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2025.07.09
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カテゴリ: 楽天シンフォニー
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Rakuten Cloud-Native StorageがKubernetes対応オブジェクトストレージ方式を搭載し、拡張性アップ!

楽天シンフォニー株式会社は、提供するストレージソリューション「Rakuten Cloud-Native Storage」に、オブジェクト単位でデータを保存・管理するオブジェクトストレージ方式を新たに搭載し、2025年5月頃をめどに利用可能とする予定です。

はじめに
クラウド環境での大量データの管理と保存は、多くの企業が直面する課題です。特に近年では、AIやビッグデータの活用が進み、効率的かつ拡張性の高いストレージソリューションの需要が高まっています。楽天シンフォニー株式会社が提供する「Rakuten Cloud-Native Storage」に、新たにオブジェクトストレージ方式が追加されることになりました。この追加により、どのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

オブジェクトストレージとは?
オブジェクトストレージは、データをオブジェクト単位で保存・管理する方式です。従来のブロックストレージやファイルストレージと異なり、メタデータを含む独立したオブジェクトとしてデータを扱います。
主な特徴:
- 非構造化データの保存に最適
- 高い拡張性(ペタバイト級のデータも管理可能)
- コスト効率の良さ


「Rakuten Cloud-Native Storage」の強化ポイント
今回の機能強化により、「Rakuten Cloud-Native Storage」は以下の特長を備えることになります:
1. 対応ストレージ方式の拡充
- ブロックストレージ
- ファイルストレージ
- オブジェクトストレージ(新機能)
2. Kubernetesアプリケーションへの対応強化
コンテナ環境で動作するアプリケーション向けに最適化され、クラウドネイティブな環境での運用がさらに容易になります。
3. データ活用の多様化
- データレイク構築
- 機械学習のデータセット管理
- ネイティブ形式でのデータ保存

実際の利用シーン
AIと機械学習
大量のデータセットを低コストで保存しながら、高速・低遅延でアクセスできるため、AI開発や機械学習の効率化に貢献します。
通信業界での活用
楽天モバイルでは、エッジにおける無線アクセスネットワーク(RAN)アプリケーション用にオブジェクトストレージの試験を実施中です。契約数増加にも柔軟に対応できる拡張性が評価されています。
その他の業界
金融、製造業、小売業など、様々な業界での実装テストが完了しており、多様な業種でのデータ管理に貢献することが期待されています。

「Rakuten Cloud」エコシステム

- Rakuten Cloud-Native Platform
- Rakuten Cloud-Native Orchestrator
- Rakuten Cloud-Native Storage
これらが連携することで、仮想化ネットワーク機能およびクラウドネットワーク機能の高速化、導入時間とコストの削減を実現しています。




セキュリティ対策
「Rakuten Cloud」は、エッジ環境においても機密データを保護するための強力なセキュリティ機能を備えています:

- 暗号化機能
- コンプライアンス対応

今後の展開
2025年5月頃をめどに利用可能となる予定のオブジェクトストレージ機能。今後も「Rakuten Cloud-Native Storage」は、クラウドネイティブ環境におけるデータ管理のニーズに応える進化を続けることが期待されます。

まとめ
楽天シンフォニーの「Rakuten Cloud-Native Storage」へのオブジェクトストレージ方式の搭載は、大量データを効率的に管理したい企業にとって朗報です。特にKubernetes環境に対応した拡張性の高いソリューションとして、AIや機械学習、エッジコンピューティングなど、最新技術を活用するビジネスの基盤となるでしょう。データ活用がビジネスの競争力を左右する時代において、効率的なデータストレージ戦略は欠かせません。「Rakuten Cloud-Native Storage」の新機能は、そんな企業のデータ管理課題に応える強力なツールとなりそうです。​​

楽天モバイルのクラウドプラットフォーム部ジェネラルマネージャーである壬生亮太氏は次のように述べています。「楽天モバイルは、楽天シンフォニーと共同でクラウド上においてOpen RANとコアネットワークを展開し、全契約回線数850万を超える、多くのご契約者様にサービスを提供しています。楽天シンフォニーのクラウドソリューションRakuten Cloudとして提供しているRakuten Cloud-Native Platform、Rakuten Cloud-Native Orchestrator、Rakuten Cloud-Native Storageにより、仮想化ネットワーク機能およびクラウドネットワーク機能を高速化し、導入に掛かる時間とコストを大幅に削減することが可能です。オブジェクトストレージを利用することにより、楽天モバイルの契約数が増加した場合でも、クラウドネイティブアプリケーションとマイクロサービスをより迅速かつ低コストで導入できます」

■楽天シンフォニーについて
楽天シンフォニーは、革新的なモバイルネットワーク技術を用いた通信プラットフォーム事業をグローバルに展開しています。楽天モバイル株式会社が世界でも先進的に商用利用を実現した大規模な仮想化 Open RAN ネットワーク構築の知見を生かし、通信事業者向けのプラットフォームを含む次世代ネットワークの計画・構築・運用に必要なすべての機能を提供しています。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、韓国、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置いています。楽天シンフォニーの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://symphony.rakuten.com/jp

2025年4月10日
楽天シンフォニー株式会社
楽天シンフォニー、「Rakuten Cloud-Native Storage」にKubernetes®対応で拡張性の高いオブジェクトストレージ方式を搭載
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2025/0410_01.html




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最終更新日  2025.07.09 08:10:04
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