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昨日は紙芝居祭りでチンドンミュージックの演奏を頼まれて出かけた。合間にじっくりと紙芝居を拝見した。驚いたのは、紙芝居の大きさである。1m×1.5mぐらいもある大型紙芝居である。絵がよく描けていた。専門家に頼んで書いてもらっているので高くつくそうだ。弁士が一人でしゃべるのかと思いきや、母親、近所のおばちゃん、同級生、ファンなど赤い法被を着た女性に役割を振り分けて、それぞれがセリフをしゃべる。度肝を抜かされた。アニメ映画を見るようだ。全員役になりきって真に迫った演技をされたいた。音響効果音もあらかじめ録音されたものが適宜流れてくる。これはいったい何だ。極めつけは、10名ぐらいのお客さんにあらかじめセリフを書いた紙を渡して、視聴者参加型の紙芝居だったのだ。私には「カープは絶対につぶさん、わしらのたからじゃけーのー」というセリフが渡された。それをしゃべると会場に詰め掛けていた人たちから拍手喝采だった。また物語のあらすじが涙を誘うものだった。私は思わず目頭が熱くなった。最初にカープで炎のストッパーと言われていた津田恒美さんの物語があった。津田さんは将来を期待されていたが、脳腫瘍で30代で亡くなった投手である。ストレートを中心に「打てるものなら打ってみろ」という気迫を前面に出すピッチャーだった。巨人の原選手の手を折るほどの威力のあるストレードだったという。次にカープ創生期の財政難を樽募金で支えたファンとその期待に見事にこたえた初代監督石本秀一物語だった。設立当初はスポンサー企業はなかった。選手も寄せ集めで、名前の知れた人は全くいなかった。期待できる選手は皆無だった。給料も払えない。遠征は夜行列車で通路に横になって移動していた。社会人野球よりもお粗末だった。挙句の果てにユニホームも全員分をそろえることができなかったという。1年目のシーズンの成績は当然最下位で90敗以上だったという。お荷物球団と言われていた。1年目で早くも横浜への身売りの話が決まりかけていたという。それを食い止めたのは、ファンの存続を願う熱意・樽募金と広島出身の石本監督熱い思いだったそうだ。初優勝の時、郷土の人々とともに、カープを救い、カープを育てた石本秀一さんは77歳。東広島市の自宅で一人静かに大粒の涙を流してむせび泣いていたという。そんなカープが他の球団を押しのけて今や独立採算で毎年黒字計上を続けるようになった。土砂災害では多額の災害見舞金も出せるようになった。球団経営に苦しんだ過去の経験が今になって生きてきたのである。あの時横浜に身売りされていたらと思うとぞっとする。今日の体験で、紙芝居はソフト面が大変重要なのがよく分かった。小学校、中学校、地域のイベントなどで今や引っ張りだこになり、マスコミに出る機会も大変多いという。紙芝居は時代遅れと多くの人が思っているかもしれない。しかしやり方次第で、多くの人に感動を与えるツールになるのである。要は時代遅れと先入観で決めつけてしまうか、創意工夫で新しい可能性を開発する用意があるかどうかの違いである。「たかが紙芝居、されど紙芝居」ということがよく分かった。
2018.07.29
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2018.06.27
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生きがい療法で行っているユーモアスピーチとは、身の回りの出来事を題材に、2分から5分の短い話を作ります。1週間に一話を目標に書きためて、ご家族や周囲の人たちに披露して一緒に笑い合う活動です。ユーモアスピーチは心理学的に大変良い効果があります。具体的に見ていきましょう。・話を作ると言っても体験談ですから、毎日何か面白いネタはないかと、周囲に注意を向けます。・何かネタがあると、面白く構成しようといろいろ考えますから、創作体験になります。・また、この1週間、 「話を作る」という目標も自ずから出てきます。・話をする段になると、今話をすると言うことに打ち込む、という体験。・自分が話をして笑ってもらい、人の役に立ったという手応え。・誰でも多くの人の前で話をするときには緊張しますが、そういう心の状態をそのままに、今の目標に一生懸命取り組むという体験。様々な身体やストレスに対処する体験学習にもなります。これらの効果を見ていると、すべて森田療法理論で、実践・行動の指針として学んだことばかりです。つまり、生きがい療法では、森田理論の具体的な実践の方法を提案しているのです。生きがい療法を開発された伊丹仁朗先生は、笑うと心が前向きになるだけではなく、血液の成分にも何か良い変化が起きるのではないか考えられました。そこで次のような実験を行いました。吉本興業の笑いのメッカ、大阪「なんばグランド花月」に19人のボランティアの方々に行ってもらい、漫才・漫談・吉本新喜劇を3時間見て、思いっきり笑ってもらいました。その直前、直後で血液の成分に変化がないかを見たわけです。測定した成分の1つはナチュラルキラー細胞(NK細胞)の強さです。 NK細胞とは、ガン細胞が発生すると、それを見つけ出し破壊してくれる、がんに対する防御機能を持った細胞です。検査の結果、ほとんどの人がNK細胞が活性化している。つまり、お笑いの効用は、心理的な効果だけではなく免疫学的な効果、つまり心と身体の両面に効果があるといえます。(生きがい療法と精神腫瘍学 伊丹仁朗 講話より引用)ここで私が以前作ったユーモア小話を1つだけ載せておく。早いもので、 30年の結婚記念日を迎えた。今日ぐらいは外食で豪華な食事をしようと思ったが、今月は家計が火の車だ。仕方なくいつもの定番の居酒屋に行った。開口一番、妻がパートを辞めたいという。原因は人間関係。どうしても許せない人がいるという。「そんな人はどこの会社にもいるぞ。そこをじっと我慢して生きていくのが女の道だ」とアドバイスしてみた。だがカキフライを食べたりビールを飲むのが忙しくて、私の話はほとんど聞いていない。次の話題は娘の転職の話だ。 「本人の好きなようにさせたらいいじゃないか」と言うと、 「それでも父親なの。あなたは昔から無責任なのよ」などと非難する。私もこの機会に会社を退職したいと切り出したかったのに、どうもそんな雰囲気ではなくなった。「今日はお祝いだから無礼講だ」とは言ってみたものの、妻が先に酔いつぶれて、支払いも全部持たされ、タクシーでやっとのことで家にたどり着く。「あんたはいい性格をしているよ。オレよりも絶対長生きをするはずだ」としみじみと独り言。そういえば、先日、今度生まれ変わったらまた一緒になるかとためしに聞いてみた。「イヤ、それだけは絶対にイヤ。男を見る目もついたことだし、過ちは二度と繰り返したくない」などと暴言を吐く。売り言葉に買い言葉で、 「それは実にいい提案だ。お互いに約束は絶対に守ろう。この統一契約書に記名押印をしてくれ」と言い返した。どうも妻はまた人間に生まれ変わって、今度はイケメンを見つけて玉の輿に乗ることを考えているようだ。果たして人間に生まれ変わるかどうかも分からないのに・・・。 チャンチャン
2018.05.27
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アメリカのノーマン・カズンズ氏は 50歳の時に膠原病にかかりました。最初は発熱と体の激しい痛みに悩まされます。そして1週間もたたないうちに、首・腕・手・指がうまく動かせなくなりました。主治医は、強直性脊椎炎との診断を下しました。これは、膠原病の1種で、 500人に1人しか治らないと言われる難しい病気です。なお膠原病は、自分の免疫細胞が暴走して、細菌やガン細胞などの異物だけではなく、健全な細胞をも攻撃する自己免疫疾患と呼ばれています。その代表的なものはリウマチです。膠原病にかかった彼は、以前に読んだことのある、ハンス・セリエ博士の著書「生命のストレス」を思い出しました。セリエの説は、不快な気持ち、マイナスの感情を抱く事は心身ともに悪影響を及ぼすというものでした。ではその逆をいけばどうなるんだろうとカズンズ氏は考えました。プラスの感情、快適な気持ちを持つことは、心身に良い影響を及ぼすのではないか。今でこそ、このような考えは精神免疫学として確立されていますが、彼はそのことに直感的に気がついたのです。そして、プラスの感情、快適な気持ちを得るために役立つ「笑いの効用」に着目したのです。彼は早速、病室に映写機を持ち込み、滑稽な映画を観ることに専念しました。その効果はテキメンだった。 「ありがたいことに、 10分間は腹を抱えて笑うと、少なくとも2時間は痛みを感じることなく眠ることができる。笑いの鎮静効果が薄らいでくると、また映写機のスイッチを入れたが、それでもう一度、しばらく痛みを感じることなく過ごせることが多かった」さらに彼は別の実験も行っている。膠原病やリウマチ、貧血、腎臓の病気などでは血沈が早く沈降します。これは赤血球沈降速度の略で、試験管にとった血液中の赤血球が何ミリ下がるかを測るものです。彼は、ゆかいな小話を聞いた前と後では血沈がどう変化するかを比較しています。そして、お笑いの後では、 「いつも少なくとも5ポイントは改善した。この数字自体は大きくはないが、改善は持続的であり、累積的であった」と述べています。やがて難病を克服して彼はジャーナリストという仕事に復帰することができました。彼は、 「生きようとする気持ちは薬のように体に効果をもたらす」 「笑いは、積極的・肯定的な気持ち、生への意欲を持つということのひとつの象徴と考えたい。そして、笑うだけでよいというのではなく、理解ある医師の協力があってはじめて力が発揮される」 「愛と笑いと、希望と、信頼と、生への意欲、それらを尊重し、実践しなければならない」と述べています。(笑いの健康学 笑いが免疫力を高める 伊丹仁朗 三省堂 110頁より引用)病気になって、投げやりになり悲嘆にくれて、ネガティブで悲観的な入院生活を送る人は、免疫力も落ちてきます。入院していても、ダジャレを飛ばしたり、ユーモア小話や川柳を作ったり、楽しいことをいろいろと思いついて手足を出している人は、免疫力が急激に落ちることがなく、自然治癒力が増加して病気は快方に向かうことがあります。免疫をつかさどる白血球が適度のバランスでその役割を発揮します。森田理論では心身同一論といわれますが、このように精神と身体は切っても切り離せない関係にあるということを忘れてはなりません。そういう意味では、心理療法や精神療法を取り入れないガンや難病治療は片手落ちというしかありません。
2018.05.20
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老人ホームへの慰問活動に新たに「腹話術」を取り入れることにした。男の子の人形が届いた。名前は、五郎ちゃんにした。眼と口がよく動く。一人二役のしゃべりと、人形を操るのでけっこう難しい。さっそく台本を作ってみた。お年寄り相手だから、健康で生きがいを持って生活すること。交通事故に遭わないために。オレオレ詐欺にあわないためになどがテーマだ。 私 皆さんこんにちは 今日は五郎ちゃんをつけてきました。五郎ちゃん 皆さんに挨拶してください。五郎 オス オス オス私 そんな挨拶はダメですよ。やり直し。五郎 こんにちは 五郎です。 私 はい、よくできました。今日は光清園という老人ホームにやって来ましたよ。今日集まってくださった皆さんは元気はつらつですね。 五郎 どれどれ (きょろきょろ) 元気のいい人はどこにもいないよ。 私 ここにもあそこにもいっぱいおられるじゃないの。 五郎 信じられない。お前の目は節穴か。 私 そんなこと言っちゃダメ。謝りなさい。五郎 ごめんなさい。私 皆さん苦労して素晴らしい日本を作ってくださった人ばかりですよ。 五郎 子供もたくさん作った。 私 そうそう、子供もたくさん作った。それで五郎ちゃんも生まれた。ところで五郎ちゃん、おばあちゃんの長生きの秘訣を知っていますか。 五郎 知らない。教えて。 私 それはね、朝起きて化粧を丁寧にするおばあちゃんですよ。 五郎 そうなの。知らなかった。じゃ、おじいさんは。 私 おじいちゃんは化粧をしないでしょ。化粧をすればおかまだよ。でも化粧をするおばあちゃんを追いかけまわすおじいちゃんも長生きするらしいよ。 五郎 ほんとなの。それはお前のことだろ。 私 まあ、なんてこと言うの。いつまでも異性に関心のあるおじいちゃんは長生きできできるという話だよ。 五郎 健康なら長生きしなくてもいい。 私 そうなの。健康に暮らすには何でもよく食べることも大切だよ。ところで五郎ちゃん、どんな食べものが好きなの。 五郎 お子様ランチ。 私 お子様ランチね。そのほかには。 五郎 鯛の刺身と日本酒。 私 子供はダメですよ。日本酒は。 五郎 もう一本つけてくれ。 私 馬鹿なこと言わないで。そういえば昔よくテレビに出ていた金さん銀さんは毎日タイの刺身を食べていたらしいね。五郎 やっぱり。そうだと思ってた。 私 健康のためにサプリメントを飲んでいるお年寄りも増えているよね。世田谷自然食品のコンドロイチンとヒヤルロンサン。八千草薫さんの皇潤も有名だよね。五郎ちゃんは何か知っている。五郎 知っているよ。命の母。おばあちゃんが飲んでいる。私 そのほかには。五郎 まむしドリンク。お父さんとお母さんが飲んでいる。私 五郎ちゃん。まむしドリンクは精力剤だよ。お父さんとお母さんは精力をつけて五郎ちゃんの弟や妹を作ろうとがんばっているのだよ。五郎 元気はつらつオロナミンC 私 長生きするためには毎日の運動も欠かせないよね。森光子さんは毎日スクワットで足腰を鍛えていたのだよ。五郎 スクワットは何。私 膝を曲げたり立ち上がったりを繰り返す運動だよ。五郎 簡単にできるよ。五郎もやってみたい。私 そうだね。それで足腰が丈夫になるのだったらいいね。森光子さんは90歳になってもでんぐり返しができていたね。五郎 そうなの。すごいね。お前もやれ。私 五郎ちゃん、ここでなぞなぞ問答をやってみようよ。五郎 やろ やろ 私 元気のよいおじいちゃん、おばあちゃんとかけてなんと解く。五郎 そうだな。切れなくなった包丁と解く。私 その心は。五郎 刃(歯)が弱っている。私 五郎ちゃんお見事。座布団2枚上げよう。五郎 こずかいのほうがいいよ。こんな調子で2本ぐらいは作りたい。あとは、集談会向けの台本も1本作りたい。腹話術をやっている人の話を聞くと、笑いの渦ができるそうだ。1年ぐらいで是非ものにしたい。日々練習をしている今日この頃です。
