2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全16件 (16件中 1-16件目)
1

昨日は夫を連れてGPへ。 GPはファミリー・ドクターの制度。 一般にはNHSという国の医療制度で、 無料で医療サービスが受けられる。 外国人でも、イギリスに6ヶ月以上滞在するなら、 無料医療サービスが受けられるのが、 NHSの凄いところ。 その反面、 一般にGPのサービスのレベルは低くて、 医者に行っても、 流れ作業のようで、まるで機械を相手にしているよう。 患者のことなんて、まるで診てなくて、 ペーパーワークばかりで、診療時間が終わる。 そのうえ、誤診は頻繁にあるし、 ほとんど毒のような薬を処方されるのが関の山。 しかも、うちでは、 子どもたちの予防接種は拒否しているので、 ドクターの対応も冷たい。 夫は、この1年ほど、病気がちなのです。 何が悪い・・・ってことも特にないのだけど、 直ぐに体調を崩す。 過労とストレス。 でも、こんな状態でGPに行っても解決にならないので、 自分達でホメオパシーやフラワーレメディ、 家庭で出来るハーブを使った手当てなどをしてきた。 でも、先週の夫の状態は酷く、 「学校辞めることになるか?」 と思えるほど。 で、GPへ行くことにしたわけです。 と言っても、 いつも行っていたGPとは違うGPへ、 登録をしなおして、アポをとりました。 そこの病院には、一人、人智学医療のドクターがいるのです。 普段は自分の人智学医療のクリニックで診療しているのですが、 週1日だけ、一般のNHS系病院で診療します。 人智学医療のクリニックへ行くとなると、 民間医療ということでNHSの無料サービスは使えず、有料。 でも、GPとしての彼に診療してもらえば、無料。 もちろん、GPとしての枠があるので、 彼のクリニックでの診療の内容とは程遠いでしょうが、 彼自身の、ホリスティックな考えは同じです。 しかも、彼はうちの学校の生徒の親。 昨日は、彼との初セッション。 一般のGPとは全く違う、人間同士のコミュニケーション。 そして、抗生物質などではなく、 ホメオパシーと栄養剤を処方してもらい、 症状が出たときの、 ハーブを使った手当ての仕方も教えてもらい、 食事の改善についてもアドバイスをもらって、 夫は、かなり満足して帰ってきました。 やはり、信頼できる医者だと、 医者の言うことを聞く気にもなるもので、 夫も、今回ばかりは、医者のアドバイスを守ろうとしています。 さて、私も行くべきか。 ここ数ヶ月、ちょっと、不安材料があるのです。 症状が酷くないので保留してあるのですが・・・・。
2007年01月31日
コメント(2)

昨日から、 シュタイナーのプラネタリー・シンボルを作っています。 金星---ヴィーナス。 半径5cmの銅を、銅板から切り出し、 周りをやすりでなめらかにし、 それから、 ピッチボウルに板を乗せて、 そこを、直径5mmくらいの小さなパンチで、 金槌を使って一つ一つ目を打って形を作っていきます。 英語ではチェーシングという技法なのだけど、 彫金を日本でやったことがないので、 日本の彫金の専門用語は分かりません。 この作成過程は本当に瞑想的。 ただひたすら金槌をポンポン打つだけのことなのですが、 ヴィーナスの形が心魂に浸るような感覚に陥ります。 いい形というのは、 形を追っているだけで、 次にどうしたらいいか、形が語りかけてくれるのですね。 作成過程の写真を載せておきます。 切った円盤に、針で図柄を描き、ピッチボウルに。 金槌で打ち始めたところ。 何度も金槌で形をなぞり、凹凸をつけていきます。 週末の、いい創作活動になりました。 学校の道具を使っているので、 ウィークデイは、なかなか進まないかも。
2007年01月29日
コメント(0)

