水中を泳ぐモグラというか、水中でも生活できるネズミというか、そんな生き物がほんとに日本にいるなんて。いまではテレビで取り上げられたり、施設で飼われてるようにもなって[ユーチューブはこちら]結構有名になりましたが、あれがそれだと知ったときには当時はほんとにびっくりしたものでした。ということで今回は[マスコミに登場するのは むしろカッパよりも少ない]ニホンカワネズミという生き物のご紹介でした。 予備知識がないまま、たとえばカピバラやシャンハイハナスッ ポンに遭遇したとしたら・・・きっと “ネズミ”や“スッポン” の化け物[イコール妖怪]だと思い込んでしまうのも無理ない ことだとおもいますよ。うん。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 14, 2023
続・食料自給率にも多様性があっていい。農作物には土地利用型作物と労働集約型作物があり、その作物を使った土地利用型作物農業と労働集約型農業があることを、ご説明してきました[こちら]。そのうえで最近なにかと話題となることが多い日本の食料自給率の表し方を取り上げ、カロリーや生産額やさらに重量で表した自給率もあったたほうがベターだと述べました[こちら]。そして本日は、続編となります。はじめに2011年の新聞記事のご紹介です。 ↓ 農業新聞第一面のこの写真です。こちらは7月12日の『飼料詰み大型船入港』と言う見出しのついた日本農業新聞の第一面のトップ記事に使われた写真となります。この記事のおおまかな内容ですが・・・『津波により甚大な被害を受けた宮城県石巻港に11日、震災後初となる大型外航船が到着した。石巻市は東北地方の飼料380万トンの3割を占める飼料基地。大型船での仕入れが再開したことで、安定的な飼料供給体制が整った』と、いうものです。東北地方は有数の畜産基地ですからね。この日に入港した5万トン級の大型貨物船で運ばれた米国産トウモロコシ2万5000トンは、飼われている家畜への安定的な飼料供給に対して大いに役にたったはずです。ちなみに今後は震災前と同様に〔トウモロコシだけでも〕1ケ月に一回の割合でこのような大型船による輸送が行われることになります。いやー、よかったですね。と、ここまでは新聞による単なるニュース。これから先を考えるのが現場に居るものとしてのつとめですが・・・そうなんです。ご存じの方も多いとは思いますが有数の畜産基地である東北の家畜の餌もまた、新聞記事にあるようにそのほとんどは外国産なのです。この事実が、 カロリベースや重量ベースの自給率が必要な理由となります。そして飼料ならまだまし。 この写真の横断幕をもって入港を歓迎する方々が、もし仮に家畜のエサではなくわれわれ日本人の食料を歓迎する人々であったとしたら、どうでしょう。今回ご紹介した新聞記事の『飼料詰み大型船入港』の飼料という言葉を『食料』という言葉に置き換えたとしたら、どうでしょう。 外国産飼料に頼っている日本の畜産ってだいじょうぶなのかなと思ってしまうのはわたしだけではないはずです。脅かすわけではありませんが、あと数日もたては8月15日の終戦記念日。この終戦記念日にまつわる話として・・・私の出会ったたくさんの農業界の先輩たちから 終戦前後の日本のイネの収量は悲惨といってもよいほどの不作であったというという言葉を、〔わたくしは〕何度も職場で聞かされてきた過去があるのです[終戦の年の食料不足はいくつもの朝ドラでも描かれてきてますし]。その言葉を思い出しながら、この新聞記事を眺めていると、どうしても『飼料』が『食料』という言葉に見えてしまって こまっちゃうというわけです。・・・さてさて。そのような個人的な感想はさておいて、震災前後のとある東北の畜産農家さんについての時事通信 4月30日号に掲載された『岩手の養鶏農家も大打撃、えさ不足で大量殺処分』という記事をご紹介して今回のおはなしを終りにしようと思います。よろしかったらご参考に。↓東日本大震災は、津波被害を免れた岩手県の養鶏農家にも大きな打撃を与えた。地震に伴う停電や津波で、飼料工場などが操業停止に陥り、農家は弱ったニワトリを大量に殺処分。同県の鶏肉生産高は国内3位で、高病原性鳥インフルエンザ問題に揺れる日本の鶏肉産業にとっても痛手となった。陸前高田市の高台で「タカハシファーム」を運営するTさん。生まれたばかりのひよこを仕入れ、60日程度かけて育てた後、大船渡市の食肉メーカーに出荷していた。「子供たちが安心して食べられるものをつくりたい」と、抗生物質を使わずに育てたニワトリが自慢だった。津波で市役所などが流された市中心部とは違い、5万羽を飼っていた養鶏場に大きな被害はなかった。だが、宮城県石巻市や青森県八戸市など沿岸部にある飼料工場が被災して、えさが入手できなくなった上、出荷先のメーカーの工場も停止。1週間は様子を見たが、えさ不足で弱ったニワトリは病気にかかりやすいため、全て処分して埋めた。ひよこの購入代や飼育に使ったえさ代など被害は2000万円に上る。岩手県畜産課によると、震災の影響で養鶏農家のニワトリは4月下旬までに約270万羽が死んだ。。以上、参考としての新聞記事でした。 ほめ殺しという言葉。経済界の方々の“日本農業は強い論”を 聞かされると、わたくしは、このほめ殺しという言葉を連想 してしまうというのが正直なところです。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの<
