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2019/04/20松本へまつもと芸術館で山戸結希監督 企画・プロデュース作品「21世紀の女の子」(2019)やっと観た。おれは基本的にホール上映は好かないが、これは例外。上映前に山中瑶子監督と金子由里奈監督の舞台挨拶。とても魅力的なお二人。旬の山菜を食べてもらえたみたいでよかった。おれは山中監督の「あみ子」の長野ロキシーの舞台挨拶に行けなかったので、今回はとてもうれしい。グリーンのトップスが印象的だった。15人の女性若手映画監督による1篇8分以内の短編15篇により構成される作品。作品は長さだけでなく、テーマの縛りもある。“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること”観てよかった。長さは感じない。以下の15篇「ミューズ」(安川有果監督)「Mirror」(竹内里紗監督)「out of fashion」(東佳苗監督)「回転てん子とどりーむ母ちゃん」(山中瑶子監督)「恋愛乾燥剤」(枝優花監督)、「projection」(金子由里奈監督)「I wanna be your cat」(首藤凛監督)「珊瑚樹」(夏都愛未監督)「愛はどこにも消えない」(松本花奈監督)「君のシーツ」(井樫彩監督)「セフレとセックスレス」(ふくだももこ監督)「reborn」(坂本ユカリ監督)「粘膜」(加藤綾佳監督)「離ればなれの花々へ」(山戸結希監督)エンドロールアニメーション(玉川桜監督)贅沢で手の込んだチョコレートの詰め合わせみたい。おれは堪能した。15篇全ての感想を細かく記すとキリがないので、おれの好きな監督さん役者さんのことを簡単に書こう。おれはそもそも「溺れるナイフ 」で感激して以来、山戸監督のファン。新作の公開を待ち焦がれていた。「離ればなれの花々へ」、すごかったー。トリに相応しい作品。やっぱり山戸監督、天才なんだなあ。圧倒的に飛び抜けた天才。鳥肌立ちまくりだった。「ホットギミック」楽しみだー。そして山戸監督の撮る唐田えりかちゃんの異常な美しさ。長野市の誇る山中瑶子監督の「回転てん子とどりーむ母ちゃん」ぶっ飛んでて最高にご機嫌。セックスの後のティッシュの問題。けっこう深い問題だ(笑)中華料理屋の回転テーブルって、映画的。南果歩さん、かっこ良すぎ!「あみ子」のあとすぐこれが観られてよかった。山中監督の新作が楽しみ松本花奈監督の「愛はどこにも消えない」圧巻。静かな想いが光り輝く。強い静寂の気配。監督の作品のこーゆー気配が好きだ。出色の橋本愛ちゃん。すげえ。松本監督の作品で演技する英里紗ちゃんを観られておれは超嬉しい。加藤綾佳監督「粘膜」いい瞬間が映ってるなー。足の指の毛ってセンスが最高。加藤綾佳監督の作品もけっこう立て続けに観れていてうれしい。坂本ユカリ監督「reborn」は何と言っても松井玲奈ちゃんが超素敵でため息。金子由里奈監督「projection」この作品の伊藤沙莉ちゃんは圧倒的だ。こーゆー沙莉ちゃん、初めて観た。ドキュメンタリーに接近してるやり方だがもちろんフィクションとして周到に考え抜かれ、作り込まれてる作品。『私と映画撮って下さい』スリリングだ。安川有果監督「ミューズ」 石橋静河ちゃんが最高。村上淳さんも実にいい感じ。枝優花監督「恋愛乾燥剤」楽しいね❤️「少女邂逅」は観てみよう。首藤凛監督「I wanna be your cat」かわいい。夏都愛未監督「珊瑚樹」は、堀春菜ちゃんが出ててうれしい。ふくだ監督、「セフレなのにセックスレス」って状態超おもろい。井樫彩監督「君のシーツ」良かった。これを観て井樫監督の「真っ赤な星」を見逃しているのが超悔しくなった。どこかで観られたらいいな。三浦透子さん、素敵。主題歌は大森靖子 feat.平賀さち枝「LOW hAPPYENDROLL --少女のままで死ぬ--」超いい曲。松本駅。駅の立ち食いそばで遅い昼食特上かけそばあずさ。新しいあずさは初。綺麗。かっこいい。錦糸町で下車して新小岩。錦糸町まで一気に行けるのはいいなあ。教え子まなみと「伍市」で飲み。美味しい。楽しい。新小岩のカプセル泊今回は試験的に泊まってみた。けっういいね。仕事混んでないとき、体力に問題ないとき翌日ゆっくり移動でよければ、これも「有り」かも。フロントが2階で、階段なのがちとつらいがそれ以外は超ご機嫌。
2019/04/30

2019/04/19自宅前の桜が美しい。圧倒的な満開。イ・ジュンイク監督「金子文子と朴烈(パクヨル)」(2017)観る。上映最終日。これは観ておいてよかった。関東大震災の頃のお話。まず、震災後の日本人による朝鮮人虐殺事件について細かく描かれるのがこの作品のポイント。日本人として目を背けてはいけない歴史的事実のひとつ。おれは「虐殺があった」とゆーぼんやりした知識しかなかった。細かいところまで知ることができてよかった。事実を知ることが大事。もっと極悪非道に日本を描くことも可能だったろうが、そこを客観的に描いていることに感服。おれは妙にヒートアップした極端な歴史認識の議論は左右に関わらず好かん。この映画のような冷静なスタンスは素敵だと思う。ポグロムと同様に、不安の中でデマに煽られた「一般市民」が差別感情をむき出しにして朝鮮人を迫害し、殺害してゆく。官憲は震災後の治安維持のために市民の不安の「はけ口」として朝鮮人を利用する。意図的に虐殺や迫害に加担し、助長した。三・一運動の後で官憲は朝鮮の独立運動に神経を尖らせていた時期に震災が起こったので尚更だ。世界的に繰り返されてきた構図。不安に駆られた市民は虐殺を普通に行うし、官憲は政治的状況によってはそれを積極的に取り締まらなかったりする。当時は三・一事件の後で、日本国内の朝鮮独立運動が盛り上がっていて、官憲は神経を尖らせていた。震災の混乱に乗じて、官憲は大杉栄や伊藤野枝はじめ多数のアナキストや共産主義者も殺害。朴烈は朝鮮人で朝鮮の独立運動にも関わっていて、しかもアナキストでもあったからどうしたって狙われる。朴烈の恋人で同志でもある金子文子も同様。この時期、日本では共青が発足。第三インターの時代。金子文子を演じるチェ・ヒソが素晴らしい。彼女のあまりに素晴らしすぎる日本語に驚愕。その演技の現代っぽさがちょい気にならなくもないが、すぐに気にならなくなった。気が強くてちょっと鼻持ちならないような雰囲気が「女性アナキスト」っぽさをよく表していると思う。総じて生命力に溢れ、可愛く、凛として魅力的。イ・ジェフンもよかった。眩しいほど一直線で猛烈な純愛物語。瀬戸内寂聴さんの「余白の春」読んでみたい。余白の春 金子文子 [ 瀬戸内 寂聴 ]もちろん金子文子の「獄中手記」も。何が私をこうさせたか 獄中手記 (岩波文庫) [ 金子文子 ]「アナキスト」の描写や時代の不穏さの表現は、瀬々敬久監督の「菊とギロチン」の方が印象的だった。菊とギロチン [ 木竜麻生 ]長野駅。翌日のチケット買う。小木曽製粉所で昼食肉つけそばカレイの韓国風。うまーい。家内は2月中旬に仕事やめたので、今は夕食は家内が作ってます。家内は転職準備中で、今は学校に通ってる。資格を取ったりするらしい。おれは以前と同じように朝担当。もちろん家内の弁当も作ってる。以前と変わらない。
2019/04/27

