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2009年06月25日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


このミステリーがすごい 2008年版 国内編 第10位 

第8回本格ミステリ大賞 候補作

【内容】
バイト雑誌を立ち読みしていたビンボー大学生・結城は、ひとりの少女から声をかけられて……。この夏、鮮烈なミステリーがはじまる

期待の新鋭が描く究極の殺人ゲーム。



【このミステリーが凄い】 より紹介文

現実離れした設定に登場人物、連続殺人・・・ミステリーに淫した問題作

 これで米沢穂信は、4年連続のランキング入りとなった。()すでに常連作家と言っていいだろう。ただし本作はこれまでの青春ミステリーとはおもむきが違った作品なのでご注意を。
 女にモテる為には車を買わなくてはと決心し、アルバイト雑誌をめくっていた大学生の結城はびっくりする。なんと時給十一万二千円という破格のアルバイトを見つけたのだ。その時給に吸い寄せられたのは結城だけではなかった。人里離れた山道の奥にある施設に集まった十二人の男女。彼らが要求されたことは、施設の地下にある〈暗鬼館〉の中で七日間を過ごすことだった。ただしその間の行動は逐一モニタリングされ、しかも途中で滞在をやめることはできないという条件だった。
〈暗鬼館〉の個室に落ち着いた結城だったが、各部屋に殺人事件で使われるアイテムが用意されていることを知る。彼の場合は火掻き棒だった。さらに個別に与えられたカードキーにはノックスの十戒をもじったような文章が書かれていた。ラウンジで自己紹介をした後、部屋に戻った結城は新しい書類が用意されていることを知る。そこには〈暗鬼館〉で過ごす上のより細かいルールとボーナスに関する規定が書かれていた。人を殺した者には犯人ボーナスが、殺害された者には被害者ボーナスが、正しい犯人を指摘した者には探偵ボーナスが支給されるというのだ。そして霊安室に納められた十個の柩。こうして殺人ゲームの巻くが開く。
 現実離れした究極のクローズド・サークル、特殊なルールに縛られた‐記号的な登場人物達、彼らの間で巻き起こる連続殺人事件。



【感想】

おもしろかった。
ありえない設定の中での殺人ゲーム。
おもしろいというと不穏当かもしれませんが。
大好きな、
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』、 
貴志祐介さんの『クリムゾンの迷宮』、
綾辻行人さんの館シリーズ 系です
童謡の”見立て”こそなかったですが、登場人物が集められた施設には、12人のインディアン人形がラウンジに飾られている。
殺害方法と凶器がそれぞれ配られているのが、”見立て”に相当するようです。

不条理な空間での筋書きなのに、そんなのあり?とか、騙された感はなかったです。

最期まで、全然結末が見えませんでした。
ホントに誰もいなくなってしまうのか、主人公の結城はどうなるのか。


初読なので、他作品はわかりませんが、米沢さん作品の中では異色なようですね。
これまでは、北村薫さんの流れの、”日常の中の不可解な謎を解く本格ミステリ論理の小説”が主だったそうですね。

四年連続ランク入りという、これまた人気の常連作家さん、他作品も読みたいです。


館に「インしてみる」ではなくて、英題は"THE INCITE MILL"。
incite:引き起こす、煽動する、刺激する。mill:水車場、製粉所、ひきうす。



【このミス履歴】 近年毎年トップ20以内にランクイン

『さよなら妖精』         2004年度 20位
『犬はどこだ』           2005年度  8位
『夏期限定トロピカルパフェ事件』 2006年度 10位
『ボトルネック』          2006年度 15位
『インシテミル』          2007年度 10位

(2009年度版では、対象期間内に新作が無かったためランクインせず)
『心あたりのある者は』(短編集『遠まわりする雛』所収)
第60回日本推理作家協会賞短編部門の候補作 2007年〈古典部〉シリーズの短篇作品



『儚い羊たちの祝宴』






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最終更新日  2010年08月18日 13時25分18秒


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