2018.03.29
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「なぞなぞ問答」作りは、連想ゲームのようでとても面白い。面白い「なぞなぞ問答」を紹介しよう。症状を克服した人とかけてなんと解くロウソクと解くその心は我が身を削って人を照らす集談会で初めて体験発表をする人とかけてなんと解く幽霊と解くその心は不安で足が地につかないオリンピックとかけてなんと解くダイエットと解くその心は無理な目標を目指すと失敗するオリンピックとかけてなんと解くゲームセンターの子供と解きますその心はどちらもメダルが欲しいです利尻昆布とかけてなんと解く京都の祇園祭と解くその心はどちらもダシ(山車)がでますハリケーンとかけてなんと解く血液型と解くその心はO型(大型)もあります熱中症とかけてなんと解く小学生の朝顔育てと解くその心はどちらも水が欠かせません線香花火とかけてなんと解く恋愛と解きますその心はやけどをすることもあります花火大会とかけてなんと解くイベント後の一段落と解きますその心はどちらも打ち上げで盛り上がります
2018.02.24
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今年のサラリーマン川柳から私が良かったものをピックアップしてみました。先を読め 先を読むより 空気読め後でやる 妻の顔見て すぐにやる 守ろうと 誓った嫁から 身を守るたたきあげ 育てた女子が 今上司席がない 会社も家も 電車にも新人は メモを取らずに 写メを撮る結婚線 あまりの薄さに ペンで書く物忘れ 防ぐサプリを 飲み忘れ最近私が作った川柳も載せておきます。抗がん剤 飲んでないのに 髪がない発見誌 自分の背いを 軽く超え勝つために 今を貫く 羽生選手書痙の字 味わいあると 誉められる風邪上がり しゃがれた歌に 味が出る
2018.02.17
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ピョンチャンは どんなリスかと 孫が聞くドモル人 カラオケ行けば 高得点おめでたや 森田生まれて 100年目集談会 今年の目標 皆勤賞懇親会 皆勤祝いで タダになり好奇心 神経質の 宝物神経症 野球のある日は つい忘れ発見会 発明展と 誤解され集談会 懇親会には 遅刻せず
2018.02.01
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形外会で水谷先生が次のように発言されている。この前の形外会の余興について、会員の1人が、 「余興も面白いけれども、先生のお話を伺うことが少ないのは残念だ」と言われた。森田先生にこの事をお話したところが、先生は、 「患者さんが話を聞いただけで、神経症を治そうとするのは、あまりおもしろくない。それに実行を重んじなくてはいけない。この余興でも、私と一緒になって、天真爛漫に遊び歌うことによって、多くの赤面恐怖や、強迫観念が治るのである」と言われました。 (森田全集第5巻308ページより引用)形外会は、普通は午後から始められています。時には3時ごろから始められていることもある。そして夕方になると食事が出ることがあった。また余興の時間を設けてみんなで楽しんでおられた。落語家を呼んで落語を聞く。自分たちで寸劇をする。ゲームをする。歌を歌う。踊りを踊る。踊る時の浴衣はみんなで踊るために揃えの浴衣をあつらえていたと言われている。これらはすべて詳しく森田全集第5巻に紹介されている。森田先生はこのような余興についてどのような見識を持っておられたのだろうか。「遊戯競技の類は、注意の活動を盛んにし、努力、勇気を養い、社交的に規律、調和、妥協、共同心、一方には独立心を要請するものであるから、これを奨励する」と言われていた。「盆踊りでも、あっさりと和して、一緒に踊ればよいのである。強いて自分が高くとまり、白眼視して・すましているにも及ばぬことである。同じでなくとも、和するところに社会的の平和安寧があるのである」 (森田全集第5巻413より引用)森田先生自身も、衣装を整え 「土佐木遣り節」を歌ったり、隠し芸を演じられている。森田先生はこのような余興の時間を作ってみんなで楽しむことが神経症の治療に大いに役立っていることを様々な試行錯誤を重ねた上で会得されていたのである。私は森田全集第5巻の中で紹介されているゲームなどを実際に集談会でやったことがある。今でも使えるようなゲームがふんだんにあった。歌では替え歌を作って何かイベントがあるとみんなで歌っている。青い山脈の替え歌で、 「森田とともに」などである。昨年はカラオケの上手な人に誘われて、月1回程度はカラオケに行くようになった。だんだん歌えるようになってきた。とても楽しみだ。また、老人ホームの慰問活動で使えるような手品を4種類覚えた。皿回しの芸も上手にできるようになった。私の声は田中角栄に似ていると言う人がいたので、田中角栄の物真似もできるようになった。アルトサックスの演奏、どじょうすくい、獅子舞、浪曲奇術はセミプロ級になってしまった。「一人一芸」に意識や注意を向けていると、神経症的な悩みは一時的には解消する。そこら中に、人生を楽しむ面白いことがいっぱい転がっていることに気がついた。その方面から森田理論に迫っていっても、神経症を克服し、素晴らしい人生観を確立できるものだと考えるようになった。
2018.01.30
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森田正馬全集第5巻の293ページに「森田先生の綱渡り曲芸」が紹介されている。チョン髷のカツラをかぶり、黒紋付きに赤だすき、 尻はしょおりで、日傘をさした身軽な出で立ち、口上と曲芸とをみなお一人でやられる。広瀬夫人が、三味線方である。(口上) 「鳴り物を鎮め置きまして、太夫お目通り正座まーで控えさせます。ハッ」と右手をかざした様おかし。「まずは最初、綱調べと御座い」畳の上を、両足を順次に、ずらせ進む様、その姿勢・態度全く綱渡りのようである。「次は鶯の綱渡リーイ、チンチン チンチン チンチン」、両足を同時に、小刻みに、早調子で進行するのである。鶯の綱渡りに引き続いて、「次は千番に一番の兼ね合い、義経八双飛びーイと御座いますけど、太夫チト喘息の気味に御座りますれば、次なる芸を差し替えて御覧に入れます。ハッ」といった調子で、思いがけない先生の芸のうまいのに、一同どっと喝采した。私は森田理論学習に行き詰まったときに、この文章を読んで、大いに影響を受けた。その頃森田先生の普段の生活をそっくり真似てみようと思っていた。そんな時にこの形外会の余興の話を知ったのである。早速東急ハンズに行って武士が被るチョンマゲのカツラを買ってきた。そして素浪人が着ているような着物も買った。日傘と日の丸が描いてあるある扇子も買った。そして家で着物をたくりあげて、畳の縁をふらふらしながらバランスをとって歩く鶯を演じてみた。ある程度、これならいけるという感触をつかんだので、老人ホームの慰問活動で使ってみた。実際には演技力がなかったので、森田先生のようにはあまり受けなかった。しかしそれで弾みがついて、老人ホームの余興探しにのめりこんでいった。スポーツアナウンサーの物まね、田中角栄の物まね、しばてん踊り、ヤングマンの踊り、ハワイの踊り、炭坑節の踊り、手品、けん玉、皿回し、アルトサックス演奏、どじょう掬い踊り、浪曲奇術、獅子舞、模型ヘリコプターの操縦などである。最近は、サックス演奏、どじょう掬い踊り、浪曲奇術、獅子舞は私のメインの持ち芸となり名刺にすりこんでいる。出演依頼も多くなった。忘れないように一通り毎日練習している。こういう方面で活動していると、利害関係のない友人がたくさんできた。またいつも熱中できるものがあるために、対人恐怖症に振り回されなくなってきた。さらに人生を精一杯楽しんでいこうという気持ちが強くなった。今や慰問活動は年間25回から30回は行っている。アルトサックスは最大500人くらいの前で演奏しても何とかそれなりにこなすことができるようになった。私の対人恐怖のもとには、人から賞賛を与えてもらいたいという強い欲求があったのだが、くしくもこの一人一芸の実践によって、目的が達成できるようになった。昔神経症のどん底にいたころは、いつも死にたいと思っていたが、今では死なないでよかったと思っている。今では反対に100歳以上まで長生きがしたいと願うようになった。
2018.01.17
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元歌 舟木一夫の「仲間たち」歌をうたって いたあいつ下駄を鳴らして いたあいつ思い出すのは 故郷の道をみんな一緒に はなれずにゆこうといった 仲間たち帽子まるめて いるあいつリンゴかじって いるあいつ記念写真は とぼけていても肩をならべた ツメエリにゃ夢をだいてた 仲間たち手紙よこせと いうあいつあばよあばよと いうあいつ口じゃ元気に どなったくせにぼくが故郷を たつ朝は涙ぐんでた 仲間たち替え歌 「集談会の仲間たち」グチをこぼして いたあなた悩みを話して いたあなた思い出すのは 昔のことよみんな一緒に 励ましてゆこうといった 仲間たち会に続けて 来たあなた生きる勇気が でたあなたきつい悩みは つらかったけれど森田頼りに 生きてきた夢を抱いてた 仲間たち森田森田と いうあなた生きてて たのしと いうあなた今じゃつらいと 言わなくなってどんな事にも 手を出して元気いっぱい 仲間たちこれをこの休みの間に、模造紙に大きく書いて、次回集談会の余興でカラオケに合わせて、みんなと合唱したいと思います。それまでに歌えるように練習しておきます。なお、2015年4月11日に、青い山脈の替え歌で「森田とともに」を投稿しています。この歌は集談会などの催し物での定番曲となりました。皆さんも、よかったらご活用ください。
2018.01.05
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小学校6年生の孫が元旦2日目にやってきた。 孫が来てくれるのはとても楽しみだ。 「おじいちゃん、おばあちゃんおめでとうございます」 「おめでとう。見るたびにしっかりしてくるねえ。冬休みの宿題ははかどっているの」孫がそわそわしている。すぐに原因は分かった。お年玉の催促だ。 早速お年玉袋を渡す。「ありがとう」と言うとすぐに開封して金額を確かめている。 「5000円か。向こうのおじいちゃんは1万円くれたという」 慌てたのはこちらのおじいちゃん、おばあちゃんのほうだ。 孫は両家で事前に根回しをしていないと、予定が狂うようなことをいう。 小学生といえどもしたたかだ。友達には絶対負けたくないのだという。 おいおい、それは勉強やスポーツのほうではないのか。 お年玉の額なんかどうでもいいではないか。どうもおじいちゃんは納得できないな。 来年は納得のいくお年玉を用意することで、やむなく引き下がってもらう。 このままいくと、中学生や高校生になったころにはいくらに跳ね上がっていることやら。いまから先が思いやられる。お年玉破産にならなければよいが。 続いてトイザらスにおもちゃを買いに行く。今のおもちゃは電動式のものが多く値段が張る。お年玉から買うのかと思いきや、「おじいちゃん、誕生日とクリスマスプレゼントはまだだったよな」とたたみかける。 これもおじいちゃんの出費だ。うまく予算組をしている。私も見習いたいものだ。 今日はこれからまっすぐ家に帰るのかと聞くと、おばさんとおじさんの家に回るという。見るとノートにお年玉をもらう予定先をしっかりと書いている。 新年のあいさつに行くのはいいけど、お年玉をちらつかせたりするなよと忠告した。 おじいちゃんは毎月の小遣のやりくりで苦労している。 いつか孫から借り入れをすることになるかもね。 「おじいちゃん利子がつくけどそれでもいい」などという。お前はお年玉で金融業に手を出していたのか。 ここで一句。孫が来るとうれしい。帰ってくれたらもっと嬉しい。 台風一過の家の後片付けに精出すおじいちゃんとおばあちゃんでした。 チャンチャン
2018.01.02
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この中で私の訪れたことのある場所は次のところです。・足立美術館(島根県) 確かに見ごたえあり。できれば隣にある「安来節演芸館」にも行くとよい。・金閣寺(京都) 紅葉の季節がよい。できれば嵐山の紅葉の盛りに行くとよい。・嵯峨野(京都) きれいだが人が多すぎる。・那智の滝(和歌山県) さらに串本の海金剛は絶対に見ておくべきだ。・屈斜路湖(北海道) 摩周湖のほうが神秘的だ。・洞爺湖 登別温泉とクマ牧場もおすすめ。・姫路城(兵庫) 改修工事が終わった。近くの庭園も見ごたえあり。・白馬村(長野県) 冬の季節がよい。スキーや温泉を兼ねて。・仁井の棚田(広島県安芸太田町) 田植えが済んだ後がよい。人間の英知を感じる。・小樽雪あかりの路(北海道小樽市)・鳥取砂丘(鳥取県)・ラベンダー畑(北海道富良野)・厳島神社(広島県廿日市市) ロープウェイで弥山(みせん)山頂からの瀬戸内海の眺めが最高。・宇佐神社(大分県)・別府ロープウェイ(大分県) 温泉、地獄池巡り、高崎山のサル、水族館などが見どころ。・大山(鳥取県) 境港方面からの眺めが雄大でよい。・元乃隅稲成神社(山口) 稲荷ではなく稲成と書く。断崖にある神社。赤い鳥居が123基ある。31か所中17か所は訪れていた。まだ訪れてはいないが、ぜひ行ってみたいところ・河内藤園(福岡県) 藤の木のトンネルが見ごたえあり。どうして選ばれていないのか納得がいかないところ・和歌山県串本の海金剛 思わず後ずさりするような場所です。自然の驚異と力強さを感じます。・長崎の九十九島 海に浮かぶ小島の絶景に見とれてしまいます。・青森の奥入瀬から十和田湖周辺 魂が癒される場所です。・山口県岩国の錦帯橋と近くの公園 桜や菖蒲の時期が最高です。・奥日光の白樺林と小川のせせらぎ・鹿児島県最南端の島、与論島 昔はサンゴ礁がとてもきれいでした。次の写真は、果物と花街道で売り出している広島県世羅大地のチューリップ畑です。