Aug 10, 2023
食料自給率にも多様性があっていい。発表された食料自給率についての2011年8月分の回となります。過去分ですが、ご参考までによろしかったら。↓農作物には、土地利用型作物と労働集約型作物があり、その作物を使った土地利用型作物農業と労働集約型農業があることを、前回ご説明しました。そこで最近なにかと話題となることが多い日本の食料自給率です。カロリーで表したり、生産額で表したり、さらに重量で表した自給率もありますが・・・結論から言えば、いろいろな自給率があってもいいと私は思います。その理由は以下のようになります。たとえば労働集約型作物をつかった労働集約型農業を奨励するとしたら少ない面積でも生産額はあがるわけですから、当然生産額で計算する食料自給率は跳ね上がります。平成21年は70パーセントということですので、今後の奨励政策いかんによっては、8割近くになることもあっていいことになります。 国内で労働集約型農業を奨励+土地利用型作物は輸入増やむなしという農業のやり方になりますね 〔反対に土地利用型作物を使った土地利用型作物を奨励していったとすれば、土地利用型作物作物の価格は、労働集約型作物よりも格段に安いのが現実なのですから、生産額で計算する食料自給率は減少していくことになります〕。さて、そこでです。ここで 人の食べるものの種類の問題というものが、でてきます。労働集約型作物の代表とされることの多いネギやイチゴなどを食べることだけで、土地利用型作物の代表であるコメやムギ、大豆をたべなくてもやっていけるのだろうかという基本的なヒトの食に関する問題です。世界的に食料が潤沢であった時代がこれからもつづいていくのであれば、労働集約型作物をつかった労働集約型農業を奨励することで、生産額で計算する食料自給率を上げていくのも良いでしょう。しかし考えておかねばならないのは、とくにコメやムギそして大豆の供給不安が おこったときにどうなるのかという問題なのです。実際のところ、身近なパンや豆腐の値段がじわじわと値上がりしていることからもわかるように、数年前よりも格段にコメやムギ、そして大豆の価格は上昇しているという現実があります。そのような可能性が高い時代に〔一般の方には目新しいために注目されがちな〕生産額でみた自給率ばかりを最重要視するというのもいかがなものかと思うのです。そして、ここまで説明し終えたところで、最初にお伝えした いろいろな面から算出したものがあっても良いとした食料自給率の表し方についてです。話題になっている生産額で表すという自給率もあるべきだし、従来からのカロリーベースの自給率も大事なものだと思うのです。さらにいえば重量で表した自給率なども、けして不必要なものではない。大事な国民の食料に関する安全保障の基になる数字なのですから、どれが正しくてどれがまちがっている・・・などという議論に終始せず、いろいろな角度から慎重に検討するという意味で、いろいろな自給率を検討する道具としてつかっていけばよいのです。『食料自給率の表し方には多様性があってしかるべき』だと考えていきたい。それは日本の農業の方向性を見定める指針になり得ますから。ちなみに農水省の食料自給率に関するページですが・・・カロリーベースの自給率の話しばかりではなく、生産額でみた自給率に関してももちろんきちんと明示してあることをお知せして、今回の話しはおしまいです。 今回の話に興味を持たれた方、そのページは こちらとなりますよ 。 むしろ問題は・・・〔自給率の表し方よりも〕農業には 土地利用型作物型農業と労働集約型農業があるという現実を 理解していないフリをして話をしている論者や政府のお偉い さんがいることなのだと思うのですよね。はい。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 7, 2023
