2015年09月06日
テーマ： 洋楽(3357)
カテゴリ： 動画紹介
アメリカ合衆国と言えば、“アメリカン・ドリーム”のような明るい希望のイメージの一方で、どこかしら暗い影が付きまとってしまう気がします。そもそもインディアンから奪った土地だし、ハワイを“征服”したり、南のメキシコから戦争で領土をぶんどったり、ここ何十年ではベトナムやらイラクやらアジアにも出兵してみたり…。
そんな意味では、“アメリカ”あるいは“U.S.A.”というのは、悲しい響きも同時に抱え込んでいると言えるのかもしれません。B・スプリングスティーンの 「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」 しかり、ジェファーソン・エアプレインの 「ヴォランティアーズ」 しかり。そうそう、このブログでは、ジョン・メレンキャンプの こういう曲 も取り上げたことがありました。
南北戦争以来の国内格差も深刻な問題なのでしょう。そんな“アメリカ”のもの悲しさをさりげなくバラードにのせたと思われるハート（Heart）のこのナンバー、その名もずばり「アメリカ（America）」をお聴きください。
アメリカの歴史を考えながら、この小曲を聴くにつけ、“アメリカよ、心を失おうとしているのか”、“アメリカよ、私を見捨てないでおくれ”という詩は、今後もずっと有効であり続けるのかな、と思ってしまったりします。
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