2017.12.03
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海に浮かぶ角島大橋とアメリカCNNが「日本の最も美しい場所31選」に選んだ元乃隅稲成神社です。
2017.12.02
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昭和39年東京オリンピックの入場行進の実況中継は私の宴会芸です。もちろんバックには、BGMとしてオリンピックマーチを流して、ダミーのマイクを持っての熱演です。尚、これは演技ですので多少実際とは違うところがあります。ご了解願います。これをやるとなつかしさで、大変喜ばれます。皆さんもしばしお楽しみください。よかったらぜひ宴会などで使ってみてください。古関裕二作詞作曲オリンピックマーチに合わせまして各国選手団の入場であります。まずはオリンピック発祥の地ギリシャ選手団の入場であります。旗手は最初の聖火ランナーのペドロ・マルチネス君であります。ここオリンピアの丘で点火されました聖火は世界各国の大勢の若人の手によりまして一路日本へ、日本へと運ばれたのであります。まもなく聖火台には最終聖火ランナー酒井義則選手によって点火されることになっております。続きましてアルファベット順にアフガニスタンの入場であります。選手一名役員一名の計二名の行進であります。中東の民族衣装が国立競技場の赤いアンツーカーによく似合っております。まもなくアルプススタンド前にさしかかります。日の丸の小旗を振って天皇皇后両陛下ならびにIOCブランデージ会長にご挨拶であります。天皇陛下も帽子をお振りになってにこやかにお応えになっておられます。続きまして16番目。チューリップと風車の国オランダの入場であります。赤いユニホームはアムステルダム郊外に咲き乱れるチューリップの花を思わせます。旗手は柔道のアートン・ヘーシンクであります。柔道100KG以上級の出場が決まっております。決勝では日本の神永と優勝をかけて戦うものと見られます。柔道ファンにはいまから楽しみな試合となっております。続きましてケニヤ選手団の入場であります。小さな国に大きな拍手が巻き起こっております。たった一人の行進であります。しかしながら堂々とした行進であります。その姿は誠にけなげであります。そのけなげさがスタンドのすべての人々の胸をうっております。つづきまして93番目、星条旗を先頭に、自由をおおかする国、USAアメリカ、アメリカ合衆国の入場であります。世界最大の大選手団を送り込んでまいりました。ようこそ日本へ、日本へようこそ。入場行進はまさに圧巻であります。白人あり、黒人あり、黄色人種あり、まさに色とりどり、思い思いの服装、自由自在の行進であります。最も多くの金メダルが予想されております。陸上短距離のボブ・へイズ、水泳の7冠が予想されますドン・ショランダー選手が含まれております。さあ、場内が騒然となってまいりました。しんがりはもちろん開催国日本選手団の入場であります。旗手は水泳の福島正則。男子は赤いブレザーに白いズボン。女子も同じく赤いブレザーに白いスカートで統一であります。胸にはくっきりと日の丸が縫いこまれております。バレーボールの選手を先頭に軍隊のような一糸乱れぬ統一のとれたすばらしい行進であります。敗戦の廃墟から立ち上がり、もはや戦後ではないといわれてはや9年目、日本は世界第二位の経済大国として復活してまいりました。そしてアジアで初めてのオリンピック開催国となりました。選手団の中に東洋の魔女の異名を持ちます日本女子バレーの葛西さんの顔が見えてまいりました。そして重量挙げで金メダルが予想されます三宅義信選手の顔も見えます。そして体操の遠藤幸雄選手、水泳の岡山山陽学園の木原光知子さんの笑顔も見えてまいりました。がんばれ日本、日本がんばれの大歓声の中、スポーツ大国、日本選手団の入場行進で東京オリンピック入場行進はいまや最高潮に達してまいりました。
2017.11.22
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退職までの半年で 答えを出せというけれど加入期間が短くて 年金もらえるアテがない年金暮らしが 夢なんて 現役 時代の 甘い夢年金時代の 入口は 先の見えない ことばかりからだは もはや あの頃の 盛りを過ぎて しまったか胃腸に肝臓 ガタガタで おまけに糖尿 五十肩年金暮らしが 夢なんて 現役 時代の 甘い夢年金時代の まんなかは 医者に通って いるばかり元唄 森田公一とトップギャラン卒業までの 半年で 答えを出すと言うけれど二人が暮らした年月を 何で計ればいいのだろう青春時代が 夢なんて あとからほのぼの想うもの青春時代の真ん中は 道にまよっているばかりこれは私が作った替え歌ではありませんが、みんなで歌って楽しんでください。私は、「青い山脈」の替え歌で、「森田とともに」「瀬戸の花嫁」の替え歌で、「瀬戸内支部賛歌」を作りました。集談会や瀬戸内支部研修会の懇親会で歌っています。替え歌作りはとても楽しいものです。こうゆうところで神経質性格を存分に花開かせてみませんか。
2017.11.19
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今日は私の趣味のひとつである「ユーモア小話」のネタを投稿してみます。これは生きがい療法の伊丹先生から教わりましたが、たくさん溜まりました。イヤなことがあったときの気分転換になっています。・トイレに行くと、電気がつけっぱなしになっている。私は妻に、 「これからは、こまめに電気を消してくれ」と言った。妻は、 「何言ってるのよ。さっきトイレに入ったのはあなたのほうじゃないの」と言う。動揺した私は、 「そうか、理由がわかっていればそれでいい」自分でも訳の分からないことを口走ってしまった。・私は毎日の夕食のおかずを日記に書いている。ところが、食後2時間も経って日記を書こうとするころにはすっかり忘れている。(ただしビールを飲んだことはよく覚えている。毎日の習慣だからだ)そんな時、いつも妻に確認をしている。するとある日の夕食事、料理より先にメモ帳とボールペンが出てきた。「なんだこれは、オレに対する当てつけか。食事の楽しみが台無しだ。」「そうじゃないけど、 1度だけの質問ならまだ許せるのよ。質問したことを忘れて、二度も聞いてくるので、イライラするのよ」「最初の質問は独り言だ。答えなくてもよろしい。次の質問が最初で最後だ」「だいたい夕食の献立を日記に書いて何の意味があるのよ。どうせ味付けがイマイチだとか、 サンマが小さかったとか書いているのじゃないの」「お前はそういう態度で料理を作っていたのか。許せない」「まぁあなたという人は。今日は罰として野球を見せないわよ。私の大好きなサスペンスを見るのだから」気まずくなった夕食が終わったのち、私はすごすごと自分の部屋に退散した。・ 70歳を過ぎて、免許の更新に行くと認知症のテストがあるそうだ。「今日は何月何日ですか」「はあ、そんなこと突然言われても分かりません」「では、あなたの誕生日はいつですか」前の質問に動揺した人がとんでもないことを言う。「平成29年5月5日です」「不正解です。じゃ、最後の質問です。今日は何曜日ですか」「はい、その質問は自信があります。エブリデーサンデーです」「お見事、座布団10枚です。住所と名前の書いてある名札をプレゼントしますから首にぶら下げて気をつけてお帰りください」 チャンチャン
2017.10.13
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生活の発見誌では新年号に載せる川柳の募集を始めた。今年も今まで書き溜めた川柳を応募しようと思っている。おばあちゃん 試合のある日は カープ女子集談会 途中経過で 気もそぞろ (プロ野球ファン)集談会 懇親会は 皆勤賞発見誌 毎月読んで 30年来年は 森田誕生 100年目神経質 裏目に出ると 無神経新年会 一人一芸 花盛りなごやかでほほえましい作品、勘違いのネタ、意外性のある作品、つい笑ってしまう作品を日ごろから作り溜めていることが肝心です。川柳は注意や意識を常に外に向けて周囲を観察するようになります。それをメモしておくことが、肝心です。また、日々小さな目標を持てますので、生きる張り合いが出てきます。これになぞなぞ問答、ユーモア小話つくりなどを付け加えたりしていれば、神経症はかなりよくなっていると考えられます。これの利点は、頭の体操になること。お金が一銭もかからないこと。時と場所を選ばないでいつでも楽しめることです。私の参加する集談会では、「生活森田・応用森田」(約15分)というコーナーで持ち寄った川柳を発表しあったことがあります。このような潤いのある集談会を作り上げていくことが、森田理論学習を継続するためのアクセントになると思います。
2017.09.16
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山陰地方を回ってきました。大山(だいせん)は境港方面から撮っています。中国地方最高峰です。ボタンは島根県中海に浮かぶ大根島で撮りました。大根島の由志園では4月から5月上旬に3万本のボタンが咲き乱れます。大根島はボタンと雲州人参の里です。この日は足立美術館にも行きました。ここでは横山大観の作品もさることながら、陶芸家河井寛次郎の言葉と川上四郎の昔の田舎の原風景を描いた絵に感銘しました。
2017.07.17
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先日格安バスツアーに参加した。広島を出発して東洋のエーゲ海と言われる岡山県牛窓方面の日帰りバスツアーだった。とにかく料金が安い。一人当たり6,000円程度だった。行ったところは、製菓会社の工場見学、牛窓のオリーブ園散策、瀬戸内料理堪能、備前焼の窯元訪問、日本庭園の後楽園の散策、ワイナリーの見学であった。料理は満足できるものではなかったが、格安料金なら文句は言えない。とにかく盛りだくさんであった。 1度は行ってみたかったオリーブ園からの瀬戸内海の眺めは最高だった。目の前には小豆島、遠くは香川県屋島が見えた。海では多くの人がセーリングを楽しんでいた。備前焼の窯元を訪れた時は、登窯の説明や備前焼の特徴について詳しく知ることができた。備前焼の特徴は、 7日間も窯の中で焼き固めるという事でした。そのため、遠赤外線効果が出てきて、米を炊く時備前焼のかけらを入れておくと、土鍋並の美味しいご飯ができるということだった。また、生花の花瓶として使うと、温度を一定に保つことができ、活性炭素の効果で水を浄化し、花が長持ちするということだった。備前焼の器でビールを飲むと、クリーミーな泡立ちでとても美味しく飲めるということだった。普通、デパートでは1万円前後で売られているものが、窯元ということで3,000円程度で販売されていた。私も早速買い求めて、家でビール飲んでいるが、確かにキメの細かさには驚いている。後楽園では池の中で大きな錦鯉が泳いでいた。後楽園のすぐ側に岡山城があるが、この城はとても美しい。ここでは外国の観光客が多かった。特に中国の観光客が多い。このツアーで1番驚いたのは、添乗員の極め細やかな対応であった。添乗員の方は、 60歳を大きく超えたような男性の人だった。いつもニコニコと対応されていた。とにかく至れり尽くせりの対応力に驚いた。訪問先との連絡調整は、当然のことだが抜かりがない。また、ユーモアを交えての話が楽しかった。訪問先の予備知識としてのレクチャーが最高だった。以前天橋立での格安バスツアーに参加したことがあったが、その時の添乗員はただ付き添っているというだけで、訪問先の説明などはほとんどなかった。添乗員もピンからキリまであるのだなと感じた。この方はこのコースは何回も回っておられるせいか、細かな注意点が事前によくわかっておられた。また、自分でも訪問先の研究をよくしておられ、事前にポイントをレクチャーしてくださった。私はこの対応を見て、私たち神経質者も細かなことが気になるという特徴をこのように生かしていけば、やりがいにもなるし、人にも喜んでもらえるのだなと感じた。
2017.06.18
