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2024年4月24日★★★★今月始めに池井戸潤の「花咲舞が黙ってない」を再読したあと、読書の小休憩を挟んで次に読んだのは、岡嶋二人の片割れの井上夢人の作品で文庫本になって上下巻に分かれたSFであり、ミステリであり、そしてアクション大作でもある本作を久しぶりに読んでみた。山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。病院内での隔離生活を続ける彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。壮大なる井上ワールド、驚愕の終末―。(BOOKデータベースより)本作はミステリーというよりSF色が濃く、井上さん曰く、絶対有り得ない現象、起こり得ない情景を一度は書いてみたかったと言うぐらいの超大ホラ話なのだ。内容はというと山梨県内で発生した致死率ほぼ100%の新型感染症。それは「竜脳炎」と命名される未知の感染症であった。その中でわずか生き残った3人の物語である。その生き残った彼らは「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づくのだが、その能力というのが…なのである。新型コロナウィルスを巡る騒動は記憶に新しいが、最近ではパンデミックという言葉も知られるようになったが、本作が書かれた15年前に著者の井上氏は先駆けてこのテーマを取り上げることに驚きを隠せない。大ホラ話。ここまで広げた大風呂敷をどうやって収束させるのか?最高点まで盛り上がったジェットコースターから最後は垂直に突き落されるような残り15ページの力業を予想出来た人はいなかったでしょう。ここまで好き放題にやってしまうと、次も期待しているが流石にこれ以上は無理かな?
2024.04.24
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2023年6月17日★★★★先週読んだ隠蔽捜査のスピンオフ作品で読書の感覚が久しぶりに戻って来たので、この勢いのまま次は何を読もうかと考えた結果、4月に大好きな作家である岡嶋二人の「クリスマスイブ」を読んだあと、解散後の片割れである井上夢人の作品が気になったことを思い出し、本棚に数冊ある未読の本から取り出したのは幻の作品と言われていた本作のタイトルになった「あわせ鏡に飛び込んで」を含め未発表の短編作品を集めて出版された本作を一昨年の年末に読んだ「風が吹けば桶屋がもうかる」以来、約1年半振りに読んでみた。幻の名作「あわせ鏡に飛び込んで」をはじめ、瞬間接着剤で男をつなぎとめようとする女が出てくる「あなたをはなさない」、全篇、悩み相談の手紙だけで構成されたクライムミステリー「書かれなかった手紙」など、選りすぐりの10篇を収録。精緻に仕掛けられた“おとしあな”の恐怖と快感。(BOOKデータベースより)本作は過去に書籍として形で世に出ていない短編をまとめた、いわば寄せ集めの短編集であるが、いずれも味のある作品ばかりである。岡嶋二人時代の多くの短編は、あくまでもミステリーとして書かれていたが、一概にミステリーとは言えないものを含めた多様なジャンルの作品が集まっていてる点も興味深い。また、全編の最初に作者本人によるコメントがついているのが面白い。特に傑作はというと「あなたをはなさない」はインパクトがありすぎ。怖いを通り過ぎて笑うしかない。死んだあとも地獄を味わう「私は死なない」はまさに生き地獄とはこのことではないのか…。井上氏の得意のパソコンネタである「ジェイとアイとJI」はプログラミング力が凄いのかと思ったらなんとあっけにとられるこの結末…。幻の名作と呼ばれていた?表題作「あわせ鏡に飛び込んで」はなかなか捻りのきいた作品で納得しました。最後の手紙だけのお話の「書かれなかった手紙」には真相に私が気づくはずもなく全く騙されました。大好きな岡嶋二人の作品はもう世にでないことは分かっているが、井上夢人の作品もここ数年新刊が出版されていないが本作の巻末に掲載されているた大沢在昌さんとの対談でなかなか新刊が出ないことの理由(言い訳?)が書かれているので見て欲しい。一ファンとしてはがんばって書いてと願うしかない。
2023.06.17