2019/04/18リストの準備。対位法的な部分をじっくり見る。すげえ!感激だ。いま手元に積んである仕事用のスコア。リスト、バルトーク、ドヴォルジャーク。独欧のモノがひとつも無くて新鮮。待望の下半身が届くカンパニー松尾監督「レディコミ志願兵出張撮影 ドキュメント オークション01」02とあわせてやっとあるべき姿になったヽ(=´▽`=)ノ観るのが楽しみ。オリジナル7、集めたくなってきた。(いま手元には3枚ある)夕方、長野市若槻方面で山火事。自宅からよく見える。もうもうと上がる煙。世の中乾燥してる。火の用心。なかなか鎮火せず心配。夜、メガネ屋さんへ。新しいメガネ受け取る。処方箋も新しいのを頂いたのでバッチリ。よく見える。家内も老眼鏡をつくる。我々も年取ったな。夕食、簡単にピザなど。スーパーで買った冷蔵のチンすればOKの安物。これが意外とうまい。
2019/04/26

2019/04/17朝から病院。半日ドック。前回より改善した数値もあればその逆もある。まあ、こんなものだ。胃カメラきらい。ドック後、病院食堂で昼メシ。メンチカツ定食。ドック後のメシは超旨い。空腹だから当然。それにしてもこの日のメンチは旨かった。揚げたてサクサク。ドック後、そのまま映画。イ・ヘジュン監督「22年目の記憶」(2014)観た。めっちゃ泣いた。何度も嗚咽が漏れそうになる。こんなに泣いたのは久々。参った。いい映画だった...観てよかった。親父に会いたいなあと思った。そう思ってますます泣けた。実話を元にした作品だが、歴史的・政治的な面もしっかり描きながらそれ以上に「父と息子の映画」「家族の映画」になってるところが素晴らしい。「リア王」で始まって「リア王」で終わる作品。長年疎遠になっていた父子が絆を取り戻してゆく。父子が絆を取り戻すのと同様に「首領様(=父)」を中心に、息子につきまとう不良娘のヨジョンや、見張り役の大きくて怖いヤクザの男や山羊が、緩やかに家族的な絆で結ばれてゆく。地域の人々との「連帯」についても描かれる。「家族」や「絆」を描く映画が増えてる。世界的な傾向。「リア王」をしっかり読み直そう。「リア王」と、できれば「マクベス」も読もう。今は読みやすい訳が安価で手に入るのに読まなきゃ損だ。コメディ場面も冴え渡っていて、めっちゃ笑える。笑える部分も泣ける部分もあまりに多すぎてキリがないので、いちいち書かない。めっちゃ笑えて大いに泣ける。山羊が最高に愛らしい。そして、見張り役の大きい怖いヤクザが良い。ヤクザの事務所で大事に飼われている山羊(T . T)エモーショナルで重厚だが、ほっこりとした優しさとユーモアに満ちていて、本当に素敵だと思う。ソル・ギョング、圧倒的名演。どう見ても「首領様」に似てないのに、「首領様」にしか見えない!ジャジャンミョン!チャンポン!ヨジョンの作るカムジャミョン。ダシダ!現地指導最高。パク・ヘイル、素晴らしい。 ヨジョンを演じたリュ・ヘヨンちゃんが超かわいい。はっきり言って惚れた。
2019/04/25
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2019/04/16明日、人間ドックなので、問診票や同意書などを書く。めんどい。持ち物を揃える。ドストエフスキー「白痴3」読。白痴 3 [ ドストエフスキー ]ついに3まで読んじゃったよ。 カンパニー松尾監督「裏アイドルキャノンボール」 を観始めた。まず60分くらい見た(長いので分けて観る...)。めちゃおもろい「テレキャノ」的な作品。原点回帰。おれは大歓迎。でも...やっぱり車やバイクがもっとガンガン出てこないと、感じが出ない。おれは「テレキャノ」の新作を待ち焦がれてる。ドストエフスキー「白痴3」読ついに3まできちゃったよーアグラーヤがやばい。怖い...3巻くらいまでくると奔放に見えるナスターシャの方がはるかに大人しく感じる。午後、カルチャー。その後実家。兄夫婦が来たので夕食を共にする。兄夫婦、元気そうで何より。老母がうれしそうでよかったよかった。家内がいろいろ作ってくれた。大活躍。おれはドック前日なので禁酒。食い過ぎも厳禁。おとなしく過ごした。21時以降絶食なので、早めに失礼して帰宅。
2019/04/24

2019/04/15朝から病院。採血からの定例診察。この冬、鬱が酷すぎて一時的に増やして二錠飲んでいたパキシルが一錠に減る。ここんとこ眠りの調子も悪くないので、頓服のユーロジンを完全に止めて、頓服は完全にマイスリーに変更になった。これでしばらく様子みることになる。たぶんマイスリーだけ(導入だけ)でいけるような気がするんだけどなー。診察後リハビリ。かなりきついストレッチをやらされて討ち死(~_~;)権堂ローマ軒でランチ。ナポリタンに目玉焼きトッピング「白痴3」読み続ける。夕食。豚足東上野で買って家内が毎日面倒みてた豚足。超美味い。柔らかい。コラーゲン、とろっとろ。
2019/04/21

2019/04/14午前、再び実家で庭仕事土造り、追肥などレタスや茎ブロッコリを植えたうまくいきますように人力車で昼食ビール、餃子、味噌ラーメン庭仕事のあとのビールは最高。DVDでウェルナー・ヘルツォーク監督「キンスキー 我が最愛の敵」(1999)観る。めっちゃおもろいドキュメンタリー。クラウス・キンスキー。こんな強烈な人が近くにいたら困るが、とんでもなく魅力的な男。狂的であると同時に繊細で、優雅。エーファ・マッテスとクラウディア・カルディナーレのインタビューが良いどうしても「アギーレ」と「フィッツカラルド」が中心になるが、「ヴォイツェック」や「ノスフェラトゥ」のことも思ったよりしっかりと語られていてうれしかった。キンスキー、我が最愛の敵(HDリマスター) [ クラウス・キンスキー ]「彼(ヘルツォーク)はクレージーだ。じゃなきゃ決して組まない。 なぜ(ヘルツォークと)一緒に仕事を?彼はクレージーだ。そして私もそうだからだ」[キンスキー]「我々は極限まで突き進む。だから彼には言っておく必要がない。『ウェルナー、私が死んでも止めるな』彼は止めない」[キンスキー]お互いに補完し合う狂った監督と役者夕食赤魚粕漬け、野菜。
2019/04/20

