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今日はエジプト発! のおいしいパイをご紹介。パイといっても、甘くありません。「薄焼きサンドウィッチパン」といったところか。この春の時期、ヨルダン観光に来られる方も多いかと思います。そんな皆さまにぜひ味わっていただきたいアラブ料理の一つがこの”ファティール”。エジプト発ですが、アンマンでも味わっていただけますよ。 ヨルダンにはエジプト人がたくさん出稼ぎに来ています。皆さまが観光で接するアラブの中にも、実はエジプト人がとても多いのです。ホテルでもレストランでも、エジプト人がたくさん働いています。とはいえ、このファティールのお店の数はまだまだ少ない。今回ご紹介するのは、Jabal Amman (ジャバル・アンマン) にあるファティールのお店。Jabal Amman は、アンマン市のダウンタウンにほど近い場所にある地区の名前で、地球の歩き方でも紹介されている Jordan River などのお店があります。Rainbow Street という通りがちょっとお洒落で、ヨルダンの若者にも大人気。カフェが立ち並び、夜は街に繰り出す若者たちで賑わいます。ヨルダン人の”素”(す)の顔を見に、皆さまもここへ足を運ばれてはいかが?→この看板が目印。とはいえ、あまり目立ちません。このお店は位置的には Rainbow Street の真ん中くらい。三叉路 (またはT字路) の角にあります。うーん、ちょっと説明が難しい。でも人気があるお店なので、道を歩く人に聞けばすぐに教えてくれると思います。 ↑ファティールの作り方。手のひらサイズのパン生地をこうして伸ばしていきます。 ここが見もの!! 器用なエジプト人の離れ技!! 生地をグルグル回して、それはそれは薄くしていきます。 限界まで薄くしたら、フィリングを置いていきます。 フィリングを置いたら、生地をきれいにたたんで、あとはレンガ製のオーブンに入れます。 →こちらはオリーブとトマト、チーズのフィリング。↓そして、出来上がりはこんな風。 →カリカリの生地をぺラッとめくってみます。生地の薄さがお分かりになるでしょうか?さてこのファティール、美味しさにかけては天下一品! なんせ生地がそれはそれは薄いので、サクサクっと食べれてしまいます。軽いので、胃にもたれません。そしてフィリングの味を楽しむことができます。いや~。うまいですな。このお店、スペースがとても狭く、店内には4つほどのテーブルがあるだけ。ほとんどのお客は外にあるテーブルでパイを楽しみます。夜は若者たちで埋め尽くされるので、店内に入るのも四苦八苦。こう人が多くては、エジプト人の離れ技も観察できません。それで出来れば、お昼のランチにこのお店にお出かけになることをお勧めします。ランチタイムはお客がほとんどおらず、お店を独占状態。パイの作り方をじっくり観察できますよ。ぜひ皆さまも、このエジプトの味をヨルダンでお楽しみくださいませ。きっと「また食べたい」って思われること間違いなしですよ!!ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ にほんブログ村←応援して下さる方はクリックしてくださいね。
2012.02.28

またまたご無沙汰しております。基本的に筆不精の私…。それからいろいろ忙しくしておりまして。日本に一時帰国してからまだ1か月も経っていないのですが、いろいろとすることが多く…仕事も普段と同様にしておりますが、この時期は春~夏にかけてのお問い合わせがぐっと増える時期でもあります。 それからインドにも行っておりまして、1週間の滞在を経て昨日帰ってまいりました。昨年 姪っこが誕生したのですが、私はレバノンにいたので会う機会がありませんでした。今回のインド訪問は姪っこを訪ねるというのが一番の目的だったのですが、初めて会う姪っこはとっても可愛かったですよ~。というわけで、あとで見てみると観光地の写真より姪っこの写真のほうがはるかに多かったです。インドにはJAL で。降り立ったのはデリーにあるインディラ・ガンジー空港。とても広くて新しい空港です。物乞いや客引きなどがすべて追い出されてまして、空港内はとてもきれいです。 インドという国に関しては極めて白紙の状態でしたので、行くまではいったいどんな国なのか見当もつきませんでした。普通は旅行前にきちんと下調べをするのでしょうが、今回はスペイン→レバノン→ヨルダン→日本と移動を繰り返していたため時間もなかったので、インドに関する事前の情報はほとんどなし。兄夫婦におんぶに抱っこの旅となりました…。またおいおい写真をアップしていけたらと思っています。インドは来月からかなり暑くなるようで、私たちの滞在中も気温20度は優に超えていたような気がします。まだまだ寒いですね、日本!! とりあえずは、無事に日本帰国のご報告。 春休みはヨルダンへ。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2012.02.25