私の中で、昔から矛盾があるのです。 私は10歳ごろから、ずっと、教師を志してきたのです。 他にも色々やりたいことはあったけれど、 その根っこのところには教師という仕事がいつでもあった。 でも、それとは別に、 人間と関わらない仕事がしたい、 という気持ちも根強くあったのです。 人間と関わらないと言っても、 誰にも会わない・・・というわけではなく、 同僚や取引などで人と関わるのはいいのです。 ただ、人間を扱わない仕事がしたい。 教師とは、全く正反対。(苦笑) でも、自分の中での教師の仕事への熱が、 あまりにも強かった為、 「人と関わらない仕事がしたい」 という気持ちを、押し殺すことになりました。 さて、押し殺した気持ちがどこへ行ったか。 押し殺したものは、消えてはなくならないのです。 心の中で、隠れながら生きているのです。 それが、最近、ムクムクと私の中で動き始めました。 春が来て、目が覚めて、活動し始める動物達のように。 長い間、押し殺していた気持ちは、 心の奥底で成長していたようです。 そして、ちょうど良い時期をみはからって、 目覚めたようです。 人をあつかう教師の仕事と、人と関わらない仕事を、 いかにしてバランス良く共存させていくか。 その、解決不可能にも思える疑問が、 今、実現可能に見えるのです。 私の夢、人生、運命。 うまく、流れにのると、 いろんなことが、私の中で上手く流れるのですね。
2007年01月28日
コメント(1)

危機とか書いたあとに、能天気な日記です。 今、何とも身動き取れないので、気休めまでに・・・・。 今日は、花の種を注文しました。 http://www.chilternseeds.co.uk/ というところ。 ここでは、凄い数の種が売られてます。 オーガニックの野菜の種も、 アジアの野菜の種も。 (さっちーー。アッシュフィールドで日本のお野菜育ててね。) 今日オーダーしたのは、4種類のお花たち。 全部、草木染めに適した花。 種から育てて、収穫して、草木染めをしたいな・・・と。 手仕事をするのはいいけれど、 材料を遠くから取り寄せるのって、何か違うな、と思うのです。 もともとは、身近にある材料で、 染物をし、 糸を紡いで衣服を作り、 籠を編み、 道具を作っていたはず。 今の世の中、 遠くから取り寄せないと材料が手に入らない。 でも、飛行機で運ばれてきたような材料で作るよりも、 やはり身近にあるもの、 せめて、国内で育つようなもので作る方が、 気候、風土にも適していて自然だし、 やはり自然の中にもその文化が生きているから、 やっぱり、身近な素材をできるだけ使いたい、という、願い。 というわけで、染料となる植物を種から育てようと思いまして。 でも、どうしても欲しい藍色。 インディゴは、イギリスの寒い気候では育たないのです。 インディゴ以外に青が出るのは、woadという草だけ。 これはイギリス原産です。 ということで、それも注文してみました。 それでも諦めきれないインディゴ。 温室で育ててみよう、ということで、 インディゴも注文してみました。 さて、インディゴ温室栽培。 うまくいくでしょうか。 今年の秋には、染料を収穫して草木染めをするのよ。 ふふふ。
2007年01月25日
コメント(0)
キキ、って、危機です。 人生、色々ありますね。 ちょっと、考えないと。 でも、危機や問題は、 私達に大事なことを教えようとしてくれてる、 大事な大事なメッセージです。 現状に、改善する必要性があるということ。 そして、次のステップへ進む準備が整いつつあるということ。 問題をよく見つめて、見極めて、 どういう行動に出るか、 何を改善していくか、 自分が本当にやりたいことは何なのか、 何を優先して、どんな生き方をしていくのか、 色々、考えることを迫られています・・・・。 さて、どうなるやら。 私達の将来は。 でも、1つだけ確実に分かっていること。 こうやって目の前に降ってきた問題を、 逃げずに、ちゃんと、乗り越えていくと、 その先には、さらに光り輝く未来がある、ということ。 乗り越える段階は、とっても辛くて、 逃げ出したくもなるし、 泣いちゃうことも多々あるけれど。 あ、それから、乗り越えた先にも、 まだまだ、次の問題が待ち構えているけど・・・。 あああああああ。 ちょっと、ふんばらねば。
