2009/10/26
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テーマ: 社交ダンス(9447)
カテゴリ: アニメのはなし
小公子セディ

私の中では『足長おじさん』とか『にんじん』とストーリーが混じってしまっていたので、もう一度見てみるのも新鮮な喜びだったんです。

話しにのめり込むうちに自分もアンのようにいい人のような気がしてくるところが不思議ですよ。




表現がオーバーなところは大いに影響を受けて大将と『どっちがより劇的な表現が出来るか。』なんて、踊りじゃなくてシャベリで競ったりして何やってんだかって感じです。

たとえば、探してた果物ナイフがみつかっただけで、

『まるで古い井戸に落ちて絶望的な気持ちになっているときに、小さな縄梯子が井戸の上へと伸びているのを見つけたときのようだわ。』

なんて言っちゃって、知らない人が聞いたらアホかってとこです。

さて、私のようにどんなお話だったかこんがらがってる人のために簡単に物語をお話ししましょう。




孤児のアン・シャーリーは赤毛でそばかすだらけ。



しかし、彼女はとっても聡明な子だったんですね。

『たくさん失敗はするけど、同じ失敗は二度としないわ。』

男の子を引き取るつもりが、手違いでやって来たこのおしゃべりで快活な11歳の女の子は、やがてカスパート家の光となって行きます。




豊かな想像力と好奇心はとどまることを知らず、学校でも人気者でしかもトップの成績で更に上のクイーン学院へ進学。

そこでも頭角を現し、ライバルのギルバートと1番の金メダルを競うことになります。

『一生懸命努力して勝つことは一番素晴らしいわ。でも一生懸命に努力して負けることも、二番目に素晴らしいと思うの。』

この言葉はとても印象的でした。




自分のやれるだけのことをやったなら、もし負けたとしても納得できる。

これはダンスの競技会でもそうですね。

さて、金メダルを取ったのはギルバートでした。

しかしアンが一番欲しかったは国文学の才能がある人に贈られる大学での奨学金。






明るい未来に胸躍らせるアンでしたが、やさしかった養父のマシュー・カスパートが亡くなった上、カスパート家の全財産を預金していた銀行が倒産して進学をあきらめます。

自分を暖かく育ててくれた家が売りに出され、目が悪いマリラ・カスパートを一人残して行くのがとても忍びなかったんでしょうね。

彼女は16歳で学校の先生になることに。

仲の悪かったギルバートとも親友になって恋に発展する気配で終わりました。



このお話はルーシー・モード・モンゴメリの作品をかなり忠実にアニメ化したものなんですけど、高畑勲が監督、宮崎駿が作画スタッフをやってるんですね。






もう一度、本も読んでみようかななんて思ってしまいましたよ。

大将との劇的な表現の戦いは、一応終結しました。






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Last updated  2019/02/17 09:29:59 PM コメント(8) | コメントを書く
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