半沢直樹

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2014/07/01

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テーマ：社交ダンス(9449)

カテゴリ：ＴＶのはなし

『やられたらやり返す。倍返しだ！』

去年流行りましたね。

国民文化祭の各県紹介パレードでこの決め台詞のパロディが複数飛び出したのを今でも覚えています。

一世を風靡したドラマでしたが完全に乗り遅れ、我が家でたった今ブームを迎えております。

どんな話しだったか、皆さん覚えておられますか？

登場する人物のキャラが濃くて面白いですよね。

半沢直樹（堺雅人）は、東京中央銀行大阪西支店の融資課課長でした。

『銀行は人事が全てだ。』

仕事の出来ない者、一度でもミスを犯した者はすぐに銀行から追い出され、出向という形の島流しに合います。

近藤は剣道部仲間で、仕事が行き詰まったときなど、お互い誘い合って竹刀を振ってストレス解消。

渡真利は情報通で人脈も豊富、二人の強い味方でした。

三人は産業中央銀行の銀行員として入社しますが、バブルがはじけて2002年に東京第一銀行と合併します。

メガバンクとなった東京中央銀行には、それぞれ出身の銀行による派閥が出来上がっていました。

『部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任。』

支店長の浅野はそんな男でした。

大阪西支店は半沢の貢献もあり営業成績全国トップで支店長表彰を受けますが、そのために西大阪スチールに無理な融資を通し、回収出来ないとなると全責任を融資課長の半沢に押し付けて来たんです。

期日までに５億回収出来ないと島流し。

どうする半沢！

当然、倍返しですよね。

半沢の倍返しの相手というのが、絵に描いたような嫌な上司ばかりなんです。

そう言うのに限って上には頭が低いので出世してるんですね。

５億問題が解決した後、半沢は東京本部営業第二部次長に栄転になるんですが、ここでもまたとんでもない問題の尻拭いに奔走させられます。

１週間以内に120億、融資先の伊勢島ホテル損失分の穴埋めができなければ経営破綻を来たし、銀行も大きな損害を被ることになります。

引当金（ひきあてきん）というのを銀行は用意しなくてはいけないらしいんです。1500億円ほど。

大阪の時から目を付けられていた国税局査察官の黒崎（片岡愛之助）が、金融庁に復帰し再び半沢の前に立ちはだかるんですね。

銀行内部に巣食う闇、最大の敵は大和田常務（香川照之）。

派閥争いに加担しない半沢を踏み台にして上に立とうと画策する中、次から次へと張り巡らされる妨害の網をかいくぐり、遂に往年の恨みを晴らすまでの半沢の活躍は目を離せません。

銀行での上下関係がそのまんま出る社宅の奥様つながりも鬱陶しかったですね。そんな中、半沢の妻・花さん（上戸彩）は頑張ってましたよ。いい奥さんです。

大切なのは『血の通った人と人との繋がり』ですね。

お金や出世がらみでドロドロなんですけど『土下座』と『倍返し』で気分よく次を見たくなりました。

『半沢直樹』（はんざわなおき）は、池井戸潤の小説『オレたちバブル入行組』をベースとする第一部・大阪西支店編と、『オレたち花のバブル組』をベースとする第二部・東京本店編の二部構成になっています。

堺雅人さん、塚原卜伝のときも思いましたけど刀剣の扱いが上手いですね。

とても重心が安定していて剣道を長くされていたのかなとお見受けしました。

経済の勉強にもなりましたよ。

裁量臨店（さいりょうりんてん），こんな言葉知りませんでした。

支店で適切に融資が行われているかを調査する銀行内部の監査だそうです。

金融庁検査（きんゆうちょうけんさ）、これは銀行外部からの行政検査です。

これって本当なのってくらい、役人はやりたい放題でしたね。

迂回融資（うかいゆうし）、銀行が直接貸せないヤバイ相手に誰かを通じて又貸しすることだそうです。