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う~ん、難しかった。というか、完全に混乱しました。カーバに書いてあるあらすじを要約すると、「竹本健治が連載を開始した本格推理小説に、現実の事件の犯人と名乗る男の手記が紛れ込んでいた。現実の事件とリンクしながら展開される小説。どこまでが現実で、どこからが虚構なのか」という感じです。つまりですね。1つ章が進むと前章までが作中作で、現在の章が作中の現実のように書かれているんですが、次の章にいくと、また前章までが作中作で、という感じなんです。でも、それが単純にただ重なっていくだけでもないので、ますます複雑です。 前回読んだ、「匣の中の失楽」にも似ていますが、こっちのほうがよりグレードアップしていた気がします。「匣」に比べると、文章は軽くて、読みやすいです。ただ、作者自身も途中で「この作品は擬似推理小説(ミステロイド)」といっているぐらいなので、すっきりとした解決という終わり方ではありません。読後感はイマイチというか、釈然としないものを感じます。でも、何か個人的にはすごく気に入ってしまった作品です。なんでかなー。混乱させられたし、釈然とはしなし、自分でも不思議ですが気に入ってしまいました。読んでる間が充分楽しめたからかもしれません。
2006/08/30
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面白かった。面白かったけど難しかったです。はい。2.26事件もよく知らないし、この作品の中の世界もまた複雑。読んでいるうちに頭が混乱してきて、でも先が気になるので、後戻りもせずに読んでいたら最後の方はかなりパニックに陥りながら読む羽目になってしまいました。もう一度ゆっくり読み直ししてみたいです。久しぶりに恩田さんの作品を読んだんですが、今まで読んだ作品とちょっとイメージ違いました。前は「六番目の小夜子」とかだったので、割りと軽く読める感じのものだったんですが、今回のはちょっと重めでした。悪い意味じゃなく。僕は難しい本は読めないくせに、固めというか、重めというか、そっちの方が好きなので、この作品の雰囲気は良かったです。それにしてもアレですね。この作品の設定はすごいですね。過去を変えたために破滅に追いやられた人類を救うために、また過去に修復する。うーん、すごいな。こういうタイムマシン系の話に触れるといつも不思議なのが、例えば過去に戻って、誰かを殺すとすると、現在ではその人は突然消えるのでしょうか。それもおかしいですよね。そうすると、過去から現在に帰ってくると、その人は過去に殺された人になってしまうんでしょうか。でもそうすると、自分の知っている世界とは違う世界になってしまうという事ですよね。うーん、どうなるんだろう。それで、例えば問題人物を抹殺したとして、解決になるのかな。難しいですね。
2006/08/26
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最近、めっきりとブログがサボりがちになってしまってます。いくらマイペースが一番といっても2週間にやっと一回ぐらいのペースでは、いくらなんでもひどすぎですよね。元来、自分に甘い僕ですが、あまりにも甘やかしすぎたようです。これからは、せめて週に2回はきちんと書いていきたいと、そう思っています。さて、ひとしきりの反省も済んだので本題に。宮部みゆきさんの霊験お初捕物控シリーズ「震える岩」「天狗風」を立て続けに読みました。実は、宮部さんの時代ものを読むのは初めてで、今まで何となく避けて通っていたんですよね。なぜ、というほどの理由もありませんが。京極もののように、妖怪変化に見えて実は・・・というお話かと勝手に思い込んでいたら、もう思いっきり妖怪変化のオンパレードなので、正直最初はちょっとびっくりしましたが、「それもアリか」と切り替えて読んだら、結構楽しめました。楽しめたので、2作続けて読んだら、2作目の途中で若干の中だるみが。我ながらあきっぽいですね。僕はどちらかと言うと、「震える岩」の方が好きでした。SF的な部分とそうでない部分のバランスがちょうどよかった気がします。「天狗風」のほうは若干突飛になりすぎているような感じも受けました。やっぱり最初の思い込みを引きずっているんでしょうか。でも怖さでいえば、「天狗風」のほうが怖かったかな。宮部さんの作品は、登場人物達がみんな爽やかさみたいなのを持っているので、それぞれに好感をもてるし、読後感もいいですよね。他の時代物にもチャレンジしたいと思います。
2006/08/21
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うーん、やっぱり京極夏彦さんは最高ですね。もう安心して開けますもんね。絶対にはずれがないですよね。サブタイトルに多々良先生行状記とあるように、妖怪大好きの多々良勝五郎センセイが主人公です。えーと、確か「塗仏の宴」に出てきたんでしたっけ。あれ、違いましたっけ。雰囲気的には今までの京極堂シリーズとは、大分違います。うん、相当違います。どう違うかというと、読んでいて何度も吹き出してしまいます。吹き出し方は「プッ」とか「クス」とか「フフ」とか人それぞれだと思いますが、何しろ面白い作品です。表現が面白いんですよね。いいところでいいトボケぐあいの文章が入ってくるので、肩の力が抜けていきます。最初に力を入れていた人もきっと抜けていくと思います。けっしてふざけた表現ではなくて、使っている言葉は普通の言葉なんですが、使い方がいいんですね。きっと。それにしても、やっぱりすごいですね。京極さんは。他の京極堂シリーズや巷説百物語とかの深~く読ませる作品も書けば、こういった力を抜いて読める作品も書けるし。でも、ちゃんと面白いし。読んだばかりなのに、さっそく次回作が待ちきれなくなってきました。
2006/08/01
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