2005/07/25
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カテゴリ: パーティ・デモ等
ディナータイムでお隣の席だった方は、結婚して17年前にご主人の海外赴任で日本を離れ、それからずっと海外で生活を続けられている方でした。学生の時にやっていた社交ダンスを、現地で新しいリーダーを見つけて再開し、やがて教室を開くようになったそうです。

マレーシアでは、日本のように毎週どこかで試合がある程、社交ダンスは盛んではなく、年に数回の大会があるだけで、教室も数えるほどしか無いそうです。多分宗教上の理由から、マレー人は人の肌に直接触ることを嫌うので、生徒さんは裕福な中国人か、階級の高いインド人だけなんだとおっしゃっていました。

彼女の新しいリーダーも中国人でした。ところがその彼が、銃で殺されてしまったというのです。女性関係かお金の絡みで恨みを持っている人が殺し屋をやとった、なんていう、ドラマか映画じゃないとあり得ないような話に、同じテーブルで食事をしていた私達は目をむき、みんな思わずナイフとフォークが止まりました。

「昨日まで一緒に踊ってた人が、急に殺されたなんて言ったって、実感わかないでしょう。まだ、彼のぬくもりみたいなのが残ってるんですもの。」

そりゃ、そうでしょう。私だったら、想像したくないけど、もうダンスなんて出来なくなってしまいますよ。だって、ダンスするたびに思い出しちゃうでしょう。そんな物騒な話があるんですねえと、みんな半分固まっていると、

「教室に銃を持った強盗が押し入って来たこともあるんですよ。」

えー!?それで、それで?

強盗は中国語で「危害を加えるつもりは無いから、金目のものをよこせ。」といったそうです。生徒さんたちが、ロレックスの腕時計や、ダイヤのイヤリングなんかをそれぞれ差し出すと、そのまま逃走してそれっきりだそうです。

「私は、パールのイヤリングしかしてなかったから、盗られなかったわ。(笑)」



「マレーシアにも、是非いらしてね。」

といわれても、心から行ってみたいと思えないですよ、こんな話の後じゃ。いつか先生と一緒に試合でマレーシアに行くことがあったら、イヤリングは真珠に限りますね。

ディナーが終わると、次はプロの先生方と海外からのゲストによるショータイムです。

(つづきはのちほど)





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Last updated  2005/07/26 02:23:02 PM
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