2019/04/13午前、実家で庭仕事草取りして、花を植える。実家の庭は水仙、木瓜、牡丹などなどいろんな花があちこちで咲いてきた。春だ。昼食は伊勢町包子の肉まん。肉まんとカスタードまんを家内と分けあって食う。旨かった〜実家から超近いお店。また買いに行こう。「向かいのバズる家族」の1話と2話の録画観る。やっぱりおれはリアタイは無理...。内田理央ちゃんと小川紗良ちゃんが出るので、楽しみにしてた。「ブラック・スキャンダル」「まんぷく」から引き続き紗良ちゃん出演のドラマを観られて満足。だーりおちゃんは「ぷらすと」以後ずっと好き。今回ようやく主演のドラマを観られる。うれしい。とゆーことで楽しみに見はじめたら、これがなかなかおもしろい。楽しいけどちょっと考えさせる内容だったりする。理央ちゃんも紗良ちゃんも魅力的。高岡早紀さんがこれまた素敵。理央ちゃんの「血まみれスケバンチェーンソー」観てみようかな。血まみれスケバンチェーンソー【Blu-ray】 [ 内田理央 ]第2話はインド風ミュージカルシーンがあったりして、超ご機嫌。ナマハゲチョップ!ちゃんとGYAOのチェインストーリーも観てる。ロコモコ丼食いたくなるね。おれは滑舌よくしっかり「ロコモコ丼ください」と注文できるだろうか...(^_^;)ドストエフスキー「白痴 3」読み続ける。夕食、辛口の韓国風の焼きそば。うまい。
2019/04/19

2019/04/12野暮用で市役所。権堂シネマポイントに移動。ウェルナー・ヘルツォーク監督「コブラ・ヴェルデ」(1987)観た。上映は今日までだった。ぼんやりしてて忘れるところだった。よかったー、滑り込みセーフ。ヘルツォーク監督&キンスキーのコンビの最終作。おれは今回初めて観た。作品としては若干弱さを感じるが、クラウス・キンスキーの凄い演技は十分に堪能できる。おれは満足。19世紀初頭ブラジル、山賊から奴隷商人を経てアフリカ総督にまで成り上がった男の伝記。19世紀って、やっぱりとんでもない時代...。キンスキーが一人で船を引っ張り海に出ようとするシーンが印象的だった。【送料無料】コブラ・ヴェルデ 緑の蛇(ブルーレイ)シネマポイントはヘルツォークのあとはベルイマンをやるっぽい。権堂、すげえなあ。5月以降はロキシーも「山猫」「ディア・ハンター」「ラスト・タンゴ・イン・パリ」とゆー感じで名画が続く。うれしい悲鳴。マナスル食堂で夕食。マトンビリヤニなど。最高にうまい。このお店はまだまだ興味深い料理がたくさんある。また行こう。
2019/04/18

2019/04/11地味に準備。リストのことばかり考えてる。ほんとはチクルスの原稿をやらなきゃいけない。うー。6月末までにメンデルスゾーンをあと2回分、全部書いてしまおう。とゆー目標。長野ロキシーへ。イ・チャンドン監督「バーニング劇場版」(2018)監督のお名前は知っていて、ずっと作品を観たいと思っていた。ようやく念願叶って新作を観ることができた。素晴らしかった。おれは好きな映画だ。原作は村上春樹の短編「納屋を焼く」原作にけっこう忠実。おれはこれを観てすぐに注文して読んだ。超短いのであっとゆー間に読める。怖い小説。北朝鮮との軍事境界線付近の農村出身のジョンスと、クレカで借金まみれのヘンミ。偶然知り合った二人は同じ村の出身。そこに加わってくるのが、「使用されてないビニールハウスを燃やす(つまり、納屋を焼くわけだ)」とゆー変わった趣味を持つ金持ちのイケメンのベン(高級車を乗り回しイカした高級マンションに住み、小洒落たカフェで読書する)。この三人の組み合わせが絶妙。村上春樹的に都会的なスカした感じはベンに集約されて描写される。北のプロパガンダ放送が今も流れる農村やヘンミやジョンスの慎ましいアパートの部屋、非常に庶民的な食堂がベンの生活と対比的に描写される(政治的なメッセージも強い)。ホルモン鍋うまそうだー。ラーメンとキンパのセットも良い。おれはもちろん、軽トラで移動して実家の牛の世話をするジョンス(誰もいない実家)や、都会の慎ましいアパートで懸命に生きるヘンミの方が共感できるし、大衆食堂のホルモン鍋やラーメン、キンパの方がそそられるけどね。まあ、価値観の問題だけどさ。(パントマイムで)存在しない蜜柑をむく。「そこに蜜柑があると思い込むんじゃなくてそこに蜜柑がないことを忘れればいいのよ」(村上春樹「納屋を焼く」p.53・新潮文庫)存在の問題。姿の見えない猫に餌をやる。故郷の枯れた井戸。使われていないビニールハウス。「消えてしまいたい」と言うヒロイン・ヘンミ。売られて連れて行かれるジョンスの牛。すぐ消えてしまうという韓国の女の子たち。長いこと不在だったジョンスの母親が「枯れた井戸があった」と言う場面や猫が姿を表す場面は全身に鳥肌が立った。ヘンミの部屋に一瞬だけ射すとゆーソウルタワーの反射の光...夕闇のなかでヘンミが踊る場面は絶品の美しさ。ここでマイルスディヴィスの死刑台のエレベーターが流れる。素晴らしい。 ヘミを演じるチョン・ジョンソさん、超魅力的。「君の鳥は歌える」のムードが好きな人は、この映画も好きかも。イ・チャンドン監督の作品もっと観よう。夕食、カレイの塩焼きなど
2019/04/18