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2021年12月30日★★★★麻見和史の「蝶の力学」を読んだあと、年末の大掃除もあり今年はこれで読み納めと思っていたが、今年の読書目標を年始に年間24作と決めていたので読書した冊数を数えると25冊だったので目標達成だと思ったが作品数で数えると23作と1作足りないではないか…。ちょっと考えて2日程度で読み終えそうな300ページ程度のものを本棚から探していると丁度良い長さで更に2年以上読んでいない井上夢人の本作が目に止まり早速年末のテレビを我慢し少ない時間を見つけて読んでみることにした。牛丼屋でアルバイトをするシュンペイにはフリーターのヨーノスケと、パチプロ並の腕を持つイッカクという同居人がいる。ヨーノスケはまだ開発途上だが超能力者である。その噂を聞きつけ、なぜか美女たちが次々と事件解決の相談に訪れる。ミステリ小説ファンのイッカクの論理的な推理をしり目に、ヨーノスケの能力は、鮮やかにしかも意外な真相を導き出す。(BOOKデータベースより)本作は全7編で構成される一風変わった超能力物?と言っていいのかわからないが、全編お決まりの掛け合い漫才のようなワンパターンの繰り返しであるが、これが決して最後まで飽きさせないのがさすが井上夢人と思わせる魅力的な作品である。まぁこんな気軽に読める作品もいいのではないかと…。またこんな作品だからこそ年末の忙しい時期に読み終えられたのかもしれない。内容はというと牛丼屋でアルバイトをしているシュンペイを毎回美人の女性が訪ねてくる。依頼を受けたシュンペイは超能力者のヨーノスケに引き合わせ、ヨーノスケが超能力に悪戦苦闘しているところにイッカクが割り込んで勝手な理屈を並べて独自の推理を展開する。イッカクのその推理を聞いた依頼者の女性は猛ダッシュで帰って行く。そして後日お礼に来た依頼者から笑わせるような真相を聞かされてちゃんちゃんとなる。 3人の異なるキャラクターの魅力が最高に面白い。いずれもどこかずれている3人が本作の大きな魅力であり、このうちの一人が欠けても本作の魅力は半減するだろう。全作品を通して謎解きとしても面白いのだが、一つ気になるのは内容にまったく関係ない各編のタイトルの真意を聞いてみたい。次は井上夢人の長編を読んでみたいと思う。
2021.12.30
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2019年9月16日★★★★8月の頭に読んだ今野敏の隠蔽捜査6(去就)以来全く読書をしていない状態が続き、あーついにこれで読書の習慣も終わってしまうのではと思っていた矢先、たまたま仕事関係の資料を探しに図書館に寄って、今日戻って来た本棚の中になんと井上夢人のパワー・オフがあるのを発見し、パラパラと読んでみたらなかなか面白そうなので仕事で探した本と一緒借りようかと思ったのだが、考えたらパワー・オフはかなり前に買った記憶があり、家に戻ってマイ本棚を探してみるとやっぱりある事がわかり、まぁきっかけはどうにしろ久しぶりに(3年ぶり以上か?)井上夢人の作品を読んでみることにした。高校の実習の授業中、コンピュータで制御された板金加工機械の電動ドリルが、高校生の掌を貫いた。モニターの画面に表示されていたのは「おきのどくさま…」の文字。突然のコンピュータの暴走は、新型ウィルスが原因であることが判明する。生命とは、一体何なのか? 自ら進化をつづける前代未聞のウィルスを巡って展開する、ノンストップサスペンス!(初版:1996年7月30日集英社より発行/集英社文庫)まず最初に言えるのは通信手段が電話回線を使ったモデムが出てくるなどところどころに時代を感じさせる部分はあるのだが、そんなことは差し引いても20年以上前にこんな小説を書けるとはさすがコンピュータに詳しい井上夢人と思わせる作品で、コンピュータ関連の仕事をしている私を十分満足させてくれました。内容としてはコンピューターを使っての機械実習で電動ドリルが高校生の掌を突き刺してしまい、原因がウイルスによるものとわかり、このウイルスを巡って物語が進んでいく。このウイルスを作った小さなソフトハウスの室伏という男と騙してウイルスを作らせたその会社の経営者。ウイルス対策でやっきになる今で言うプロバイダーのJAM-NET。某電気機器メーカーが自ら進化していくアルファという人工生命の開発に取り組む一人の女性と謎の天才プログラマ。この三つの関わりが目まぐるしく進んでいき、複雑に交わって最後は今の時代でもまだ想像も出来ない凄い事になっていくのだが、パソコン関係に詳しい井上夢人しか考えられない結末でしょう。久しぶりに小説を読むとやっぱり面白い。また続けて行きたいと思わせてくれた井上夢人に感謝です。
2019.09.16
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2016年8月28日★★★★6月の読んだ「クリスマスの4人」は1970年から10年を区切りにした4つのクリスマスの夜を題材に書かれた長編だったが、本作は54個のフロッピーディスクに書かれたワープロ文書が題材になっていてミステリーとSFを融合したような小説で井上夢人の作品の中でも評価が高い本作を期待して読んでみた。54個の文書ファイルが収められたフロッピィがある。冒頭の文書に記録されていたのは、出張中の夫の帰りを待つ間に奇妙な出来事に遭遇した主婦・向井洵子が書きこんだ日記だった。その日記こそが、アイデンティティーをきしませ崩壊させる導火線となる!