2018/04/04
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テーマ: 社交ダンス(8437)
カテゴリ: アニメのはなし
未知なる知的生命体との共存という壮大なテーマを背景にした少年の成長期でした。

巨大な人型ロボットとその操縦者が登場したので、エヴァンゲリオンみたいな話なのかなと思って見始めたんです。

綾波レイにも似た人間ぽくない美少女エウレカも出てきたし。

全部で50話あるんですがエヴァンゲリオンのような閉塞感がなく、盛り込まれたエピソードが豊富で思いのほか楽しむことができました。


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舞台は地殻変動が頻発するとある惑星です。

珊瑚のような大地とそこに吹くトラバーと呼ばれる空気の波が特徴でした。



人類は地球を脱出し1万年後に再び戻って来るんですが、あまりにも昔と違う環境なので地球だと気づかなかったようです。





スカブは人型コーラリアンを送り込んで人類とコミュニケーションを取ろうとします。

人類は2つに割れていました。

世界を統治する塔州連邦軍はコーラリアン撲滅を図り、宗教組織ボダラクは共存を目指します。

こういった背景に生まれてきたのがレントンで、彼の父は人類を滅亡の危機から救った英雄でした。





レントンはトラバーのリフ(波乗り)に夢中な14歳の少年です。

両親と姉を早くに亡くし、祖父でメカニックのアクセルと共に、何もない辺境の地で退屈な日々を送っていました。





ある日、美少女エウレカが人型ロボット・ニルバーシュを操縦して彼の住む家に落ちてきます。

反政府軍ゲッコーステートの一員として働く彼女を追ってきた軍にミサイル攻撃を受け工場は大破。

レントンもゲッコーステートに加わることになりました。

ここのリーダーであるホランドはリフの天才で、レントンはずっと憧れていたんです。


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実際に仲間に加わってみると闇商売で生計を立てる海賊のような集団でイメージとはかなり違いました。

しかし次第にコーラリアンとの共存によって人類を破滅から救うという大きな目標に取りくむようになって、存在意義を発揮していきます。

主人公のレントンが未来志向の少年で環境に適応する能力が高く、エウレカとの恋物語も明るい展開だったせいか危機的状況でもなんとかなるんじゃないかという気分で観られます。

レントンの姉がホランドの元カノというのも意外な展開の一つでした。





ホランドの兄が軍側の最高司令官でここも因縁の対決。

この兄弟、それぞれ違った環境下でトップにいるわけですが、二人ともジェームズ・フレイザーの『金枝篇』を読んでいる場面が出てくるんです。

読んだことないので分かりませんが、二人の生き方に共通した指標となっている本なんでしょうね。





妖怪のような深海生物の群れが人の住む街を襲ったりするのでコーラリアンが必ずしも友好的というわけでもないのかもしれません。

人間だって意見が割れますからね。

日本で放映されたのは2005年なんですが日本だけでなく海外でもかなり人気を博したアニメだそうで、世界的な認知度が高い作品のようです。


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劇場アニメやゲーム、小説も制作されています。

面白い話でした。


もっと知りたい方は こちら







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Last updated  2019/02/17 06:21:01 PM
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