2004年08月25日
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ヴィドック 2枚組DTSプレミアムエディション (DVD)
 と言う訳で、本日の映画批評は「ヴィドック」です。
 まずはストーリーです。
 1830年パリ。大泥棒から名探偵への転身を果たした英雄ヴィドック(ジェラール・ドパルデュー)が、何者かによって殺されてしまったというニュースが伝えられ、生前に彼自身から自伝執筆の依頼を受けていエチエンヌ(ギヨーム・カネ)は、ヴィドック殺しの犯人探しを始めるのです。ヴィドックが死んだガラス工場では、警視総監のロートレンヌ(アンドレ・デュソリエ)と部下のトゼ(ジャン・ピエール・ゴズ)が調べていましたが、全く手がかりは見つかりませんでした。一方、エチエンヌは独自に調査を進めますが、彼が訪ねた人物はなぜかヴィドックを殺した黒いマントの殺人鬼に咽喉を切られて殺されてしまうのです。やがてエチエンヌは、ヴィドックの死を見届けたガラス職人から話を聞くために、踊り子プレア(イネス・サストレ)やヴィドックの相棒であるニミエ(ムサ・マースクリ)と共にガラス工場へと向かうのですが………、と言った感じです。
 この映画は異色のミステリー映画と言った感じで、犯人である鏡のマスクをした殺人鬼は、ラストシーンになるまでその正体を明かしません。
 まあ少しファンタジックな要素も含まれているので、現実的にはありえない話ではあるのですが、それでも「殺人鬼が誰であるのか」と言うことに関しては、現実的にもあり得る正当方なトリックで作られているので、推理を楽しむことは存分にできます。
 ちなみに僕はこう言ったタイプのミステリー小説を何冊も読んでいるのに、まんまと騙されてしまいました。まあこれはネタバレぎりぎりになるのですが、ラストの方でガラス工場へ乗り込む時、全員にマスクをさせるシーンがあるのですが、「これは何かある」とは思ったもののその真意は見抜けず、結果として思わずその伏線と演出の上手さに驚いてしまいました。こういった驚きはとても心地が良いものです。
 それともう一つこの映画の面白いところは、カメラアングルが独特であるというところです。登場人物たちはみな個性的な顔をしており、セリフを喋っていなくてもそれだけで絵になるのですが、それをあえてアップで撮ることによって、迫力のある映像を作り出しているのです。つまり役者の顔も、この映画にとっては演出効果の一部なのです。
 これぞまさにエンターテイメント映画と呼ぶに相応しい映画ですので、未見の方には是非ともお勧めします。

監督・脚本 ピトフ
制作年 2001年
制作国 フランス
出演  ジェラール・ドパルデュー/ギョーム・カネ/イネス・サストレ/アンドレ・デュソリエ/エディット・スコブ/アンドレ・ペンヴルン/ムサ・マースクリ/ジャン・ピエール・ゴズ





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最終更新日  2004年08月28日 22時56分42秒
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