謎が謎を呼ぶ深遠な井上ワールドの傑作ミステリー。(BOOKデータベースより)ワープロ文書の記録先がフロッピーディスクとなっており、時代を感じさせる部分はあったが、そんな古めかしいことは差し引いてもさすが井上夢人と思わせる面白さで、私を十分満足させてくれた力作でした。向井洵子の練習で打つワープロの日記から物語は始まり、日記の中では彼女に起こる不可解な出来事が書かれていた。自分に身に覚えのない図書館の貸出登録や夫の会社へ電話した時の夫の同僚からの訳の分からない対応を受けたことなど、謎だらけの出だしでスリリングな話の展開に 読む手が止まらないほどワクワクして読み進めていけた。フロッピーディスクに書かれたワープロ文書が進んでいき、そこにどのような繋がりがあり、どんな意味が隠されているのか、実に巧妙な仕掛けで先が中々わからないまま終盤を迎えて、やっと真相が見えた時は仰天してしまったのは私だけではないでしょう。パズルを組み合わせていくような展開にスピード感もあり、著者の上手さを感じた作品だった。今度は解散前の岡嶋二人の小説を読んでみたいと思う。
2016.08.29
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は2016年6月11日★★★★先日、岡嶋二人の「解決まではあと6人」を読んでやはり、岡嶋二人は面白いと再確認出来たので、今度は井上夢人の作品を直ぐ読むつもりだったのだが、衝動的に長岡弘樹の教場シリーズを間に挟んで遠回りしてしまったが、単独作品としては「ダレカガナカニイル」以来、約10か月ぶりに読んでみた。1970年、ビートルズが死んだ年の聖夜、物語は始まった。その夜を共に過ごした二十歳を迎える四人の男女。ドライブ中の車の前に突然、飛び出してきたオーバーコートの男。彼らは重大な秘密を共有する羽目になった。その後、十年毎に彼らを脅かす不可解な謎と、不気味に姿を現す男。2000年、時空を超えた結末は、破滅か、奇跡か!?奇想あふれる傑作長編小説。(BOOKデータベースより)本作は1997年から2001年にかけてほぼ年1回というペースで雑誌に連載されたものをまとめて単行本化したものである。1970年のクリスマスの夜に、ある秘密を共有してしまった4人の男女が10年に一回クリスマスに集まり、その度に1970年の忌わしき記憶が掘り返されれて、30年後の2000年に真相が全て解き明かされるのだが…。読み終えた感想としては、やられました。騙された感はなく、あっこんな展開になっちゃうんですね~という感じでしょうか。まぁ読者の中にはこんな展開もあるんじゃないのって勘のいい人なら想像ができてしまうかもしれませんが、鈍感な私はこれっぽっちもタイム〇〇〇なんて考えも浮かびませんでした。10年という区切りのクリスマスに現れる謎の男とがいったい誰なのか?途中で死んでしまう映画監督はどうして死んだのか?この先どんなストーリーになるのかは読み進めなければまったく想像もつかないまま最後の2000年のクリスマスの夜に突入したのだが、こんな展開になろうとは…。いやー全体を通しても面白く読めたのですが、ちょっぴり期待しずぎた感はありすぎた自分に反省し、次なる井上夢人の長編に期待して本作の感想としておきます。
2016.06.11
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2015年8月30日★★★★数々の文学賞を授賞した岡嶋二人としてのコンビを解散後、井上夢人の単独作品として初めて世に出た記念すべき第一作を期待して読んでみた。岡嶋二人というブランドネームを引きずり、大変なプレッシャーの中で書き上げたであろうと想像がつくが、そんなプレッシャーを微塵も感じさせない程、井上夢人という新たなブランドを確立させたと感じる力作である。僕、西岡悟郎は28歳独身。警備保障会社に勤める、まったく普通の人間だった。あの日までは。 あの8月2日の夜、一体僕に何が起こったのだろうか―僕の新しい職場は山梨の小さな村、新興宗橋の道場の警備だった。ところが道場が火事になった教祖が死に、職を失って東京に戻ると僕に異変が起こった。僕の頭の中に誰かがいるのだ―井上夢人のデビュー作、多重人格ミステリー。(裏表紙引用)新興宗教団体の警備員をしていた西岡は火事を機に頭の中で声が聞こえるようになる。気が狂ったのかと病院の精神科に相談するが、それは宗教団体の教祖が火事で焼け死に、その魂が乗り移ったらしい。頭の中から必死に訴える声の謎を西岡はその頭の中の声と一緒に探っていく。宗教物でよくあるニセ教祖が絡む、よくあるパターンではなく、また恋愛ものとも違う、なんとも一言では表現しにくい物語である。でもラストを知るとやはり、悲しいSF恋愛ミステリーと言うことになるのでしょうか。井上夢人としてソロデビュー後、現在まで作品数としては10本強と少ないが、いずれも秀作揃いらしいので、一冊一冊ジックリ読んでいこうと思う。
