2013/01/22
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テーマ: 社交ダンス(8604)
カテゴリ: 映画のはなし
バーネットの『小公女』を原作とした映画です。

小公子 も大好きでしたが、小公女も子供の頃何度も読みました。

挿絵がとってもきれいで、特に屋根裏部屋のお茶会のシーンが忘れられません。

映画の方は少しお話を脚色してあって、多少違和感を覚えはしましたがまあ大筋は同じでした。




インドで裕福な父と王家のような生活を送っていたセーラ。

父親が戦争に行くことになりニューヨークの寄宿学校ミンチン女学園に行くことになりました。

想像力が豊かで物語りを作るのが上手なセーラはすぐに皆の人気者になります。

強欲なミンチン学長は多額の寄付金を寄せたクルー家の娘セーラを優遇し、一番いい部屋に住まわせ特別に誕生会まで開いたり。

ところが父親戦死の訃報とともに学長の態度は一変します。





厳しい状況下でも王女のような心の豊かさが失われないところが素敵です。

貧しい身なりで買い物途中、乞食と間違われて小銭を恵んでもらったセーラ。とまどいながらも、それでパンを買うんですね。

久しぶりの甘い菓子パンだったんでしょう。

ところが食べようとしたらもっと生活に困っていそうな花売りの親子を見てしまって、そのパンを物欲しそうに見つめていた子供に差し出すんです。



お礼に黄色いバラを一輪もらいます。

街がグレーなのでその黄色いばらがひと際輝いて見えましたよ。

学校に戻ろうとすると、戦死した息子を悲しむ父親の姿が隣の家の窓から見えて、そのバラをそっと玄関に置いて行くセーラ。

このエピソードは物語りになかった気がするんですが脚本家の意図の通りウルっときました。




ある朝、貧しい生活が一変します。

目を覚ますと寒い屋根裏部屋が魔法のように美しい部屋に変わっているんです。

美味しそうに湯気を上げる朝食、暖かい部屋着に靴。



セーラたちが盗みを働いたものと警察に通報。

必死に隣の家に逃げ込んだセーラはそこで記憶喪失の父と対面します。

予想通り父親の記憶がここで戻ってハッピーエンドなんですが、イマイチ最後の場面は感動が薄かったですね。




原作では確かお父さんは戦争じゃなくてダイヤモンド鉱山開発に失敗して亡くなるんでしたね。

感動の再会はないはずなんですよ。



それにニューヨークに学校があるのも変ですよね。なんで原作通りロンドンにしなかったんでしょう。

魔法のお部屋も1回限りじゃなくて、だんだんステキになって行くんだったと思います。ここのワクワク感が少年少女の心をグッとつかんでる部分ですよね。



本を先に読んでしまうと、それと同じかもしくはそれ以上の感動を期待してしまうので映画を見てがっかりすること多くないですか?

特に実写の場合、主人公のイメージが違ってたりするともう最初から一歩引いた見方をしてしまいます。

ミンチン先生はイメージ通りでした。

『リトル・プリンセス』(原題:A Little Princess)は、1995年製作のアメリカ映画。アルフォンソ・キュアロン監督作品です。

予告編はこちらです。

A Little Princess










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Last updated  2013/01/23 01:16:45 AM
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