法政大・ 加賀美希昇
(新3年、桐蔭学園高)。
身長185cm、体重83kgの大型右腕。max150kmの直球とスライダー、
そして緩急差のあるカーブが持ち味。加えて、昨秋の対早稲田大4回戦
(08年10月12日)で13回2/3、215球を投げて見せつけた「スタミナ」。
感情をストレートに表す「負けず嫌い」の性格も、この投手の魅力だ。
桐蔭学園高時代から、大型右腕として神奈川県下では有名な投手だった
らしい。だが加賀美が一躍有名になったのは昨秋のリーグ戦だった。
東京六大学リーグ、このシーズンは 「打高投低」が顕著
だった。だから、
どうしても打者陣よりも投手たちの方が目立った。中でも明治大・ 野村祐輔
(新2年、広陵高)、早稲田大・ 大石達也
(新3年、福岡大大濠高)、そして
この加賀美の3人が群を抜いていた(少なくともボクにはそう見えた)。
≪加賀美、08年秋季リーグの成績≫
9試合、3勝2敗、投球回数67回1/3、被安打52、与四死球22、奪三振78、
自責点9、防御率1.20。
防御率は投手十傑の堂々3位。また 「あま野球日記」が読者の方たちに教え
られながら計算した
ところ、奪三振率が「10.4」で2位(※)、与四死球率は
「2.9」で3位(※)だった。
(※)規定投球回数に投手に限定した順位。したがって早稲田大・大石達也
の記録「19.1」を除外している。
大ブレークした昨秋。その実力が本物であることを証明するには、まずは今年
一年、勝ち星を積み重ねるより他にない。春季リーグの開幕投手は加賀美で
間違いないだろう。確実に勝利に結びつけて、 対早稲田大戦では昨秋の「無念」
をぜひ晴らしてほしい。
加賀美希昇
。
「あま野球日記」
が加賀美のこれまでを勝手に振り返る!
■春季リーグは不本意な5位だった法政大。今季はここまで大健闘。今日の試合
も加賀美が最後まで粘りに粘った。負けはしたものの健闘を讃えたい。
特に加賀美に!
→ 「法政・加賀美希昇、粘投報われず早稲田に敗退」(2008.10.15)
■法政・加賀美希昇は、スゴイ投手になるかもしれない!
法政大vs早稲田大4回戦の録画中継をネットで見ていて、ボクはそう思った。
スコア0-0で迎えた延長14回、失点を喫してベンチに下がる時に悔し涙を流す
加賀美の表情が、ボクをしてそう思わせたのだ。
加賀美が悔し涙を流すシーンは、こんな場面で訪れた。
→ 「法政・加賀美希昇は、スゴイ投手になるかもしれない!」(2008.10.16)
■今日行われた法政大vs東京大1回戦。延長12回、スコア1-1で引き分けた。
東京大、大健闘!というべきか。もしくは法政大が情けないというべきか?
いずれにせよ法政大、東大相手に負けなくてよかったぁ~
→ 「加賀美希昇、今日も熱闘報われず 」(2008.10.25)
■今日の法政大vs東京大4回戦。法政大がスコア3-2で東京大に辛勝した。
法政の投手・加賀美希昇は完投勝利したものの、今季は「悲運」という言葉が
つきまとう。どんなに好投しても、打線の援護に恵まれない。来年こそ、今季の
頑張りを糧に大きな花を咲かせて欲しいものだ。
→ 「東大・鈴木優一投手への詫び状」(2008.10.28)
■法政大vs早稲田大4回戦(10月12日)。早稲田大の4番・ 原寛信
に真っ向
勝負を挑み続けた姿が印象的だった。この2人は桐蔭学園高時代のチーム
メイトだったこともあり、ライバル意識も強くあったのだろう。加賀美の投球は
素晴らしかった。
→ 「加賀美希昇、早大・原寛信との対決は面白かった」(2008.11.5)
■東京六大学リーグの各投手の「奪三振率」と「与四死球率」を「あま野球日記」
が勝手に計算してみた。
→ 「斎藤佑樹の与四死球率!?」(2008.11.8)
■グラウンドでの「悔し涙」は高校野球だけのものであって、大学野球とは無縁
なものだと、ボクは思っていた。せいぜいボクが記憶していたのは、07年の
全日本大学選手権で早稲田大に敗れ号泣する九州国際大・ 松山竜平
(現・広島カープ)ぐらい。でも、秋のリーグ戦を観戦していたら、大学野球にも
悔し涙がいくつもあることを知った。
→ 「早稲田大・須田幸太の悔し涙」(2008.11.29)
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