2005/01/04
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テーマ: 社交ダンス(8604)
競技会でかかる音楽は、通常、その場になるまで分かりません。フィギュアスケートやシンクロナイズド・スイミングのように、自分たちで決めた曲で踊る訳ではなく、大会事務局側で、曲は用意されます。初めて聞く曲もあります。しかし、上手な選手になると、まるで、その曲のために振り付けた踊りのように、ものすごく音楽に合った表現が出来ます。

普通、競技選手は、あらかじめそれぞれの種目の振り付けを決めています。どの曲がなっても、その振り付けを踊るのです。曲のブレイクやアクセントに、たまたま振りが合ったりすると、大喜び。ただ、サンバ、ルンバ、チャチャチャなど、全部種目によってリズムは決まっているので、どんな曲でも一応、合っては見えるのです。

私は、音楽には絶対の自信を持っていました。長いことバンドのボーカルをやってるのですから、音が取れないなんてことは、ありえないことです。

ところが、2002年5月19日の品川区長杯で、それはおこりました。

準決勝の最初の種目はサンバ。8ビートで数えた時、カウント5で、私から踊り始める振り付けだったのに、曲のカウントが取れません。周りはどんどん踊り始めているのに、私は硬直して、喉がカラカラになっていきました。こんなことは、初めてです。あんまり出だしが遅れると、採点に響くので、早くでなくてはと焦るのですが、ドラムやベースの低音がよく聞き取れなかったせいで、どう聞いてもカウントがとれないのです。

しびれを切らせたリーダーが、あてずっぽうに踊り始めました。仕方なく私もフォローしましたが、最後まで音に乗れませんでした。

このせいだけじゃないとは思いますが、決勝には残れず、ここで敗退してしまいました。あとでビデオを見直してみると、私たちのサンバは完全に2拍外れていました。難しい曲と感じたのは、どうやら私だけではなかったらしく、競技中にもめて、男性が怒ってフロアから出て行ってしまうカップルもいました。

こんなことは初めてだったので、非常にショックで、教室で先生にそのCDをお借りしました。

じっくり聞いてみると、トランペットがカウント2のシンコペーションで入ってきていて、それを聞いてしまうと、ずれるということが分かりました。最初から注意してボンゴの音を聞いていれば、間違えることはありません。



ときどきルンバで、カウント1と2を間違えて踊っている方がいますが、それは、踊り始めるときに2から数え始める癖がついているからではないかと思います。

私たちもそうでしたが、サークルで習い始めた時、ルンバは

「ツー・スリー・フォー・ワン」

と数えて踊り始めるように習います。これは、カウント4と1で一つの動きをするからなんですが、ステップのはじめは2でも音楽のはじめは1です。

当たり前のようですが、音楽は必ず1からカウントし始めることを心がけると、競技でもパーティでも、音を外すことがなくなります。どうしても音がとれないときは、ちょっと周りをカンニングしてみたらいかがでしょうか。テストと違って、カンニングで失格になることはありません。カンニングした相手もやっぱりリズムを間違えていたときは?

テストと同じで、運が悪かったと思うしかないでしょうね。

ラテンブーガル ラテンブーガル

ときどき競技会でかかります。
興味のある方は聞いてみて下さい


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Last updated  2005/01/04 12:00:26 PM
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