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プロのギャンブラーは、それで生計を立てられるものなんですね。カード・カウンティングという勝率を上げる方法を使っていました。『ラスベガスをぶっつぶせ』という映画でも使われてましたね。現在は禁止されているそうですが、頭が良くないとできない方法だと思います。映画の主人公はウィリアム・テルと名乗っていました。本当に歴史的弓の名手と同じ名前なのか不明ですが、服役している間に独学でカード・カウンティングを身につけたようです。元はイラク戦争に出征した軍人で、上官に命じられて罪を犯し、言ってみれば上官の身代わりとして服役させられていたわけです。当然、その恨みは忘れていません。ある日、ウィリアムはギャンブル・ブローカーのラ・リンダという女性に出会います。大金が稼げるというポーカーの世界大会に参加してみないかと。カード・カウンティングはブラックジャックだけじゃなく、ポーカーにも使える手なんでしょうかね。あまりその辺り詳しくないのでなんとも言えませんが、ウィリアムは順当に勝ち上がっていきます。しかしその大事な局面で、ウィリアムにとって特別な事態が発生するんです。自分をハメた上官へ復讐のチャンスが。大金か、復讐か。人生の一大選択に迫られます。『カード・カウンター』(原題:The Card Counter)は、2021年のアメリカ映画です。ポール・シュレイダー監督・脚本、マーティン・スコセッシ製作総指揮。名作タクシー・ドライバーのコンビですね。R15のシリアスなスリラー映画でした。この映画でカード・カウンティングを編み出したエドワード・ソープに興味を持って、関連の本を読みました。ソープは大学で数学講師をしていた時にブラック・ジャックの必勝法を数学的に編み出し、ギャンブル界に永遠にその名を残します。その後、ヘッジ・ファンドのマネージャーになるんですが、確率的に有利でない勝負はしない方針で億万長者になります。現在91歳。健康長寿に対する向き合い方も合理的で、新型コロナの感染拡大もいち早く予想し対策をとったとのことでした。
2024/05/31
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中華統一を目指す秦国の若き王セイのもとで、飛信隊(ひしんたい)隊長のシンは、ついに五千人将になりました。彼のいいところは、いつも潔く、天下の大将軍になるという目標に真っ直ぐなところです。隣国である趙国(ちょうこく)の国境にある拠点・黒羊丘(こくようきゅう)の攻略に向けて出陣します。秦国には大将軍の芽のある武将がすでに何人か頭角を表してきていますが、中でも異色を放つ男が一人いました。桓騎(かんき)です。山賊から成り上がった経歴を持ち、彼に付き従う兵たちはみんな彼のことを『おかしら』と呼んでいました。桓騎は勝つためなら手段を選ばず『戦いの天才』と呼ばれていますが、罪のない村人たちからの略奪、拷問、虐殺などを当たり前のように部下たちに許していました。まるで悪い山賊そのものです。なぜ桓騎が総大将に抜擢されたかというと、黒羊丘一帯が樹海に囲まれた戦場だったからです。彼の手下たちも、森での闘い方を知っていました。黒羊丘では、桓騎を総大将としてその下に飛信隊がつくことになります。桓騎とシンはソリが合わないんですが、上司と部下ですからね。敵の趙軍総大将は、『沈黙の狩人』と言われる慶舎(けいしゃ)です。天才軍師・李牧から信頼されている知将。副将の紀彗(きすい)も民たちから慕われる離眼城の城主です。頭脳戦になるので面白いことは間違いありませんが、外道の桓騎に侵略される趙国の方をむしろ応援したくなってしまいました。戦いは必ずしも武力だけとは限りません。外交交渉によって戦わずに勝つこともあるんですね。秦の蔡沢(さいたく)の優れた外交手腕によって、趙国の東側にある斉(せい)国の王が秦王セイと会談することになります。シーズン5の全13話のうちの12話までが黒羊丘の戦いでしたが、最後の一話でそれ以上の功績を上げた気がしましたね。老外交官の命をかけた働きは見事なものでした。<これまでの話>キングダム(第1、第2シリーズ)キングダム(第3シリーズ)キングダム(第4シリーズ)
2024/05/30
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賞金1000万円のダンスバトル『THE DANCE DAY』。ファイナル・ラウンドは、出場14チームの上位7チームが選出され、1stラウンドで点数の低かった順番に踊ります。7人のジャッジが『一番面白かったと思う』ダンサーに1票ずつ投票して多数決で優勝者を決めるという方式。この辺のルールに変更はありません。社交ダンス競技もそうですが、この方法だとジャッジになった人の好みに大きく左右されることになります。審査対象に自分と関わりがあるメンバーがいたりすると、気楽に別のチームに投票できないですしね。将来的に『アメリカン・ダンス・アイドル』のように視聴者や会場の人々の多数決も取り入れたやり方でパイを大きくして、ジャッジの心の負担を軽減しつつ本当の意味の多数決を行ってはどうかと思いました。視聴者を巻き込むとなると生放送の必要があって、制作が大変かもしれないです。ではファイナルラウンドを順番に振り返ってみましょう。1 coiro (東京都) 初出場1stラウンドで『只者ではない』と言われたキッズダンスコンテスト2連覇の14歳のソロダンサーです。ロングドレスで『愛』をパフォーマンスしてくれたんですが、心に響く恋愛小説のようだと評されていました。曲はUruの『それを愛と呼ぶなら』。振り付けも素晴らしかったです。2 大西兄妹 (富山県) 初出場テーマは『愛を探す旅人』でした。白い衣装でポルノグラフティの『アゲハ蝶』に乗ってサンバを踊り始め、途中で踊りながら赤の衣装に早着替え。愛に目覚めた瞬間を表現してたんでしょうね。とても印象的でした。ジャッジからは音の取り方が細部まできちんと考えられていて素晴らしいとコメントがありました。3 yohaisen (東京都) 初出場小学生女子三人組のユニットです。テーマは『光を求めて』でした。まるで妖精たちが舞っているようでしたね。曲はUruの『振り子』です。大人たちと並ぶと小さいことがわかるんですが、身体を目一杯使った3人の踊りは本当に大きく見えます。4 THE JET BOY BANGERZ (東京都) 初出場プロダンスユニット初優勝なるかというプレッシャーもあったかと思いますが、全ての音を逃さず拾って体現するあたり、さすがだなと思いました。テーマは『光』。7人それぞれが光を放っているような美しいダンスでした。曲は宇多田ヒカルの『Face My Fears(日本語版)』です。5 JINJO CREW (韓国) 初出場ジブリ映画『ハウルの動く城』で使われた久石譲『人生のメリーゴーランド』の美しいワルツで印象深いパフォーマンスを見せてくれました。メンバーにパリ五輪ブレイキンの日本代表候補でもあるHiro10もいます。テーマは『芸術』。ブレイキングで特徴的な頭でぐるぐる回転する技で、繋いだ服を巻き付けるフィナーレは目を見張りました。6 K fam (京都府) 前回大会 決勝大会進出個々のスキルも非常に高くて、ジャッジもどこからみても素晴らしいと評していましたが、ただ一生懸命踊るだけでなく、コスチュームも含め統制の取れた総合芸術の域だと思いました。素晴らしいオーケストラって、そんな感じですよね。個々の音が響き合って、ハーモニーが美しいんです。テーマは『人類の怒り』。戦いが止まないことに憤りを感じつつ世界平和を祈るという重いテーマを帆足圭吾の『美シキ歌』にのって表現しました。7 AIRFOOTWORKS (東京都) 前回大会 決勝大会進出立方体に組まれた鉄棒で4人が演技するという変わらない独特のスタイルですが、今度はどんなすごいことを見せてくれるんだろうと期待させてくれます。一人女性が入っているんですが、みなさん腕っぷしだけでなく体幹も相当強そう。テーマは『壁を越えろ』。アニメ『呪術廻戦』の渋谷事変で使われた羊文学の『more than words』で期待を裏切らないパフォーマンスを披露してくれました。審査の結果は、得票数3でJINJO CREWが優勝でした。大西組が最初2票を獲得した時は、『もしや?!』と身を乗り出しましたが残念。他にはAIRFOOTWORKSとK famがそれぞれ1票ずつでした。優勝賞金1000万円、2位以下には賞金なしです。ジャッジの一票の重み、ずっしり!自分ならどこに1票入れるか、テレビをご覧になった方皆さんが考えたのではないかと思います。サスケもそうですけど、こういった番組って年々出場者がレベルアップしていきますよね。来年も楽しみです。<関連記事>2022 決勝1st.ラウンド2022 決勝ファイナル・ラウンド2023 決勝1st.ラウンド2023 決勝ファイナル・ラウンド
2024/05/29
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賞金1000万円のダンスバトル『THE DANCE DAY』。2024年5月27日 (月)に日本テレビ系列で放送されたプロ・アマ不問、ジャンル不問の踊れるやつ大集合バトルです。東京ドームシティホールで5月25日 (土)に決勝戦が行われ、勝ち抜いてきた14組がフロアに立ちました。ジャッジは特別審査員としてYOSHIKIを迎え、KATSU ONE、shoji (s**t kingz)、TAKAHIRO、仲宗根梨乃、ユンホ (東方神起)、RIEHATAの7名、1人100点満点の合計点で上位7組が決勝に進みます。決勝1st.ラウンドに進んだ14組は、くじ引きで決まった以下の順番でパフォーマンスを披露しました。1 CHIBIMEKI (千葉県) 初出場念仏に合わせて踊りまくる全員小学生のダンスユニットでした。鬼滅のアニメの世界から飛び出してきたみたいな世界観でしたね。2 N'ism (兵庫県) 前回大会 優勝キモさを究極に追求し『怒り』を表現した異世界のようなダンスでした。シード枠で出場して2連覇を狙います。3 パワーパフボーイズ (東京都) 前回大会 決勝大会進出この番組に出場したことで仕事のオファーが殺到したという振付師三人組。3年連続決勝大会に進出し、今年はマッシュルの『Bling-Bang-Bang-Born』で見せてくれました。このユニットのパフォーマンス、大好きです。4 大西兄妹 (富山県) 初出場社交ダンス競技代表で出てくれました!!同じスタジオで先週レッスン受けてたんですが、この番組収録の直前だったんですね。目隠ししてジャイブなんて神業です。スカートがヒールに引っかかってもすぐにリカバーするところも流石。どんだけ凄いことか、審査員にも分かったのか100点出てました!5 JINJO CREW (韓国) 初出場韓国が誇る世界最強ブレイキン。宇多田ヒカルの曲で『時計』を表現します。個人的には大西兄妹の方がすごかったと思うんですが、史上最高得点を叩き出してました。6 KUROKO (東京都) 初代チャンピオン、前回大会 ファイナリスト黒子たちが作り出すCGのような無重力空間。ゲームの中に迷い込んだ男を表現します。黒と白の独創的ダンスで今年も魅せてくれました。7 yohaisen (東京都) 初出場日本最大級のキッズダンスコンテストのファイナリスト、小学生女子三人組のユニットです。みんなすごい身体能力で『もがき』を表現して見せてくれたんですが、凄すぎて息するの忘れました。8 Yutaka - Team Black Starz (神奈川県) 前回大会 ファイナリスト人間離れした関節の可動域を持つボーンブレイクダンサーです。ソロダンスなんですが、異様な空気で会場を支配します。9 BOND COLOR (東京都) 初出場思わず体が動いてしまう、ノリノリのロックダンスでした。世界的ダンサーが愛弟子を率いて参戦です。10 coiro (東京都) 初出場キッズダンスコンテスト2連覇の中学生女子、14歳のソロダンサーです。白いドレスで『初恋』をパフォーマンスしてくれたんですが、身体能力だけでなく表情が素晴らしくて、審査員の方々も『只者ではない』と表現されていました。11 THE JET BOY BANGERZ (東京都) 初出場EXILEが設立した芸能プロダクションLDH からプロダンスユニットが登場です。AKIRAプロデュースのダンス『野性の本能』、すごいエネルギーを感じました。12 AIRFOOTWORKS (東京都) 前回大会 決勝大会進出鉄棒を使った無重力ダンスです。去年からさらに進化を遂げ、『星を目指して』のパフォーマンス。100点がいくつ出たでしょうか、史上最高得点を更新しました。首で鉄棒にぶら下がるなんてびっくりです。13 마화연 (MHY) マフィヨン (韓国) 初出場SNSでTHE DANCE DAYを知って韓国から参戦したとのこと。手の動きを組み合わせて、ウルトラマンが東京タワー周辺で戦うみたいな珍しいショーを見せてくれました。14 K fam (京都府) 前回大会 決勝大会進出1度目からここの実力はトップレベルというのを見せてもらってます。今年のテーマは『龍神』でした。自然災害が起こらないようにとの願いと、被害に遭われた方々への一日も早い復興への祈りが込められているそうです。今回も素晴らしいパフォーマンスでした。勝ち上がった上位7組のファイナルの様子はまた後ほど。<関連記事>2022 決勝1st.ラウンド2022 決勝ファイナル・ラウンド2023 決勝1st.ラウンド2023 決勝ファイナル・ラウンド