2019/04/10雪(泣)積もりはしないが、雪は雪...溜めたブログを地味に書く。休暇っぽく映画三昧で過ごしてるので、なかなかブログが追いつかない。映画多くなるとブログが大変。5月くらいから徐々に普通の生活になる予定。昼飯、ジンギスカンなど。カンパニー松尾監督「レディコミ志願兵出張撮影ドキュメント オークション02/巨乳ちゃんと不思議ちゃん 明石・広島・ミナミ・郡山・京都編」観た。好きな作品。UNDER COVER JAPANと同じ紙ジャケシリーズ[オリジナル7]の作品。バイクや車移動のシーンがかっこいい。この冬に入手したDVDだが、「ちーちゃん」のシークエンスが見たくなって再び見始めた。「とても長いお話です。 何回かに分けてご賞味ください。」とオープニングに出るが、結局ぜんぶ見ちゃった。郡山のちーちゃんのシークエンス『普通の人間』やっぱり良いなあアキヒトさんがドライバーで出てるのがうれしい。松尾Bros.のバディロードムービーな趣。↑この場面、何度観ても最高。ちーちゃんとの待ち合わせに遅れてしまって、待ち合わせ場所にちーちゃんはいなくてまるでミステリーのように残されてるレディコミ。ちーちゃんと無事に合流するまでも最高だしその後もとても素晴らしい。アキヒトさんと食うラーメンのシーン良いなー。ラーメンうまそう!チャーシューがすごい!キティの封筒、ラーメン屋のキティのマスコット。東山帰り子さんのシークエンスの殺伐としたムードが凄い。雨...。その後に登場する四条M子ちゃんは天使のように可愛い。すっごい落差。ドストエフスキー「白痴 3」やっと読み始める。もちろん亀山先生の訳「白痴」はナスターシャが出てくる度に物語が一気に動く。【新品】【本】白痴 3 ドストエフスキー/著 亀山郁夫/訳夕食、イワシなど。
2019/04/16

2019/04/09午前眼科。久しぶりに視野検査。おれは脳出血の影響で左目下半分に大きく視野欠損があったのだが、欠損部分がかなり小さくなっていた。うれしい。出血で潰された組織は戻ることはないので、本来目の担当ではない別の脳神経が、がんばって補完しているのかもしれない。おれはよく知らんけど...脳の不思議。神秘的。眼科のあと Widow's Recordで好物のマンゴープリン。鮮味館で昼食。日替わり定食、麻婆豆腐。映画館へ。 トラヴィス・ナイト監督「バンブルビー」(2019)言わずと知れた「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ作品。とても楽しかった。これはおすすめ。愛すべき良作。ご機嫌だ。80年代後半とゆー時代設定が絶妙。単なるロボットバトル映画ではなく、80'sアメリカンテイスト満載の青春映画になってる上に、ETっぽい面もある。バンブルビーめちゃかわゆす。声を失くしたバンブルビーが80年代ポップミュージックで意思疎通するとゆーアイデアが絶妙。ヒロインのヘイリー・スタインフェルド、よかった。おれは本家マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」より、スピンオフのこの作品の方が好み。(トランスフォーマーは第一作しか観てないけど)ロボットバトルを徹底的に楽しみたい人にはちょっと不満かも....映画のあと実家。レッスン夕食、韓国風の海鮮丼。めっちゃ旨い。
2019/04/15

2019/04/08午前、病院。リハビリ。後半は麻痺手に鉄アレイ持たされてみっちり訓練。筋肉より脳が疲れる(泣)。筋トレではなく、その動きから脳に執拗にアプローチするので脳がしんどいのは当然。本番一段落したし、ひどい鬱&体調不良からもようやく抜け出しつつあるので、一気にハードな訓練が始まった。とほほー。うーん。甘くないな。がんばる指揮の寺島さんの訃報。おれは面識はなかったが、名古屋で仕事してると業界狭いのでよくお名前は拝見し耳にしていた。いつも近くで働いてらっしゃる先生だった。合掌。病院のあとティム・バートン監督「ダンボ」(2019)観た。とてもよかった。感動。いやあ泣いた泣いた。ママに甘えるダンボを見るだけでいくらでも泣ける(オリジナルのアニメでも同様)ティム・バートンらしさはちゃんと表出されているが、不健全な「毒」は幾分薄めなので、安心してお子様を連れて観に行けます。子供たちに観て欲しい王道のファンタジー。監督特有の「毒」の薄さが気に入らない人も多いだろうな。おれは「毒」がなくても、この作品は大好き。一連のサーカスのシーンなどでティム・バートン節は十分に堪能できるし、おれは大満足。ミス・アトランティス、最高!そもそもおれは「ダンボ」に超弱い。オリジナルのアニメはおれのフェイヴァリットな作品で号泣必至映画。ディズニー ダンボ(紙ケース仕様)/DVDダニー・デヴィートの活躍がうれしい。マイケル・キートン、貫禄の悪役っぷり。エヴァ・グリーン、よかったあ〜。実家の防犯カメラの設定終わった。どっと疲れる。しんどい。こーゆーのがパッとできる人になりたい。夕食、鶏団子鍋。市販の鶏だし生姜鍋つゆを使った。生姜が効いてて旨い、ミツカン/〆まで美味しい 鶏だし生姜鍋つゆストレート 750g
2019/04/14

2019/04/06実家でwifiルーターの設定の続き。何とか完了。こーゆー作業大嫌い。でも快適になって嬉しい。断然速くなった。wifiルーターを変えたので防犯カメラのwifiの設定もやり直し。これまたどうしてもうまくいかない。途中で断念。ぐぬぬ。チクルス。再来年の企画考える。来年分は曲もピアニストも全て決定済。みなさまお楽しみに。さ来年の曲、だいたい決まったので、これからピアニストに依頼していく。かなりしんどいプログラム。みんなチャレンジしてくれるといいな。最近はチャレンジャーが多く、ピアニストで難航することがほとんどなくなった。ありがたいことです。事務局(家内)がチクルスの公式HPを作った。PRなどには今後こちらのHPを使っていきます。(おれもこのブログでチクルスのPRは続けますが...。)みなさまどうかご贔屓に!とりあえず、まずは6/1ガーシュインの第一回です。よろしくお願いします。超楽しいプログラム。ぜひ!この日だけでガーシュインの代表的なピアノ独奏のための作品がほぼ全て聴けちゃう。3つの前奏曲、ラプソディ・イン・ブルー、ソングブック(全18曲)プロデュース・レクチャー・演奏は松橋朋潤くん。2019/04/07まず、近所の小学校で選挙。実家。防犯カメラの設定もやっと完了。あー、お疲れちゃん。昼食、ラポッキラーメン+トッポッキってことね。めっちゃうまい。うちははサリ麺もトッポッキもあるから、ラポッキはすぐできる。(辛ラーメンでも作れます)サリ麺110g×5袋 サリメン 鍋用ラーメン オットギ ラーメンサリ 韓国ラーメン インスタントラーメン大阪鶴橋トッポギ 100g(徳山物産)夕食、煮豚。めっちゃ旨い。脂身のところがとろっとろで最高。この豚肉は上野のセンタービル地下で買ったもの。でかいのに安かった!
2019/04/13