2007年01月25日
コメント(0)

子どもができるまえ、描いていた理想像。 それは、 「娘」と私、お揃いの手作りドレスでお出かけ。 「娘」が生まれなくて、夢は叶わず。 ひとりめの妊娠中、男の子だと分かった時、 私の夢を夫に託し(?)、セーターを編んだ。 夫のセーターと、息子のセーター。 それから、毛糸が余ったので、 息子用にお揃いの帽子。 それでも、まだ、毛糸が余ったので、 編みぐるみを編んで、それに、お揃いのセーターと帽子を。 今、この編みぐるみは次男のベスト・フレンド。 寝る時はいつも一緒。 で、私の夢は? ということで、 先日編んだ息子達のペアのセーターとお揃いっぽいセーターを、 私用に編んでみました。 製作1週間。 さて、これ着てどこに出かけよう。 あ、やっぱり、学校か。(涙)
2007年01月23日
コメント(4)

またまたケーキつくり。 フワフワのバターケーキです。 ちょっと前に、 バターケーキをフワフワにするテクニックを発見。 ポイントはバター。 手作りの、作りたてバターを使う。 それだけ。 バターの原料は生クリーム。 日本だと生クリームには、あまり種類がないけれど、 イギリスの場合、クリームにも色々種類がある。 シングル・クリーム ホイッピング・クリーム ダブル・クリーム エクストラ・シック・クリーム と、こんな具合。 この順番に脂肪が少ない。 シングルだと、薄いので、泡立たない。 エクストラ・シックだと、 名前の通り、超濃くて、半固形。 普段は、 ダブル・クリームを使ってバターを作っているのだけど、 今日は、エクストラ・シックを使った。 ダブル・クリームが品切れだった ・・・というだけの理由。 それがねぇ、もう、凄いの。 作ってる段階から、明らかに違う、このクリーミーな泡立ち。 出来上がったケーキはしっとりフワフワ。 もう、次回からは絶対エクストラ・シックね。 実は、今日、夫に、 「チョコレートケーキが食べたい」 って言われて、チョコレートケーキを作り始めたのだけど、 チョコレート入れ忘れて、 プレーンのバターケーキになっちゃった。 ボケてるわ。 でも、美味しいから許してね。
2007年01月23日
コメント(5)
楽天ブログで書き始めたのは2005年10月。 それから、ほぼ毎日の更新。 随分、書いたもんだ。 そして昨日、ふと思った。 この書き綴った文章たちは、どうなるんだろう? 他の人たちは、どうするんだろう? 書いたものについて、 あまり愛着のない人はいいけれど、 心をこめて書いた文章は、みんな、どうするんだろう? デジタルのデータとして、 CDなり、何らかの記憶媒体に保存しておく? あるブログのサーバーは、 書いた日記を本にしてくれるというサービスもしてるらしい。 たくさん印刷して、自費出版にしてもいいし、 数冊だけ印刷して、知人に配るんでもいい。 1冊だけ印刷して、自分用に保存しておくのもいい。 さて、私はどうするだろう? ここまで書き溜めた文章たち。 どうでもいい内容のものもあるけれど、 頑張って書いたものもあるし、 子どもの成長記録になるものもある。 人に配る気はないけれど、 自分用には何らかの形で保存しておきたい。 デジタルのデータで保存しておけば、 失わないし、加工しやすいし、便利だ。 でも、私の性格上、 PC上では二度と読まないだろうな。 紙の上の文章なら、また読むだろうけれど。 印刷して自分でブックバインディングするのもいいかも。 なんてことを思ったりして。 ブックバインディングも、私のやりたいことの1つ。