2024/05/28
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午後のスタンダード競技は、私たちの出番まで時間がありましたので、廊下のベンチでゆっくりおにぎりを食べました。『試合の時は怒らない約束したじゃない。』と大将。自分だってプンプンしてたくせに〜。ひとまずご飯を食べながら仲直りです。『ルンバの出だし、カウント間違えたの僕じゃないよ。』それじゃどっちが間違えたか、10万円賭ける?『賭けな〜い。』賭けてれば私の勝ちでしたね。ビデオ撮っといてよかったです。印刷したプログラムを選手受付した時にいただいたんですが、ここに載っている番号が試合で使う背番号と違うと言われました。あの人名前なんだっけなあと思った時に、『調べられないのが残念』くらいな感じでしょうか。特に問題ありません。タイムテーブルも違っている部分があったようで、気をつけてアナウンスを聞いておく必要がありましたが、皆さん熟練の競技選手ばかりで、選手の呼び出し係がいなくてもちゃんと然るべきタイミングでフロアに出揃っていました。新しいヒールカバーをとシラバスにはありましたが、ヒールチェックはなかったです。良かったのはフロアサイドの電光掲示板で、すぐに勝敗が分かることです。貼り出しの紙を見に行く手間が省けますし、会場では携帯のつながりが悪くて、自分のスマホでチェックするのも時間がかかりました。ジャッジに渡されてた審査用のスマホも同じ症状だったようで何度か競技が中断しました。太陽フレアの影響ですかね。(多分違う)ジャッジは5人で、ラテンはフロアに立っておられましたが、スタンダードはステージの上から着席して行われました。スタンダード競技は一般戦のB、C級の人数が多いので、私たちの出場したシニアIIIA級スタンダードの1次予選は2時ごろでした。出場組数17組です。種目はワルツ、スローフォックストロットの2種目。このカテゴリーは今年出場するのは初めてで、まだ維持を決めていなかったんです。スタンダードも先週のレッスンをどの程度実現できるかチャレンジでした。最初の種目のワルツ踊って、ラテンの時はそうでもなかったんですが、床が随分滑るのでちょっと予想外でした。みなさんフロアサイドに濡れ雑巾置いて、それ踏んでから踊ってましたね。レッスンで言われた通り、スローアウェイオーバースウェイも控えめに、コントラチェックも控えめに踊ったんです。ところが応援してくださる声が聞こえて、思わずロンデが『ブン』と風を切ってしまいましたね。大将に後で言われました。『ワルツなんだからさあ、もっと上品に、丁寧に。』って。スローフォックストロットはほんの少しステップが変わったところがあるんですが、大将が前のステップと混じって変なことしたみたいです。ライトランジは私がちょっとのけぞりすぎたかもしれません。でもラテンに比べたら全然傷は浅かったです。今日はパイプ椅子の観客席は有料(千円)だったようで、お客さんたちは椅子に座らないで床に座ったり立ったままご覧になってました。一般戦のA級の試合がなかったので、A級選手は皆さんシニア戦に出場されていました。シニア戦とはいえ、普通にレベル高かったです。私たちは準決勝、決勝と勝ち進み、大将もレッスンで教えていただいた頭の位置のバランスが上手く体現できてるようでノリノリでした。しかし一つ、落とし穴があったんですね。仕事を始めていつもガッツリお昼ご飯を食べるようになった大将が、今日は小さなサンドイッチしか食べてなかったので決勝を踊る頃、ちょうど血糖値が下がってきちゃったみたいなんです。これまで上手く踊れていたスローフォックストロットで、突然ルーチン忘れたとのこと。『ん?これはヒールターンのリードでは?』私も思ったんですが、こんなところでヒールターンするはずないといつも通りのルーチンに入ってしまい、二人の踊りがガタガタに。あ〜、残念。まあ、これが実力なんですよ。結果は3位でした。シニアIIIスタンダードA級維持決定です。スタンダードでも奨励金2千円もらえました。(優勝賞金と同じですネ)エントリー代1万円払ったのはこの私なので、奨励金は当然私が頂きますよ。スタンダードのオナーダンスはシニアIIAとシニアIIIA優勝の2組が踊りました。この2組は両方のカテゴリーに参戦しておられて、それぞれで1位と2位が入れ替わっていました。僅差だったんでしょうね。応援ありがとうございました。また、頑張ります。(おわり)競技会情報はこちらから
2024/05/27
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隣県のJDSFの試合に参加してきました。キャンプで教えていただいたことをどの程度体現できるかチャレンジです。大将が今月から仕事を始めたことで、練習できたのは昨日の土曜日だけだったんですけどね。会場は、埼玉県のアスカル幸手さくらホール。今年3月にラテンA級維持を決めた縁起のいい会場でした。一般戦はB、C、D級ラテンとスタンダードで、年齢別ではシニアIIA級、B級ラテン、シニアII・III・IVのA級、B級スタンダードがありました。私たちはシニアIIA級ラテンとシニアIIIA級スタンダードに参加です。この会場は全体に薄暗くて、天井からスポットライトのようにフロアの数箇所を明るく照らすタイプで、光の下で踊るのと暗がりで踊るのでは大きく見え方が変わることを覚えていました。特に光の下で踊った時にキラキラストーンが光を放つんですよ。午前中のシニアIIA級ラテンは出場7組、サンバ、チャチャ、ルンバの3種目を踊りました。サンバはルーチンが変わってないので問題なかったんですが、次のチャチャが心配です。リーダーの踊り方が大きく変わったので、どの程度まで忠実に再現できるかチャレンジ。出だしは快調だったんですけどね。後半のルーチン変わってないところに入ったら気が緩んだのか、振り向いたら大将がキョトンとして歩いてるので焦りました。後で聞いたら、ルーチン間違えて上手く誤魔化せなかったみたいです。ルンバもタイミングが変わった部分、前日練習した時は上手くいったのにその通りリードが来なかったんですね。タチアナにリードが来るまで動くなってマジな顔で言われたので待ってたんですが、逆リードなんてできないのでしょうがないから昔のルーチンやりました。後でビデオで見たら全然違和感なくて、そんなルーチンもありかなって感じでしたが、その時は完全に頭に来てフロアサイドで喧嘩です。出場7組のうち決勝に進めたのは6組で、その残念な1組はうちじゃないかと思いました。写真は多分B級戦の予選の様子です。決勝に進めたことが分かると、大将はチャチャとルンバのシャドーをフロアサイドで頑張ってました。一緒に練習しようかと出て行ったら、邪魔だから来るなと言われたので陣地に戻ります。ドレスは久しぶりに緑のもみの木ドレスです。スポットライトでクリスマスツリーみたいにキラキラするかなと思いまして。決勝のサンバはシンクロするところで私が間違えて、大将は鬼の首でも取ったかのようにそればっかり言ってましたけど、大将の方が何倍も間違えてましたから、そうでもしないと自責の念に耐えられなかったのかもしれません。次の種目のチャチャは、リーダーから合図が来てプレパレーションしてスタートする予定。プレパレーションのやり方は、ヴァレリのレッスンで変わりました。ところが8小節待っても合図が来なくて、プレパレーションもなく、いきなり踊り出す羽目になったんです。あんまり何もしないで見つめ合って立ってると音取れないのかと思われますからね。フロアサイドで何練習してたんだと、その段階で私の怒レベル急上昇。次のルンバはもっとすごいことが起こります。観客のどなたかが私たちの踊りをスマホで撮っておられるようだったので張り切ってスタートしたのに、大将が後ろからくるべきタイミングで来ないんですよ。なんとか間を持たせて次へ進んだんですが、唯一の私の見せ場と思っているところで大将が間違えて私の動きを封じたので怒レベル100に達しました。あろうことか、踊りながら怒鳴り合ったんです。パートナー『なんで邪魔すんのよ!』リーダー『自分の踊りをしろ!』パートナー『手を離してくれないと踊れないでしょ!』リーダー『何言ってんだ!』動画撮られてた方、どうかお願いですからあのルンバは人に見せたりYouTubeに載せたりしないですぐ削除してください。でも家に帰ってから自分たちのビデオで定点録画してたのを見たら、全然喧嘩してるみたいに見えないんですよ。違うバリエーションなのかな、みたいでした。それを見ながら二人で大笑い。自分たちって、喧嘩しながらでもなんとか踊ってるんだねなんて。いろいろありましたが、運のいいことに優勝でした。通常は一般戦の優勝者がオナーダンスされるんですが、今回はシニアIIA級ラテンの私たちにおはちが回ってきたんです。チャチャやルンバはまた何やらかすか分からないので、無難なサンバを踊らせていただきました。応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。PDの試合の表彰式は流れ作業のように効率的に行われ、今回からメダルではなく3位までに報奨金を渡すことにしましたとのことです。2千円頂きました。メダルより嬉しいです。ちょっと長くなりましたので、午後のスタンダード競技についてはまた後ほど。(つづく)競技会情報はこちらから
2024/05/26
