2005/01/16
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テーマ: 社交ダンス(8604)
社交ダンスもそうですが、結婚するまで全く無縁だったもう一つの世界、それは落語です。テレビでたまに見かけたことがある程度で、きちんと最初から最後までお話を聞くということはありませんでした。

主人は男三人兄弟の長男ですが、末の弟が落語の世界に入り、それで初めてその世界にも目が向くようになったのです。彼は、人間国宝である桂米朝一門に入門し、修行して「桂よね吉」としてデビューしました。

年に一度、桂一門の若手落語家たちが東京日本橋で寄席を開きます。
2002年7月14日、私たちもそれを見に行きました。「さえずり会」といいます。

この日はとても暑い日で、私の母も一緒に行きました。大応援団のお母様は、夏の着物をキリっと涼しげにお召しになって、最初から前の方の席でご覧になっていました。合気道の試験のときに、剣と杖の練習をするためにお庭を貸して下さった職場の顧問も、わざわざ茨城から来て下さいました。

会はとても盛況で、私たちが行った時、もう立ち席しかありませんでした。よね吉は、とてもよく稽古を積んでいて、お客さんとの駆け引きも新人とは思えないほど上手でした。特に彼はお芝居や歌舞伎が好きなので、そういった題材のお話をすると、とてもいきいきとして見えます。

関東では、前座を卒業して真打になる、という制度があるようですが、関西の落語会には「真打」というのはないそうです。これも初めて知ることでした。

彼の専門分野は古典落語というもので、おなじみの「いまなんどきだい」と聞いておつりをごまかす「ときそば」に代表される、音楽で行ったらクラシックです。同じ話を何度も聞いて、なんで飽きないんだろう、と思ったこともありましたが、よいクラシック音楽は何度聴いても飽きないように、古典落語も飽きることはありませんでした。

また、ベルリンフィルにはベルリンフィルの音があるように、クラシック音楽は、演奏家が違うと、響きが全く違ってきます。それは、ポップスやロックや演歌でも同じことがいえて、落語も語り継がれた話を噺家がどう伝えるかによって、全く面白さが変わってきます。



ダンスにも、「間」はあります。しかし、「間」とはいわずに、メリハリといったりします。スピーディな動きの後のゆったりした余韻、緊張の後の緩慢な動きが、音楽を体で奏でるダンスの醍醐味です。

最近、よね吉は京都のラジオ番組に出演しているほか、日曜日の夜11時から、NHK BSで「熱中時間,忙中“趣味”あり」という番組にも出演しています。これからどんな風に成長していくのか楽しみ。ダンスも含め、芸の道は果てしなく深いですから。

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Last updated  2005/01/16 09:16:49 AM
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