2025/01/27
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テーマ: 社交ダンス(9448)
カテゴリ: アニメのはなし
アパートの清水203号室に引っ越してきたコタローくんは4歳で一人暮らし。

腰におもちゃの刀を差し、自分のことを『わらわ』よ呼ぶ少年が、引っ越しの挨拶としてアパートの住人たちにティッシュの箱を持って挨拶に回ります。

クレヨンしんちゃんみたいなほのぼの日常ものかと思っていたら、ちょっと違いました。

一体どんな事情で一人暮らしを始めたのでしょう。




コタローの喋り方は、大好きなアニメ『とのさまん』の影響でした。

自炊も掃除もゴミ出しも完璧に一人でこなす賢い少年ですが、隣に住む31歳独身の漫画家・狩野はコタローのことが気になって仕方がありません。

銭湯や買い物、幼稚園の送り迎えなど、何かと世話を焼いていました。

自分の境遇についてあまり語りたがらないコタローですが、言葉や行動の端々に大変だった過去が滲み出てくるんですね。

狩野も中学の時に事故で両親を亡くしたので、ひとりぼっちの寂しさはよく分かりました。







施設に預けられた後も、一枚の記念写真から父親に居場所がバレて一悶着あり、そこから逃げて一人暮らしを始めた様子。

コタローはまだ知りませんが、母親はすでに亡くなっていて、その保険金が『優しい人からの寄付』として弁護士事務所を通じて渡され、コタローの生活資金になっていました。





悲しい境遇の少年ですが、アパートの住人たちはみんな彼のことが大好きで、優しく接してくれています。

102号室の田丸はチンピラで、ガラは悪いですがコタローを溺愛します。離婚した妻に親権を取られ、我が子に会えない辛さをコタローで癒しているようです。

アパート201号室のミズキはクラブのホステスで、コタローをとても可愛がり、彼も懐いていました。悪い男に付きまとわれていて、コタローの進言で引っ越すことになります。

ミズキの後に越してきたスミレは幼少期に受けたネグレクトが原因で子供が苦手ですが、コタローの気持ちは誰よりも敏感に察していました。





『コタローは1人暮らし』は津村マミの漫画を原作とするアニメで、2022年に全10話が放送されました。

現実的に4歳児の一人暮らしが可能なのかどうかは分かりませんが、コタローの強く生きていこうとする姿勢など、大人も色々気付かされる点が多い話です。

アパートの住民たちもそれぞれの寂しさを抱えて生きていて、コタローの大人びていながら子供らしい行動に癒されているようでした。

実写ドラマもあるようです。











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Last updated  2025/01/28 07:43:21 PM
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