2018/04/11
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テーマ: 社交ダンス(8617)
カテゴリ: 映画のはなし
アカデミー賞5部門を受賞した1964年のミュージカル映画『メリー・ポピンズ』がどうやって製作されたのかという映画です。

多分、ほぼ実話と言っていいと思います。





ウォルト・ディズニーは自分の娘との約束を果たすために是非ともメリー・ポピンズを映画化したかったんですね。

ところが原作者のパメラ・トラヴァースは気難しい女性で、自分の家族同然の作品がハリウッドのちゃらちゃらした映画に蹂躙されるのが耐えられなかったのでしょう。





一応映画化の可能性に向けて協力するということでイギリスからアメリカにやて来たものの、あらゆる提案に難癖をつけるんです。







まずミュージカルなんてダメだと言い放ち、映像にアニメを使うなと注文をつけ、ついには造語はやめろとか赤は映すなとか、駄々っ子のようなことまで言い始めます。

しかもこれらのやり取りを全部テープに録音してあって、それが映画の最後に流されていましたから本当にあったはなしなんでしょうね。





メリー・ポピンズの物語には幼い頃に亡くした彼女の父親との思い出や深い思いが込められていて、誰にも触ってほしくなかったのかもしれません。

ただ彼女にも金銭的にどうしてもこのはなし乗らなければならない事情がありました。


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ウォルトは辛抱強く彼女を説得し、自分の身の上を語り、やっとのことで上映にこぎつけます。

有名なミュージカルですから、ダンス音楽に編曲されているのも多いですね。

『チムチムチェリー』とか『お砂糖ひとさじで』、『2ペンスを鳩に』など、練習場でもよくかかります。


​ 


実はここだけのはなしですが、『2ペンスを鳩に』がメリーポピンズの歌だというのをこの映画で知りました。

いつも『タペン』て何のことだろうと思って練習場で踊っていたんです。

2ペンス(Two pence)のことをTuppenceと言っていたんですね。


鳩に2ペンスを 和訳付き






『ウォルト・ディズニーの約束』(原題: Saving Mr. Banks)は、ジョン・リー・ハンコック監督による2013年のアメリカ・イギリス・オーストラリア映画。

エマ・トンプソンが気難しいトラヴァース夫人を、トム・ハンクスがウォルト・ディズニーを演じています。

とってもいい映画でした。メリー・ポピンズをご存知の方はより楽しめると思います。

おすすめです。予告編はこちらからどうぞ。

ウォルト・ディズニーの約束



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Last updated  2018/04/11 08:37:18 PM
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