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小説家の遠藤周作さんは好奇心が旺盛な人だった。そしてユーモアの持ち主であった。そのせいか、遠藤さんにはとても友人が多い。文壇では安岡章太郎、吉行淳之介、阿川弘之、三浦朱門という人たちがおられた。今日は遠藤周作さんのユーモアのエピソードを紹介したい。その1、国際線の飛行機に乗って初めてアメリカに海外旅行をするという人がいた。その人は、遠藤さんに酒を飲ませて外遊の心得を尋ねた。酔っ払った遠藤さんは次のようにアドバイスした。飛行機に乗ったらまずスチュワーデスにチップを渡すことカナダに近くなった頃、機内放送があって日付変更線を通過するという。その時、真下を見下ろすと、海に1直線に赤い線が走っている。それが日付変更線です。それを真に受けた友人はスチュワーデスにチップを渡した。もちろん丁重に拒否された。日付変更線を通過したときは、窓に顔を当てて赤い線を見ようとしたが、何も見えなかったという。その2、大阪で仕事して新幹線に乗ったときのこと。駅で見送りをしてくれるはずのNHKの人を探したがいない自分の指定席に白い布で包んだ弁当が置いてあった。NHKの人がわざわざ用意しておいてくれたのであろうと早合点した。豪華な弁当だった。さすがはNHKだなと感心しながら食べていた。3分の1ほど食べた頃、ある男が向こうからやってきた。彼は不思議そうに私の周りを見て、隣の座席に座り、こういった。「その弁当、ワシのと違いまっか」「いや、これは、私の席に置いてあったのです」「そんならワシの弁当やで。大阪の料亭で作ってくれたもんや。それを君は食べているのか」「申し訳ありません」「ひどいやないか。大阪の料亭の女将が、ワシの為にわざわざ持ってきてくれはったんやで」「君はエビも食べたのか。卵焼きも半分食べてるじゃないか。そこの卵焼きはうまいのだ。いったい君は何と言うことをする人や」その3、遠藤さんは生前自分の葬式の演出を考えていた。予め自分で吹き込んでおいたテープを流す。「本日は私の為、皆様、お集まりくださいまして誠にありがとうございます。ただいまから遠藤周作の葬儀を行います。どうぞご起立ください」「それでは葬儀委員長にかわりまして、私が私の悼辞を述べます。ああ、悲しいかな、遠藤周作は今や霊界にあり、そちらからただいま、お集まりくださいました皆様にお礼を申しております。皆様から多分の香典も頂戴しました。金田老人、キョロキョロするでない。黙って私の悼辞を聞きなさい。それから、泉君、君の香典が500円とはちょっと少ないんじゃないかね。もう2枚ぐらい追加しなさい。生前随分、奢ってやったんだから」こういうテープを30分続け、 「それでは皆様にお礼の意味で、今晩、次の方々の枕元を訪問したいと存じます。今晩、次の時刻に、必ず次の方の枕元に立つでしょう。どうぞお待ちください。午前1時、田中貴美子さん。午前2時、岡本花子さん、午前2時半、山口ヨシエさんと女の人の名前を言う。きっと、場内で名指しされた女性が、きゃーとかうわーとか言って面白がろう。よい思いつきだと思い、晩飯の時、老妻に話すと、軽蔑したような目でじっと私を見た。この話は、 「老いてこそ遊べ」河出書房新社にある話です。この本には笑い転げるほどいろんなエピソードが紹介されていた。興味のある方はご覧ください。私たち神経質者は好奇心旺盛な人がとても多いが、ユーモアという面では縁遠いという人が多い。どちらかというとまじめで、苦虫を潰したような人が多い。ましてや、誰かがダジャレを言うと、軽蔑したような目で見下すこともある。私はすばるクリニック伊丹仁朗先生から、ユーモア小話の作り方を学んだ。自分でもたくさん作り、ユーモア小話や川柳などの収集もしている。ストレスが溜まってつらいときは時々読んでは気分転換している。これらは、人生においてはあく抜きのような働きをしているような気がしてならない。周囲の人にも披露して笑いを振りまく事を心がけている。これらを心がけていると神経症の悩みから一時的に離れることができるようです。
2017.04.13
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2017年4月号の生活の発見誌にこんな記事があった。千歳病院院長の芦澤健先生の話である。芦澤先生は、 「歩く森田」 「歌う森田」を勧めておられる。リタイア後の高齢者の目的喪失によるうつや不安のとらわれには、ウォーキングを勧めておられる。四六時中具合が悪いと言って横になることは、余計に症状を見つめ、具合が悪くなると言われている。最近は高齢者でもジムに行って、水泳をしたり、運動をしている人もいる。私は現在、マンションの管理人をしているので、仕事の中で無理なく運動するようにしている。仕事を始める前には必ず準備体操をする。特にスクワットは欠かせたことはない。それと、特によいのは、階段の上り下りである。 10階建てのマンションであるが、エレベーターは極力使わずに階段を上るようにしている。それも一段ずつではなく、二段ずつ上ることを心がけている。これは老人ホームで行っている「どじょう掬い」や「獅子舞」の身体の動きを円滑にするのに役に立っていると思う。次に芦澤先生は、不安の中枢の扁桃体の活動は、呼吸や脈拍が早くなることとリンクしている。脈拍は意識的には調整できませんが、呼吸をゆっくりすることはできます。ゆっくりした呼吸は、扁桃体に作用して不安を軽減します。吸気は早くして良いのですが、呼気をゆっくりとすることが良いのです。こうしたゆっくり吐く呼吸は、太極拳、ヨガ、 禅、瞑想などにすべてに共通しています。しかし、これらを習得するには訓練が必要です。訓練がいらないリラックスができる呼吸は歌をうたうことです。呼吸そのものを意識せず、歌を楽しむ事が、結果として不安のない状態を作ります。生活の発見会の集談会の懇親会でも時々カラオケに行くことがある。ところが、全体的に見るとカラオケという言葉自体を敬遠している人も多いように感じる。実は私もそうでした。元々音痴でカラオケは合わないと思っていたのです。それは高音部分の声が出ない。また、音程やリズムが取れない。これは先天的なものだと思っていました。しかしそれは間違っていました。カラオケの上手な人に聞くと、高音部分の声を出すのは、日頃の生活の中で思いっきり大きな声を出す習慣をつける。例えば、車やバイクの運転中などは人に迷惑がかからないときに行うのです。音程やリズムについては、歌手の歌をPCM録音機などに録音して、細切れに再生して何回も聴いて練習してみることです。ある程度歌えるようになると、それを毎日練習することです。私はバイクの移動時間のなどにつねに練習しています。毎日の練習を怠ると勘が鈍るように思います。現在、毎日練習している曲は、 「娘よ」 「博多時雨」 「還暦祝唄」 「祝い船」 「宗衛門町ブルース」 「柔」 「南部蝉しぐれ」 「男はつらいよ」 「紅の船唄」 「安芸灘の風」の10曲です。4月15日には親しい友人たちとカラオケ大会があります。今から楽しみにしています。実際にはこの中から3曲程度に絞り込む予定です。カラオケは自分には不向きだと思って、誘われても逃げまわっていたのが、今では人を誘うようになってきました。カラオケは一旦身につけてしまえば、友人も増え、人生の潤滑油のようなものになります。
2017.04.09
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3/20岡山の「心の健康セミナー」でアルトサックスのソロ演奏をしました。曲目は「となりのトトロよりさんぽ」「エルガー作曲の愛の挨拶」「知床旅情」「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」「アメージンググレース」「すばる」の7曲でした。約20分。観客は約80名ぐらい。出来は90%でした。集談会の仲間が写真を撮っていてくれました。
2017.03.22
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私の趣味に楽譜作りがある。どういうことかというと、私はアルトサックスを吹いているが、その楽譜を自前で作るのである。自由に曲をアレンジできることはとてもやりがいがある。私のような素人はアルトサックスの音域は下の「ド」から2オクターブ上の「ミ」までがなんとかふける音域である。多分セミプロの人でもこの範囲で演奏していると思う。ところがふつうの歌謡曲の楽譜は、下の音域は「ドレミ」の「ド」から下の音域がやたら出てくる。ドの下の「シラソファ」などになると、アルトサックスでは途端に音が出なくなる。音域をあげてやらないとアルトサックスでは音が出ないことが多い。たとえば、下の「シ」を4度くらいあげて、「ミ」にすると吹きやすい曲に変身するのである。ところがただ単に音域を4度あげればいいというものではない。たとえば、川中美幸の「二輪草」という曲がある。これには♭が4つついている。つまり「レ」「ミ」「ラ」「シ」の音はすべて半音下げて演奏しなさいということなのだ。♭を無視すると今まで以上にやりにくい曲となる。これを4度あげるということは、「ド」を「ファ」にするということになる。「ドレミファソラシ」が「ファソラシドレミ」ということになる。この場合は、4度あげたためにたまたま♭がすべて消える。但し「ファ」と「ド」は新たに♯がつく。つまり「ファ」と「ド」はすべて半音あげて演奏しなさいということなのだ。アルトサックスは♭や♯が4つも6つも付いていると指使いが全く違ってくるので、初心者にはとても難しい。特に私のように中年になって始めたものにとっては最初からしり込みしてしまう。せめて♯3つぐらいが精一杯なのだ。中学生のころからブラスバンドに入りアルトサックスばかりやっていた人は苦もなくできるらしい。あなーた おまえ よんで よばれて よりそって・・・・もとの楽譜は♭4つで、しかも稼働音域以下の音符がやたら出てくる。ララシド ミファミ ドミド ミドシラ ファミドミファミ・・・・これを仮に上に4度移すと、すべての音符がアルトサックスの稼働音域に入る。しかも♭が4つすべて消えて、♯2つに変身する。つまり「ファ」と「ド」だけ半音あげて演奏すれば、二輪草の音楽になる。レレミファ ラシラ ファラファ ラファミレ シラファラシラ・・・・これはどういうことかというと、ピアノの鍵盤を見るとすぐ分かるように、音はドレミファソラシ以外にその間に半音階がある。つまり音階は、ド、ド♯、レ、ミ♭、ミ、ファ、ファ♯、ソ、ソ♯、ラ、シ♭、シがあるのだ。音楽の詳しい人にとっては当たり前の話だが、私はこの話を最初に聞いた時はとても感動したことを覚えている。自由自在に音を扱うことができることが分かったからだ。アルトサックスはE♭の楽器と言われている。つまりピアノで「ド」を鳴らす時は、アルトサックスは「ミ」の♭を吹かないと音楽にはならないのだ。だからアコーディオンなどと共演するためには、3度下げた楽譜を新たに作成して提供することになる。先日アルトサックスの先生に「二輪草」の楽譜をアルトサックス用に移調してもらう費用はどれぐらいかと聞いてみたら、6000円はもらわないとと言われた。随分高いのに驚いた。やり方さえ教えてもらえれば半永久的に自由自在に応用できるのに知らないということは実にもったいないことになるのである。考えてみれば、森田理論の学習も同じようなことが言える。正統派の森田理論を学んで理解してしまえば、あとはいくらでも応用できる。夢のような充実した人生を送ることができる。
2017.03.01
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第一生命保険が主催しているサラリーマン川柳100句の発表があった。この中から気に入った川柳を選ぶと、うまくいけば景品がもらえる。私がよかったと思うのは、次の川柳であった。主婦業も 36協定 結びたい効率化 提案するため 日々残業久しぶり 聞くに聞けない 君の名はポケモンで 希望者増えた 外回り新人は ペンを取らずに 写メを撮る会議する 準備のために また会議備忘録 書いたノートの 場所忘れ結婚線 あまりの薄さに ペンで書く
2017.02.13
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私は毎年「生活の発見」誌に川柳を投稿している。今年は次の作品が優秀作品だった。不眠症 集談会では 大いびき昨年は最優秀作品で田中貞行さんの額入りイラストをいただいた。自己開示 懇親会で 全開放以前の作品では会議中 自分のいびきで 飛び起きる (優秀作品)ウカツにも 焼肉食べて 筋痛め@が分からずに aに図形の ○をつけ仕事する ふりをするのに 一仕事 (優秀作品)悩む前 掃除洗濯 最優先退屈だ そんなことより 歯を磨け苦しいが 仲間とともに あるがまま苦しさも 宴会芸で 発散し逆らわぬ いつも笑顔で 無視をするストレスで 仕事できるが 胃潰瘍私は以前編集部会員だったため選者だった。森田関連、自由部門のそれぞれに150を超える応募がある。読んでいって、これはと思うものに印をつけていく。編集部会員がそれぞれの部門で3つずつ選び、重複して選ばれたものの中から最優秀作品が選ばれる。数が多いので、選者を引き付けるきらりと光るものがないと、選考されることはほとんどない。どういう川柳を選ばれるかというと、次の項目で抜きんでているものである。できれば次の4つのすべてに当てはまるものがよい。1、 明るいもの、ほほえましいもの2、 現実と理想の落差が激しいもの3、 和やかで笑いを誘うもの4、 意外性、ハッとさせられるもの集談会で題材が見つかるとよいのだが、その他、懇親会、忘年会、新年会、リェクレーション、記念イベントなどが狙い目だ。絶えずネタを求めて観察を怠らず、材料を見つけたらメモしておくことが肝心だ。川柳は急に求められても出てくるものではない。来年1月号の最優秀作品のイラストの獲得を目指して今から準備を始めることである。またたくさん作って、全部を提出しても選ばれるとは限らない。4つの視点から見て、文句のつけようのないものを3点ずつ選ぶことが大切である。川柳は面白いもので、自分がこれは絶対選ばれるはずと思ったものが選外になり、たいした作品ではないが、他に適当なものがないのでつけ加えて応募しようと思ったものが意外にも選ばれたりすることがよくある。そういう訳で、私も来年の1月号に向けて早くも始動を始めた。とりあえず50点ぐらい作り、その中から3点に絞り込みたい。懇親会 皆勤賞で 飲み放題新年会 一人一芸 花盛り来年は 森田誕生 早100年神経質 裏目に出ると 無神経好奇心 神経質の 宝物ところで、川柳ではないが、今年の広島カープの新人選手が座右の銘を披露していた。その中でおもしろかったものを紹介しておこう。アウドゥワ誠選手失敗するのは当たり前 成功するのは男前加藤拓也選手偶然は準備の出来ていないものを助けないなるほど、やりますぞ。今年の新人も。
2017.02.02