2015.08.30
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2015年1月27日★★★★岡嶋二人にはまって単独の井上夢人として発表している作品にも手を出しつつある中で今回はAmazonの評価も高く連作短編集で読みやすそうだった本作を選んで読んでみた。テレビの人気コーナーを持ち、大活躍中の霊導士、能城あや子。盲目で難聴の彼女を支えるのは、魅力あふれる3人の仲間たちだった。彼らの調査により、過去の事件や不思議な現状の真実がつぎからつぎへと明らかになるが、能城の霊視能力を疑う人物もいて……。魅力的な登場人物たちが軽快に物語を進めていく、連作ユーモアミステリー。(BOOKデータベースより)盲目の霊導師である能城あや子はテレビ番組の人気コーナーを持ち、悩みをぴたりと言い当てて、さらに真実を探り当てる恐るべし霊視の持ち主だとされているが、その真相は彼女のバックに働く最高の調査チームがついていたのだ…。その辺のインチキ霊導師とは訳が違い、弱きを救い、悪を討つといった痛快傑作短編集で中でもハイテク技術を使ったハッキング行為はコンピュータ事情に詳しい著者ならではのもので本書の読みどころでもある。それら技術用語には分かりやすく説明を入れてくれているので素人は嬉しいはず。調査チームのメンバーそれぞれに個性があり魅力のある作品に仕上がっている。最後の引き際の良さは見事ではあるが、これでこのチームが解散なのかと寂しさも感じてしまった。テレビドラマ化すると面白いのではないかと感じるのは私だけではないでしょう。
2015.01.27
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2015年1月21日★★★本作は今まで電子書籍って言うものがあるのは分かってはいたのだがどうしても携帯やタブレットで見るってのに抵抗を感じて手を出さなかっが、楽天の無料クーポンが使えると知って初めて挑戦してみることにした記念すべき作品である。試すには手頃な短編集だと決めて探した結果、テンポのいいと書評にあった井上夢人の作品を選んで読んでみた。「あたし宇宙人みつけたの」 彼女がさしだす小鉢の中にいるのはどう見てもナメクジなのだが…。男と女がコトバをつくせば、きっとわかり合える…とは限らない。不思議でおしゃれな、対話体小説全6編。(BOOKデータベースより)書評の通り短編全てが二人の会話のみで構成されるといった珍しい形でテンポよく進んで行き、あっと言う間に読み終えてしまった。電子書籍の読後感想としてはなかなか快適だった。特に会社帰りの暗い夜道を歩きながら読めるのは、小説好きの私には貢献度大です。それに長期出張に沢山文庫本を持ち歩かなくて済むのもいいかも。でも形が無いものにお金を払うのはまだ抵抗があるのが本音かな。今後は時代の流れに取り残されていかないように併用していきたいと思う。しかし後10年もしたら街中の書店が無くなってしまうんじゃないかと…。本作の感想になってないな(^_^;
2015.01.21
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2014年12月13日★★★★岡嶋二人にはまってしまったが解散後、井上夢人として単独での作品も気になっていたので700ページ弱と持ち歩くにはちょっと分厚目だが出版が一番新しい文庫本を選んで読んでみた。洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。女性など無縁だった男が、美しいモデルに心を奪われた。偶然の積み重なりは、鈴木の車の助手席に、美縞絵里(みしまえり)を座らせる。大胆不敵、超細密。ビートルズの名曲とともに紡がれる、切なく衝撃の物語。空前の純愛小説が、幕を開ける――。(BOOKデータベースより)ビートルズのアルバムであるラバーソウルの収録曲を各章のタイトルとし、全く私は知らないがその曲と小説とが関連しているという凝った作りになっているようだ。主人公の鈴木誠はビートルズの評論を書く仕事をしており、裕福な実家のおかげで、そのビートルズの大量の資料や貴重な音源を所有し、外車が3台あるという金銭的には何不自由もない生活をしている。ただ幼少時の病気が原因で誰もが驚嘆するほどの容姿が酷く醜いがために閉じこもりの生活を送っていた。だがある事故がきっかけで出会ったモデルの女性が彼の運命を変えてしまう。警察の事情聴取と思われる関係者の証言と鈴木誠の独白が交互に配置される形で進んで行く。二つの殺人事件が彼のストーカーからの結果だと誰もが思っていたはずだ。ITを駆使したた手口も巧妙だったのに…。最終章を読んで誰もが唖然とすることを私は保証しよう。こんな結末ありなんですか?井上夢人さん。
2014.12.13
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