2007年01月20日
コメント(2)

「シダー・ウッドが欲しいの。最近、ウールのセーターが何枚か虫に食われちゃって。今まではそんなことなかったけど、イギリスの虫は酷いらしくって、友達のところでは、コットンまで虫に食われちゃったんだって。しかも、イギリスの防虫剤は臭くて酷いらしいの。だからね、シダー・ウッドで防虫対策したいの。」そんな話を、今朝、夫とした。夕方、帰宅した夫が開口一番、「シダー・ウッドが欲しいって言ってたよね。」という。何だ、何だ。帰ってきていきなり。何でも、今日の酷い風(嵐みたいだった)で、学校のブルー・シダーの枝が折れたんだって。大木だから、枝って言っても直径30cm以上。それが、風で折れて落ちてきて、地面に40cmくらいの深さまで突き刺さったんだって。幸い怪我人なし。校舎の屋根も突き破ることなく。ほっ。良かった良かった。被害がなくて。と、こんな具合に、ブルー・シダーが天から降ってまいりました。願い事はしてみるものです。(笑)次は何をお願いしようかな。ふふふ。(こんどは、危険がありませんように。)
2007年01月19日
コメント(4)

うちの子は可愛い。 世界一、可愛い。 ホントです。 親だもの。そう思うでしょ。 実際に、顔が不細工であろうと、 根性が曲がっていようと(?)、 やっぱり、自分の子は可愛い。 不細工なところとか、曲がった根性とかまで、 可愛く思えてくるから不思議。 以前、猫飼ってたときもそうだった。 他のどの猫を見ても、 うちの猫のほうが、可愛く思えた。 親ばかだ。 親ばかが、いい。 親だもの。 親が、子どものことを「世界一可愛い」って思わなかったら、 誰が思うの。 溺愛と親ばかは違う。 溺愛はよくないけど、親ばかは大事。 因みに私は、「夫ばか」でもある。 「そんなこと言わなくても分かってるよ」 って声が、聞こえてきそうな気もするけど。(笑) 夫のすばらしいところは、声を大にして言う。 夫のすばらしいところを、謙遜で隠すようなことはしない。 私は、日本式の謙遜が嫌い。 夫が、妻のことを話すとき、 「うちの愚妻が・・・」 とか言うの、もの凄く、嫌い。 だって、いくら謙遜で、他人を敬うためと言ったって、 実際は、「愚かな妻」だなんて思ってなくたって、 愚妻って言われたら、やっぱり悲しい。 夫婦は、長い間、パートナーとして生きていく。 とても大事なかけがえのない相手、のはず。 他人よりも、余程、敬い大切にするべき相手を、 「愚」で言い表すのは、悲しすぎる。 へりくだらなくたって、相手を敬う表現はたくさんあるのに。 家族は一番大事。 だから、大事だってこと、アピールする。 でも、家族以外の人も大事。 だから、他の人にも、 「あなたは大事な人。素敵な人。」 って、声を大にしてアピールする。 「愚」とか「弊」とか「拙」とか、 ネガティブな言葉をつけて謙遜しないで、 ポジティブな言葉で、 相手に対する敬意を表していくのが好き。
2007年01月18日
コメント(0)
昨日、イギリス、ヨークシャーにあるキャンプヒル、 ボトン・ヴィレッジの友達から包みが届いた。 それは、ルドルフ・シュタイナー・カレッジの 2004年「古事記」の録画DVD。 待ちに待って、やっと手に入った。 RSC日本人プログラムで、毎年演ずる古事記。 その年は、例年に増してのビック・プロジェクトだった。 例年、ユーリズミストのヘルガが参加するのだけど、 その年はヘルガが来れないことに。 そんな!! ヘルガのいない古事記なんて!!! と思ったのだけど、 ディレクターのクリスチアーナは、 それを逆手にとった。 「ヘルガが来ないなら、 ヘルガに払う予定だった予算が浮いたはずよね。」 「じゃ、その予算で、好きなことやってやろうじゃないの。」 と、その予算がいくらなのかも知らないまま、 今まで思い描いていたプロジェクトに乗り出した。 彼女が、ずっと、やりたくて、 胸に思い描いていたこと・・・・。 