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2025.11.18
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カテゴリ: I experienced
主治医が怖い主治医から今の主治医に変わって
1度目の診察時。


主「来週、検査しましょう」


実は、その診察の予約を入れるときは、
まだ怖い主治医だったので、

虫「次は検査ですよね」

怖「まだ2ヵ月やからなぁ」

予約日から逆算すると、前回の検査から3ヵ月経つことになる。

怖い主治医の通常診察は1ヵ月前にあって、


整形外科に入院中に行った
CVポートの撤去手術の手術痕をチェックしてもらう必要が
あったので、たまたま整形の外来で会った
顔見知りの外科の看護師さんに入れてもらった診察だった。

怖い主治医はそのことを失念していて、
通常の診察と勘違いしていたのだろう。


新しい主治医から「来週検査」と言われたときは、
『あーあ、この診察が無駄になったよー』
と、ちょっと不服だった。

というのは、整形外科の外来受診、
リハビリ、

保険の給付金申請書類の受け取りと、
病院に足を運ぶべき用件が重なっていて、
そこに2度の外科受診というのが加わるのが、
結構負担になったのだ。


主「検査結果を見て、治療について相談しましょう」




怖い主治医には、時間をかけて
治療を終了することを理解してもらった。

その経緯はカルテなどには書かれていないだろう。

またその説明をするのか、と、気が重かった。



という流れで2度目の受診時。

血液検査の結果はいつもどおり。

肝臓も腎臓も血液系もほぼ問題なし。

腫瘍マーカーもさほど変化なし。


ところが、主治医がやおら
血液検査の数値を表示しているのとは別のモニターに
造影剤CTの画像を映し出した。

虫けらの目には、前回の画像との違いを見破ることが
できなかったのだが、主治医が画像を前後に動かしながら、

主「ここがね……」

と、状況を説明し出した。

それは、虫けらにとって全く好ましからざる話だった。

ふと、机の端を見ると、
虫けらの方に書類と冊子が広げて向けてある。


主「前回の治療では、副作用が強くて中断したようですが、
  この薬剤は副作用が出にくい組み合わせです」

おっと、治療の話になっている。

虫けらとしては、血液検査はいつもどおりだし、
治療に踏み切る切迫性を感じていなかった。


虫「実は、副作用が強くてやめたんじゃないんです」

と、治療をやめた経緯を話した。
無駄な説明のように思ったが、
一応細切れでも、怖い主治医とのやり取りや
1年半の流れを披瀝する必要を感じたのだ。


主「え、そうなんですか」


と、少したじろいだようだったが、
治療の話をやめなかった。

物理的な手段(手術など)も考えるが、
先に、低侵襲の治療法を取るのが当たり前
という話である。


『え、私、治療するの?』

と、反逆する心が出現する反面、
話のネタができた、
新しい主治医の売り上げにも貢献せねば、
人生経験、

などという邪(よこしま)な思惑も吹き出して、
なんとなく了承してしまった。


主「スタートは来週月曜日、いいですね」


『えっっっ! そんなに急に』


これは、大分悪くなっている証拠だと
いくら自分勝手な虫けらでも
認識せざるを得なかった。


虫「はい」


あー。。


弱いとはいえ、また副作用との戦いである。


そして、死ぬまでやめられない治療になることも
覚悟しなければならない。


虫「やめどきが難しいと思います。
  治療の結果で都度判断できますか?」

主「3週間スパンですから、その都度できます」

虫「わかりました。よろしくお願いします」



一応、虫けらの意思は伝えることができた。

やめる前提。
しかし、やめたら死ぬ。

死んでもいいから、やめたいときにやめる。

死ぬときは、副作用で苦しみたくない。


そういう意思表示である。


というわけで、決して再開しないと言っていた治療を
再開する羽目になってしまった。

主治医が変わるというのは、こういうことか。

この状況で、怖い主治医はどう判断し、
虫けらに何をすすめただろうか。

新しい主治医と同じだろうか。


ただ、新しい主治医は、怖い主治医と違って、
「医師」だと思った。

感情や患者の気持ちは一切排して、
病気の状況だけに向き合う姿勢だと感じた。

怖い主治医の持っていた「やさしさ」や「配慮」は
新しい主治医にはないと見た。
少なくとも、虫けらに対しては。

いま思えば、怖い主治医は医師然として、
人を寄せ付けない冷たさを持った医師だったが、
虫けらに対しては、やさしかった。
虫けらの無理やわがままを飲み込んでくれた。
昔の「お医者さん」的曖昧さがあった。


新しい主治医とは、短い付き合いになるだろうけれど、
ややこしい状況に対処してもらわねばならない。

怖い主治医に対して抱いていた信頼や尊敬のようなものは
今回は必要ない。

科学的、物理的に病気と向き合い、
処置をしてくれる力量と判断に期待したい。

それはすべて、虫けらが安らかに死んでいくためなのだ。

大変申し訳ない。

医師としての治療実績や、売り上げに貢献しない
たった一人のおばはんのわがままに
付き合わせることをお許しいただきたい。


てなわけで、治療と相成りました。


あーあ、です。


                  緊 急





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Last updated  2025.11.18 12:57:56
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