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公衆電話って、最近見かけなくなりましたね。災害などの非常事態が発生した時には繋がりやすくて便利みたいですが、平常時は携帯があれば公衆電話から小銭でかける需要がないので撤去されたところが多いみたいです。マルーン5のペイ・フォンは2012年リリースの曲で、その当時まだ公衆電話はよくみかけるものだったのでしょうか。この曲、フラれた男が元カノに愚痴ってる歌なんですが、なぜかPVがハードボイルドなアクションものなんで、『どういう意味?』みたいに物議を醸し出したようなんです。制作にはハリウッドの大作映画のような多額の予算が投じられたとのこと。マルーン5のアダム・レヴィーンが当時つきあってた彼女に振られた鬱憤を晴らすために、『俺はこんなに好きだったんだぜ。』的なやけっぱちアクションものにしたとかいう話もありました。歌の中で、楽園でさえ太陽は沈むんだな(But even the sun sets in paradise)って表現、好きです。チャチャ踊れます。Payphone (Maroon5 ft. Wiz Khalifa)I’m at a payphone trying to call homeAll of my change, I spent on youWhere have the times goneBaby it’s all wrongWhere are the plans we made for two?Yeah, I, I know it’s hard to rememberThe people we used to beIt’s even harder to pictureThat you’re not here next to meYou say it’s too late to make itBut is it too late to try?And in that time that you wastedAll of our bridges burnt downI’ve wasted my nightsYou turned out the lightsNow I’m paralyzedStill stuck in that time when we called it loveBut even the sun sets in paradiseI’m at a payphone trying to call homeAll of my change, I spent on youWhere have the times gone?Baby, it’s all wrongWhere are the plans we made for two?If happy ever after did existI would still be holding you like thisAnd all those fairytales are full of shitOne more fucking love song I’ll be sickYou turned your back on tomorrowCause you forgot yesterdayI gave you my love to borrowBut just gave it awayYou can’t expect me to be fineI don’t expect you to careI know I said it beforeBut all of our bridges burnt downI’ve wasted my nightsYou turned out the lightsNow I’m paralyzedStill stuck in that time when we called it loveBut even the sun sets in paradiseI’m at a payphone trying to call homeAll of my change, I spent on youWhere have the times goneBaby, it’s all wrongWhere are the plans we made for two?If happy ever after did existI would still be holding you like thisAnd all those fairytales are full of shitOne more fucking love song I’ll be sickNow I’m at a payphone…[Wiz Khalifa]Man, fuck that shitI’ll be out spending all this moneyWhile you sitting around wonderingWhy it wasn’t you who came up from nothingMade it from the bottonNow when you see me I’m stuntin’And all cars start with the push of a buttonTelling me the changed since I blew up or whatever you call itSwitched the number to my phone so you never could call itDon’t need my name on my shirt, you can tell that I’m ballin’Swish, what a shame, coulda got pickedHad a really good game but you missed your last shotSo you talk about who you see at the topOr what you could’ve sawBut sad to say it’s over for itPhantom pull up, valet open doorsWiz like go away, got what you was looking forNow it’s me who they they wantSo you can go and take that little piece of shit with youI’m at a payphone trying to call homeAll of my change, I spent on youWhere have the times goneBaby, it’s all wrong, where are the plans we made for twoIf happy ever after did existI would still be holding you like thisAnd all those fairytales are full of shitOne more fucking love song I’ll be sickNow I’m at a payphone…
2024/05/25
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講習会の翌日、5月21日午後からヴァレリ(Valeri Ivanov)のプライベートレッスンを受けに行きました。会場は昨日と同じビルの8階です。眺めが素晴らしいんですよ。PDの久保田・徳野組とチームYumiyaの方々が午前中のレッスンを受けておられたようで、入り口で挨拶しました。レッスン代だけでなく北海道からの旅費や宿泊費もかかって私たちよりずっと出費は嵩んでると思いますが、それだけの価値があるということでしょうね。若いうちから海外のコーチに見てもらうのは絶対に上達の近道だと思います。ヴァレリにはチャチャを見て頂きました。同じ部屋のすぐそばで大西組がタチアナのレッスンを受けています。まず指摘されたのは立ち方でした。あ〜、またそこからか〜という感じですが、最近スタンダードボケしてラテン特有の立ち方を忘れてたみたい。チャチャは身体のどこでリズムを見せるかと聞かれました。大将は『足』といい、私は『ヒップ』と言うと、答えはこうでした。『男性は足(Foot)ではなく脚(leg)、女性はヒップ。』ヒップの動かし方は8の字ではなく、ペンデュラム(振り子)だそうです。8描いてるとどこがオンカウントなのか、リズムがはっきり見えてこないとのこと。私たちのチャチャはいちいち止まって見えるので、このペンデュラムを踊り続けるようにと言われました。動かすのはヒップだけじゃないんです。次の動きに繋げる上半身の逆方向への動きが伴います。この先行する上半身の動きがないと止まって見えるんでしょう。次の質問は、踊りで見てもらいたいのは男女どっちかでした。大将は自信満々に答えます。『男です。絶対、ボク。』昨日タチアナに、あんたは王様だとか言われてましたからね。この時のヴァレリの反応は面白かったですよ。そんな答え、生まれて初めて聞いたぜみたいに目をまん丸くして、『男じゃないよ、見せるのは絶対、女性。男の尻なんて、少なくともオレは見たくないぜ。』ですって。『女性は車、男はエンジンなんだよ。見せるのは女性の動き。』というわけで、観客に対して女性をほんの少し前に立たせてニューヨーク。チェック・フロム・オープン・カウンター・プロムナード・ポジション・アンド・プロムナード・ポジションというのがニューヨークの正式名称だそうですね。ヴァレリは教本の講習も担当してるので、こういうのは詳しそうです。つまり正式名称の通りまずカウンター・プロムナード・ポジションに開いてからチェックしなさいとのことでした。早い話、足より上半身を先に開けってことです。ルーチンを始めから細かく見ていただいたんですが、ジグザグのパートは面白かったですよ。大将が『このルーチン苦手なんです。』と弱音を吐くと、『上手く踊れるんなら僕は必要ないよね。そのためにレッスンしてるんだから、この通りやってみて。』世代的に近そうなので、このくらい出来るだろってノリです。女性の方もたくさん指摘を受けました。チャチャロックのヒップの動きを省略しないできちんと踊ること、左右の脇腹のストレッチと圧縮を続けること、すべての体を絞るパートであともう一絞りすること。最近踊ってもあんまり汗かかないのは、こう言ったところをサボってたからなんでしょうね。ヴァレリには2レッスンお願いしてましたのでチャチャとサンバを両方見てもらおうと思っていたんですが、チャチャの中盤までで時間切れになってしまいました。でも内容は盛りだくさん。これらをすべて体現できるようになったら、評価上がるかもと期待大です。有意義なキャンプを企画してくださったJDSFのスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。一年に一度とのことですが、また参加したいです。(おわり)
2024/05/24
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<タチアナの個人レッスン>選手時代の実績とか、育てた選手の成績とかがプライベートレッスン料に反映されるようです。タチアナ(Tatsiana Lahvinovich Galchun)は円安も相まって45分37000円と相当お高いので、私はグループレッスンだけでいいと言っていたんですが、大将がどーしても個人レッスンを受けたい、お金も僕が払うと言うので受けることにしました。ところが人気が高くて全然予約が取れなかったんです。キャンセル待ちしてたら1コマ空いたので、講習会のすぐ後、隣の部屋で1レッスンだけ受けることに。外人コーチも世界のトップ選手になると派閥みたいなものがあって、どの先生に習ってきたかとか、どのチームに所属してたかで派閥同士が仲悪いこともあるので気を使う必要があったりします。私たちはキャロル先生からの流れで、スロベニアのスクフカとか、ユーリ&ヤグダに習ってきていて、今回教えてもらうタチアナとはどうも派閥が違うらしいと言う情報があったので、先週コスモスクラブの時にララちゃんにその辺の事情を聞きました。やはりタチアナとヤグダはスロベニア内の別派閥であまり仲は良くないらしく、同じスーパーで出くわしても見なかったことにするような関係だったそうです。そんな訳でレッスンの際の自己紹介ではそれ系の話は全く出さず、大将が2010年のブラックプールでタチアナたちがアマチャンピオンになった時、その場で見てました〜!と熱弁を振るいました。今はもう現役引退してますから丸くなってるかもしれませんね。タチアナって昔から髪型がすごいパンクで、今回もサイドを剃り上げたモヒカンの中央部分だけ長く伸ばして三つ編みという、どこかの部族みたいなユニークな髪型でした。ララちゃんによると、リーダーだったゾランとではなく、『え〜!この人と〜!』っていう、ラテンじゃなくてスタンダードなジェントルマンと結婚して子供もいるようです。程よく場も和んだところでルンバを踊って見ていただきました。全く予想していませんでしたが、女性の動きが素晴らしいとベタ褒めしてくれたんですよ。世界のタチアナにそんなこと言われたら嬉しくないはずがありません。耳まで真っ赤です。でもきっとこれは女性を気持ちよく踊らせる手なんでしょうね。最初から1歩ずつ、レッスンの9割は男性の動きに関するものでした。リードや女性の動きにかまけすぎて自分が踊ってなかったみたいなんですね。『一番は自分なのよ。他の誰でもない、まず自分。あなたはフロアを支配する王様なの。女性のことは二の次よ。』ルンバは女性の踊りと言われますが、男性だってしっかり踊らなくちゃね。二人のダンスなんですから。男性の動きがどんどん追加されて、ぼやけた輪郭が少しずつはっきり見えて来た気がしました。女性に関して言われたのは、『絶対に一人で動き出してはダメ。男性にリードさせなさい。彼はそんなにヤワじゃないから大丈夫。行けの合図が来たら講習会でやったように、それと同じだけの力を返しなさい。』言われた通りにやったら大将がヨロヨロしちゃったもんで、先生も笑って『ヤワだったわね』ですって。大将は私の言うことは全く聞く耳持たないので、キョロキョロするなとか、下向いてるとか基本的なところでタチアナに色々言ってもらえたのはありがたかったです。自分で大枚叩いてのレッスンですから、もったいなくて少しは忘れないでしょう。たくさんタチアナにかまってもらえて、大将も大満足だったようです。(つづく)