2019/04/05高田馬場松屋で簡単に朝食。玉子かけごはん290円今日もまた早稲田松竹でライナー・ウェルナー・ファスビンダー監督二本立て。午前は「第三世代」(1979)初めて観た。ファスビンダーもこーゆー難解な映画を撮るんだなあ。めちゃむず(^_^;)ファスビンダーはわかりやすい作品が多いので、これにはちょっとびっくりした。情報量が異常に多くてかなりしんどい。音が何重にも重なっていて。その上日本語の字幕もあって、映像も情報の嵐。おれはちょびっとドイツ語わかるので、台詞の後ろに流れ続けるラジオやテレビのの音声みたいなものも、わかる部分は部分的に聞こえてしまったりしてそっちに気を取られ字幕を追うのがおろそかになったりする。その上に音楽・効果音が幾重にも重ねられる。大忙し。ドイツ人のみなさんは流れる音声は全部わかるので、もっと大変だろうなあ。時代設定はドイツ赤軍の頃なので、まあ、そーゆー感じ。難しそうな議論を繰り返しながら、理想の実現のための手段ゆーよりテロそれ自体が目的化にしてるとゆー感じの状況をコメディ的な感じに描く。終盤、カーニバル(Karneval)とテロを重ねるあたりは非常におもしろい(このシークエンスは興奮させられる)。監督は「シンプルに作ろうとした」と述べているが、マジ?めっちゃ複雑で難解じゃん(^◇^;)この作品は、もしソフトが出たら詳細に観直したい。ファスビンダーとダニエル・シュミット作品はあまりにもソフト化されなすぎて、まじでイライラする。「リリー・マルレーン」「パッション」の頃のハンナ・シグラ、美しい。ビュル・オジエの出演はうれしい。彼女の出演は、たぶんダニエル・シュミット監督繋がりなんだろうな。昼から引き続き「13回の新月のある年に」(1978)初見の作品。「第三世代」もそうだったがこの作品の存在すら知らなかった。ファスビンダーは多作なのでこーゆーのがけっこう多いんだよな。ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーDVD-BOX 2 (ケレル/13回の新月のある年に/ベロニカ・フォスのあこがれ) ブラッド・デイヴィス マルチレンズクリーナー付き 新品「第三世代」と違って普通にわかりやすい作品。「ヴェニスに死す」と同様にマーラーのアダージェットで始まり、ニーノ・ロータの「アマルコルド」の音楽が流れたりもする。映画の引用もあるし、引用が多い。男性から女性に性転換したエルヴィラが主人公。彼女は妻子がありながら、職場の同僚へのピュアでプラトニックな片思いから突然手術して性転換してしまったのだ。彼女は性的欲求を満たすために「男装」して男娼を買いに出たりもするが、「こいつ、ちんこないぞ!」などとボコボコにされたりする。ゲイの世界では男性器を愛する人が多い。ちんこ無ければ単なる女性であって性的欲望の対象にならない。エルヴィラは女性なのだから普通に男性に愛されたい。でも容貌や太り気味の体格が男性的だったりするせいでなかなかうまくいかない。その太った体格のせいで、同棲相手から「お前はセイウチか!」などと罵られた上に出て行かれちゃったりして超かわいそうなのだ。だからやむなく男装して男娼を買おうと試みたりする。エルヴィラは非常に中途半端で曖昧な性を生きているのだ。いやあ、大変だー。エルヴィラを演じるフォルカー・シュペングラー、超名演。この作品は歌と踊りの場面があって、それがもう最高だった。屠殺場のシーンがすごい。イングリート・カーフェンの出演が超うれしい。ああ、ダニエル・シュミット監督の「ラ・パロマ」と「今宵かぎりは…」観たい。なんとかならんのか。この不当な状況。ファスビンダー一気に4本観られて幸せな二日だった。大満足で上野へ。上野へ。東上野でお使いがあるのだ。シリットとコチュジャン家内はシリットが大好物。【クール便・送料無料】いちりき シリット(700g)x1個/ 韓国伝統/韓国もち/シリット/もち/お餅/餅他にも買い物しようかと思ったが、シリットもコチュジャンも重くてしんどいのでやめた。おとなしアメ横戻って遅い昼食。大統領支店で遅い昼食。おれは支店は初めて。支店の作法がちょい違って戸惑った。煮込み、レバ焼き、ハイボール1、日本酒1久々の大統領の煮込み。超うまい。満足。アブラが売り切れで痛恨。遅かったか...上野から新幹線。飲んだので、「あさま」で長野。
2019/04/12

2019/04/04午後〜夜高田馬場。早稲田松竹へ。ライナー・ウェルナー・ファスビンダー監督二本立て。お客さん入ってたなー。素晴らしい。まず「ローラ」(1981)。 「ローラ」は実は2回目の鑑賞。最高のメロドラマ。陶然と鑑賞。一回めは留学中にドイツで観た。当然、字幕はなかった。字幕なしなので細かいところはさすがにわからない。それでもおれはこの作品にすっかり魅了されてしまっていた。大好きな作品だ。細かいことがわからなくても、堅物の建築家が、仕事上の付き合いのある社長の愛人(ほぼ娼館なキャバレーの歌姫)に惚れて...とゆー基本的なストーリーは当時のおれの語学力でも十分理解できた。でも、やっぱり日本語字幕で見直して、細かいところまでちゃんとわかりたいなあとずっと思っていたが機会がなく、やっと今頃になって日本語字幕付きで観ることができた。死なずにいるとけっこういいこともあるんだなあ。字幕で観てみると、メロドラマであると同時に非常に政治的なこの作品の微妙なところもよくわかる。政治抜きで単純にメロドラマとして観ても最高の逸品だけど、わかった方がより楽しめる。この作品は1950年代の西ドイツが舞台。戦後の復興期で様々な思想が入り乱れていた時代。フィルムの劣化がずいぶん進んでいた。おれが90年代前半にドイツで観たプリントは、だいぶ昔ってこともあってもっと綺麗だった。リマスター熱烈希望。途方もなく美しい映像なのに....ローラを演じる名女優バーバラ・スコヴァがやっぱり素晴らしい。ローラが、純愛を育てつつあった堅物の建築局長に、娼館で歌ってるところを見られてしまい、自棄になってブチ切れて歌いまくり踊りまくるシーンは、映画史に残る名場面。何度見ても圧倒される。バーバラ・スコヴァは最近だとハンナ・アーレントを見事に演じてたっけ....。ハンナ・アーレント 【DVD】クラシック好きな方はクラウディオ・アバド&ベルリン・フィルの「真夏の夜の夢」の語りで彼女の声を聞いたことがあるかもしれない。この作品のキーになるのは資本の象徴みたいな土建屋の社長を演じた名優マリオ・アドルフ!超絶的に魅力的なキャラ。「NATO加盟国で最高のケツ」とゆーマリオ・アドルフの台詞が好き。ヘルガ・フェダーセン演じる事務所の秘書のフロイライン・ヘッティッヒが最高。大好きなキャラ。超可愛いおばちゃん。ドイツで観た頃は、おれはダグラス・サーク監督のメロドラマをほとんど観ていない状態だったのでわからなかったが、何本か観ている今観ると、ダグラス・サークの影響がよくわかって、非常に興味深かった。引き続き「マルタ」(1974)これは怖くてやばい映画。ファスビンダーの圧倒的な演出の力を思い知らされる。結婚してみたら旦那の実際の性癖がわかってきて....それでも何とか旦那の望む良き妻であろうとするんだけど...やっぱり耐えられない.......とゆーのはふつうによくある話だが、これはそれをホラーの領域にまで極端に推し進めた作品。マルギット・カルステンセン、凄すぎる。怖い。彼女の痩せた容姿も十全に生かされてる。異常にサディスティックな旦那を演じるのがカール・ハインツ・ベーム。超名演。めっちゃ怖い...。彼は名指揮者カール・ベームの息子さん。ミヒャエル・バルハウスの撮影が超絶魅惑的。それだけにフィルムの劣化が残念。リマスター熱烈希望。大満足で早稲田松竹を出る。いい午後だった。ほんとはそのまま高田馬場に泊まりたかったが、いつも泊まってた高田馬場駅前のホテルが営業やめちゃったので、今回は池袋泊にした。帰宅ラッシュの山手線で池袋。ほんの少しの乗車でもけっこうつらい。夕食はホテル近くの吉野家で豚丼(と半熟卵)。おれは豚丼も好きなので、豚丼の注文率けっこう高い。ホテルにチェックイン。ちょい飲みに出ようかなと思ってるうちに居眠りしたりして、結局そのまま部屋から出ず。ローラ、英語字幕のは手に入るんだけどなあ。
2019/04/11