それは、私の夫とのコラボレーション。 私の夫は、アーティスト。 ゲーテアヌムの劇場を始めとするいくつもの劇場で、 舞台芸術を作りあげてきた。 その夫が、 古事記の舞台セットを作り、照明をアートする。 普段、雀の涙ほどの予算で作り上げる演劇。 この年は、RSCにしてはとんでもない予算を、 夫につぎ込むことに。 3週間をかけて、創り上げた演劇は、すばらしかった。 夫も、その期間、 毎晩、深夜2時、3時の帰宅だった。 折りしも、その時、 私は長男を出産したばかり。 長男が、生後2週間から4週間くらいの間、 夫不在状態だった。 私の母がいたから、何とかのりきれたけれど。 残念ながら、この年で、 日本人プログラムは最後になってしまった。 この古事記は、私達夫婦にとっても RSCで過ごしたときに区切りをつける、 大きなイベントになった。 その映像が、今、やっと手元に。 まだ見てないのだけど、 それを見たとき、どんな思いがよぎるのだろう。 ちょっと、ドキドキしながら、 週末にでも見ようかと思っている。
2007年01月17日
コメント(0)
うちの夫は9年生の担任。 担任という仕事はいいのだけど、 家族にとってはクラス旅行が辛い。 だってね。 2週間も、旅行に行っちゃうんだよ。 寂しいじゃない。 今年は5月下旬に2週間。 ドイツのシュロサンボーン・シュタイナー学校へ。 これは、我が校の恒例行事。 9年生がシュロサンボーンへ行って、 あちらの9年生と交流する。 シュロサンボーンには、学校に農場がある。 うちの生徒達は、その農場で働く体験をするわけ。 夏休みあけ、10年生になったばかりの シュロサンボーンの生徒たちが、こちらへ来る。 彼らは、我が校の演劇の先生について、 シェイクスピアの演劇にとりくむ。 シェイクスピアが生まれたイギリスの地で、 シェイクスピアを演ずること、 それをイギリスの空気の中で体験することの意味は、 彼らにとって、とてもとても大きいから。 ま、それはいいことなのだけど。 家族にとっては、辛いのよね。 この2週間。 ふう。 今から、気が重い。 寂しいわ。 さて、その時期に合わせて、うちの母でも呼び寄せるか。 それとも、誰か、遊びに来る? 大歓迎よ。(←↑本気です。)シュタイナー学校見学つき、イギリス滞在。どう?
2007年01月17日
コメント(0)
ミクシィに移行しようかと考え初めてから半年。完全移行にはならず、細々と楽天にも記事を載せてきた。ミクシィのダイジェスト版ね。ミクシィはほとんど毎日更新してるのに、楽天は更新、ほとんどしてなくて。楽天に見に来てくださる方、ごめんなさい。楽天ブログ、どうしようかと迷いつつ・・・だったけれど、やっぱり、楽天も、もう少しやってみようと決めた。だって、人とのつながりは、多い方がいいもの。さて、そうと決めたからには、楽天で、オサボリしていた分の穴を埋めなくては。これからもよろしくお願いします。
2007年01月17日
コメント(0)
子どもの頃に憧れていたことって、 結構、ばかにできない。 うちの母は、 とても堅実な生き方をしていた人だったので、 子どもの何てことのない夢や憧れも、 「そんなの、非現実的ね」 「頭よくないとダメなのよ。ムリムリ。やめときなさい。」 「才能ないとダメなのよ。」 「そんな仕事で生きてはいけないわよ。」 「そんなの大変よ。」 「そんなお金どこにあるの。」 と、ことごとく打ち砕かれた。 そして、自分の能力を過小評価する傾向がすっかり身についた。 そんな私が、子供時代、思い描いた夢のいくつか。 例えば、 留学する。 海外に住む。 国際結婚をする。 これらは、どれも、母に、 「そんなのムリムリ」 って言われたこと。 そして、私自身、無理だと信じ込んで、 実は、まったく挑戦しようとしなかったこと。 それが、 これだと思った道を歩み始めた途端、 次々に叶いだした。 留学も、海外に住むことも、国際結婚も、 もう、まったく、意図していなかったし、 「これだ」と思ったこととは、 まったくつながりがないように思えることだったのに。 今、また1つ、 すっかり忘れていた、子どもの頃の憧れが、 実現に向かいつつあるのを感じて、思った。 子どもの頃の憧れや夢っていうのは、 実は、人生のなかで、核心をついた生き方なのかもしれない。 子どもの頃に思い描いて、諦めてしまった夢は、 他に何があっただろう。 そこに、何か、面白い人生の鍵がありそうな気がして。 人生って面白い。
