2023/06/28
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テーマ: 社交ダンス(8732)
カテゴリ: 映画のはなし
普通なら決して手放さない成功への鍵を、天才はあっさり捨ててしまうものなのでしょうか。

子供の頃から類まれなヴァイオリンの才能を持っていた少年が、21歳を迎えて用意されたデビューコンサートの日、忽然と姿を消してしまいます。

一体彼に何があったのか。

真実が明かされたとき、人にとって最も大切なものは何かを考えさせられます。





第二次世界大戦が勃発し、ロンドンに住む9歳のマーティンの家に一人の少年が父親に連れられてやってきます。

ポーランド系ユダヤ人で同じ9歳のドヴィドルは、天才的なヴァイオリンの才能を持っていました。

音楽関係の仕事をしていたマーティンの父親に、ドヴィドルを預けたいというのです。





マーティンはドヴィドルとすぐに仲良くなりました。

やがて始まったナチスのユダヤ人迫害に、家族を心配するドヴィドル。







マーティンの父親はドヴィドルを本当の息子のように可愛がって、高価なヴァイオリンを買い与え、財産を注ぎ込んで華々しいデビューコンサートを用意しました。

しかし、素晴らしい客たちで埋め尽くされたコンサート会場にドヴィドルは現れなかったんです。

事故か?事件か?

リハーサルまでは会場にいたドヴィドルは突然失踪し、それきり行方知れずとなってしまいました。





35年の月日が流れ、音楽関係の仕事をしていたマーティンが、ある手掛かりをきっかけにドヴィドルを探す旅に出るんです。

彼の行方を辿るうちに次第に明かされていく真実。

本当に切なくて、戦争は罪なものだと思いましたね。





『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』(原題:The Song of Names)は、フランソワ・ジラール監督による2019年のイギリス・カナダ・ハンガリー・ドイツ合作映画です。

マーティン役をティム・ロス、ドヴィドル役をクライヴ・オーウェンが演じていました。





音楽映画ですので、音楽も素晴らしいです。演奏はレイ・チェン。

第8回カナダ・スクリーン・アワード5部門(メイクアップ賞・作曲賞・歌曲賞・音響ミキシング賞・音声編集賞)を受賞しています。








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Last updated  2023/06/28 06:01:43 PM
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