2024/05/23
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<ヴァレリのグループレッスン>ヴァレリ・イワノフはもともとスペイン人ではありませんが、スペインに40年住んでいて、スペインダンススポーツ教育委員会の会長を務めておられ、WDSFチェアパーソン、エグザミナー、アカデミー理事なども兼任されている方です。もちろんWDSFのダンス競技で審判もされています。WDSFのマドリードで開催される大会をオーガナイズされているとおっしゃっていました。2014年のシニアII世界選手権の時も、いらしたんでしょうね。講習会のテーマは『パソドブレ』でした。『男性は闘牛士、では女性は何ですか?』誰かが『牛』と答えると吉川選手を引っ張り出して、彼女が牛に見えるかとみんなに聞きます。闘牛は見たことはないんですが、体重500キロもありそうな猛獣です。当然可愛らしい女性とは似ても似つかないわけです。『女性は牛ではありません。ケープもしくはジプシーのフラメンコダンサーです。』牛じゃなくてよかったです。闘牛士は猛々しい牛の前に静かに立ち、その場を支配するかのようにエネルギーを内に秘め、ポジションをとります。膝から胸までを前に突き出す独特のポーズ、これは闘牛士の衣裳に由来するもので、ハイウエストのパンツは胸まであるからだそうです。闘牛士は英語でマタドール、スペイン語でトレロというそうで、何度もトレロという単語が出てきました。パソ・ウォークをみんなでやりました。トレロは丸く歩きますが、その中央には牛がいるので内側の足のつま先はそちらを向けます。後ろ足は綺麗にデザインします。バレエとスタンダードダンスの中間と表現されていました。ただしリリースしません。タンゴと同じようにフリックして床を捉え、ヒールから着きますがボールを前に見せることはしないとのこと。ヒップは他のラテンダンスのようにくねくね動かしてはいけません。女性はいいそうです。ジプシーダンサーですからね。カップルでホールドして歩く時の注意点は、女性がバックバランスになって男性を引っ張らないようにとのことでした。パソは立っているだけで腿の筋肉を目一杯使うので、もしパソを踊って太ももが全然疲れてなかったら踊ってない証拠だと言われました。こちらはヴァレリのプロモーション・ビデオになります。(つづく)
2024/05/22
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<タチアナのグループレッスン>タチアナという名前の人は世界に沢山いらっしゃると思いますが、私の知っているタチアナはみんなすごい身体能力を持つダンサーです。タチアナ・ラフヴィノビッチ・ガルチュンもアマ時代から知っていますが、とても真似できないような技を簡単そうにこなすトップ選手でした。登場した彼女が思っていたよりずっと小柄だったので、ちょっとビックリ。講習会のテーマはルンバのコネクションについてでした。カップルで両手をつないで押し合ったり引き合ったりする、多分みなさんも一度はやったことがあるんじゃないかと思われるコネクションの練習をします。注意点がいくつかありました。腕は開かないこと、つないだ手は二人の中央から動かさないこと、そして男女がそれぞれ同じ重みをかけあうこと。男性がリーダー、女性がフォローというのが一般的ですが、いいリーダーはいいフォロワーでもあるということで、ここでは女性が主導権を握ってパターンを変化させ、男性がそれにどの程度反応できるかに挑戦しました。まずは押し引きの強さを変化させます。次にスピード、そして高さの変化も加え、最後はこれらを組み合わせたランダムな変化で、二人のコネクションを調整していきます。練習に入る前、男女でリード&フォローを入れ替えながら5分はこの練習をやりましょう。重要なのは相手を信じること、男性は女性に安心感を与えなければならないとのことでした。ここからは応用編としてルンバのルーチンをやっていくんですが、講習会に参加している皆さんのレベルが高いもんでサクサク進んでいくんですよ。私たちのすぐ前に大西組とTudor&吉川組がいらしてどちらも小難しいルーチンをさらっとこなしちゃうんですね。『今日の生徒たちは出来がいい』とタチアナも褒めてましたが、それは最前列の皆さんがそうだっただけ、少なくとも2列目の私たちは苦戦してました。どんなバリエーションになっても二人で作り出す呼吸のような動きは講習会のテーマであるコネクションから作り出されるというのが、いいお手本を間近に見て分かりました。カウンターバランスを使えば、自分でぎりぎり立てる限界を決めなくても二人でかなり可動域が上がります。相手を困らせるようなフェイントのような動きはしてはいけないし、相手に体重を預けるにしても自分で体幹を保ったり重心を中心に集めたりしてサポートすること。石やマッシュポテトのようにずっしり・ぐったりはNGとのことでした。タチアナが言った、ただリードを待つだけではダメだというのは心に落ちましたね。『待っているだけでは永遠に何も起こらないのよ。男性にリードを起こさせなさい。』これは人生にも当てはまる金言かもしれません。ルンバでは、女性の背骨の動きで相手を招き入れます。1コマ45分にしてはやけに長いなあと思っていたら、2コマ連続90分が経過していました。タチアナの相変わらずの美しい動きもすぐそばで見られたし、有意義な時間でした。企画してくださったJDSFスタッフの皆さんに感謝です。(つづく)
2024/05/21
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<トレーニングキャンプ>JDSF主催のダンススポーツ・トレーニングキャンプ in 東京 2024に参加してきました。東京オープンでWDSF競技のジャッジを務められた方々がコーチとして指導して下さるというので、仕事を休んで行くことに。こんな好機は滅多にないですからね。大将なんて就職したばかりで2日も休暇取るの大変だったんじゃないかと思うんですが、万難を排してということでしょう。海外のキャンプに参加するよりずっと時間もお金も節約できますし。ラテンのコーチのタチアナは2010年のブラックプールに私たちが初参戦した時にアマラテンのチャンピオンだった人です。大将はどうしてもタチアナに見てもらいたいと最初からすごくノリノリでしたが、あっという間に個人レッスンは埋まってしまってキャンセル待ち。ヴァレリさんはWDSFチェアパーソンでスペインダンス界の重鎮ですから、今年スペインで開催される世界選手権に向けて是非とも意見を伺っておきたいところです。スタンダードのコーチはブルガリアのチャンピオンに13回輝いているヴィオレタ・ヤネバさんと、ゴッツォーリやジャルコフ、ソデイカといった世界チャンピオンを指導してきたファビオ・セルミさん。自分なんかみたいなのでは場違いなかなあ〜というハイレベルなコーチ陣です。どんな人がキャンプに参加してるのか、まったくイメージがなかったんですが、行ってみたら日本を代表する強化選手たちがずらり。どっち向いてもいい見本がいっぱいでした。みなさん昨日は競技会で沢山踊ってお疲れだと思うんですけど、若いから大丈夫なんでしょうね。午前中はスタンダードの講習会が3コマ、午後からラテンの講習会が3コマ、さらに個人レッスン、踊り込み練習会といったスケジュールでした。全部出たらボロボロになりそうだったので、私たちは午後のラテン講習会から参加。会場は先週JBDFの競技会で来た浜松町の同じビル内でした。電車がトラブルで遅延したので間に合うかヒヤヒヤしましたが、着いた時は昼休みで講習会開始15分前でした。講習会の様子についてはまた明日。どうぞお楽しみに。(つづく)
2024/05/20
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JDSF主催の第23回 東京オープン・ダンススポーツ選手権(ロヂャース杯争奪)が、2024年5月18・19日の2日間にわたって東京体育館で開催されました。WDSFの試合としてPDスーパーグランプリ・スタンダード、アダルト・ラテン、シニアIVスタンダード、アマ・インターのスタンダード競技があり、昇降級に絡まないJDSFのU-25やジュニア・ジュブナイルのソロ競技がありました。PDで優勝候補だったソデイカ組は手術の日程の都合で不参加とのこと。結果は以下の通りです。<1日目>****************************************************************************<WDSF PDスーパーグランプリ・スタンダード(ロヂャース杯)> 出場35組****************************************************************************1. Edgars Linis - Eliza Line(ラトビア)2. Edgaras Baltaragis - Indre Baltarage(リトアニア)3. Alexey Bredikhin - Daria Bredikhina(アルバニア)4. Cao Yuan - Wang Ximeng(中国)5. Alessandro Ilarioni - Aurora Sbardella(イタリア)6. Jiang Jiying - Zhao Yuye(中国)日本人ではオレクシー・グザー & 太田 吏圭子組が準決勝9位、久保田・徳野組が16位、山崎組が24位の成績でした。詳しい結果はこちらです。****************************************************************************<WDSF アダルト・ラテン> 出場28組****************************************************************************1. Jakub Lipowski - Tereza Kucerova(チェコ)2. Vitalii Zakharov - Tabea Louisa Thaler(ドイツ)3. Egor Nikolaev - Lee Jerry(香港)4. Hiroaki Onishi - Sakina Onishi(日本)5. Alessandro Cunsolo - Sara Livieri(サンマリノ)6. Puttipong Kongsakul - Manchusa Kaewpluk(タイ)準決勝には海老原拳人・タカギルナ組(9位)、Tudor Andrei・吉川あみ組(11位)、今西竜矢・大西陽来里組(12位)が入っています。詳しい結果はこちらです。