2019/04/04午前8:55の「かがやき」で上京。上野で下車して上野オークラへ直行。不忍池、綺麗だった〜。春だね。オークラは立地が最高。朝イチの回から入るのは初。この時間はまだ女装子ちゃんも回遊していない。ここはシートも座り心地よくてスクリーンも観やすい。好きな映画館。女装子ちゃんやゲイな皆さんの回遊は慣れてしまえばどうってことない。観たのは後藤大輔監督「牝と淫獣 お尻でクラクラ」(2019)後藤監督の作品は芝浜をベースにした「となりの人妻 熟れた匂い」を観て以来ずっと気にしてる。今回は新作が観られてよかった。めっちゃおもしろかった!超おすすめ。蟲めづる姫君(堤中納言物語)がベースの人情噺的作品。笑いあり・涙あり。大切なメッセージがたくさんつまってる。終盤はかなり感動的で、思わずほろっとさせられる。堤中納言物語、ちゃんと読んでみようかな...。虫めづる姫君 堤中納言物語 光文社古典新訳文庫 / 蜂飼耳 【文庫】アニメを導入した意欲作。アニメとの融合に違和感全くなし。場内はけっこう笑い声が起こっていた。ぼんやりエロ映画を観に来ただろうおじいちゃんたちからこれだけの反応を引き出すのはすごい。いや、これはむしろ演芸の基本的素養のある高齢者にこそ響く作品なのかもしれないな。回文が印象的。(回文といば落語)。[ダチがいないガチだ]とか(笑)そして「奈落まで...」にはやられた(泣)なんて優しい回文...後藤監督、やっぱりすごい。もっと色々作品を観たいと思う。「となりの人妻 熟れた匂い」の感想はこちら「言い出しかねて」の感想はこちら和田光沙さん最高。序盤の振り切れた演技から終盤の情感溢れる繊細な演技まで、ひたすら素晴らしかった。和田さんの演技をじっくり堪能できて大満足。おれは和田さんの出演作はけっこう観てる方で、そもそも好きな役者さんなのだが、ますます好きになった。ますます「岬の兄妹」が楽しみになってきた。長野はロキシーで5月から!3本立てのうち2本は観ないで外に出る。後藤監督の新作が観られれば今日はそれでいいのだ。若者(♀)と待ち合わせてランチ。自分も彼女もコンサート終わったばかりなのでご褒美っぽく焼肉。旨い肉は元気が出る。この子は変な遠慮なしでうれしそうにバクバクよく食う◎いい子だ。おれは高田馬場へ午後はファスビンダー三昧。ぬはは。この冬を乗り越えた自分へのご褒美。
2019/04/10

2019/04/03午前、病院。リハビリ。本番明けのわりには調子良いらしい。それでもあちこち痛い。筋肉の張りも確かに強いみたいだが、それは脳疾患による筋緊張によるものではなく運動後のふつーの筋肉の張りとのこと痛みは単純に筋肉痛だそうな。とゆー感じで身体の調子も悪くないのでそろそろ体幹トレーニングも再開するらしい。むむー^^;病院のあとそのまま長野駅へ。翌日のチケット購入。みどりの窓口、例によって外人さん多い。鶴岡慧子監督「まく子」観る。鶴岡監督は上田市出身。長野の若手監督大活躍。すばらし。印象的なシーン多かった。原作は知らないし、未読。読んで見ようかな。まく子 [ 西加奈子 ]タイトル見ると女子の映画かと思うが、全然違う。小学生男子を中心としたジュヴナイルファンタジー。小学生男子かわいいね。おバカで。この時期、総じて女の子の方が背も高いし、精神年齢も圧倒的に高い。バカなわりにこの時期の男子も意外と繊細で身体の変化のことで思い悩んだりもする。毛が生えてきたりとか夢精したりとかさ。それはもちろん絶対必要な変化。この時期の子供たちは男子も女子も大変だ...。ちなみにおれの場合は、クラスの友人たちとトイレで毛の生え具合を見せ合いっこしてみんなで大爆笑してるような繊細さのかけらもないおバカ極まりない環境だったので、毛が生えた生えないで悩んだ記憶がない。草彅剛くん好演!浮気とかしちゃうダメ父ちゃん役。ちょっとやばい感じの色気が最高。こずえ役の新音ちゃん魅力的。いい雰囲気の子。長い手足を持て余してる感じが良い。ベロっとするシーンは最高。こずえの母役のつみきみほさん、不思議ちゃんに筋金入ってる感が出色。印象的なシーンが多い作品。ファンタジーがもっと煌めいて飛翔して、サイセ祭りの描写が弾ければ、よかったのになーと思う。おにぎり超旨そうだった。あれはたまらん。変化を楽しむこと。中華食堂一番館で昼食。赤丼食う。今回は黒丼にしようと思ったのに、なぜか自動的に「赤丼」と口走ってしまった。普通にうまい。おれは嫌いじゃない。赤丼とか言ってるくせに全然辛くない。ラー油をたくさんかけて食う。帰宅今年はリストの交響詩ができるのが楽しみで(レ・プレじゃないよ)、ネットのスコア見ながらあれこれ考える。おれはリストのオケ曲にものすごく興味がある。(昔は興味もなく、むしろ嫌いだった)
2019/04/10

