2024/08/14
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テーマ: 社交ダンス(8732)
カテゴリ: 映画のはなし
災いは死者の国・常世(とこよ)からやって来る。

後ろ戸 と呼ばれる扉を通じて巨大なミミズ雲となって現世に湧き出し、それが地上に倒れると地震災害をもたらすとされています。

先週2024年8月8日に日向灘を震源とするマグニチュード 7.1の地震が発生して、宮崎県日南市は震度6弱を観測。

一週間ずっとテレビの端に 南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意) の文字が出ていて、この映画の話が妙に現実味を帯びてきた気がしました。

主人公のスズメが美しい港を望む坂道を自転車で通学するシーンから始まるんですが、その港は日南市の油津港がモデルになったと言われています。





高校への通学途中、岩戸 鈴芽(スズメ)は見知らぬ青年に廃墟の場所を尋ねられます。

日本各地にある後ろ戸を、祈りと共に閉めて回る『閉じ師』という仕事を代々受け継いできた大学生の草太でした。

別れた後、気になって廃墟に向かったスズメは、そこに不思議な扉を見つけます。

要石 を誤って抜いてしまうんです。





要石は猫の姿となって逃亡。

学校に戻ったスズメは、クラス中の携帯から鳴り響く緊急地震速報と共に、巨大なミミズ雲が空に立ち上がっていくのを見て慌てて廃墟に走りました。

そこには必死に扉を閉めようとしている草太。

普通の人には見えない常世のものが、スズメには見えたんですね。

力を合わせてなんとか封じ込めたものの、要石を戻さないことには災害は続きます。





スズメは4歳の時に東北大震災で母親を亡くし、宮崎に住む叔母に引き取られていました。

震災直後に常世に迷い込んだことがあって、そのせいで人の見えないものが見えるようになった様子。

要石の猫は可愛いので『ダイジン』と呼ばれてSNSに投稿されていました。

それを頼りにスズメと草太は四国から関西を経て東京、そしてスズメの生まれ故郷である東北まで旅することになります。





旅の先々でミミズは出没し、その度に大変な思いをして扉を閉めてい行きました。



『ダイジン』は神獣で、『スズメのこと好き。お前きらい。』と言って、草太は子供用の椅子にされてしまうんです。

『閉じ師』として全然役に立たなくなっただけでなく、『お前が要石になれ』と言って常世で凍らされてしまいます。





戸締りは、素人のスズメには手に余る仕事です。

家を出たきり帰ってこないスズメを心配して、宮崎から叔母さんも駆けつけて来ました。

果たしてスズメに草太は救えるのか。







『すずめの戸締まり』は2022年に公開されたアニメ映画です。脚本・監督は新海誠。

映像が美しい、スペクタクルなSFファンタジーでした。











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Last updated  2024/08/14 07:34:52 PM
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