<2日目>****************************************************************************<WDSF インターナショナルオープン・スタンダード(ロヂャース杯)>出場43組****************************************************************************1. Alexey Glukhov - Anastasia Glazunova (モルドバ)2. Marco Bodini - Kristina Charitonovaite(リトアニア)3. Egor Nikolaev - Lee Jerry(香港)4. Gianluca Di Melfi - Giorgia Celli(オランダ)5. Hiroaki Onishi - Sakina Onishi(日本)6. Minato Kojima - Megumi Morita(日本)詳しい結果はこちらです。****************************************************************************<WDSF シニアⅣオープン・スタンダード> 出場54組****************************************************************************1. Bruno Lazzareschi - Ida Zotta(イタリア)2. Takeki Matsumura - Eiko Matsumura(日本)3. Masayuki Imai - Yuka Imai(日本)4. Hidekazu Fuyuno - Tomoko Fuyuno(日本)5. Katsuo Otsuka - Takako Otsuka(日本)6. Seiichi Ishikawa - Michiko Ishikawa(日本)出場54組中50組が日本人でしたね。日本選手団、大健闘でした。詳しい結果はこちらです。選手の皆さん、大会関係者の皆さん、お疲れ様でした。
2024/05/19
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月に一度のコスモスクラブの日でした。大将の『もうスタンダードやめる』発言の後ですが、そんなこと言ったなんてすっかり忘れたのか、やる気満々です。A級戦2次予選で玉砕したワルツを見ていただいて、3つのご指摘をいただきました。一つ目は左手のグリップです。腕相撲で押し負けてる人の手みたいになっていて、私が力入りすぎなのかもしれませんが、見栄えが悪いとのことでした。二つ目はカップルのトップバランスについてです。女性がシェープしてるのに男性がただまっすぐ立ってるだけだとバランスが悪く見えるとのこと。胸から上をもっとストレッチして女性に呼応する必要があるようです。たとえばナチュラルターンの2〜3とか。上半身の見栄えってすごく重要ですよね。上が綺麗だと上手く見えます。先生たちが習っているイタリアのコーチは、これがものすごく上手いんだそうです。三つ目は以前もご指摘いただいたんですが、スイングに見えない点です。ワルツはスイングダンスですので、振り子みたいな動きが頭とか足とかで見えないとダメなのに、ラテンみたいに1歩ずつに乗りすぎ、頭もまっすぐすぎなんだそうです。車輪の理論と先生はおっしゃってましたが、ボディのセンターを車輪の軸とすると、その中心に近いところで少し動くと車輪は大きくグリンと動きます。それと同じように、体の末端にある頭や足はセンターに比べてずっと大きく動かなくてはいけないんですね。この3つをきちんと直せたら、今よりずっとワルツも上手く見えるんじゃないかと期待大です。せめて最初のナチュラルターンだけでも…。
2024/05/18
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『これ、ヴェニーズワルツ踊れるな。』ラジオから流れてきたアコースティックギター曲です。なんとタイトルが『ダイナソー・ダンス』。恐竜の踊りですよ。今年メジャーデビュー20周年を迎える2人組ギターインストゥルメンタルユニットのデオペペ。メンバーの一人である三浦拓也さんが今年3月にリリ−スされたソロアルバム『ジオワールド』に収録されている曲です。インタビューで三浦さんは恐竜が大好きとおっしゃってました。恐竜も踊るんでしょうかね。この曲でヴェニーズ踊ると迫力出そうです。ギターのネックに恐竜がいて、ステキ
2024/05/17
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水木しげる生誕100年記念として制作された映画作品です。鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(ゲ謎)は、目玉だけになる前の鬼太郎の父親の物語。行方不明となった妻の岩子を探してやってきた哭倉村(なぐらむら)での出来事が綴られています。職場の友人に勧められて見たんですが、水木しげるの大ファンの大将はコミックをどっさり集めていてこれもチェック済みとのこと。ホラー映画が嫌いな私には向かないんじゃないかと言っていました。登場する鬼太郎やネコ娘が、昔と比べて随分洗練された姿になっています。妖怪や幽霊は歳をとらないんでしょうね。現在は廃村となった哭倉村、物語は70年前、昭和31年へと遡ります。政財界を牛耳っていた龍賀一族の当主、龍賀時貞(りゅうが ときさだ)が亡くなります。水木は東京で血液銀行に勤めるサラリーマンで、一族の経営する製薬会社・龍賀製薬の担当者でした。昔は献血なんてなくて、血は売買するものだったんですね。後継者になると予想される龍賀製薬の社長とはコネがあったので、出世したい水木は一族が暮らす哭倉村へと向かいました。電車じゃなくて蒸気機関車です。クーラーもないし、車内禁煙でもない時代。まだ戦争の影を引きずっている人が多く、水木自身も玉砕特攻をかろうじて生き延びた辛い戦争体験を背負っています。穏やかな田園風景とは裏腹、哭倉村は閉鎖的な村でした。亡くなった当主の孫にあたる若く美しい娘・龍賀沙代(りゅうが さよ)が登場した時、金田一耕助シリーズの『犬神家の一族』を思い出しましたよ。後で知ったんですが、企画の段階で『八つ墓村』の話題が出てこの映画の方向性が決まったそうです。龍賀一族が勢揃いした場で発表された遺言は、長男の時麿(ときまろ)が当主となると言うものでした。水木が次期当主に期待していた社長は長女の婿養子で、一族の中での地位は低かったようです。時麿は引きこもりの病弱な男で、莫大な財産をどうこうできる気量に恵まれませんでしたので、兄弟姉妹からは非難轟々でした。翌朝、時麿の惨殺死体が発見されます。犯人として捕らえたのは、村にたまたま来ていた鬼太郎の父でした。すぐに処刑されそうになった彼を助けた水木は、監視役を命じられます。名前を言わないので、水木は便宜的にゲゲ郎というあだ名をつけました。凄惨な殺人事件はその後も続きます。水木は出世のために葬式に来ただけではなく、一族が莫大な財産を築いた血液製剤Mについて調べると言う会社からの密命も帯びていました。どうも覚醒剤の一種らしく、摂取すると24時間働けるので戦時中、多く使用されたようです。ゲゲ郎と水木の関係は、犯人と監視役から友人へと変わっていきました。行方不明の妻は身重らしいです。鬼太郎のお父さんは、奥さんの岩子さんをすごく愛してたんですね。こなきジジイと砂かけばばあとの間にも、むかしロマンスが生まれてたっけ。鬼滅にしろ呪術廻戦にしろ、最近のアニメは血みどろのR12が多いし、歴史ドラマでドロドロの人間関係には免疫ができていますので、ホラーは苦手ですけど大丈夫でした。大将ほど大好きってわけじゃありませんが、水木しげるさんの出身地にある水木しげるロードにも行ったことがありますし、妖怪話も嫌いじゃありません。色んな可愛い妖怪たちも出てきます。ねずみ男の子供時代?みたいなのも登場しますよ。公式サイトはこちらです。
2024/05/16
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フェルナンド王の死後、遺言によって王国は五人の子供達に分割されました。レオン王国を継いだのは第2王子のアルフォンソです。カスティーリャへ追いやられた第1王子のサンチョは面白くありません。レオン王国の庇護下にあったイスラム教徒の国サラゴサは、国が別れたことでこれまで納めていた上納金をどこに納めたらいいのか分からんと出し渋り、サンチョはルイに金をとって来いと命じます。これは、エル・シッド(シーズン1)に続くお話です。相変わらず面倒ごとは全部ルイに押し付けるサンチョに対し、アルフォンソは甘い誘惑で自分の家臣になれと誘ってきます。ルイのライバルで先に騎士への昇進を果たしていたオルドゥーニョは、ヒメナと婚約していました。ルイの恋心を逆手に取って、彼女の婚約を破棄させる、ルイを騎士にしてあげる、それに城も一つ与えようと言ってくるんです。ヒメナもルイが好きなんですが、ルイの忠誠心は揺るがず、サンチョの命に従ってサラゴサへ金の取り立てに向かいました。サラゴサの美女アミナ王女もルイにゾッコンなんですね。モテる男は辛いです。後家となった王妃は長男サンチョと共にカスティーリャへやってきて、イングランド王女との結婚をまとめます。屈強な姫君で、戦いにも同行するんですよ。サンチョも気に入ったみたい。結婚式は司祭のいるレオン王国で執り行われ、久しぶりに兄弟全員が集いました。ここでも長女のウラカが毒婦ぶりを発揮するんです。ウラカと言い争っていた王妃が事故で命を落とします。両親の死に関わったことは彼女の心に影を落としますが、勿論この事実は誰も知りません。王と王妃殺しはたとえ親族でも極刑ですからね。母親が亡くなったことで兄弟間の諍いに拍車がかかりました。サンチョは第3王子が治めるガリシアを攻めることにします。進軍するにはアルフォンソのいるレオン王国を通過しなければなりません。一応許可は取りましたが、仲の悪い兄弟ですしウラカもまだレオンに留まってアルフォンソに入れ知恵してますから信用できません。ウラカとアルフォンソ軍が後方から挟み撃ちにしてくると言う噂が飛んで、サンチョが軍を二手に分けたせいでガリシア攻略に手間取ります。サンチョはさらにアルフォンソとも戦い、レオン王国を奪還して、ついに父フェルナンド王の後継者として戴冠式を迎えます。アルフォンソやオルドューニョ達は処刑することに決めますが、ウラカと司祭が知恵を絞ってアルフォンソを修道士にすることで命を救い、オルドューニョはヒメナの嘆願によって処刑を逃れました。司祭は戴冠式をすっぽかしてアルフォンソを逃し、ウラカも父王の遺言によって与えられたサモナに行ってしまいます。怒ったサンチョはサモナに攻め入りますが、城は難攻不落でした。これまでの戦いの中で、ルイは困難な局面を何度も打破する働きをするんですが、相変わらず無理難題を押し付けてくるサンチョとついに仲違いして追放になってしまいます。アルフォンソはアミナの案内でトレドへ。兄弟間の争いはまだ続きそうですが、シーズン2はここで終わりです。戦争好きの王様の下で働く家臣たちは本当に大変そう。この物語の舞台となっているのはスペイン北部で、3回も行ったビルバオのあたりの話らしいです。ルイはレコンキスタの英雄なんですが、その話はまだ全然出て来ないのでシーズンは続くと思われます。海外の歴史物も面白いですね。こんだけラテン踊っってるのに、未だにスペイン語は分かりませんが...。
2024/05/15