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神経質者は好奇心が旺盛です。好奇心の発揮と「ものそのものになりきる」ことで人生を謳歌することができます。たかが人生、されど人生という素晴らしい体験ができます。たとえばベートーベンの交響曲第九の第4楽章「歓喜の歌」の大合唱です。準備するものは、ショパンという会社が出しているドイツ語で書かれた楽譜です。そして練習用のCDです。これは女性用としてソプラノかアルト、男性用としてテノールかバスがあります。ちなみに私はテノールです。あとから自分一人で楽しむためにテレビで放映されるオーケストラの演奏をビデオなどにとっておくことが役立ちます。一人で楽しむときや仲間と楽しむときそれに合わせて歌うのです。終わったら祝杯をあげるのです。第九の合唱は、1回は指導してくれる人について正式に習うことが必要です。何しろドイツ語で、しかも暗譜で歌うことが条件です。ドイツ語の発音は教えてもらわないと分かりません。一人でマスターできるようなものではありません。発声練習のやり方も教えてくれます。これは今でも役に立っています。これは必要不可欠だと思います。あとは録音機にとったものに合わせて自宅練習です。私はテレビ局が毎年やっている練習会に参加しました。初心者用です。費用は5000円ぐらいでした。7月からはじまりました。練習会には15回程度行ったと思います。最後には指揮者が来ての合唱指導もあります。普段話のできないような名指揮者の指導を受けることができます。そして12月中ごろに本番への参加となります。2回目からは11月からの参加で十分こなして楽しむことができます。目標がはっきりしないとモチュベーションが高まりませんので本番にも参加されるとよいと思います。本番では2000人ぐらいの人が各パートを歌いますのでまさに圧巻で感激を味わうことができます。もちろんテレビ放映もありますのでこれも録画をとっておくことです。合唱の中ごろにクライマックスがあります。ここは聴衆と一緒に歌う部分です。「人類はみな兄弟となる」というような意味です。フろイ デ シェー ネル ゲッ テル フン ケン トホ テル アウス エリーズィウム ヴィーる べ トれー テン フォイ エる トるン ケン ヒム リッシェ ダイン ハイ リッヒトゥム ダイ ネ ツャウ ベル ビン デン ヴィー デる ヴァス ディー モーデ シュトレンゲ ゲ タイルト アーッレ メン シェン ヴェる デン ブリューデル ヴォーダイン ザンフ テる フリューゲル ヴァイルト ダイ ネ ツァウ べる ビン デン ヴィ デる ヴァス ディー モー デ シュトレンゲ ゲ タイルト アーッレ メン シェン ヴェる デン ブリューデル ヴォーダイン ザンフ テる フリューゲル ヴァイルトちなみにフロイデは歓喜という意味です。メンシェンは人々、ブリューデルは兄弟です。みなさんも今年は目標として取り組まれてみてはいかがでしょうか。人生の楽しみ方というのはこのようなことだと感じております。
2017.01.12
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最近カラオケに誘われることが多くなっている。誘われる日は事前準備が欠かせない。これに時間をかける。私の最近歌うのは「娘よ」「還暦祝い唄」「博多時雨」「祝い船」「栄冠は君に輝く」に決めている。家でYou Tubeの歌手の歌声をPCM録音機にとる。次にリピート機能を使って小節ごとに分けて何回も聞く。すると歌声の長さが分かる。これを紙に書いている。ここは伸ばすところ、伸ばさないところがすぐ分かる。つまりリズムをつかむということだ。次に歌手が歌っているのに合わせて自分も歌い、録音して聞いてみる。この段階は、まだ音程は度外視している。音の長さ、休止符を重視している。ここまでできればかなり楽になる。これは音痴な人でも誰でも努力すればできることだと思う。次に問題になるのは音程である。カラオケは嫌いだと思っている人は低い音が出ない。また高音が出ない。この点私は新しい発見をした。確かに私は低音、高音に難がある。でも車の中で移動中に1時間ぐらい決めた曲をカラオケに合わせて練習していると、最初は詰まっていた高音がなんとか出るようになった。何回も練習しているとさらにスムーズに出るようになった。その時に思ったのは、プロの人も本番前には念入りに発声練習をしている。スポーツ選手が本番前にストレッチをして、準備体操をして体を慣らしているのと同じことだ。我々カラオケが苦手な人も発声練習をしないとダメなのだ。練習しないでうまく歌えないと言って逃げまくっているのだから始末が悪い。練習次第で高音もある程度は出せるようになるのだと思った。発声練習としては「お・う・あ・え・い」という発声練習をするといいそうだ。つぎに「あ・う・あ・あ・あ・あ・え・い」の練習をする。この場合、「あ」が4つあるが、音としては、「あ・あ・あ・あ」としだいに音の高さを意識して上げていく練習をする。それが終わると順次、「う・あ・え・え・え・え・い・お」というように一つずつずらして練習をしていく。最後の「い・お」は下げていく。私はカラオケの合間にこの練習を取り入れている。カラオケはリズムに乗ることが一番だと思う。次には低音と高音がある程度は出せることだと思う。それ以外にもバイブレーションというテクニックもあるそうだが、素人がみんなと一緒にカラオケを楽しみたいと思えば、この2つの練習で十分だと思う。欲をいえばきりがないが、70点でもよしと思えば満足できる。カラオケは自分でも普段の生活のストレスを発散できるし、なによりみんなが拍手してくれるのがうれしい。対人恐怖の人はみんなにほめられたいという思いが強いが、手っ取り早いところカラオケでそれが可能になるのである。私も自分の生活範囲がまた一つ拡がったようで自信が出てきた。先日昔の仲間と一緒にカラオケに行ったところ、以前はリズムも悪く高音は出なかったのにどうやって修正したのかと不思議がられた。知ってしまえば簡単なことでも、誰も教えてくれる人もなく、解決の手がかりがつかめず四苦八苦していたのである。今となっては笑い話である。
2017.01.09
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私はカラオケが大の苦手である。You Tubeのカラオケで歌ったものを録音して聞いてもどうも音程が外れている。「カラオケを楽しむヴォイス・トレーニング」も勉強してみた。「カラオケ一番」というテレビにつなぐカラオケマイクを買って練習もしてみた。下手なのにあきらめが悪いのである。と言うよりも負けず嫌いなのかもしれない。このカラオケには採点機能がある。甘い採点基準になっているが、それでも80点から90点ぐらいが精一杯というところだ。楽器の演奏ができるのだから歌もうまいだろうと言われることがあるが関連性はないと思っている。先日集談会で忘年会があった。そこでカラオケ大会があった。一人一曲ずつは歌うことになっていた。とりあえず練習をしてみた。いつも練習している「還暦祝い唄」「長生き音頭」「幸せ音頭」「栄冠は君に輝く」「夢追い酒」「奥飛騨慕情」「きみがすべてさ」「博多時雨」「夜桜」「娘よ」である。You Tubeのカラオケに合わせて歌ってみた。それを録音してあとで聞いてみた。ここで活躍したのは先日ヤフオクで落札したPCM録音機だ。歌は納得できるものではなかった。その中でも「還暦祝い唄」「博多時雨」「娘よ」だけはなんとか様になっていた。そこで楽譜を見て、まず音程は度外視して、音の長さにだけ気をつけて歌う練習を徹底的にした。これはサックスの練習をするときに、音の長さ、休止符を重視するのにヒントを得たのだ。小節ごとに分けて何度も練習した。この録音機には同じところを何回も再生する機能があるのだ。だんだんよくなってきた。何回も練習するというのがいいようだ。次に歌手が歌っているのに合わせて歌いさらに録音してみた。You Tubeの音源を5とすると、自分の声が8ぐらいなので、歌手の声が伴奏になって自分が歌っているように聞こえる。最終的に「還暦祝い唄」の1曲に決めた。別の忘年会には「娘よ」を歌うことにした。結果としてはそんなに見劣りがすることなく歌えた。そのときセミプロ級の人からこんな話を聞いた。「今日カラオケがあるということで朝から発声練習をしてきた。その後レッスンの先生の指導を受けてきた。家に帰ってからもカラオケで10回ぐらいは練習をしてきた。この一曲に精魂かけて歌っている。歌うからにはみんなにプロを超えていると言わせたい。」歌は福田こうへいの「南部蝉しぐれ」だった。本物の歌手なみで感動ものだった。私は歌のうまい人は急に歌うことになっても上手に歌えるものと思っていた。そんなものではなかった。陰で懸命に努力していたのだ。そういえばアスリートでも事前準備に十分に時間をかけて、意識も徐々に高めている。カラオケでも、ある程度天性のある人が、それに輪をかけて練習をされていたのだ。
2016.12.27
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私は自分の食べるものはできるだけ自給するという考え方に共鳴している。実際に米、野菜、梅や柿、花を作った。それから加工食品も数多く手掛けてきた。またそういう人たちのやっていることは興味深くウォッチしている。ピザ釜を作ってピザを焼いている人。生ハムを作っている人。燻製作りを楽しんでいる人。漬けものつくり。ぬかみそ作り。味噌、しょうゆ作り等いろんな人がいる。私は今までどんなことに挑戦してきたか。梅干し、ラッキョウ漬。ブドウ酒、梅酒。豆腐作り。野菜の一夜漬け、干し柿つくり等である。今年は梅酒を作って飲んでいる。これは梅とリキュール酒と氷砂糖があれば簡単にたくさんできる。自分の作ったものは多少味が違っていてもうれしいものだ。今日はその中で美味しい赤ブドウ酒作りのことを投稿してみようと思う。これは完熟したブドウがよい。腐る寸前の物がよい。このブドウは洗ってはいけない。酵母菌が洗い流されてしまうからだ。房から一つづ取り外す。腐敗したブドウは取り除く。ブドウは山ブドウ、キャンベル、ベリーAのような酸味の強いのがよい。巨峰等の甘いブドウは適さない。これを大きなボールに入れて手でつぶす。容器は雑菌が混じらないほうに煮沸しておくことも大切である。これを発酵させる。梅干しを作るような大きな容器に入れる。発酵してくるので8分目まで入れることである。仕込んで一週間ぐらいは激しく発酵してくる。だから密封してはいけない。ゴミが入らないようにしておくだけにする。アルコール度数を調整するのは砂糖である。細かく調整したい人は書籍に記載されているので調べてほしい。温度は28度くらいがよい。それ以上になると酢酸菌が増えてきて、ブドウの酢になってしまう。2日から4日ぐらい経ったらさらしで絞って果皮、果肉、種子等を取り除く。1ヶ月くらいすると、酵母菌の死骸やカスが下に沈澱してくる。ここで「おり引き」を行う。ブドウ酒を入れた瓶を上にして、そこの上澄みにビニール管を入れてサイホンの原理で下の瓶に移してやるのである。オリは捨てる。その際コーヒー用のろ紙でろ過するとよい。これを1カ月毎に3回行う。これでオリがなくなりブドウ酒が完成する。完成すると瓶に移してできればコルクで栓をする。無ければできるだけ密封する。口を下に向けて空気に触れないようにして熟成させる。うまくいくと防腐剤などの無い美味しいブドウ酒ができる。最初は思わぬ失敗もあるので、すこしずつ始めることをお勧めする。(どぶろくをつくろう 前田俊彦 農文協参照)神経症で悩んでいる人は、加工食品作りに挑戦してみては如何でしょうか。楽しめると思います。
2016.12.24
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みなさま、先日のフィギァスケートグランプリファイナルは楽しまれましたでしょうか。見事羽生結弦選手が4連覇を達成しました。その他、日本勢は宇野昌磨選手が銅メタル、宮原知子選手が銀メタルと大活躍でしたね。私は、採点はどのようになされているのか事前に調べてみました。そのおかげで普段の3倍ぐらいは楽しむことができたように思います。この機会に調べたことを投稿してみたいと思います。フィギィアスケートは技術点(テクニカル・エレメンツ・スコア)と演技構成点(プログラム・コーンポーネント・スコア)の合計点で集計されていることが分かりました。技術点は今からこういう順序で演技しますと言うことを事前に申請している。演技内容に応じて、自分の基準点はあらかじめ分かっている。可もなく不可もない場合は基準点が自分の得点となる。ところがそうはいかないのがフィギァスケートの面白いところだ。ちなみに羽生選手の場合ショートは49.5、フリーは88.24点であった。審査員が採点する場合は、申請した演技内容を細かく分けて、それぞれに基礎点に加えて、+3から-3までの7段階で出来栄えを評価している。解説の荒川さんが「完璧なジャンプでしたね。高さもスピードもありました。加点がもらえる演技ですね」と言っているのはこのことだ。実際の羽生選手の技術点はショート59.18、フリー96.01だった。特にショートの演技はミスもなく圧巻の演技であった。フリーでは転倒したにもかかわらず、基準点を超えているところが素晴らしい。ところでグランプリファイナルには9名の審査員がいる。集計にあたっては最高点と最低点の2人を除いた7名の平均点で決まるそうだ。プロの審査員が厳しい目で見ているので、狂いはあまりない。転倒は減点対象になりマイナス1点となる。だがあらかじめ決めたジャンプの回転ができていればそんなに痛手とはならない。演技構成点は、ショートは一人50点、フリーはそれを2倍して100点が限度である。これも集計にあたっては最高点と最低点の2人を除いた7名の平均点で決まるそうだ。これは5項目で審査されている。スケーティング技術、つなぎの動作、演技力、振りつけ、音楽の解釈などである。羽生選手はショート47.35点、フリーが92.36点だったのでほぼ満点に近い。他を寄せ付けない圧巻の演技力を持っていることが分かる。羽生選手の実際の最終得点はショート106.53、フリーは187.37で、合計293.90で優勝した。ちなみに準優勝のネイサン・チェン選手はショート85.3、フリー197.55で、合計282.85だった。3位の宇野選手はショート86.82、フリー195.69で、合計282.51だった。羽生選手にショートで20点近く離されていたのが最後まで響いた。ところで2015年のグランプリファイナルで羽生選手は、ショート110.95、フリー219.48、合計330.43の記録を出している。いかに超人的な記録であったかということである。次にジャンプには難しい順にアクセル、ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トゥループ等があります。それぞれ1回転、2回転、3回転、4回転とあります。浅田真央選手が得意にしていたのは3回転半のトリプルアクセルでした。これは基準点が8.5点、申し分のない演技ができれば3点の加点が付き合計11.5点となります。ちなみに1回転のシングルアクセルでは完璧にこなしても1.6点にしかなりません。ダブルアクセルでも4.8が限度です。浅田選手がいつもメタル争いをしていたことに納得がゆきます。このように少しの疑問や好奇心をもとにして、ちょっと調べてみるだけでこんなにフィギァスケートを楽しむことができるのです。考えてみれば、人生で小さな楽しみは、そこら中に無数に転がっているのではないでしょうか。それを見つけることができる人はたいへん有意義な人生を送っておられるのではないでしょうか。私たちは神経質性格の鋭い感性を十分に活用して人生を大いに楽しんでゆきたいものです。
