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認知症と向き合う
もぐら叩き
歩けない人が急に立ったり車いすで動き出す
動けないはずの人が思いもよらない動きをする
そうすると もぐら叩き
が始まる施設がある
「危ないから動かないで下さいね」
「立たないでって言ったでしょ」
「何回言えば分るの!!」
中には血相を変えて走りより押さえつける人もいる
境界線を越えると 虐待
の種が芽を出す
向き合うことが出来なければ支援も介護もできないだけでなく虐待が起きる
理解できないと虐待は 自然発生
してしまうので無くなる事はない
「何人(なにびと)も人の行動を制する権利はない」
と言う人権
「止めることはできない」
と 前提
にしておく方が現実的
一方的に力づくで行えば虐待になる
この もぐら叩き
を難しく言ってしまえば エビデンスによる根拠も裏づけもない感情的な対応
となる
知っておかなければいけないことは多い
物は動き出すと同時に衝突、落下など危険リスクを負う
基本、人は言う事をきかない
何回言っても分らないのが認知症
前提
その前提で物事を考え、相手と向き合う必要がある
例えば子育て
物事の 道理
が分らない 子供のしつけ
など無理やり押し付けているだけで ストレス
としては虐待と同じ
子が親に従かって育つとか大人が教育するだとか 錯覚
をしているが、子供は世の中の 矛盾に気付きイエス・ノウを繰り返している
やがて 知性を積み損得や優劣を勘定
しながら 自己決定
している
それが出来ないと自立とは言えず精神的安定も難しくなる
大人と言われているだけで 「それほど立派でもなく弱さを持つ人間」
教えることなどないと思った方がいい
子供が考えたり経験したりする 切っ掛け
を与え、こっそり 自分も考え直す
くらいの柔軟さを持ちたい
そして認知症
認知症状のある方と接するときも同じ
機能レベルに支障が有って特に認知問題では 「子供の成長過程を逆に進んでいく」
ように見える
自制心が薄れるほど 本能
よりになる
知性と理性が薄れると 感覚
で行動が決定され、理屈や道理が通じなくなれば 良し悪しも善悪もない
支援介護をするにあたって 「それほど立派でもなく弱さを持つ人間」
が認知症状や行動を学ばず、 知性に欠け理性を崩すと もぐら叩き が始まる
相手にとっては 「常に自分の邪魔をし攻撃をしかけてくる者」
として怒りや恐怖しか感じる事ができず不安な日々を送ることになる
神業 もぐらナデナデ
叩くのではなくナデナデして歩く
言葉としては否定語を極力使わない方が良い
言葉が脳で選ばれるときには、すでに感情や感覚が宿っていて、そのままでは固いので一呼吸置く
例えば、 まず名前
で呼び掛けて相手の意識をこちらに向ける
「どうしたの?何かしたいん?」
など声掛けしながら近寄って肩や二の腕をさする
もしかしたら同じ姿勢を取り続けて具合が悪いだけかもしれない
何か気になる目標物が有るかもしれないし、不安から動き出しているだけかもしれない
相手の目線や表情から 行動の原因
を探す
そこで何かを 察する
事ができ、それが相手に伝われば行動を変えることができる
これを一日、あるいは同時に行うとなると一人では不可能
もぐら叩きにならない環境
をつくる
普通に暮らす、いわゆる日常とは何か?
トラブルが有り、ストレスが有り、何かと不自由が有る
自分で解決改善できなければ皆で 寄りそう
結果が出ないことも有るし満足できない事も有るかもしれないが 皆で乗り越える
これが施設の有り方・環境づくり
皆が向き合っていければ
全体(寄り集まり)で一つの神業になれる
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