農作物には土地利用型作物と労働集約型作物がある。2011年分ですが、自給率関連ということでよろしかったら。↓作物には 土地利用型作物と、労働集約型作物があります。たとえば米・小麦・大豆といった作物が典型的な土地利用型作物です。機械化の面からいえば、栽培に関する作業のほとんどが農業機械で行える作物だといえるでしょう。だたし収益をだすためには、いろいろな農業機械と採算に合うための広い土地が必要になります。反対に、栽培に関する作業の大部分が機械化するのが困難な作物があります。たとえば葉もの類であればホウレンソウ・ネギといった葉もの類、果菜類であればキュウリ・大玉トマト・イチゴにメロン、そしてお花などです。これらを労働集約型作物といいます。こちらは農業機械はさほど必要ありませんが、機械化出来ない部分に投入する労働力が必要となります。そしてこの2つのタイプの作物のうちの平均な年の価格を例にとり、数字で表すと、次のようになります。作物 労働時間/10a 農業所得/10a 労働農業所得/1時間 コメ 29.2時間 32067円 1100円 大豆 10.1時間 1595円 176円 ↑↓ ネギ 1254.3時間 885000円 706円 メロン 3100時間 3546000円 1278円どうでしょう、農業で生産する作物というくくりでは同じ作物なのですが、その実態はまるっきり正反対なものだということが、おわかりになりませんか?このような作物の栽培の実態と、その経営の実態を認識したうえでなければ農業改革論を論じられません。どの作物を扱うかで方法論も結論も、理想とする農業の姿が変わるわけですから。そして・・・なぜ日本には土地利用型作物を使った農業や労働集約型作物をつかった農業といった、いろいろな農業が存在するのかを説明してお話はおしまいです。 日本は南北にながーい山国。それゆえに地形も気象も多種多様 これが日本にいろいろな農業〔と、いろいろな自給率〕が要る理由です。 土地利用型と労働集約型。この作物の違いが、カロリー ベースでみる自給率と金額べースでみる自給率の違いの 話につながっていくというはなしが 次回へ。。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」kk
Aug 7, 2023
台風の進路が決まらないと風対策もままならない。台風のもたらす風。 それは台風の速度が遅い場合は作物に より大きな影響をもたらします。10キロ以下の進行速度になるとか停滞する といった状況になるとおおごとです。なんといっても作物がたとえば48時間とか60時間といった非常に 長い間、強い風に晒されつづけることになるわけですから。当然のことながら枝の張った果樹などでは倒伏したり、枝が折れたりといった状況になることも珍しいことではありません。また定植したばかりの作物では地下部が充分に発達していないために、作物の根が土から抜けて強い風にのって飛んでいってしまうことも稀なことではなくなります。。また もうひとつ。そんな台風の風被害を大きくする要因があります。それは 台風の風は、風向きが変化していく風 であることです。たとえば南の方向からやってきて北上していく台風の場合は、台風の進行と通過にあわわせて 南風 → 東風 → 北風 → 西風といった具合に、強い風の向きが 時間とともに変化してく。これは風を避けることができない露地の作物にとってはきついことです。なんといっても風向きがかわることで、風を受けている体が結果的にが回転させられることになるわけですから。たとえば葉もの野菜の場合などでは、この変化する風のためにからだを回転させられつづけた結果、根元の茎の部分がねじ切られてしまうこともままあります。それは人の手一抱えもあるおおきな樹木さえ同様です。この風の変化に耐え切れずにぼっきりと折れてしまうこともあるのです。さらにもうひとつ。 台風の気圧が低いという事実があります。 この気圧の低さが被害を助長します。たとえばビニールハウス。 しっかり風よけをしていたたとしても、ハウスの内外の気圧差[そのためにうまれる上昇気流] のために、ハウス全体が浮かび上がることでやられてしまうことがあります。この場合は現実的にはハウスに設置された換気扇を動かすことによって[ハウス内の空気を排気し・ハウス内の気圧を下げることで]対処しますが・・・・もし不運にも停電などの事態に陥ってしまうと換気扇が動かせないことで被害にあう。などなど、今回は台風が作物に与える風のこわさあれこれについてのおはなしでした。おりしも台風6号です。なかなかコースがさだまらず、どちらかの風が強く吹くのかがよくわからず風対策のやりようが決まらないという状況がつづいていました。が、ここにきてようやくコースも定まって数日後には九州上陸が予想されるようになってきました。コースを変えてとまでは言いませんから、せめて素早く通り過ぎてほしい。と、いま心から願っているところです。 台風の南風にはつよい自然界の樹木も、急に向きを変えるという 変則的な動きをする台風の北西からの風には意外にもろい・・・ という現実もあります。台風の進行方向におられる皆さまにおかれ ましては充分なご注意を。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 6, 2023