2007年01月16日
コメント(2)
昔は、しんどかったな。 いつも上を見ていて、 何かにつけて、 上達、前進、進歩することばかり考えてた。 目標が達成されると、 そこには、違った世界が開けていて、 さらに上があることが見えた。 そして、また、次の山に上り始める。 上へ上へ、そして頂上まで登りつめたくて。 それは延々と続いていって、 限りなく続くことが分かっていた。 終わりのない旅。 いつになったら終点の頂上まで達することができるんだろう。 いつになったら、納得することができるんだろう。 最後の頂上まで登りつめないと、 自分に満足できない気がした。 自分を認めてあげられない気がした。 だから、一生、満足できないような気がした。 今は、違うように感じてる。 今でも、終わりのない旅の途中。 延々と続く旅。 上っても、上っても、次の山が出てくる。 その過程にあって、 日々、きちんきちんと頑張っている。 それでいい。 それがいい。 そう思う。 一生かけても、 最高の、そして、最後の頂上に、登りつめることはない。 だから、いい。 今、進歩の過程にいる。 そして、進歩に向けて、頑張ってる。 それが一番大事なこと。 時には、止まったり、後退もする。 それも、大事な進歩の過程。 自分を認めながら、 その進歩の過程を、着実に、進んでいる。 そして、 どれだけ成長しても、まだ、さらに成長する先がある。 それって、すばらしいこと。
2007年01月15日
コメント(0)
今日から学校が始まった。 夫のクラスは4人が留学中でいない。 9年生、10年生での留学は、とっても盛ん。 多くの生徒達が、一度は留学する。 多くは交換留学で、ドイツ語、フランス語圏へ。 小学校1年生から、 ドイツ語とフランス語を勉強している生徒たち。 留学は、実践のいいチャンス。 イギリスだから、他の言語圏からの留学生もよく来る。 夫のクラスのJ君は、ドイツへ。 夫の提案で、夫の妹の通うシュタイナー学校へ行く。 J君は7年生のとき夫の金工の授業で彫金に出逢い、 「将来は、ジュエリー・アーティストになる!」 と決意。 それ以来、夫の指導のもと、 自分でコツコツと作品を作りつづけている。 今回の留学では、 学校の授業がないときに、 プロのジュエリー・アーティストである、 夫の母のところへ行き、 ジュエリー作りを習う。 J君は、嬉しくて仕方がない。 留学が楽しみで楽しみで、 冬休み中も、交換留学の相手とのやりとりを、 逐一、我が家に報告してきた。 それも当然。 高校生がプロに直接教えてもらうチャンスなんて、 そうそう、あるもんじゃない。 でも、この留学は、J君にとって、 そう簡単なものではない、とも思う。 J君は、シビアなディスレキシアがある。 これは、言語の学習障害。 言語以外の能力は、人並みにあるのだけれど、 言語を「書く」能力だけが劣っている。 そんなJ君にとって、外国語は悩みの種。 彼の外国語環境での4週間。 そんなに、簡単じゃないだろう。 でも、 彼は、 大丈夫。 ひとまわりも、ふたまわりも、大きくなって、 精神的にぐーんと成長して帰ってくるに違いない。 帰ってきたあと、 私は、彼のクラスを教える。 今から楽しみ。
2007年01月12日
コメント(0)
全16件 (16件中 1-16件目)
1

![]()
![]()