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11世紀後半のスペインに、『エル・シッド』と呼ばれた英雄がいました。エル・シッドは、アラビア語で『ご主人様』みたいな意味らしいです。王族の兄弟同士の争いがあって、まるで鎌倉時代だなと思ったんですが、義経よりは100年くらい前に生きた人で、本名をロドリーゴ・ディアス・デ・ビバルと言います。ひょっとすると海外遠征でマドリードに行ったときに、彼の銅像の前を通り過ぎてたかもしれませんが、覚えていませんでした。少年ルイ・ディアスは、父の戦死後、故郷を離れ祖父ロドリゴに連れられてレオン王国へ赴きます。見習いとして剣の腕を磨きながら王国の第一王子サンチョの従者になりました。フライン伯爵の一人娘ヒメナとの間に淡い恋心が芽生えますが、同年代のライバル・オルドゥーニョも彼女を狙っています。ルイが青春を謳歌していた時、フェルナンド王の暗殺計画が進んでいました。首謀者はフライン伯爵と司教、それに王妃とルイの祖父ロドリゴまで反乱に関わっています。王の兄でアラゴン王国の国王ラミロを招いて槍試合を開催するときに暗殺は決行される予定でした。ところが決定的瞬間をルイが目撃するんですね。正義感の強いルイは、貴賓席の裏で暗殺者をやっつけて反乱計画を阻止。フライン伯爵は邪魔した者を探し出そうとしますが、孫のルイがやらかした事を知っているロドリゴは板挟みです。レコンキスタの時代ですがこの時はまだイスラム教徒とキリスト教徒の間に強い敵対関係はなかったようです。協定を結んでいるイスラム教の隣国・サラゴサ王国の使者がやって来て、アラゴン王国の軍に攻められそうなので援軍を送って欲しいと頼まれます。兄王はレオン王国の国境にも兵を進めてきました。戦争の代わりに代表者による一騎打ちで勝敗を決めるというのがこの頃よく行われていたようです。槍試合で決着ついたのかと思いましたけど、兄弟同士、どちらも権力欲が強いんでしょうね。サンチョ王子が交渉役になって、お互い代表戦士を出して戦うことになります。王が兄弟なら家臣同士も親戚だったり知り合いだったりするので、本当はみんな戦いたくないんです。サンチョ王子は自ら戦おうとするんですが、忠義に熱いルイは王子の命を守るべく王子に薬をもって眠らせ、戦いの場へと赴きます。相手の方が明らかに強そうでしたが、ルイは父から危機脱出法を伝授されていたようですね。国境の小競り合いを制したのも束の間、今度はサラゴサ支援に向かわされます。サンチョ王子は難しいことは何でもルイにやらせるんですよ。ちょっとこの王子どうなのと思いました。褒美もくれないし手柄は全部独り占め。サラゴサでのルイは、イスラム教で言うところのバラカ(神の恩寵)を持つ男だと信じられて、もてなしは最高でした。美しいアミナ王女の部屋に迷い込んで、いい思いもするし。ラミロ王の軍は、こちらの5倍ほどもあり戦いは明らかに不利でした。ここでは一騎討ちはなかったようです。でも王様を倒した方が勝ちなんですね。たとえ多勢に無勢でも。ルイが王を打ったわけではないんですが、サラゴサに戻ったルイはカンペアドール(勇者)と崇められます。確かに一騎当千の戦いをして、サラゴサの兵たちも彼を認めていました。レオン王国では、サンチョ王子の姉であるウラカが父王の暗殺を画策していました。ウラカは王家の3人の王子と2人の王女の中で一番頭が切れる人で、何でもルイ頼みのサンチョより、もっと頼りない弟や妹たちより、誰よりも王座に対する執着を持っています。戦勝を祝う宴で王は毒をもられ、死期が迫る中、王座をめぐる争いが始まります。サンチョ王子は長男ですから当然自分が王だと思ってます。戦功も挙げてきたし。地元の名士フレイン伯爵は王妃を女王にして自分が彼女と結婚することで王座を奪う計画。王の遺言でレオン王国はどうなっていくのでしょうか。エル・シッドは、チャールトン・ヘストンとソフィア・ローレン主演で映画化もされています。こちらはまだ見ていないんですが、ご興味ある方はどうぞ。
2024/05/14
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自分の部屋がどこか別世界に通じていて、心から歓迎してくれる友達が待っている。そんな現実逃避できる場所があったらいいでしょうね。誰だって逃げ場は必要です。特に、いじめや家庭内に問題を抱える子どもたちにとっては。中学生の安西こころは、いじめが原因で不登校になり、フリースクールの北島先生が気にかけてくれますが引き籠もり生活を続けていました。ある日、部屋の鏡が光り出して吸い込まれ、絶海の孤城に迷い込みます。狼の面をつけた少女が、自分をオオカミさまと呼べといい、6人の中学生リオン、フウカ、スバル、マサムネ、ウレシノ、アキが彼女を待っていました。ここで達成すべきことは一つ。城に隠された鍵を見つけることです。それは願いの部屋を開ける鍵で、一つだけどんな願いでも叶えられますが一人だけに限られ、誰かが願いを叶えると全員の記憶が消えるといいます。この城に来られるのは1年間で、朝9時から午後5時までなら鏡を通じて出入り自由でした。もし午後5時を超えて城に1人でも残っていると、連帯責任でその日城にいたメンバーは狼に喰われるとになっています。鍵が見つからなければ、記憶はそのまま残るということでしょうね。七人は熱心に鍵を探すでもなく、来たいときに城に来て、次第に友達関係を築いていきました。あるきっかけで、全員が同じ中学の生徒だということが分かります。マサムネの提案で三学期の始業式の日に、みんなで学校で集まる約束をしました。全員が約束を守ったにも関わらず、誰も他のメンバーに会えず、パラレルワールドなのかという話になりますが、オオカミサマは違うと言います。果たしてこの城は何なのか、オオカミサマの正体は、そして願いの鍵は見つけられるのか。この話、子ども向けのファンタジーかと割と甘く見ていたんですが、実に深い、よく考えられた物語でした。最後の謎解きに至るまで、伏線がたくさん用意されているんです。城のあちこちにあるバツ印の意味、オルゴールの曲、みんなが学校で出会えなかった理由。北島先生の存在も、キーポイントです。『かがみの孤城』は、辻村深月による日本の小説で、2018年には本屋大賞も受賞しています。2022年公開の劇場アニメ版を見ました。海外でも上映され、数々の賞を受賞する名作です。金の国水の国を見た人におすすめという繋がりで見たんですが、思った以上に素敵な話でしたね。おすすめです。
2024/05/13
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2024 東部日本グランドシニア・シニア競技会に参加しました。会場は東京都立産業貿易センター浜松町館です。JR浜松町駅を降りてすぐの旧芝離宮恩賜庭園は昔のままでした。大将と初めて出会った世界貿易センタービルは取り壊されて工事中です。正面に東京タワーが見えてます。すっかり観光気分。『地方の試合もいいけど、たまには都内の試合もいいね。』都立産業貿易センター浜松町館は、2020年に改装オープンしたばかりの商業ビルで、これまでの競技会イメージを覆す美しい環境での試合にテンション上がりました。競技会場は3階だったんですが、2階でも別の社交ダンス競技会をやっていて、間違えて最初はそっちに行ってしまったんですよ。シニア戦の割に選手層がやけに若いなあと思ったんですが、ジュニアの試合も併設されてましたのでそのせいかな、なんてね。QRコードスキャンしてエントリーする直前で、何か違うと思ったんです。本日のメイン競技は、東部グランドシニアダンス選手権と東部シニアダンス選手権です。この他にB級、C級、D級、ノービス級のラテン・スタンダードが、それぞれシニア(男女共35歳以上)とグランドシニア(男性55歳以上、女性の年齢は不問)でありました。この試合のシニアノービス級に参加してD級に昇給した選手は、既にエントリーを締め切っている日本インターの全日本シニア選手権に特別に出場していい事になっています。そのお知らせの発信元は、以前お世話になっていた師匠のお名前でした。競技部長をされているんですね。また、東部ジュニアダンス競技会 (12 歳以上16 歳未満の男女) と東部ジュブナイルダンス競技会 (12 歳未満の男女)の試合がそれぞれラテンとスタンダードであり、無観客競技会だったんですが、保護者は 1 カップルに対して 2 名までを入場可能でした。ジュブナイルの試合に参加していたのは全員同じサークルの子供達だったようで、振り付けが同じなんですね。フィガーと服装に規制ありの試合だったので、何かが引っ掛かったようで、全員チェッカーに呼ばれるという珍しい現象が発生していました。私たちはJBDF東部の試合はビッグコンペしか出ていませんでした。いつも出場しているJBDF関東甲信越と同じJBDFですが別団体で、級が一つ下でリンクしているので、東部の試合にも出られますがシニアラテンはB級になります。シニア選手権(A級戦)に出場するためには持ち級の試合、つまりB級戦にも出る必要があるらしく、事務局から連絡が来たので両方エントリーしました。種目が少ないから平気かなと思って。会場はこんな綺麗なところです。東部シニアラテンB級はルンバ、パソの2種目で優勝でした。会長の二ッ森 司先生が賞状を渡してくださったんですが、今年で会長の任期を終えられるそうで、『僕の名前の入った賞状はもうすぐなくなるよ』と笑っておっしゃっていました。無観客でしたが役員の先生方が試合中も盛大な拍手を贈ってくださって、楽しく踊らせていただけました。賞状のほかに副賞として、ラテンのレッスンDVDを頂きました。この他にグランドシニアラテン選手権にもエントリーしていたんです。グランドシニアは東部A級をスーパージャパンで維持しているらしく、B級戦に出場する必要はなかったようです。シニアラテン選手権と背番号が違うので、付け替えるのが忙しかったですね。シニアラテン選手権はチャチャ、サンバ、ルンバの3種目、グランドシニアラテン選手権はチャチャ、ルンバ、パソドブレの3種目で、続けて踊っても大したことないと思っていたんですが、さすがに3カテゴリー掛け持ちは結構きつかったです。競技仲間たちにも『何回踊ってんの?』と言われましたね。全部ルンバは入っていますので、見飽きたかも。グランドシニアラテン選手権は優勝、シニアラテン選手権は3位の成績で、オナーダンスで7回目のルンバを踊らせていただきました。午前中でラテンの試合は終わって、すぐにスタンダード競技開始。全ての競技が11時から15時の間に詰め込まれているコンパクトな競技会でした。私たちは試合の後、ビルの中にあるバラエティに富んだ飲食店の一つでランチを食べて電車で帰って来ました。神田駅ホームの発車メロディ、『お口クチュクチュ、モンダミン』なんですね。なんで?まだ時間も早かったので帰りに大将のお母さんの家に寄って、母の日のプレゼントとしてブーゲンビレアと副賞としていただいたDVDを渡して来ました。JBDF関東甲信越の県別対抗戦に向けた練習会の日でしたが、もう今日は試合で十分踊った感じです。ラテンだけ、ですけどね。
2024/05/12
