2002年04月04日
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日曜日の午後、まったりしている所へ姉から電話が。


えぇ~、そうなの!
とは言っても、この叔父さんとはここ数年会っていなかった。
しかし小さい頃はよく遊んでもらっていた。

叔父さんは母の兄で、母の実家にお正月やお盆に遊びに行くと
同じく帰省していた叔父さん一家と、よく遊んでいた。
その家に親戚一同が集まると始まるのが、トランプ大会(地味でいいでしょ)
大人も子供も入り混って、すごい人数で真剣にトランプをやる。

とは言っても、一回5円とか10円とか。
子供心に絶対に勝って、その10円をGETしてやる~~~と思っていたものだ。
だって当時子供の私には、10円ってけっこう大金だったのよね~。

最近は叔父さんも歳を取って来たので、実家に帰る事もめっきり少なくなり、
会う回数も減っていた。
最後に会ったのは、多分5年くらい前ではないかしら?

叔父さんが亡くなったとの知らせが入り、私は大慌てで喪服の確認をした。
あれま、シワだらけです。
喪服ってコレだからイヤなのよね。急に使う事になるからクリーニングにも出せないし。
それでもしょうがないので、必要な物をカバンに押し込み、会社を早退して
叔父さんの家に向った。


従姉妹に迎えに来てもらった。
お通夜の準備がほぼ整った中、部屋を借りて着替えを済ませ、叔父さんの所へ。

亡くなったと聞いた時はちょっとはしんみりしたものの、それ程の感傷は無かった。
しかし少し小さくなった(ように見えた)叔父さんの横たわった姿を見た時は
さすがに熱いものが込み上げてきた。


そして叔母さんに挨拶。
気が張っているせいかシャキシャキはしているものの、目がちょっと赤い。
「あの人も苦しまないで逝ったから、これで良かったのよ」

叔父さんはクモ膜下出血で倒れ、病院に搬送された時には、
ほとんどダメな状態だったらしい。
叔母さんは叔父さんが亡くなった悲しみを、そういう言葉に変えて言っていた。
残された身としては、そうでも思わなければやりきれないのだろう。
先乗りしていたウチの母も、あまりにも急な事でさすがにショックだったらしく、
小さな身体が、余計に小さく見えた。
叔父さんの娘の下の子が、親戚が大挙して集まっている様子にテンション上りまくりで
ギャーギャー言っているのも、妙にもの悲しかったりする。

しかし、ちょっと驚いたのが、叔父さんの息子だった。
気落ちした叔母さんの支えになり、葬儀屋さんとのやり取りも
ほとんど彼がやっていた。
彼とは大人になってからは全くと言っていいくらい会っていなかったのだが、
小さい頃のやんちゃな、おマヌケな記憶とあまりにも違い、とても立派になっていた。
(まあ歳も歳なので頼りなくては困るのですがね)

バタバタとしながらもお通夜と告別式は、滞りなく終わった。

そして私は昨日東京に戻ってきたのだが、何をした訳でもないのに
妙に疲れてしまった。
何でだろう?確かに長い距離の移動はしたけれど・・・
やっぱり身内であれ誰であれ、知っている人が亡くなるという事は
自分では気づかないうちに心の中に、何か重いモノがあるのでしょうね。

焼き場で、青い空に煙突から出ている白い煙が、
妙にキレイに見えたのを思い出します。
叔父さんは、きっと天国に行ってるね・・・・・






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最終更新日  2002年04月04日 13時41分28秒
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