2015/07/19
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テーマ: 社交ダンス(9448)
山手線の冷えた車両から新橋駅に降り立つと、むせ返るような熱に包まれました。


『京都みたいだね。』


祇園祭の頃、実家の京都に帰ると新幹線ホームはこんなまとわりつくような空気だったものです。





海に近いから涼しいんじゃないかという期待は全くはずれ。

夏休みが始まった子供たちの熱気でゆりかもめの中もますます暑く、国際展示場正門前で降りると遮るものなく照りつける太陽にじりじりと焼かれました。





DTCスタジオではデヴィ夫人が夏の公演に向けて特訓中。

私達がフロアのコーナーでストレッチを始めると『やっぱり踊る前にはああやってストレッチしなきゃダメよね。』なんておっしゃっていました。





『今日のレッスンのメインテーマは、美しく見せる事です。』


私達の踊るワルツをご覧になったコーチが紙に絵を描き始めます。







私達はそれぞれが踊りたくて仕方ないので相手に合わせる意識が乏しく、スタンダード競技で最も基本的な相対的ポジションのキープが出来ないんですね。

動かさなくていいところを動かしてしまったり、見なくていいところを見たり。





ラテンでも同じように言われた事がありました。


『余計な事をしない。』


B級とA級の一番大きな差はそこかもしれません。

動きはいいけど荒削りなんです。





こうも言われました。

『パンにバターをすーっと伸ばすように踊ってください。』

私のはパンにバターを投げつけてるような踊りなんだそうです。

なんかすごく的確な表現に思えました。





立ち方も直されました。



『相手に寄り添って動く。』

寄っかかるわけではなく、もちろん離れてしまってはダメ。

寄り添い続けるのってすごく神経使いますね。





『合わせるのは女性の仕事で男性は何やってもいい。』と、極端な言い方をすればこんな風に思っていたらしい大将が、コーチに男性も女性に合わせる事に神経を使うと言われて『自由に動けないからあんまり楽しくなくなった。』と言い出しました。

今まで私がスタンダード競技をどうして楽しめなかったかが少し分かってもらえたかな。



私のようなおおざっぱな性格の人には修行かも。

大将は細かい作業得意だから馴染むかもしれませんけど。








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Last updated  2015/07/20 09:11:44 AM
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