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都立呪術高専で学ぶ五条 悟(ごじょう さとる)と夏油 傑(げとう すぐる)は、親友でした。この物語に出てくる登場人物の漢字が読めないので、皆さんのためというより自分のためにふりがなを入れてます。第一期に続くテレビアニメ呪術廻戦第二期(第25話から第47話まで)の物語は、時代が少し遡って、主人公の虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)の師である五条先生の学生時代から始まりました。呪術高専の創設者であり呪術界の要である天元(てんげん)は、不死の術式を持っています。しかし肉体の老化は止められないので、500年ごとに適合する星漿体(せいしょうたい)と同化して体を置き換える必要がありました。呪術高専2年生の五条と夏油は、その運命を持って生まれた天内理子(あまない りこ)を同化当日まで護衛する任務についています。理子はメイドと二人暮らしの天真爛漫な中学生、彼女の命を狙っていたのは2つの組織です。一つは天元一派を敵視する呪詛師集団『Q』、もう一つは宗教団体『盤星教』でした。Qは大したことないんですが、宗教団体に雇われた刺客の伏黒 甚爾(ふしぐろ とうじ)が強烈に手強いんです。虎杖(いたどり)の同級生・伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)の実の父親で、金で動く術師殺し。最強の呪術師と言われた五条でさえ瀕死の重症となる強さでした。3年生となった五条と夏油は特級呪術師になっていました。五条家相伝の術式『無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)』は無敵で、その実力は最強と言われています。夏油は呪霊を取り込み、それらを自在に操る術式『呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)』の使い手ですが、吐瀉物を拭いた雑巾を飲み込むような気分の悪い術式を何のために日々続けていくのか疑問を感じ始めていました。非術師である弱い人間たちを守ることが本当に必要なのか、非術師を抹殺し、呪術師だけの世界を創れば良いのではないか。夏油は盤星教を乗っ取り、最悪の呪詛師と称される特級呪詛師となって、五条と袂を分かちます。ここから舞台が現在に戻りました。呪術高専2年の(むた こうきち)通称 メカ丸が、内通者だったことが判明します。生まれながら身体の不自由なメカ丸は『傀儡操術(かいらいそうじゅつ)』の使い手で、同級生たちも本体に会ったことはなく、いつも遠隔操作されたメカ丸と学生生活を送っていました。メカ丸は夏油達に高専の情報を流す代わりに真人(まひと)の術式『無為転変(むいてんぺん)』で肉体を治す契約を結んでいました。真人は冷酷非情に人間を化け物に変えていく特級呪霊です。そんなに上手くことが運ぶとは思えませんね。2018年10月31日、渋谷駅周辺に特殊な結界が張られ、一般人が閉じ込められる渋谷事変が勃発します。首謀者は呪詛師・夏油の身体を乗っ取った何者かと真人たち呪霊集団で、多くの一般人の犠牲を出し、渋谷が一夜で壊滅状態に陥りました。高専から派遣された五条は偽夏油(ニセげとう)の獄門疆(ごくもんきょう)で封印されてしまい、五条を救うべく向かった一級呪術師や高専生たちも次々と倒され被害は甚大です。偽夏油は獄門疆を持ったまま消え、偽夏油の放った呪霊たちが恐ろしいことに渋谷から東京全域にさらに拡散していきました。毎回息を呑むスピードで血みどろの戦いが展開され、はっきり言って見てて疲れるんですが、激辛スープを飲み続けるような刺激、やめられません。続きが楽しみです。
2024/05/11
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4年と4ヶ月の専業主夫期間を終え、大将が再就職しました。新型コロナが5類になって1年、世の中もコロナ前の状況に戻ってきた感があります。近所の飲食店でもスタッフ大募集してますし、運輸業以外にもいろんなところで人材不足が問題になっているのかもしれませんね。以前から専業主夫になりたがっていた大将は、しばらくはその生活を楽しんでいたようです。自ら進んで就活したわけではなく、以前仕事でお付き合いのあった方から連絡が来て、よかったらうちで働いてくれないかという、なんとなくゆるいお話が舞い込んで来たんですね。IT業界も忙しくなってきて、シニアでもいいから即戦力が欲しいんでしょうか。私の母が入院した時にいろいろ世話になったからと言って買ってもらって、一度も着ていなかったスーツがやっと役に立つ時が来たようです。先週から東京に通いはじめたんですが、専業主夫がいなくなったことで家事がこっちに回って来て、私の方も疲れてます。仕事帰りに買い物して、洗濯しながら夕飯作って、風呂掃除してと、なんだかやることが倍になった感じ。ここ数年は、楽だったんですけどね。家に帰ると外灯がついていてスリッパが綺麗に並んでいました。私が朝出勤する時まだ寝ていた大将が、私より早起きして出勤、帰ってくるのも夜遅いです。口に出しては言ってませんが、大将も家でぶらぶらしてるのに飽きたのかもしれません。
2024/05/10
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毎朝水筒にお茶を入れて職場に持って行ってます。お茶は入れたては緑色なんですが、職場で飲む頃には茶色に変色しています。お茶の成分のカテキンが酸化して茶色になるから。別に茶色くなったお茶を飲んでも体に悪いわけではないようです。でも、できれば綺麗な緑色のお茶が飲みたいです。グリーンじゃなくてブラウンのことを茶色って言うのは酸化すると茶色くなるからですか?調べてみたら江戸時代より前のお茶は茶色(ブラウン)だったそうです。千利休が煎じてたお茶も緑じゃなかったんでしょうか。平安時代に中国から伝わったお茶は貴族たちが飲むような高級な茶色い飲み物で、室町時代に茶色く染める染料として使われ出したことから茶色という言葉が生まれたそうです。お茶が緑色になったのは、江戸時代に緑茶の製法が発明されたから。京都で宇治茶を栽培していた永谷宗円(ながたに そうえん)さんたちが開発した緑色の『煎茶』が大人気となって製法が日本中に広まったとのことです。茶色という言葉だけはそのまま残ったんですね。ゴールデンウィークを過ぎてそろそろ暑くなってきたので、熱いお茶でなく、水出しの冷たいお茶を水筒に入れて持って行くようになりました。一晩かけて冷蔵庫で抽出した水出しのお茶は、まろやかで美味しいだけでなく、ずっと綺麗な黄緑色なんですよ。水出しのお茶は、カテキンもあまり出ないので酸化しにくいようです。農林水産省のサイトを見ると、カフェインも少なめで、さらに免疫を高める効果もあるらしいです。あったかいお茶を飲みたくなった時は、入れて行った水出しのお茶を電子レンジで温めればいいので便利。そういえばなっちゃんのお見舞いで持って行ったことがあったなと思い出しました。
2024/05/09
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魔法の使えない少年マッシュ・バーンデッドが、筋力だけで魔法社会に抗うアブノーマル・ファンタジーです。魔法は天から与えられた才能で、能力が高いほど出世する世界。魔法が一切使えないことがバレると、魔法局に殺処分されてしまいます。マッシュは捨て子だったんですが、レグロ爺さんに拾われて森の奥深く、誰とも接触することなく密かに育てられました。魔法の強さは顔にできるアザの本数で分かります。マッシュにはアザがありませんでした。レグロ爺さんに勧められてマッシュは幼い頃から筋トレに励み、いつしか超人的なパワーと耐久力を身につけていたんです。マッシュはシュークリームが大好きでした。ある日、レグロ爺さんの言いつけを守らずに一人で街へ限定シュークリームを買いに出かけ、魔法が使えないことがバレてしまいます。魔法警察のブラッド・コールマンに踏み込まれますが、筋力で魔法を圧倒し返り討ちにするんです。ブラッドはマッシュの殺処分を見逃す代わりにハードルの高い条件を出してきます。名門イーストン魔法学校に入学して、優秀な生徒に与えられる神覚者となること。魔法が使えないマッシュが魔法学校の入学試験をパスするんでしょうか。『ハリー・ポッターシリーズ』をパロっているのも面白かったですね。ダンブルドアみたいな人が校長先生だし、クラス分けがあったり、魔法の杖を買いに行ったり。マッシュがドゥエロの選手に選ばれるんですよ。クィディッチにそっくりの、ホウキに乗って戦う競技。一体どうマッシュが対応するのか、見ものです。優れた魔法使いでも勝てるかどうか不安になるような相手に、グーパン(グーのパンチ)で向かっていくマッシュは、なんだかワンピースのルフィーにも通じるものがあって好感が持てます。彼の実力を認める仲間も増えていきました。『魔法使えないのに、どうする?』っていう場面がたくさんあるんですが、思いもよらないような発想で乗り越えていく爽快感が最高です。このアニメ見ると、1日の疲れが吹っ飛ぶ感じでした。『マッシュル-MASHLE-』は、甲本一による漫画が原作のアニメで、日本だけでなく海外でも人気があるようですよ。いまマッシュルのテーマ曲、Creepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』が世界を席巻する大ヒットになってます。アニメの方も、最大の敵イノセント・ゼロとの今後の戦いが楽しみです。
2024/05/08
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ゴジラ生誕70周年記念作品だそうです。子供の頃はよく映画館に怪獣映画を見に行っていたので、今年、山崎監督がアカデミー賞視覚効果賞を受賞したこの作品にも興味がありました。カラー映像があることを知らずに白黒版ゴジラ-1.0/C(マイナスカラー)を見たんです。シンドラーのリストもそうでしたが、白黒効果で迫力が増した感じ。時代の雰囲気がすごくよく現れていて、映画の世界に没入できました。昔の怪獣映画は主役が子供でしたが、この映画はシリアスな大人向けの映画です。戦後間もない東京の、ようやく復興の芽が出始めた時期に、傷跡をさらに深く抉るように現れる大怪獣ゴジラ。ゴジラは超回復力が備わっていて、ダメージを受けてもすぐに再生するんですよ。核実験から生まれたという話をなんとなく覚えていましたが、この映画では南方の島に伝わる伝説として、すでに核より前から存在していたとされていました。敷島浩一は特攻から逃げた男です。零戦が故障したと言って大戸島の守備隊基地に着陸しますが、その夜、島の伝説・ゴジラに遭遇します。目の前で基地が破壊され、整備兵たちが襲われて行く中、恐怖で何もできなかった敷島。この夜のことは、心に深い傷となって残りました。東京に戻ると、家は焼け落ち両親は亡くなっていました。跡地に残った小屋でかろうじて雨露をしのぎ食料を調達して命を繋いでいた彼のところへ、同じように家族を失い誰かに託された赤ん坊を抱えた典子が転がり込んでくるんです。三人の変な共同生活が始まりました。子供たちを戦争で失った隣の澄子も、事情を知って子守りなどの手助けをしてくれます。敷島は米軍が海中に残した機雷を撤去する、金にはなるが危険な仕事を得ます。小さな木造の漁船を改造した新生丸で、艇長と博士と小僧の四人で作業を行なって、次第に生活も軌道に乗っていきました。ゴジラがなかなか出てこないんですよ。ところが日本から遠いところで大変なことが起こっていたんですね。ビキニ環礁で行われた核実験でゴジラが被爆、超回復力で核を帯びたまま巨大化します。そしてなぜか、日本に向かってくるんです。そこからの攻防は見応えがありますので、是非、なるべく大画面でご覧になって頂きたいと思います。視覚効果で世界一になっただけのことはあります。これまでの怪獣映画に比べると、すごくリアルに感じました。戦後間もない日本の風景も、非常によく再現されています。キャラ登場に合わせた音楽ってあるじゃないですか。ダースベイダーが出てきたらあのメロディーとか。この映画はなかなか耳に馴染むあのボレロが流れないので、ゴジラミュージックが流れた時は、『ついにキター!!』とテンションバク上がりでした。『ゴジラ-1.0』(ゴジラ マイナスワン)は、2023年公開の日本映画です。カラー版は/Cが付いていません。山崎貴監督によるVFXも脚本も見事です。タイトルのマイナスワンは、戦後でゼロになった日本へ、追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落とすという意味があるそうです。製作費が通常のアメリカ映画に比べてかなりの低予算だったことも話題になっていました。ゴジラの超再生能力、鬼滅の鬼以上です。ゴジラって不死身でしたっけ?これまで何十作品も作られていたのは、そのせいだったんでしょうか。知りませんでした。カラー版も見てみたいですね。
2024/05/07
