Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年01月18日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/ドゥニ・ディドロ-2(三百三十六)
 誰しも石像が生きているとは考えさえしないでしょうが、ディドロは客間にある大理石で彫像された、立像にも感性がある。しかも其れは、生きている感性を持つ物質への変化への可能性を秘めている。更には、日本のアニメ「大魔神」が如く移行し得る可能性を持つと思考します。其の根拠は、些か胡散臭い傾向はあるものの其の石像を粉砕し腐葉土や堆肥の土壌に馴染ませ練りあげて、中に含む有機的発酵生物に腐敗及び発酵させ、野菜の肥料とする。其の野菜を食すものにより、石像が腐植土の発酵菌の作用を経て、腐植土から植物、其れを食す動物界へ転遷する、謂わば、死んだものが生きているものへと転化すると主張しますが、此処にはディドロの感性と生命が混沌として明確に区別されない欠損があります。然し乍ら、ディドロの理論は感性が物質の運動の属性であることが強調され、感性とは人間を頂点に置く動物において突如生じるものではなく、無機物の運動の状態が変化変遷し、生命の源泉及び誕生の根拠を暗示します。即ち、生命は無機質の持つ運動の状態が変化したものと捉えるわけです。此処には生命の唯物主観が顕れています。然し乍ら、腐葉土の中の生命を与えた根源には至っていないことには注意が肝要です。此の「感性」の語彙をインド哲学の「空」論で考察すれば、意外な解釈が生じる要素がみえるかもしれません。
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大魔神1

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最終更新日  2016年01月18日 06時18分17秒
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