2007/01/23
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テーマ: 社交ダンス(8604)
カテゴリ: TVのはなし
毎週男女一人ずつが脱落して行く過酷なオーディションの中で、パートナーを失ったもの同士が新しいカップルになります。

3組目に登場したのはそうして出来た新生カップル、ドミトリーとアレクサンドラでした。

ドミトリーはラテンが専門の社交ダンサー。ギリシャ彫刻のようにかっこいい男性なので、彼が出て来ただけで女性ファンが『キャーキャー』言ってます。私も思わず身を乗り出しちゃいますよ。

アレクサンドラはバレエやジャズを専門とする、おしとやかなお嬢様風の女性。

ドミトリーが組むのは何故かいつも美女ばっかりです。

この二人が与えられた課題はワルツ。

燕尾服にロングドレスでステージに立ってるだけで二人は絵になってます。きれいな人はいいなあ。

振り付けを担当したヘザーは、ワルツのイメージをこう語りました。

「ワルツの神髄はコネクション。二人が離れていてもつながっているように動くの。1週間でいかに親密さを築けるかが勝負。」




このアルバムに入っています。

もう引退してしまいましたが、私達が大好きだったイタリアのピノ組が浅草のパーティでこの曲を踊ったので強く印象に残っています。寂しげでとてもロマンチックなワルツです。

アレクサンドラはバレエなんかをやっていましたから立ち方もきれいだし、きっと上手に踊れるだろうと思っていました。ドミトリーも審査員も同じように考えていたようです。

ところが、なんか動きが固いんです。ワルツ独特のうねるような流れが身体から出て来ない。緊張していたんでしょうかね。

ドミトリーは、社交ダンスが専門と言ってもラテンダンサーですから、ワルツは専門外。しかしこちらは逆に期待を裏切って高い評価を得ます。男性的な優雅さと情熱を感じたなんて言われてました。

「ワルツでは男性が額縁、女性がその中の美しい絵。」

しかしここで褒められるのは額縁ばかり。女性は映画『コープスブライド(死者の花嫁)』まで引き合いに出されて酷評されます。

カップルダンスで片方だけがベタ褒めされて片方がめちゃめちゃ悪くいわれるのって、気まずいですね。褒められた方だって手放しで喜べないですよ。






4組目はアイヴァンとアリソン。

アイヴァンはちょっと誘惑なんかされたら真っ赤になって照れてしまいそうな少年ぽいヒップホップダンサーです。

アリソンは、何でもアッと言う間に踊りこなすことが出来る18才の天才ダンサー。専門はコンテンポラリーでプロとして活躍もしています。



このロマンチックで情熱的なダンスを、まだ子供っぽい二人が踊りこなせるんでしょうか。

アルゼンチンタンゴは8割が腰から下の動きで、『足の戦い』と言われています。

曲はピアソラのリベルタンゴ。




ステージのライトに二人が浮かび上がった瞬間から、全く目が離せませんでした。

いつもカーリーヘアーを振り乱して踊っているアリソンが、髪をピッタリとシニヨンにまとめ、背中と足が全部見えるセクシーな赤いドレスで妖艶に舞います。



非常に芸術性の高い踊りで、このタンゴでステージを張れるくらい。

『驚くべき出来栄え』と振り付け担当のアレックスは絶賛されます。

「番組史上最高の踊りだ。アリソンは最高のダンサー。アイヴァンの成長ぶりには目を見張った。」

「アイヴァンはヒップホップしか踊れないポニーかと思ってたら、シービスケットだった。」

振り付け師を含め、ダンサー二人は大絶賛されます。

ワルツとタンゴ、審査員の評価は分かれましたが視聴者の投票はどうでしょう。一方は『コープスブライド』、もう一方は『シービスケット』。どちらも映画としては面白いんですけどね。




<今日のポイント>

1 ホールドして踊るスタンダード種目では、男性が額縁、女性がその中の絵。

2 女性の役割は男性をフォローして動くだけではない。美しい絵画を女性自ら演出しなければならない。

3 あなたの才能は計り知れない。自分で限界を決めず、シービスケットのように可能性に挑戦しよう。










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Last updated  2007/01/24 11:59:56 AM
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