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午前中のラテン競技の表彰式が終わると、お昼休みに入ります。陣地シートを敷いた場所は出入りが激しくて埃っぽいので、髪型だけスタンダードバージョンに変更して広い廊下のベンチで一人おにぎりを食べていました。おかかのおにぎり、ローソンしか売ってないみたい。コレ大好物なんです。すると、コスモスクラブでいつも一緒にレッスンを受けている選手が通りかかって、『余裕ですね。』とおっしゃるんですよ。よくタイムテーブルを見てなかったんですが、あと20分で予選開始とのこと。ここで出遅れたらまた何言われるか分かんないので、急いでおにぎりをねじ込んで着替えに戻りました。スタンダードA級戦は参加76組で午後の一番初めの競技でした。7ヒートに分かれて戦います。ヒートによって結構差があって、私たちのヒートにはラテンA級戦にも出場されてた方々が固まってました。整列していると、突然くしゃみが出そうになったんですね。ドレスを外干しされていっぱい花粉付けて持ってきてたんじゃないでしょうか。皆さん布を贅沢にあしらったドレスをお召しで、羽とかにも山のように着いていそう。あわてて整列の外に出てマスクをしたんですが、自分のヒートが近づいてくると戻らないわけにもいかず、マスクして踊ってる人はいないし、鼻水は出るしで大変でした。大将とは相変わらず無言の時間が続いています。レッスンで、やりすぎるなと先生になんども言われてましたので、なるべくおとなしく踊ったつもりだったんですが、それがまた『やる気ない』と大将には写ったらしくさらに険悪なムードに。これがスタンダードA級戦5回目なので、今日を我慢して出場すれば維持決定なんですよ。とりあえず1回でも2回でも踊らなくちゃ。1次予選の4種目、ほぼ全部どこかで誰かとぶつかって、あまりいい感触ではなかったんですがギリギリ2次予選には進めました。2次予選はまだ4種目で、4ヒートに減りました。ワルツを踊り終わったところで左足の裏がやけに痛いのが気になっていたんです。タンゴまで踊り終わって次のスローフォックストロットの出待ちの椅子に座った時に靴を脱いでみたら、なんとボール部分にストーンがめり込んでいました。これは明らかに自分のドレスから落ちた石を足にくっつけたまま靴履いてたんだと思いますが、こんな状態でよく2曲も踊れたなと自分にびっくりです。1次よりはぶつからずに踊れた気がしたんですが、クイック以外は全然スコアが伸びずここで敗退でした。こちらはA級戦3次予選の様子です。大将はお腹が減ったのかますます機嫌が悪く、スタンダードはもうやめようかと言い出しております。私はそれほどスタンダード競技に執着はないし、一応5回出場してもうA級維持決定しましたので今年はこれで終わりでも全然OKです。できればJBDFのB級にもう一回出て維持だけはしておきたいところですが。今後について考えたいから晩御飯は一緒に食べたくないと大将が言うので、別々に弁当を買いに行って別々に食べました。変な雰囲気です。さて、どうなることやら。(おわり)競技グッズはおそろいですか
2024/05/06
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こどもの日の今日は、地元の競技会に参加でした。関東甲信越の都県対抗戦と、ねんりんピック出場者の茨城県代表選考会も兼ねている試合です。会場は、茨城県の常総市水海道総合体育館でした。一般戦はA、B、C、D級、年齢別ではシニアII・IIIA級のそれぞれラテン・スタンダードがありました。昇降級に関係ない試合として、ねんりんピック(2025年岐阜大会)単科戦のワルツ、タンゴ、チャチャ、ルンバの選手選抜も行われます。こちらはB級戦ラテンの1次予選の様子です。私たちはA級ラテンとスタンダードに参加です。ラテンはすでにA級維持を決めていますが、県代表を押さえておく意味で出場しました。A級ラテン出場者は24組。県代表選考会なのに茨城県の選手は半分で、東京、千葉、埼玉ほか、ゴールデンウィークのせいか北海道や長野からも上手な選手たちが参加されていて、意外とハイレベルな戦いでした。サンバ、チャチャ、ルンバ、パソを踊って、やれやれと陣地に戻って靴を脱いでくつろいでいたところ、『つづいてジャイブの第1ヒートです。』とのアナウンス。焦りましたよ。1次予選だから4種目かと思っていたら、これが最終初戦で、最初から5種目戦だったんですね。慌てて靴を履いて待っていたくださった皆さんにごめんなさいしてフロアへ登場です。なんとか勝ち残ったんですが、大将はカンカンに怒ってしまいまして、『もう口も聞きたくない』とのこと。ジャイブで出遅れたのもそうですが、チャチャで私がジグザグの回数を間違えたせいでリズムがおかしくなったとか、ルンバでルーチンいきなり変えたから踊れなかったとか。あとでビデオ確認したら、チャチャは私の方が合ってました。完全に言いがかりです。ルンバは確かに昨日前回の試合のビデオを見直してキックはあんまり見栄えが良くないなと思って省略したんですが、それがお気にめさなかったみたいで、変でも何でも予定通りのこと以外するなとのこと。すごい怒ってましたけど、他の種目に比べたらルンバのスコアは1番よかったんですよ。『もう口も聞きたくない』と言われたので、準決勝も決勝も大将とは一言も口をききませんでした。話したいことって意外とないもんです。ルンバは仕方ないので通常のキック入りルーチンに戻しましたけどね。他の選手とは普通におしゃべりしてたんですよ。私たちは決勝に滑り込んだものの、結果は最下位の7位でした。こちらは優勝カップルのオナーダンスです。いいなあ、若いって。そういえば面白いことがあったんです。決勝を待つ間、フロアサイドでぶらぶらしてたんですが、素敵なペアのラテンドレスを売ってる店の前で、カップルの会話が耳に入ってきました。女性『このペアのドレス、素敵よね。』男性『ドレスだけよくても、踊りがよくなるわけじゃないんだからさ。』女性『あら、そんなことないわよ。ドレスが変われば踊りだって変わるわよ。』うちもこんな会話したことあったっけなあとおかしくなって、思わずクスクス笑ったら、お二人が振り向かれたので、『ドレスがいいとテンション上がって、いい踊りできると思いますよ。』と、女性の味方に回って援護射撃。そのあと午後になってもそのペアドレスはまだ展示されてましたので、お買い上げには至らなかったようです。(つづく)競技会情報はこちらから
2024/05/05
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<ノルンみなかみフラワーガーデン>辰巳館から車で20分ほどのノルンスキー場で、北関東最大級のすいせん祭りをやっていました。こちらはスキー場といっても雪は全くありません。一面のお花畑。なごむわ〜。水仙祭りですがほかのお花もいっぱい。チューリップもいろんな種類が見られました。リフトでゲレンデを登ると、足元には水仙が咲き乱れております。上からはゆっくりと歩いて下ります。いろんな種類の水仙があるんですね。ムスカリやヒヤシンスも混じってました。今年のすいせん祭りは4月19日から5月19日までです。ほかにも宝探しと昆虫展もやってました。季節に合わせたいろんな花畑が楽しめるそうですよ。ご興味ある方は、こちらからどうぞ。気がつけばゴールデンウィークも終盤にさしかかってまいりました。1泊2日の旅行記をいつもながら長々とお付合い頂きありがとうございました。どうぞ、良い週末を。(おわり)
2024/05/04
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<谷川岳>新潟県との県境に位置する谷川岳は標高1997mで、日本百名山の一つに数えられています。子供の頃から雪が嫌いで、スキーはもちろん、雪山に行こうなんて思ったこともなかった私が、まだ雪の残る谷川岳天神平スキー場に行くなんてね。自分でも驚きです。宿泊した辰巳館から車で30分ほどだったので、ちょっと寄っていこうと大将が言い出して、アドベンチャー大好きなメロン夫婦も大賛成。一人小声で『フラワーガーデン』推しだった私は仕方なく付いて行くことになりました。ロープウェイは往復3500円です。降りるともう雪が眩しくて目が開けてられませんでした。私以外の三人は子犬みたいに大はしゃぎで、雪合戦なんか始めちゃったりして。そこからさらにリフトにのって1502mの天神峠に登ります。リフトはロープウェイとセットにするとプラス500円。谷川岳が向かいに見えてました。あれに登るなんて言われなくてよかった。聞くところによると、死者数が世界一でギネスに載ってるそうじゃないですか。色んな景色を求めて、みんな雪の中をズボズボ歩いて行くんですが、私はなるべく雪のないところを求めて地味にフキノトウ鑑賞したり、水芭蕉を愛でたりしておりました。それにしてもいい天気。こちらは雪の少ない日当たり良好な一角。リフトは降りる方が怖いですね。メロンさんたちとはここで別れ、私たちは『フラワーガーデン』に向かいました。雪山ストレスから解放された私は、土から這い出した春の虫のように、通りかかった上越線にもりんごの花にも感動し、一気にハイになっていました。(つづく)
2024/05/03
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<温泉大壁画>辰巳館の『はにわ風呂』には山下清の大壁画がありました。裸の大将と呼ばれた画伯が約60年前に絵を描き、彼の師であった式場隆三郎先生、美術工芸家の手塚昇先生らと共に作成した本邦唯一の作品とのこと。夕食前にお風呂に入って、私は女子風呂にあったこの壁画を見ていました。『どんな絵だった?』メロンチョコさんに聞かれたので、こう答えました。『女の子が寂しげにこっちを見てる絵。』前衛的な絵が描かれる予定だったのに三代目館長がもっと楽しい絵がいいと言って、山下清さんを招集する流れになったそうです。式場先生から『清、お前これからここの風景描くんだから川を見とけ』といわれて3時間以上ずっと川を見続けていたとのこと。私の大好きなクロード・ロランも、一日中雲を眺めていたと言いますから、やっぱり画家はまず見ること、じっくり観察することが仕事なんでしょうね。お風呂だけでなく、廊下のあちらこちらに飾られている『はにわ』の方も気になっていました。この近くに矢瀬遺跡や梨の木平遺跡があって、発掘された土器や埴輪などが月夜野郷土歴史資料館で見られるようです。 山下清の大壁画の他にも、じっくり楽しめる絵画や書が多く展示されていました。ビールサーバーとコーヒーマシンのあるロビーに飾られていたのがこの絵。何代目かのオーナーの趣味なんでしょうね。北原白秋の落葉松の詩、これ学校で暗記させられたっけなあ。もう忘れたけど。お庭も綺麗です。まだ桜が咲いていました。温泉の大壁画は昭和36年に完成したそうです。放浪の画家・山下清がここに逗留して風景を描いたころは、綺麗な秋だったんでしょうね。(つづく)アートのある生活
2024/05/02
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<オクトワンブルーイング>ダンス競技を始める前、大将と二人で群馬県地ビール巡りをしたことがあって、月夜野を訪れるのはそれ以来数十年ぶりになります。月夜野ビードロパークが2023年10月1日に閉館したと知ってショックを受けましたよ。そこで制作された美しいグラスで飲む地ビールは最高だったんです。宿泊した辰巳館で提供されていた月夜野クラフトビールも、販売元の閉業に伴い終了。代わりにオクトワンブルーイングの地ビールが『生』で飲めるようになっていました。行く前に気になって、大将に電話して聞いてもらったんです。もし『地ビールない』って言われたら、近所の店で買い出ししていかなくちゃと思って。ロビーとお食事処でオクトワンの生が飲めますとのことでしたので安心したんですが、一種類だけでした。なんの種類か聞いてみたんですが、知らないと言われましたね。多分、エールだと思います。美味しかったですよ。Style : Wheat aleABV : 5.5%IBU : 28Hops : Cascade, Amarillo, Citra食事の時にみんなが飲みまくったのか、サーバーはすぐに空になってしまったようです。お風呂上がりにみんなで飲み直そうと思ったら、アサヒスーパードライしかありませんでした。これをちびちび飲みながらダンス談義にアニメトーク、次のダンス旅行の計画などなど楽しい時を過ごしました。オクトワンブルーイングでは現在9種類のビールを販売しているようです。ご興味ある方はこちらから。楽天でも買えます。(つづく)美味しい地ビール!いま、ください
2024/05/01
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