ロペ・デ・ベガ

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2012/05/18

テーマ：社交ダンス(9449)

カテゴリ：旅行記

スペインに到着した日から、マドリードで２泊しました。

プラド美術館の目の前にあるホテル『ロペ・デ・ベガ』。

このホテルの思い出と言えば、壁が薄くて隣の客が延々と電話してるのが丸聞こえだったこと。

もちろんスペイン語で意味不明なんでただの騒音だったんですが、あとはフサの付いた高級そうなルームキーくらいでしょうか。

空港からタクシーでやって来て、夜だったので気が付かなかったんですが、そのホテルが建っている道には『ロペ・デ・ベガ通り』という名前が付いていたんです。

マリトースキーを情けない顔にしたような小さな肖像画が一緒にあって、きっと有名な人なんだろうなあと思いながらすっかり忘れていました。

調べてみると1562年生まれの劇作家・詩人で、2000以上の戯曲を書いたそうです。

マドリード生まれのベガは神童で、17世紀に入ると『スペイン最高の劇作家』として作品は王家から庶民まで幅広い層に愛されたとのこと。

スペインで有名な文学者と言えば真っ先に思い出されるのがドン・キホーテを書いたセルバンテスですよね。

私もセルバンテスは知ってましたけど、ロペ・デ・ベガは知りませんでした。

この二人、生きていた時代がかぶってるんです。

セルバンテスの方が15才年上ですが、文学者としての名声はロペ・デ・ベガの方が数段上で、かなり意識していた様子。

今ではどちらかというとセルバンテスの方が世界的に名が知られている気がしますね。

ちなみにセルバンテス通りという道もあって、銅像もたってるそうです。

今回のマドリード滞在ではプラド美術館に的を絞り過ぎて他は何にも見られませんでしたので、もしまたチャンスがあれば是非今度は文豪ツアーでもしてみたいものです。