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2009年07月16日
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カテゴリ: カテゴリ未分類



このミステリーがすごい 2005年版 第8位

【内容】

何か自営業を始めようと決めたとき、最初に思い浮かべたのはお好み焼き屋だった。しかしお好み焼き屋は支障があって叶わなかった。そこで調査事務所を開いた。この事務所“紺屋S&R”が想定している業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。それなのに、開業した途端舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして―いったいこの事件の全体像は?犬捜し専門(希望)、二十五歳の私立探偵・紺屋、最初の事件。『さよなら妖精』で賞賛を浴びた著者が新境地に挑んだ青春私立探偵小説。


【感想】


読む前は、表題に<犬>とあるので、宮部みゆきさんの長編デビュー作『パーフェクト・ブルー』をイメージしました。
犬のマサが事件を語るおはなしで、マサの友達犬が死んじゃう場面では、すごく哀しく、涙しました。

そんな期待は、裏切られました。
あれれ、どこで登場するのかな~、っと思っておりましたが。。
じゃあ、何故「犬はどこだ」なのか、読後、ラスト文で、感じるかな?
ある意味、犬と関わってます。

依頼内容に関係するので、野犬退治参加をして、情報も入る。


主人公の紺屋は、犬猫などペット探し専門の探偵業を希望してます。
でも、実際にきた依頼は、「人探し」「文化遺産調べ」という、地味ながらも、結構調査能力が必要な内容。

事務所開店とともに、依頼と共に舞い込んできた、探偵になるのが夢という、高校の後輩:ハンぺーこと半田平吉と、探偵稼業が回りだす。
紺屋は、覇気というか、気力が希薄で、ハンぺーはがっかり。
それでも、強引に、所員の座をゲット。
紺屋が何故、生きる気力を無くしたか。
致し方の無い気の毒なワケも明らかになってくる。
故郷に帰ってきた彼を、周囲が、それとなく気にかけているのも感じ取れる。
市役所務めの友人や、夫婦で喫茶店経営をやっている妹。チャット仲間の〈GEN〉。


探偵稼業は、紺屋&ハンぺーコンビには、結構向いてたようです。

紺屋は、半田を見直し、
「先輩、やる気無さソーだったけど、本気モードの顔になってきた。」
と、ハンぺーも、昔の紺屋の片鱗を感じ始める。


人探しは意外な展開を迎えます。
いつでも、シリーズスタート出来るんじゃない、と思いました。

でも、青春自分探しガツン系「ボトルネック」とも、密室本格ミステリ系「インシテミル」とも違う調子です。
高校が舞台で高校生が人物らしい<小市民シリーズ>というのが、図書館にはないんですよね。
そっちも読んでみたいですが、なかなか見つかりません。
米澤さん作品、幅が広そうです。


【このミス履歴】 近年毎年トップ20以内にランクイン

『さよなら妖精』         2004年度 20位
『犬はどこだ』           2005年度  8位
『夏期限定トロピカルパフェ事件』 2006年度 10位
『ボトルネック』          2006年度 15位
『インシテミル』          2007年度 10位
(2009年度版では、対象期間内に新作が無かったためランクインせず)


『儚い羊たちの祝宴』





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最終更新日  2009年08月04日 13時47分48秒


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