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ジョニー・デップ


2007年03月05日
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テーマ: お勧めの本(7418)
カテゴリ: カテゴリ未分類



愛するものを失う痛みと、滅びゆくものへの哀惜、そして赦し。犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで孤独な男が出逢う、ささやかな奇蹟…。読後に深い余韻を残す表題作から抱腹絶倒コメディまで、アメリカSF界の女王ウィリスのベスト・オブ・ザ・ベスト4本を厳選する傑作集。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・SFクロニクル誌読者賞・ローカス賞他、収録作4篇あわせて全12冠。





コニー・ウィリス日本語サイト

アメリカSF界の女王、コニー・ウィリス。またも短編です。これを読んだら長編にいきませう。。





「女王様でも」
ヒューゴ賞、ネビュラ賞、ローカス賞、アシモフ誌読者賞、SFクロニクル賞5冠に輝いた、風刺コメディ。史上初の月経SF短編。 

舞台となる未来では、女性の月経がコントロール出来るようになった。痛みや、わずらわしさから完全に<解放>される薬(副作用もない)アネムロールが開発されている。この使用についての議論が、家族の間でまきおこる。女性にとって<抑圧された時代>という言葉がしばしば出てくるし、フェミニズム作品と、言えなくもないけど、わたしは、単純に笑っちゃいましたし、理屈抜きに、そりゃ、こんな薬が出来たら、是非買いたい!と思いますね。

「タイムアウト」 
タイムトラベル・プロジェクトに参加して、一緒に働きだす時間心理学者のアンドルーと、子育てに追われる主婦キャロリン。
主婦のよろめきドラマかと思うような展開ながら、ウィリスのSFはこういうので、真骨頂を現すのかも。

本編の著書紹介文で、ミス・マープルやジェーン・オースティンの名が。彼女たちは同じスタンスなのですね。「宇宙船とかエイリアンとか登場しなくても」「宇宙の彼方の不思議な世界に詳しい理系でなくても」「宇宙を理解することは可能だ。」と。納得。

「スパイス・ポグロム」
スクリューボール・コメディ
コロニー・ソニーは人口過密状態、ヒロインのクリスは、NASAにお勤めの婚約者のお願いで、宇宙人と住むことになってしまった。彼女の狭いマンション内も人口過密状態。

入れ替わ立ち替わり、個性的な同居人がなにか喋っていて、半分近く真面目に読めないことばかり。メインの筋と関係ない会話などは、スラ~ッと読み飛ばしましょう!コロニーとか宇宙人とか、SFテイストは良いですが、ほとんど日常的。こんな過密生活空間に、がまんしているヒロインは、未来型女性?

「最後のウィネベーゴ」 
ヒューゴ賞、ネビュラ賞、ローカス賞、アシモフ誌読者賞、SFクロニクル賞5冠に輝いた傑作。
一種のハルマゲドンの世界。動物を殺すと重罪になる近未来。
カメラマン兼ジャーナリストののディヴィッドは、高速ハイウェイでジャッカルの轢死体を見つけて通報する。ひき逃げ犯人は、誰?

”犬を愛する人、ペットを亡くした経験のある人は、うっかり電車で読んだりしないように”(あとがきより)





コニー・ウィリスのSF世界は、人類の宇宙への進出とか、近未来世界の破滅とか、時間旅行とか、テーマはSFだけど、描かれいるのは、そういうのを真正面から取り上げたものではない。ゆるやかに破滅に向かっている世界が日常になっている人の感情や生活。 そして、状況説明がない。 読み手は、最後のほうで、意外な世界観に気づくことになり、意外な結末に、アッと思うことになる。

この手法がのちの長編につながってるようです。


《この本を買った人は こんな本も買っています》


『狼の一族』 フリッツ・ライバー


『子供たちの午後』 R.A. ラファティ


『ピーナツバター作戦』 ロバート・F. ヤング


『ひとりっ子』 グレッグ イーガン


『大失敗』 スタニスワフ・レム


■著作


『アリアドニの遁走曲』
『犬は勘定に入れません』 ヒューゴー賞
『航路』  ヒューゴー賞
『最後のウィネベーゴ』
『ドゥームズデイ・ブック』 ヒューゴー賞、ネビュラ賞
『リメイク』
『リンカーンの夢』 
『わが愛しき娘たちよ』
 「見張り」ヒューゴー賞、ネビュラ賞
 「クリアリー家からの手紙」 ネピュラ賞


奇想コレクション
2003年から始まった河出書房新社のSF、ファンタジー、ミステリー等の海外作家による日本オリジナル短編集シリーズ。SF寄りの「異色作家」の短編集コレクション。






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最終更新日  2008年10月20日 18時18分01秒


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