2019/04/02午前、実家。新しいwifiルーターの設置設定。最終段階で苦戦。ネットに繋がらない。PC関連のこーゆー作業本当に大嫌い。今日はここで断念。もういやポルカドットカフェでランチ。おれはアジフライ。家内は鶏つくねのとろろ丼めっちゃうまい。癒しだ。ここは酒もいろいろあって「飲み」もアリなのだ。興味あり。午後はカルチャー。本番後にしては調子悪くないらしい。よかった。テレ東系「フルーツ宅配便」の11話と12話の録画観る。両話ともに白石和彌監督回とても好きなドラマだったのに、これで最終回。超寂しい。続編を熱烈に希望。11話で、ついにえみ(仲里依紗ちゃん)がフルーツ宅配便に入店(*^◯^*)源氏名・グレープフルーツ11話のゲストは山本浩司さんと阿部純子ちゃん(スモモ)山本浩司さんはもちろん「止め俺」の足立さん役。以来、より一層注目するようになった。うれしい。山本さんはデリヘルのゲスで無責任な客を好演。「フルーツ宅配便」のみんなで団結してこのゲス野郎に制裁を加えるとゆー話。コメディ仕立ての制裁になっていて実に楽しい。阿部純子ちゃんは「孤狼の血」の薬剤師さんだよね。魅力的。キャスティングが白石組!って感じで良い。12話はえみ=グレープフルーツ中心のサスペンスフルな回。最終回にふさわしく濱田くんも松尾スズキさんも里依紗ちゃんも荒川良々さんもみんな大活躍。ジミ山=小田(前野朋哉さん)、それにしても縛られてケツを責められながら熱々の小籠包を口に入れられるプレイが理想って(笑)フルーツ宅配便 DVD BOX [ 濱田岳 ]次の次のチクルスの企画立案の作業。構成で思い悩む次はピアニストも曲も全部決まってるんですが、今はもう次の次のチクルスのピアニストを決めて、依頼しなければいけない時期なのだ。
2019/04/08

2019/04/01疲れ出てしんどい。ぐったり過ごす。筋肉痛がつらい。「なつぞら」の初回みる。草刈正雄さん、かっこよすぎ。ほとんど西部劇。子役たちがかわいく、牛たちも超かわいくてたまらん。オープニングのアニメもかわいくて好き。丸メガネの藤木直人さん、いつもと違う感じ。すずちゃん出てくるのが楽しみ。新元号発表の会見見る。「令和」美しい元号。「平成」の発表は、昭和陛下の崩御の深い悲しみの中で行われたので、今回とはかなり違う雰囲気だった。そもそも新元号の発表は崩御とセットになるので、今回のように発表を国全体で心待ちにし、ちょっと祝祭的な雰囲気で発表を受け止めるなんて歴史的にも珍しかろう。こーゆー感じ、素直にいいなと思う。家内と映画観る。そういえば映画の日だ。武内英樹監督「翔んで埼玉」(2019)はっきり言ってめっちゃおもろい。観てよかった!ご機嫌な作品。おすすめ。ストレートなパワーに溢れた熱い作品。。魔夜峰央先生の特性(例えばBL趣味、ヅカ的要素)などなどが、過不足なく高度に実現されてる。セットや衣装CGなどなどお金のかけ方が適切で、凄い。そしてキャスティングがぴったりハマって、ほとんど違和感なく観られる。演劇的にデフォルメされた演技も、むしろメッセージの熱量の高さとして観客に迫ってくる。特にGACKTさんが圧巻。出色のガッくんだと思う。美しく、魅力的。京本政樹さん、麿赤兒さん、伊勢谷友介さんも最高に魅力的。ガッくんと伊勢谷さんのBL場面は腐女子たちにはたまらないだろう。男の子役の二階堂ふみちゃん、よかったー。名演技。ブラザートムさん、麻生久美子さん、島崎遥香ちゃんの車内のパートも見事。加藤諒くん、よかったー。間宮祥太朗くんの出演はうれしい。この役に武田久美子さんの起用を決めた人は慧眼だと思う。なるほど!と思った。麿赤兒さん!(*^◯^*)いやしかし、群馬との県境にプラテノドンが飛んでるなら、長野との県境なんかどうなってしまうだろう(笑)台詞に「田無」のことも出てきた以前のおれなら全く反応できなかっただろうが、最近田無方面で練習して「ぎょうざの満州」でもメシ食ったりしたので、そっち方面の埼玉感はなんとなくわかった。魔夜先生の原作は、数年前に既読。おれはけっこう魔夜先生の作品は読んでる。パタリロはだいたい60巻くらいまでは読んでるし、「ラシャーヌ」は全部読んだ(7巻くらいだから、すぐ読める)。おれは特にラシャーヌが好き。翔んで埼玉/魔夜峰央【1000円以上送料無料】原作読んだ時の感想はこちら。魔夜先生特集のユリイカ読んでみたい。ユリイカ臨時増刊号(3 2019(第51巻第3号)) 詩と批評 総特集:魔夜峰央ー『ラシャーヌ』『パタリロ!』『翔んで埼玉』映画『翔んで埼玉』公式ガイドブック / 魔夜峰央 マヤミネオ 【本】夕食イサキのムニエル
2019/04/07

2019/3/31ふつーに起床。ひどい疲労&筋肉痛。二日酔いゼロ。足の痛み無し(ありがてえ)。余分な荷物長野に送ってホテルチェックアウト。上野へ。一目散に東上野のコリアンタウンへ。諸々食材を購入。上野肉店、素晴らしい。ここでは豚足やフワなどを購入。おれも家内も東上野、超気に入った。雰囲気も好き。ここはほとんど食品に特化していてお店がコンパクトにまとまってる。買い物がとても楽。買い物一段落して海雲台で昼食。とりあえず並ぶパンチャン(キムチとかおかずいろいろのことね)いちいち美味しい。おれはスンデをつまみにチャミスル飲む。(02231)【あす楽】眞露チャミスル 16.9% 360ml ■韓国人気NO.1焼酎■ お酒 酒 焼酎 韓国焼酎 韓国お酒 チャミスル 焼酎(16.9度) ★★ここの350ml瓶のソジュは良心的な値段でうれしい。(高いところも多いのだ。場合によっては1000円近かったりする。)スンデ、めっちゃうまい。【韓国食品|冷蔵】■故郷の味そのまま■ 市場 (シジャン) スンデ 500g見た目が苦手な人もいるかもだけど、おれは大好物。家内はコムタン食ってました。これまたうまい。例によってセンタービルに寄ってから上野駅。長野に戻る。ああ、疲れた。夕食。
2019/04/06