大きな虫よりもむしろ小さな虫がこわい。作物栽培では、大きな虫よりもむしろ小さな虫がやっかいになります。それは眼にかからないほどに体の小さな虫がウイルス病を媒介するからです。たとえば「トマト黄化えそウイルス病」。この病気にかかるとトマトの茎や葉柄にはまだらの病斑を生じ、葉は次第に黄化。そのうちに茎の内部は空洞化し、株全体が萎れて次第に枯死していく。もちろん植物体の機能が役にたたなくなるわけですから、果実の生育は止まり落下、結果として発生圃場では著しい減収状態におちいります。のそして困るのは、このようなウイルス病には治療目的のための薬剤が効かないこと。こういったウイルス病はいったん感染すると治療する方法がないのです。そのために蔓延するのを防ぐためには、発病した株を早めに抜き取り処分すること、それが最良の対策とされています。そのためにウイルス病を発生させない[作物に近寄らせない]という対策が大切となるわけですが・・・ 厄介なことにこういったウイルス病の運び屋が[チョウの幼虫などの大きな虫などと比較ると]ごくごく小さな体長である スリップス/アザミウマ、コナジラミ、ハダニなどなどの小さな虫[網を張ったとしてもすり抜けてくる確率が多い]だということです。ちなみにミナミキイロアザミウマでは雌成虫で体長は約1ミリしかない。もうひとつ、このような小さな虫たちの圃場への侵入を防ぐのを困難としているのが、彼らの寄生できる植物が多いことにあります。たとえばスリップスの代表的な種類であるミナミキイロアザミウマでは80種類、ミカンキイロアザミウマでは200種以上の植物で生きていけるとされていますので、つまりは作物を栽培している圃場の外には、どこにでもこれらの極小の虫たちがいるといってもよいほど・・・これでは防除するのもたいへんなことだというほかない状態なのが現状なんです。。ということで今回は・・・ヒトが気づかないほどのミリ単位の小さな体を武器にそっと圃場に侵入し[場合によっては侵入していることすら気づかせないうちにウイルス病を媒介し]栽培作物に甚大な被害をもたらすとともに、場合によってはその作が終わった後も、ほかの圃場や次作に不治の病を媒介する極小の虫たち。今回は、侵入していることがすぐに確認できる大きな虫よりも、むしろ圃場に何時侵入したのかが判断しにくくさらにはウイルス病を媒介する小さな虫が怖い・・・というお話でした。 植えるするだけで虫がこない伝説[こちら]ていうのは、つ まりは「ウイルス病が発生していることに気がつかない」 という、小さな虫の存在を むし/無視した話 なのかも しれませんよ。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 3, 2023
ハーブにも、虫は ばしばし やってくる。Gひと昔前の話です。#ラベンダーやセージなどを畑の作物の間に植えているので無農薬 で作物が栽培できていますなどという話をよく聞いたものです。いわゆる ハーブには虫がこない伝説 ですね。・・・しかし最近では、さすがにこの話も聞かない様になって来ました。 そうなんです、もちろんハーブにも 虫はばしばしやってきます。体験からいうと、ハーブには虫がこない伝説で登場するラベンダーやセージ・ミントなどにももちろんやってきます。ちなみに別ブログでラベンダーの鉢利用の長期栽培の様子をお伝えしているのですが[こちら]ほかの作物から隔離してラベンダーだけを栽培しているにもかかわらず、それでも彼らはやってきます。ちなみにそんな害虫の種類ですが、小型のものでは、梅雨の時期になると恒常的に葉の裏面に発生するのがハダニ。ハウス栽培の終了とともにやってくるのがシルバーリーフコナジラミやタバココナジラミ。そして大型のものでは、気温があがる 梅雨明け時や台風の通過後には、ピナータラベンダの葉を軸だけを残して[まるでニンジンの葉でも食べているかのように]平気で食べ尽くしてしまうミツモンキンウワバなどが気をつけねばならない代表的な害虫です[あっと、地下部を食べつくすコガネムシ類もいますいます]。揮発性のオイルの香りのするラベンダー類やミントの葉を生息の場所としたり、 吸汁したり・あまつさえムシャムシャと食いつくしてしまう彼ら・・・そのたくましさには、敬服させられてしまいます。 台風の風雨で下葉が傷んでいるとばかり思っていたピナータ ラベンダー。じつは一鉢に5頭ほどのウワバが潜んでいたの が原因で弱っていたのだと判明。 ラベンダーには すまないことをしたな、とガックリ。。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 1, 2023
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