2016.12.14
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ある程度年齢を重ねてくると、自分のために何かをするよりも、自分の身につけた知識や能力を他人のために役立てる生き方に魅力を感じるようになってきた。今後はそれらを紹介して、関心のある人には無償でできるだけ教えていこうと思う。それらを一覧表にして見てもらうと興味を持ってもらえるものがあるかもしれない。教えるとなると自分も生きがいができる。教えられる人も新しいことに挑戦することになるので、生活の幅が広がることになるのではないかと思う。そのためには自分の身につけたものを棚卸してみることが必要になってくる。自分の場合は何があるか。ざっと思いつくままに書き出してみた。以前やったことのあるものばかりである。ちょっと怪しいものもあるが、思い出せばできるものばかりである。1、 森田理論の内容説明と学習の仕方、神経症の治し方2、 写真付き年賀状の作り方3、 You Tubeの画像をDVDに移す方法4、 広島風お好み焼きの作り方、殻つき牡蠣の美味しい食べ方5、 ソバ打ちのやり方6、 パソコンの操作方法、スカイプのやり方、プリンターの使い方7、 車の運転技術、トラクター、田植え機、管理機、コンバインの使い方8、 田舎暮らしのやり方9、 講話のやり方、司会の仕方、カウンセリングの基本の説明10、 優れた書籍の紹介11、 アルトサックスの演奏、チンドン屋の内容説明とやり方12、 歌謡曲を中心にしたアルトサックス用楽曲の提供13、 獅子舞の指導14、 浪曲奇術の指導15、 どじょうすくいの所作の指導16、 皿回し、けん玉のやり方、しばてん踊りの指導17、 老人ホームの慰問活動のやり方18、 一人一芸の内容と人脈の紹介19、 資格試験の合格の秘訣の指南20、 ベートーベンの第九の合唱の指導21、 模型ヘリコプターの整備の仕方、飛ばし方22、 広島市内、広島県、山口県、島根県、宮島の観光案内23、 スキーやテニスの基本動作、県内のスキー場の紹介24、 チヌの釣り方(紀州釣りなど)、磯釣り、海釣りのやり方25、 ブドウ酒の作り方26、 簡単なクラッシック音楽、その他音楽の紹介27、 ブログの開設と運営の仕方28、 簡単なスマホの活用の仕方29、 川柳やユーモア小話の作り方30、 健康麻雀のやり方31、 大菊(福助)の作り方32、 市民農園の借り方、野菜の作り方33、 簡単なヨガのやり方34、 トライアスロンの練習方法35、 全国の主だった観光地の紹介36、 広島のフラワーフェスティバルの案内37、 安くておいしい広島市内の居酒屋の紹介38、 ファイナンシャル・プランの作成39、 株式投資、投資信託のやり方と注意点の説明40、 マンション管理人の仕事の内容説明
2016.12.09
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先日紹介した「この世界の片隅に」というアニメ映画は高評価されている。海外15カ国でも上映されることが決まったそうだ。映画好きになり、今度は「マダム・フローレンス夢見るふたり」という映画を見てきた。これはたまたまラジオであらすじを聞いて見てみたいと思った。この映画は私の好きな女優メリル・ストリープが主演している。彼女は多くの映画に出ている。アメリカの吉永小百合のような人だ。「マディソン郡の橋」を見て好きになった。その夫役にヒュー・グラント、ピアニスト役としてサイモン・ヘルバーグが脇を固めていた。ところで、この話は実在の人をモデルにしている。1940年台のソプラノ歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスさんである。この方は言いにくいことだが、とても音痴の人である。夫や周囲の人もそのことはよく知っている。ところが本人は全くその自覚はない。当代一流の声楽家だと思っている。その方が夫の協力を得てリサイタルを開く。夫はマスコミを買収して高評価の記事を書かせる。歌唱指導者にはお金を渡して耳触りのよいことを言わせる。聴衆には豪華な食事会に招待して機嫌をとる。そのうち気をよくしたマダム・フローレンスはカーネギーホールでの独唱会を企画する。退役軍人にタダ券を配ってカーネギーホールを満員にしてしまう。ここでも独唱会が成功するように夫が大活躍する。ところがニューヨークポスト紙だけは買収できなかった。翌日のニューヨークポスト紙は夫が買い占めて回った。ところがそれを捨てたゴミ箱の中からマダム・フローレンスがその新聞を見つけてショックを受けてしまうという映画だった。メリル・ストリープの名誉のために書いておくが、彼女はとても歌上手な人である。その歌声は「マンマ・ミーア」でいかんなく発揮されている。そういう人が音程をはずして演技するということはとても難しいそうだ。彼女はそれをやってのけた。素晴らしい女優魂である。この映画を見ての私の感想である。本人の自覚がないとはいえ、周りの人が音痴という事実を隠し通すというのは如何なものか。事実を隠して取り繕うということが、どんな苦しみをもたらしてしまうのか神経症に陥った我々はよく知っている。さて、森田では自分がそう思っても、相手が傷つくようなことを平気で言ってはいけないという。そう思っても精神拮抗作用で抑制力がかかるようになっている。それを活用して調和をはかる必要があるという。でもマダム・フローレンスにはその自覚がないために、独りよがりの行動がエスカレートしていく。夫は妻を擁護してウソを隠すためにまたウソをついていく。事実が明らかになることを先送りしているのだ。その結果最終的にはマダム・フローレンスには立ち直れないほどの痛手を与えてしまう。これは裸の王様の話と同じではないか。王様は何も着ていないのに素晴らしい服を着ていると思って街頭にでる。本人にはその自覚はない。周りの人はそのことは分かっているのだが、黙殺している。ところが一人の子どもがそのことを曝露して大変な騒ぎになる。私は周りの人は事実を隠ぺいするのではなく、自覚を促すために努力すべきであると思う。あからさまに自覚を促す方法もある。ショック療法だ。でもこれは直接相手に直接大きな痛手を与えてしまう。自分が嫌われるのを覚悟でないとなかなかできないことだ。それならその人の歌声を録音して聞かせてみるのはどうか。普通の人なら音痴かどうかすぐ判断できるのではなかろうか。「情けは人のためならず」ということをしみじみと感じる。さて、今度は12月10日全国公開の「海賊と呼ばれた男」を見に行こうと思う。これは出光興産の創業者出光佐三氏の物語らしい。岡田准一主演。その奥さん役は綾瀬はるかである。楽しみだ。
2016.12.08
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先日ヤフオク(ヤフーオークション)に参加したので体験を書いてみようと思う。ヤフーオークションの存在は集談会の仲間に教えてもらった。それも集談会の後の懇親会の席でのことだった。その方はデジカメなどを出品しておられた。新しいデジカメを買ったので古いデジカメが不要になったのだそうだ。不要品でまだ役に立つものは、たびたびオークションに出品されているということだった。たまたま私はソニーの小型PCM録音機を持っているがそれが壊れた。何回スイッチを入れてもONにならなくなった。イベントでこんなことがあっては大変だ。これには老人ホームなどのイベントで使う音楽がすべて入っている。これはCD並みの音質でダイレクト録画してくれるので大変重宝しているのだ。これは私にとっては必需品である。そこでヤフオクで探してみることにした。すると私の使っているものと同じものが出品されていた。中古品だが新品に近いと記載されていた。私の持っている録音機は、新品は39000円である。それがなんと5000円で出品されていた。ところがすでに5名の人が入札に参加されていた。現在の価格は9000円になっていた。そこでアマゾンと楽天の販売価格を調べてみた。楽天は新品ばかりで値引きはされていなかった。アマゾンは新品と中古品を取り扱っていた。私は中古品を見てみた。13点あった。「程度が可」は19000円台だった。大型量販店のデモ用として使用されていたものは、程度が「大変よい」とされていた。ただ値段が上がって24000円ぐらいのものが多かった。これに運賃がかかる。但しアマゾンに在庫されているものは、運賃はかからない。そこで思い切ってヤフオクに参戦してみることを選んだ。その業者の信頼度は98%ぐらいの人が高評価を付けていた。この評価はその業者が信頼できるかどうかの目安になる。家電製品の中古品は不安であったが、1台持っているし、予備として使用するつもりだったのだ。程度がよければこちらをメインに使うことにしようと考えた。値段は一応消費税運賃込みで15000円を上限に考えていた。オークション終了時間までは、あと1日半あった。すぐに参戦しては入札価格が上がってしまうばかりである。そこで終了時間の3分前に参戦することにして、それまでじっと我慢してウォッチして待つことにした。案の定その時間まで新たな入札者は現れなかった。私は3分までに入札した。すると入札価格12500円で最高入札者となった。それ以上高額入札者は現れず私に落札された。たまたまうまくいった。ヤフーかんたん決済で支払いを済ませた。消費税1000円と運賃590円が加算された。14090円が支払金額となった。まずまずの落札金額だった。届いた商品は問題がなく使える商品でひと安心した。こちらをメインにすることにした。一つ疑問であったのは私が入札する前までは9000円が最高入札額だったのにどうして12500円まで急に上がったのかということだった。私は9500円ぐらいで落札できるのではないかと思っていた。友人聞いたところ、9000円の入札者が、12000円の入札額を提示していたからだと分かった。もしその方がどうしても手に入れたくて20000円までの入札額を提示していたら私は2万円以上の高額のものを買うはめになっていたことが分かった。それではアマゾンで買っていたほうがよかったという結果になっていたかもしれない。ヤフオクは必ず落札できるものでもないし、商品も写真でしか見ることができない。運賃も消費税もかかる。仮に入札できたとしても思いのほか高値の入札額になることもある。それらをすべて受け入れるつもりでないと参加は見送った方がよいと思った。それから家電製品のようなものは、基本的には中古品はジャンク品があるという気持ちを持っておくことが大切であると思った。それから集談会で教えてもらったがメルカリというのもある。これはオークションではなく一対一で取引する。値段はすでに提示されている。値引き交渉可能である。先日登録した。早速慰問活動で使用している白いエナメルの靴を物色してみた。すると送料込みで1600円の希望通りの靴が見つかった。この出品者も高評価の人だった。即決で交渉がまとまった。運賃は不要だった。替わりのものを買って、以前使ってみたものが不要になった場合は、まだ役立つものであればこういうものを利用して他人に分けてあげるのがよいと思った。森田先生の言われる物の性を尽くすというのが、こういう時代に突入しているのである。
2016.12.07
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先日の森田理論学習のあとの余興に「ドローン」を飛ばす人がいた。私はかねてから関心があったので、試しに2000円程度のものを買って練習している。ヘリコプターより簡単であった。ヘリコプターはホバーリング(空中で一定期間制止させること)が難しいが、ドローンはまだましだった。ヘリコプターは整備に時間をかけないとうまく飛ばない。ホバーリングをマスターしないと楽しむことはできない。障害物にぶつかると発泡スチロールのプロペラがすぐに壊れる。ヘリコプターはヒロボー製である。研修を受けたがまだうまく飛ばせない。これ以外にプロペラが2段なっているものも持っているが、こちらの方は簡単である。エンジン付きのものも持っているがまだ飛ばしたことはない。
2016.11.26