2019/03/30夜池袋で打ち上げ。わーい。わーい。かわゆす。お疲れちゃん
2019/04/05

2019/03/30午後14時開演。前半ベートーヴェン後半ブラームスとゆー逃げ場のないドイツプログラム。オープニングは献堂式序曲。Beethoven:Overture ”Die Weihe des Hauses”Op.124珍しい曲。おれは実演に触れたことは一度もない。ベートーヴェンの序曲集に入っていたりするので、一応サラッと聴き流したことがある程度。後期の作品。練習してみるとヘンデルへの敬愛に溢れた素晴らしい音楽であることがわかってきて、最終的には大好きな作品になった。対位法の扱いはめっちゃヘンデル。感動的。Harmoniemusikのように書かれている部分も多くて、管打楽器中心で弦が添え物のように扱われている時間も長い。様々な点で興味深い作品。あくまでも祝賀用の機会音楽なので音楽の内容は確かにそれなりだが、そんな中でも後期のベートーヴェンのちょっと尋常じゃない深淵が時折顔をのぞかせたりする油断できない。終盤の熱狂的な高揚感は第九を思わせる。弦も木管も終始やたら忙しい曲だがみなさんよく頑張ってくれて全体にいい感じに仕上がった。ひたすら大活躍の管楽器の中で特に目立つのは意地悪な練習曲の如く延々続くファゴット2本の16分音符のパッセージ。2人とも素晴らしかった。お疲れちゃん。この作品を体験できてよかった。楽しかった。感謝。続いてベト8言わずと知れた難曲。Beethoven:Symphonie Nr.8 F-dur Op.93おれは今年度は長野高校管弦楽班からフロイデまでベト8イヤーだった。この作品にじっくり取り組めておれはとても幸せだった。管弦楽班もフロイデもありがとう。難しい曲なのに、フロイデとしては異例なほどの仕上がりのスピードが速く、初期段階の練習からおれは音楽を楽しむことができた。フロイデってもっと不器用なオケだと思ってたんだけどなあ。いやあ、恐れ入りました。練習は管弦楽班の練習でやったあれこれ(メソッド)をそのまま運用することができた。おれは高校生たちとの試行錯誤があったから、スムーズにトレーニングできたと思ってる。高校生たちよ、ありがとう。さすがに高校生よりフロイデの方が様々な面で経験値が豊富なので、吸収が速くて楽だった。まあ、さすが大人ってことかな。ちょっと変わったベト8だったかもしれないけど、みなさんよくついてきてくれて感謝です。練習も本番もとても楽しかった。ベト8としては大きめの編成。おれはオケのサイズの大小はほとんど意識しなかった。大きいとか小さいとかじゃなくて、気分良く歌えてるかどうか、楽しく踊れてるかどうか、笑えてるかどうかってことを考えていた。後半、ブラ1Brahms:Symphonie Nr.1 c-moll Op.68オケにとってもおれにとっても久々のブラ1。おれは今回この曲についての自分の考えを全面的に刷新して臨んだつもり。みなさんしっかり音にしてくれてありがとう。見通しの良い演奏になったと思う。ちょっと事故もあって焦ったが、すぐ回収できてよかった。トラブった時におれが動揺したのがよくない。弱虫。反省。フロイデは若い人も増えて弦の厚みも増して、いい感じだ。練習の雰囲気も良い。オケのレベルも自然に上がってきてうれしい。こうなると欲が出るなあ。もっと良くなりますように!コンマスソロ、実によかった。はいお疲れー撤収して池袋に移動。夜に続く
2019/04/03

2019/03/30午前西武池袋線で練馬。桜があちらこちらで咲いてる🌸9時半頃に会場入り。10時からリハーサル。悪くない鳴り。思ったよりも響くじゃん。もっとダメかと思ってた...ここは残響少ないので、ホール効果は期待できない。すっぴん勝負。その代わりに違う楽しみがある。速いテンポをチョイス出来るのが楽しい。今回も人が多くて、全員の表情を捉えるのは難しかったようだ..。ご容赦。足が長持ちしないので、リハーサルでは立たないようにしてるがこの日はけっこう立って振ってたようだ...本番に先立って、プレコンサート。オーボエトリオBeethoven Op.87(だよね?)素敵な導入。これで前半はオールベートーヴェンになった。プログラム全体の調性もC-C-F-cと綺麗な並び。本番に続く。
2019/04/02

2019/03/29例によって外人さんがめっちゃ多い長野駅。昼過ぎのはくたかで東京へ。駅弁で昼食。もちろん、ゲンを担いでる。ソースとんかつ弁当大宮で下車。埼京線で池袋。大宮始発のに乗ると ちゃんと座れて良い。夕方、池袋のホテルにチェックイン。しばし休憩して、ホテル内のウェルカムドリンクでワイン一杯頂いて、外出。キッチンABCで夕食。人気店で混んでる。我々はタイミングよくて、入って即 座れた。我々が店を出る頃には列ができていた。ここは二階も人気の中本。すごいビルだー。中本もめっちゃ入りたいが、今日は絶対ABCだと決めてきた。前からずっと興味があった洋食屋さん。やっと入った。ABCは立地的に立教の子にはお馴染みの店だろう。リーズナブルでがっつり。大学生には最高。しかも旨いし。おれはオリエンタルライス +セットB(メンチカツ)オリエンタルライス、旨い。大満足。味つけが絶妙に優しく、豚肉がいい感じに柔らかく、野菜の甘みが素敵。これはほとんど日本や中華の丼の感じ。独特。次はインディアンライスにしよう。セットのメンチが大きい。揚げ具合 最高。衣サクサクで感動。家内はオムカレー。これもおいしいね。ホテル戻ってチコちゃんみる。朝ドラ特集。楽しい。早く寝る。序曲の暗譜は大丈夫なことにする
2019/04/02

2019/03/28萩原健一さん=ショーケン死去のニュース。68歳。まだ若い。合掌。寂しい。病院、リハビリ。長野ロキシーへロベルト・シュヴェンケ監督「ちいさな独裁者」(2017)観た。しんどくて怖い作品。傑作だと思う。戦争の狂気、ナチス時代のドイツを一人の脱走兵に集約して描く。この「集約」がこの作品のミソ。大掛かりな戦争映画や歴史映画として描くよりもはるかにわかりやすい。どうやって普通の人間が狂気に取り込まれていくか、克明に描写される。脱走兵がナチスの将校の制服を拾って、それを身につけたところからどんどん独裁者的に変貌し成り上がっていく様子が「寓話的」に描かれる。なんとこれが実話だったりする。なんて寓話的な実話だろう...。カンティーネ(食堂)での宴会がサバト的に盛り上がり、そーゆーところから暴力と狂気が発動されていく様子が本当に恐ろしい。制服の怖さ。制服は人格を変えてしまったりする。怖いね。おれがドイツの「こんな感じが嫌」と思ってるあれやこれやがドイツ人によって克明に描かれる。すごい。ラスト、現代ドイツの街に「彼ら」が現れて収奪を行う場面は、意外に違和感がなかったりする。普通にありそうな映像に見えてしまうところが、こわい。長野ロキシー4/5迄。おすすめ。ぜひ!原題はシンプルに”Der Hauptmann”(大尉)邦題の「ちいさな独裁者」は、悪くないんだけど、ちょっと響きがかわいらしいのが残念。実は全くかわいくない怖い映画なので....多くの邦題は説明しすぎの傾向があって、この作品の邦題も同様。「大尉」で十分と思うけどなあ。撮影はフロリアン・バルハウスん、バルハウス?と思ったらやっぱりミヒャエル・バルハウスのご子息だった。勉強こないだの練習から序曲も暗譜することに決めたので、ひたすら集中。暗譜は交響曲だけのつもりだったが、気が変わった。急に決めたのでしんどい。(だから東京でネカフェにこもったり、ホテルの部屋延長したりしてたのです)夕食カレイの唐揚げなど「ひよっこ2」#4見る。良いねえ。
2019/04/01
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