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2006年06月08日
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テーマ: ニュース(96858)
カテゴリ: ニュース
私が教育基本法改悪に反対する理由は、これまでこの基本法を変えようとして来た人たちの主張が間違っていると考えるからです。自民党の中で最も熱心に教育基本法改悪を主張してきた森喜朗氏は、2001年に発表した「教育基本法改正へ5つの提言」の中で、我が国国会が1948年に排除・失効を決議した教育勅語を肯定する考えを表明しています。教育勅語は、子どもに「いざというときは国に身を捧げるべきだ」と教え込むもので、侵略戦争遂行の道具立ての一つであったことを反省して、国会において排除・失効となったものです。このようなものを評価する人々によって教育基本法が変えられるということは、教育勅語の方向へ近づくことになるので、私は反対です。
この辺のところを、5月28日の「しんぶん赤旗」日曜版は、次のように解説しています;



 その森派が2001年に発表したのが『教育基本法改正へ5つの提言』です。

 これがすごい内容です。「教育勅語が謳うあげている『目指すべき教育のあり方』が、けっして間違ったものではなかった」「かつての教育勅語に相当する教育理念の制定を目指す」と主張しています。

 1890年に発布された教育勅語は、戦前、天皇がその家来である臣民(国民)に、こういう道徳を持てと指示したものでした。最も大事な徳目は、 「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」 。つまり「万一危急の大事が起こったならば、大儀に基づいて勇気をふるひ一身を捧げて皇室国家の為につくせ」(1930年の文部省図書局の全文通釈)ということで、天皇のために命を差し出すことをうたっていました。

 戦後、衆参両院は、この教育勅語について「根本理念が 主権在君 並びに神話的国体観に基づいている事実は、明らかに基本的人権を損ない、且つ国際信義に対して疑点を残すもととなる」(1948年6月19日、衆院決議)と、排除・失効を決議しました。

 現在の教育基本法は、教育勅語が、国民を侵略戦争に動員する道具となったことへの反省の上に立って制定されました。「教育の目的」は「人格の完成」としました。市民道徳や真の愛国心も、「人格の完成」をめざす教育の自主的な営みを通じてつちかわれるべきものとなりました。

 この教育基本法をいま全面的につくり変え、教育勅語のように愛国心をおしつける--。それは「海外で戦争をする国」をつくろうとする憲法九条改悪と一体であり、その「愛国心」は「戦争をする国」に忠誠を誓え、というものです。


2005年5月28日 「しんぶん赤旗」日曜版 17ページ「一緒に考える教育基本法」から引用

結局、いま教育基本法を変えようとする勢力は、何か教育上問題があって、それが今の教育基本法に原因があるから変えるべきだというのではなくて、将来憲法を改悪して軍隊を世界中のどこへでも派遣するようになったとき、兵隊の補充に事欠かないように、今から国民を「国のために命を差し出す」ように仕込んでおこうという、こういう邪悪な魂胆によっていることを、我々は見抜くべきだと思います。






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最終更新日  2006年06月08日 21時13分58秒


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