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私はネット麻雀をときどき半荘ほどしている。時間は15分から25分の間である。これはとてもよい頭の体操になっている。だから公民館などで年配の人達が健康麻雀をしているのはよいことだと思う。私は麻雀をはじめてもう10年以上にもなる。きっかけは大阪に単身赴任していた時に、20名ぐらいで「マージャン大会」があり、最下位になったことで発奮して始めた。負けず嫌いなのである。最初は役も分からなければ、点数の数え方も分からなかった。教えてくれる人もいなかったので、本を買って必死に勉強した。私の参加しているネット麻雀は20級からはじまって1級まで昇段し、その後1段、2段というように昇っていく。私は現在5段になった。いずれ6段にはなれると思う。現在6段がほぼ最高段位になっている。7段の人もいると聞いたが対戦したことはない。この段階では1段あがるのに2年ぐらいかかる。今は、役の作り方も分かり、相手の捨牌を見て相手の手を類推することもできるようになった。また最初の配牌を見ればすぐに戦術が閃くようになった。捨牌に迷うということはほとんどなくなった。だから捨牌のスピートは格段に速くなった。私のやり方は、まずドラをみる。ドラは一役つくからだ。次に捨牌は1とか9の端牌、あるいは東西南北、白發中などからきっていく。最初から高い手は狙わない。とにかく他の人よりも早く上がることを心がけている。1000点しか付かなくても早く上がる方を選ぶ。そうしないとその間に相手に上がられてしまうからだ。相手に先に上がられては勝負に負けてしまうからだ。つまりリスクが高まってくるのだ。相手が先にリーチをかける時がある。そういう時はすぐにその勝負は諦める。他人の捨牌を見て当たらないものを捨てていく。以前は相手がリーチをかけようがどうしようが、自分も上がるように努力していた。しかしその結果振りこんでしまい取り返しのつかない手痛い損失を被っていた。自己嫌悪に陥り、後悔していたのである。ただこれには例外があって自分の手が8000点の満貫以上の手ができつつあり、あと一手で上がりという場合は果敢に勝負をしていく場合がある。振込覚悟の大勝負である。この場合は、当たれば大きいし、振り込んでしまっても仕方ないとあきらめることができる。それから終盤になって最下位が見えてきた時も、一か八かでいい手を狙うことがある。これはあきらめてしまえばそのまま4位確定となってしまう。それよりは少しでも可能性のある道を探ろうとするのである。但しこれがうまくいく可能性はほとんどないということは分かっている。それから運よく勝ち続けて、勝負の終りが近くなってくることがある。そういう時は1位になることを考えて勝負は降りていく。下手に勝負を仕掛けていって、たまたま振り込んでしまい、1位の座がするりと逃げていくことを数多く経験してきた。よい手ができる可能性があってもすべて降りていく。これは必ず守らなければならないセオリーなのだ。欲を出しては安定した成績を叩き出すことはできない。目的はその勝負に勝つことにあるのだ。こうしてみると麻雀というのは、いくつか重要なセオリーというのがあると思うようになった。それを早く身につけなければならない。そのために有効なのは他人から教えてもらうことが一番だ。また数多くの失敗を経験して、失敗から学んでいくことも必要だ。但しセオリーが分かったからといってずっと勝ち続けることはできない。麻雀というのはそういうものだ。1位、2位、3位、4位になるそれぞれの確率は、上手になりセオリー通りきちんと打つことができれば長い期間で見れば限りなく25%に近くなる。勝負は配牌に大きく左右される。つまり麻雀は運に大きく左右されるのである。決して自分の考えているようにはならない。でも負けが続きどん底に落ちたように思っても、セオリーどおりに打っていれば、いつか必ず波は上昇していく。そこで自分は天才だと有頂天になっていても、次には運に突き放されてしまうこともある。そういう大局観にたって落ち着いて行動することが大切なのである。大きな波に身を任せていれば一番安楽なのだ。麻雀は森田理論で学んだ事と多くの面で共通点があると思うようになった。森田理論にもセオリーと言われる考え方がいくつかある。それを踏まえて日常生活を送っていくことがきわめて重要である。また、森田理論学習で神経症を乗り越えたと思っても、困難な状況は常に付きまとってくる。何をやってもうまくいかず、苦しい状況が続く時がある。そんな時は腐らず森田理論学習で学んだことを淡々とこなしていれば、いずれよい方向に向かうと思う。苦しくても、パニックに陥っても、森田理論学習で学んだことを信じて、セオリー通りに毎日の生活に取り組んでいけばそのうちにいつか必ずトンネルを抜けることができる。肝心なことはあわててしまって、前後不覚に陥って、反森田的な行動をとってしまうことだと思う。
2016.11.22
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やっとこの映画を見てきた。やはり後半部分ではあまりにも悲しくて涙が止まらなかった。主人公のすずさんが成長して、結婚した時代は言葉では表現できないぐらい苛酷であった。すずさんが広島県呉市に嫁いでいったのは終戦の1年前だった。その頃からアメリカ軍による本土空襲は激しさを増した。呉市は戦艦大和を製造した軍港であったため、徹底的に攻撃された。焼け野原にされた。その空襲ですずさんは右手を失った。その時一緒にいた姪は命を落とした。その後広島に原爆が落とされて母親は即死。妹は白血病で苦しむ。兄は戦死。幼なじみが乗っていた戦艦も沈没した。こんなむごいことがあってもよいのか。戦争を引き起こした人たちに対して、怒りが込み上げてきた。すずさんたちは戦時中は食べるものがなくなっていった。配給もどんどん減らされていく。泣きながらも工夫しながら懸命に生きていく主人公と家族。その姿はけなげでかわいそうだった。それに引き換え今の私たちはいかに恵まれていることだろうか。それだけに、今の境遇に感謝しつつ、もっと真剣に生きていかなければという気持ちにさせてくれた。映画館を出ると、この映画を見た人たちの一言メッセージがボードに張り付けられていた。多く人に感動と生きる勇気を与えたのだなと感じた。
2016.11.20
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森田先生のエピソードに似顔絵描きの話がある。高良先生、古閑先生先生など門弟一同が森田先生の病室に集まり、みんなが思い思いに人の顔を写生し始めた。○○先生だけが仲間に加わらなかった。「○○君はどうして描かないのですか」○○先生は何か口ごもりながらバツの悪そうな表情をした。森田先生は「・・・上手とか下手とかいうことにとらわれずに何にでも手をださなければ」と、○○先生の方をみすえるようにして、意外に厳しい調子で「自分の本職にしろ一人前にはなりません」といわれた。森田先生は少しでも興味のあることはすぐに手を出してみなさいと言われているのだと思う。というわけで私たちも、先日の集談会で、みんなで似顔絵を描いた。二人一組になって鉛筆で描いた。始める前に講師の先生から簡単に説明があった。胸から上を描くこと。まず顔の輪郭を描く。丸顔、玉子型、逆三角形、おむすび型、四角、ひょうたん型のどれにあたるか。髪形を描く。その人の特徴をつかむ。メガネか、鼻か、ひげか、まゆか、目か、口か。その部分を少し誇張して描くのがよいと思った。その他の部分を描く。眉には、上がり眉、下がり眉、真一文字、お公家型、薄い眉、濃い眉などいろいろある。鼻も5種類ぐらいの型がある。口は6種類ぐらいあるそうだ。描く時は下を向いて描いているので、相手を正面から十分に観察ができないのが難点だった。でき上ったら、サインをして相手にプレゼントした。本来は最後にペンで清書して、鉛筆は消すそうだ。私たちはいつも自己内省的で対象物を観察するということが少ないような気がする。似顔絵かきは相手をよく観察しないと描けない。似顔絵かきは事実を大切にする森田実践になると思いました。
2016.11.17
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本日は江田島市のオリーブ祭りにチンドン演奏を頼まれて行ってきました。これは太鼓の演奏会の模様です。向こうに波穏やかな瀬戸内海が見えます。これは広島県尾道市の圓鍔記念館の彫刻です。これは先日紹介した11月封切になる映画「この世界の片隅に」の紹介です。この女性の人がすずさんです。背景は戦艦大和を作った広島県呉市の全景です。昭和20年3月、終戦前にアメリカの総攻撃によりすべて焼けつくされました。
2016.11.06
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今日は映画の話をしてみよう。実はこの映画は私は全く知らなかったのだが、集談会の仲間に教えてもらった。こういう貴重な情報は集談会の仲間からよく寄せられる。それによって影響を受けて、自分の生活の幅が広がってくる。こういうことは今まで数限りなくあった。自分の生活を豊かにするには集談会の仲間との交流は欠かせないのだ。広島県の呉市美術館でこの映画の紹介を行っていた。無料招待券をもらったので早速行ってみた。それは今年の11月12日(土)に全国で公開になる「この世界の片隅に」というアニメ映画である。時は太平洋戦争のころの話である。主人公のすずさんという女性が18歳で、広島市から軍港の町、呉に嫁いでくる。嫁いできた1944年(昭和19年)2月は、敗戦の1年半前である。その当時の呉市は海軍工廠がおかれ、全国から優秀な技術者が集まって活気のある町であった。その人たちが技術の粋を集めて戦艦大和を作ったのだ。その模様は大和ミュージアムで展示されている。また今でも海上自衛隊の巡視船、潜水艦が何隻も係留されている街である。さて、すずさんの新しい家族は、夫周作、そして周作の両親や義理の姉の径子、姪の晴美であった。すずさんがお嫁に来た時は想像するに余りあるものがある。戦況はますます悪化して、本土空襲が始まっていたのである。配給物資はだんだん減っていった。そんな中でも、すずさんは懸命に生き抜いていた。工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、懸命に毎日の暮らしを積み重ねていく。日常生活に丁寧に取り組んでいる姿はとても共感が持てる。森田に通じるところがあるからだ。しかし1945年3月、呉市はアメリカ軍の徹底的な空襲を受けた。それは軍港で戦艦を作っていたからだ。街はこれでもかというぐらいに焼夷弾を落された。街は焼けつくされ、多くの人が命を失った。その時姪の晴美さんは死亡。すずさんも右手を失った。それでも希望を捨てずに懸命に生きていく主人公のすずさん。続いて、8月6日広島に原爆が落とされ、今度はすずさんの広島の家族が大変な目にあった。そのキノコ雲は呉市からもはっきりと見えたそうだ。そして8月15日玉音放送があった。終戦を迎えたのである。この映画の紹介にこのようなことが書いてあった。この映画は、見る人がまるで本当にそこで暮らしていると感じられるように、人々や街の様子を描きだしています。大変な毎日でも工夫を凝らして生きていく、すずさんの姿は、すべての世代に、静かで確かな勇気を与えることになるでしょう。その内容はインターネットで検索すればいくらでも出てきた。関心のある方はぜひ見てください。私も是非とも見に行こうと思っている。
2016.10.23
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最近は固い話がつづいたので、今日は思い切って視点を変えて見よう。私は生きがい療法の生みの親である倉敷のすばるクリニックの伊丹先生にユーモア小話の作り方について学んだ。話のタネは日ごろからいつも集めている。またネタは忘れないようにすぐにメモしておく。原石のようなものだから大事なのだ。これを組み合わせると、みんなを笑いの輪に包み込むユーモア小話ができるのだ。これはお金がかからない。手軽に楽しめるので最高だ。また意識や注意が内向しないで、外向きになるので神経症の予防効果が高い。最近のネタを紹介しよう。・懇親会の場所を決定するのにホットペッパーをみる。飲み放題3000円の中華料理屋があった。迷わず予約を入れた。中華は自由に注文して食べられる。良心的な価格だ。ビールを浴びるほど飲むぞと思った矢先のこと。よく見ると、ビールを除くとある。そんなのありか。そんなことなら、飲み放題、お冷お代わり自由の方がよほど親切というものだ。・マンションの管理人をしている。小学1年生の男の子が、お母さんが帰ってくるまで管理人室で宿題をしててもよいかという。「うんいいよ。分からなかったら何でも教えてあげるよ」かき取りの宿題をやっていた。突然、おじさん「ふた」という漢字がわからないという。おいおい、「ふた」という漢字はおじさんもすぐには分からないよ。スマホですぐ調べた。「蓋」得意になって教えてあげた。でもこんな字を小学1年生で学ぶのか。ちょっと問題を見せて。「(○○)つのコップ」よかった恥をかかなくて。正解は「二つのコップ」しかし、この子は「二」という漢字がわからなかったのだろうか。気になった。・久しぶりに友だちとスナックへ行った。50歳がらみのホステスさんだった。若手はいないのと聞いてみた。するとそのホステスさん曰く。「25歳のホステスが2人来たと思ってくださいよ」2人も来て接客してくれるのがうれしいが、そういう問題ではないと思った。・よいことをした人は死んだあと「天国」へ行くという。悪いことをした人は「地獄」へいく。では、よいことをしたり悪いことをした人はどこに行くのか。その答えは「中国」に行くです。でも今は「中国」だけは旅行したくないな。・明け方、腹がきりきりと痛む。たまらず救急車を呼んでもらった。ストレッチャに載せられて部屋からエントランスに着いてみると、10人くらいの人が心配そうに見ている。その中に数珠を持って「なもあみだぶつ、なもあみだぶつ」と手を合わせている人がいる。もう生きてこのマンションには帰ってこられないと思っているのだろうか。腹は痛いし、腹は立つし散々な目に合った。腹痛は尿道結石だった。・友だちから聞いた話。道に迷ってどうしょうかと思っていた時のこと、ちょうどタクシーが来た。タクシーを止めて道を聞いてみた。するとたちまち運転手さんはとても不機嫌になった。つづいて待ち合せ時間に遅れそうだったので、「今何時ですか」と聞いたのが悪かった。「商売の邪魔をするのもいい加減にしろ」と怒鳴られてしまった。納得、納得。・あるお医者さんの話。精神科が神経科と言っていたころの話。神経痛で膝が痛くなったおばあちゃんが我慢できなくなってやってきた。ここはそういう病院ではないといくら説明しても分かってもらえない。バスを乗り継いでやっとたどり着いたのに追い返すのかという。仕方がないので家にあった湿布薬を貼ってあげた。痛くなったらまた来ますと言って帰って行った。
2016.10.19
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私は集談会のプログラムに「生活森田・応用森田」のコーナーを設けてはどうかと思っている。森田理論学習では「不安には手をつけないで、尻軽く行動するように」といわれます。この言葉は耳にたこができるくらい聞いておられることと思います。ところが、実際に行動、実践、実行の具体的な話を詳しく聞くことは少ない。また、目の当たりにすることはほとんどありません。これは下手をすると、観念上の理論の空回りになる可能性があります。絵にかいた餅を食べようとする行為に似ています。神経質性格を持っている人は、生の欲望が強く、好奇心が旺盛です。人のやっていることを実際に見ているうちに刺激を受けて、自分も同じことをやり始めという経験がある人もおられると思います。私は現在アルトサックスで老人ホームの慰問活動をしています。それを見て生活の発見会で2人、友だちの中でも新たにサックスやクラリネットを始める人が出てきました。そのうち一人はソプラノサックスです。第2のケニーGを目指しています。その人に移調の仕方を教えたところ、自由自在に編曲ができるようになった人もいます。実際にその人たちの生活の幅が大きく広がってきたのです。また、私自身も慰問活動の中で様々な芸を身につけている人と知り合いになりました。手品師、落語家、三味線、ウクレレ漫談、腹話術、南京玉すだれ、フラダンス、傘踊り、ささら踊り、どじょうすくい、奉納獅子舞、高知のしばてん踊り、日本舞踊、浪曲奇術等です。私はその人たちに教えを請い、楽器演奏のほか、浪曲奇術、獅子舞、どじょうすくいを自分の持ち芸として老人ホームで披露できるようになりました。そうした活動の副産物として、貴重な人間関係を作りあげることができました。それではどのように集談会のプログラムに取り入れたらよいのでしょうか。集談会で、15分程度の時間をとって行う。それ以上は他のプログラムに支障がでるかもしれない。また毎月することが望ましいが、2か月に1回とか、年に4回とかでもかまわない。持ち回りで多くの人に発表の機会を与えることが大切です。発表者は具体的にみんなに分かるように紹介する。そのためには、実物を持ってきて説明する。特に陶芸や写真、絵画などは現物を持参してみてもらう。楽器や歌などは実際に実演を行う。無理ならテープなどに吹き込んだものを聞いてもらう。コツはもうちょっと詳しく聞きたいなというあたりでとどめておく。次にテーマは下記を参考にして自由に選ぶ。1、自分の趣味や習い事の紹介。スポーツ、楽器演奏や踊りの披露や紹介。特技、旅行の話。お得なイベント、コンサート、買い物情報の紹介。2、森田理論を応用した生活実践の話。普段の日常生活の楽しみ方。趣味の棚卸の話。健康面で特に気をつけていること。毎日実践している事。得意な料理や食事で気をつけていること。家庭菜園や庭の手入れ、犬や猫などのぺットとの付き合い方。家族や友人、隣人たちとの付き合い方。ソバ打ち体験、燻製作り、ワイン作り、木工等の日曜大工。3、普段あまり体験する機会のないことを実際に体験してみる。たとえばみんなで絵を描く体験。折り紙体験。似顔絵を描く。イラストを描く。川柳、ユーモア小話作り体験と発表。ちょっとしたスマホやパソコンの使い方。デジカメ画像の整理の仕方。4、 事実を具体的に詳しく話す体験。たとえばテレビドラマ、気に入った映画、役に立った本をみんなに分かりやすく説明してみる。森田関連の自分の気に入った本の内容の紹介を具体的にする。5、自分の心がけている、物の性を尽くす実践例。自分、他人、持ち物、お金、時間など最大限に活かす工夫例の発表。管理職にある人の部下の能力の引き出し方、自家用車などの点検や整備の仕方。家計簿の付け方。1日の時間の使い方。こま切れ時間の活用方法。7、自分の夢や目標。課題等将来挑戦してみたいと思っていることを発表する。私の参加している集談会で23年12月から26年4月まで続けたことがある。内容は次のようなものだった。・朗読ボランティアの紹介・フルートの説明と演奏・サックスという楽器の説明と実演・キーボードの演奏・しばてん踊りの披露・カラオケとの付き合い方・川柳の発表会・私メッセージの体験学習・陶芸の楽しみ方・犬との付き合い方・私の一番大切にしているもの・ストレスと病気の関係 自律神経と病気の関係・チンドン屋としての慰問活動・お勧めのテレビ番組情報・ウォーキングと体操・アナウンサーのボイストレーニング・折り紙体験 鶴を折る・水彩画体験・本の紹介 岩田真理 「流れと動きの森田療法」・ユーモア小話の作り方・私の得意としている事・最近とてもうれしかったこと・集談会独自のテキストの利用の仕方・金魚の飼い方
2016.10.12
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末期がんの全人的な治療に取り組むホリスティック医療の大家、帯津良一先生は、「死ぬときに安らかに死んでいける人」の特徴を次のように語られている。「それは、自分の人生で、し残したことがないかどうかです。やるべきこと、やりたいと思うことをやりきったと思える人は、とても安らかに死を迎えるように思えます」目標や課題のない人生、やりたいという意欲の持てない人生は多くの先人たちの言っているように、残念な一生というほかありません。ではとりあえずどうしたらよいのでしょう。マヒナスターズの「お座敷小唄」の替歌で、「ボケます音頭」「ボケない音頭」というのがあります。この歌をYou Tubeの伴奏に合わせて高らかに歌ってみるというのはどうでしょうか。またカラオケで歌詞を配布して、数名で一緒に歌えば盛り上がります。この歌はお年寄りの応援歌のような気がしております。「ボケます音頭」何もしないで ぼんやりとテレビばかりを見ていると呑気なようでも歳をとりいつか知らずに ボケますよ仲間がいないで 一人だけいつもすることない人は夢も希望も逃げていく年もとらずに ボケますよお酒も旅行も 嫌いです歌も踊りも大嫌いお金とストレス貯める人人の二倍も ボケますよ「ボケない音頭」風邪もひかずに 転ばずに笑い忘れず聞く話す頭と足腰使う人元気ある人 ボケませんスポーツ カラオケ 囲碁 俳句趣味のある人 味もある異性に関心 持ちながら色気ある人 ボケません歳をとっても 白髪でもシワが増えても 気が若い演歌歌って アンコール生きがいある人 ボケません
2016.10.04
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以前大菊の福助づくりに挑戦したことがある。残念ながら今は中断している。それは菊花展に出かけたのがきっかけだった。秋になると各地で菊の展示会がある。大菊3本仕立て、千輪仕立て、懸崖仕立て、小菊盆栽仕立て、ポットマイム作りなどどれも見事である。菊は清楚で気品があると思う。色とりどりで華やかでもある。その時白い福助を一鉢買った。1000円だった。販売している人が、菊友会があり自分で作りたければ教えてあげるという。すぐ会員になった。毎月講習があった。冬のうちは腐葉土の作り方だった。私の参加していた菊友会には100名以上の会員がおり、講習には常時50名程度が参加されていた。基礎から懇切丁寧に作り方を教えてもらった。会員には安価な菊の苗も分けてもらえた。ベテラン会員宅では実地講習あった。菊作りが始まると新人会員宅をベテラン会員が訪問して直接指導も行われた。実地講習会では腐葉土の作り方が参考になった。冬のうちに材料となる落ち葉をとってくる。春先になるとその落ち葉を発酵させるのである。その時に黒砂糖をといて混ぜていくというのが参考になった。それがバクテリアの餌になるのだそうだ。やがて善玉のバクテリアがいっぱいの腐葉土が完熟して菊作りに使われるのである。8月9日ベテラン会員から待ちに待った格安でいろんなタイプの苗が15本ほどきた。私は福助なので5号鉢に定植した。8月16日ビーナイン300倍散布。その後9月2日と24日の計3回行った。ビーナインは徒長を防ぎ、葉と茎を太くする。その他は菊友会で指導された通りの管理をした。肥料、水やり、増土など細かく決められている。肥料も乾燥肥料、育成有機肥料、花有機肥料などに分かれている。増土は菊の根は上に伸びるので上から腐葉土を増土するのである。夏暑い盛りなので苗が萎れぎみであったのでとても不安だった。寒冷紗をかけてHB―101という植物活力剤を使ったところ元気になった。細かい作業を毎日丁寧に続けていくと10月5日ごろからつぼみがたくさんついた。その中から一番大きくて元気のいいつぼみを2つ残して、あとは摘み取った。最終的にどちらか1つだけを残した。10月29日支柱に輪台をとりつけた。それからは5分咲き、7分咲き、満開とあっという間だった。苗の時は分からなかったが、咲いてみると色も形も様々な福助だった。大きさ的にもう少し大きくなるかと思ったが、多少小さめだった。でも手間暇をかけた分とてもかけがえのない花となった。何枚も写真をとった。会社の玄関に飾ったり、親戚や友人たちにあげたりした。12月中旬ぐらいまで楽しめた。その苗で来年以降は自分で挿し芽をしてやるつもりでいた。ところが冬の管理が杜撰だったので全部の菊が枯れてしまった。冬期菊は冬眠するので水はやってはいけないと本に書いてあったのをうのみにしたからだ。何事もほどほどという考えなく、決めつけてしまっていたのだ。反対に親戚にあげた分は上手に管理をされて、今やその人が私の先生のようになってしまった。たかが福助作りではあるが、手がけてみればとても面白い。ベテランの人を見ていると総理大臣賞、県知事賞等の常連の人たちがいる。そういう人たちの話を聞いていると、菊作りこそわが人生という感じがひしひしと伝わる。その他菊友会を通じていろんな人のつながりができた。菊をやっていると、バラやダリヤなどにも関心が出てきた。我が家のベランダは今やランなどの花でいっぱいである。今年は日々草をたくさん買ってきた。ある人に聞いたからである。意外に長持ちして秋になっても色とりどりの花が咲いていた。ただ水やりを怠るとすぐに萎れる花だった。手間暇をかけるといつもそれに答えてくれた。それがうれしい。
2016.10.01
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墓参り、草刈りに実家に帰りました。田舎は今コスモスが満開です。色とりどりでとてもきれいです。コスモスはすがすがしさを感じます。これはアケビです。山にいっぱいありました。アケビはゼリーのようなものですが、種がいっぱい入っています。
2016.09.24
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老人ホームの慰問活動をしていると世の中、楽しい人、楽しいことはそこら中にあることに気がついた。今日はその中から踊りを取り上げてみた。日本舞踊のような大層なものではない。大衆演芸として楽しむ踊りである。これから紹介するものはすべてYou Tubeにアップされているのでご覧ください。イヤなことがあった時にこれらを見れば、すぐに気分が切り替えられると思います。・傘踊り しゃんしゃん踊り 鳥取平成音頭 鳥取ファジステージをご覧ください。傘踊りの傘が派手な色ずかいで鈴がついています。これをやっている仲間に聞いたところ、この傘は1万円するとのことでした。普通は北島三郎の「平成音頭」に合わせて踊ります。元気の出る歌です。一人よりも3人以上で踊ると映えます。10人以上ですと野外でのイベント向きだと思います。・Young Man おやじカフェ 北九州Young Manご存知の西城秀樹の「ヤングマン」に合わせての踊りです。これは宴会受けします。簡単な踊りですのですぐ覚えられます。リズムに乗って、みんなで踊ると実に楽しそうです。・炭坑節 いろんなものがアップされていますが、ピンクの服を着た女性の先生の周りをみんなが踊っているのが最高です。先生の真似をしているのですが間違えてばかりの人が笑いを誘います。簡単ですからすぐに覚えられます。お金もかかりません。盆踊りではあちこちで踊られています。・高知のしばてん踊り 河童踊りです。顔を手拭で覆います。坂本竜馬をはじめ7,8個いろんな手拭が用意されています。これをかぶって踊るだけでとても滑稽な踊りになります。顔にかぶる手拭いは、高知の「北村染物店」で1枚1000円。料金後払いですぐ送られてきました。・どじょうすくい 安来市観光協会のものをご覧ください。安来節保存会が全国各地で講習会を開催しています。島根の安来市に足立美術館がありますが、そのお隣に「安来節演芸館」があります。にわか体験ができます。その他安来節など楽しみがいっぱいですので、訪れるのもいいでしょう。ついでに言うと、島根は松江市観光、出雲大社、日御碕灯台、花鳥園などがお勧めです。豆絞り、ザル等を全部そろえると2万円ぐらいかかりますから、自前でそろえられてもよいと思います。・ハワイ音頭 カメハメハの踊りです。盆踊りなどでも踊られています。私はこのうち、炭坑節、しばてん踊り、どじょうすくいをやっています。忘れると困るので最低毎日1回はルーティンで踊りの練習しています。これ以外に獅子舞、浪曲奇術、アルトサックスの練習も毎日のように30分程度はしています。こんなことに力を入れていると神経症の悩みはどこかに吹っ飛んでしまいます。
2016.09.18
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今日は今年初めて有給休暇をとって、老人ホームの慰問に行った。その時の写真です。浪曲に合わせて手品の裏と表をお見せする芸です。9月は敬老会シーズンでこれから8回もやることになっています。その他、三味線演奏、傘踊り、南京玉すだれ、本当の手品、チンドン演奏がありました。
2016.09.14
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姫路城は圧倒的なスケール感があります。姫路城を見られたら近くの「好古園」もぜひお勧めします。
2016.09.10
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1年が経つのはほんとに早いものです。今年の「生活の発見誌」の川柳で最優秀作品に選ばれ、タナカサダユキさんのイラストをいただきました。今年も2匹目のどじょうを狙っています。集談会 カープ女子が 盛り上げる神ってる 誠也に新井 丸 菊池感激が 25倍に 跳ね上がる不眠症 集談会では 大いびき馬になれ 孫が飛び乗り 鞭しなる
2016.09.05
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今日は老人ホームの慰問に行きました。我々はこの老人ホームは10回になります。写真は金色夜叉の寸劇です。途中わざと女性のかつらがとれる場面があるのですが、大爆笑でした。観客は約60名ぐらいでした。
2016.09.03
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