チュロスというドーナツ、お好きな方も多いかもしれません。あの、星型のボディをくるっと輪型にした揚げ菓子のこと。ところで、スペインといえばチュロス、チュロスといえばスペインってご存知でしたか? そう、スペインがチュロスの本場なのです。 スペイン人は本当にチュロスが大好き。週末の朝ごはんはチュロス、というのが一般的だそうです。週末になると本当にチュロス売りの移動式屋台を街のあちこちで見かけます。人々が列を作ってチュロスを買っていきます。 スペインで売られているチュロスは輪型ではなく、棒状です。砂糖をかけただけのチュロスもありますが、やはり美味しいのはホットチョコレートと一緒にいただくチュロス。アツアツのチュロスをこってり濃厚なホットチョコレート(これまたアツアツ)に浸しながら食べます。ああ、美味~。チュロスの作り方を屋台で観察。グツグツと熱した油の中に、チュロス生地を星型の絞り口で絞り出します。フワフワと浮いてきたら取り出して、ブツンブツンと大きくカットし、はい、どうぞ。簡単です。外はカリッ、サクサクとした感触、でも中はモチモチしています。ああ、美味~。スペイン滞在の最後にチュロスを食べに友達と出かけました。チュロスが一番おいしい店に連れて行ってくれます。「VALOR」という名前で、チョコレートの専門店。スペイン全国にお店を展開しているようです。本当にここのチュロスは美味しい。私たちが行った日は年末ということもあり、満席でチュロスを食べるのに並ばなければならないほどの賑わいぶりでした。スペイン人は美味しいものが大好きなので、美味しいものを食べるためなら多少の不便や努力をいとわない。スペイン旅行をお考えの方がおられましたら、本場のチュロス、ぜひ味わってみてくださいね。チュロスは朝に食べるもの、らしいですよ。是非お試しあれ。 春休みはヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2012.02.09

今回日本に持って帰ってきたレバノン土産の中に、シナモンと幾つかの中東の香辛料があります。これは私と仲良かった友達が持たせてくれたもの。実はこの友達は今から2週間ほど前、私が日本に一時帰国する直前に亡くなってしまいました。 先回のブログでもご紹介したとおり、レバノンではガンが尋常ではない勢いで増えています。私のレバノン人の友達にもガンの人が多い。今回亡くした友達は私よりかなり年上でしたが、同じ独身だったせいか、あるいは単に波長があったせいか、いえ、きっと両方だったのでしょう、とても仲良くしてくれていました。言語の壁があったものの、なぜか不思議と通じ合う仲でした。よく彼女の家で一緒にランチをしたものです。月に1回抗がん剤治療をしながら、10年以上ガンと闘っていました。レバノン女性にありがちな派手さやプライドが彼女には全くなく、知的で清楚、中国や日本といったアジアの文化が大好きでした。私がスペインへ渡るちょうどその頃、脳にガンが転移していることが分かったのです。スペイン滞在中、彼女が急速に弱っていることを伝え聞いて、居ても立っても居られない思いでした。レバノン帰国後にすぐに会いに行きましたが、すでに歩くことができず、話すことも難しくなっていました。「また来るね」と言いながら別れたその日、2日後に彼女が亡くなるとは夢にも思わず…。その後、お葬式があり、埋葬があり、「慰めの日」が続き…たくさんの人がやってきて彼女の死を悼みました。スペインから帰ってきて会った時、すっかり弱って変わり果てた姿に、「これはまずい。この彼女を置いてレバノンを去れない」と思いました。彼女は死を予期していましたが、3,4カ月はもつだろうと彼女なりに予想していました。そんな友達に「サヨナラ」を言って、自分だけ日本に帰ることができるだろうか…と心がズキズキ。ところが、その2日後に彼女は息を引き取り、私の手元には元気だったときに一緒に撮った写真と彼女が持たせてくれたシナモンが残りました。大好きだった友達を失ったことで、私も相当な打撃を受けました。が、短い期間ながらも彼女の死までここにとどまったことで、レバノン生活に一つの区切りがついたような気がしています。スペイン→レバノン→ヨルダン→レバノン→日本と移動し、最後のレバノンでの滞在は10日間ほどでしたが、この期間が1か月にも半年にも感じられるほど、凝縮した10日間でした。でもこうして、レバノン生活に自分なりの区切りがつき、何か吹っ切れた感があります。亡くなった友達は、痛みから解放されて今は眠っていることでしょう。 春の中東散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2012.02.06

「ルブナーン」とはアラビア語で「レバノン」のことです。私は合計1年半ほどレバノンに住みましたが、そのうち2ヵ月半はスペインにいましたし、日本への一時帰国などの期間も考えますと、実質的なレバノン滞在は1年2ヶ月ほどになるでしょうか。 昨年8月の終わりに、レバノンのアパートはすでに引き払っていました。引っ越してきた当初からレバノンにはあまり長く住むつもりではありませんでしたが、いつ頃去るかという具体的な日付は決まっていませんでした。それが昨年8月の時点でレバノンを離れることを心の中で決意しまして、その後は引っ越しに向けた準備を少しずつ整えていたわけです。というわけで、今回の日本への一時帰国の際に「さらば、ルブナーン」!! もうレバノンで暮らすことはないでしょう。色々と理由はあるのですが、一番大きな理由は「核の汚染」。何回かこのブログでもお伝えしていますが、内戦時代に核廃棄物を諸外国から買い取って地中に埋めているレバノン。そのうえ、2006年でしたか、イスラエルの攻撃の際にはウランが弾丸に使われていたそうで、レバノン南部の都市ではウランによる汚染が一時ひどかったとか。ウラン使用の目的は「将来の世代を破壊すること」という情け容赦ないものです。今後、イスラエルとの間で戦闘になった際に、また使用されないという保証はありません。こうした諸事実をレバノン政府は国民に知らせていません。レバノン人は極めて無知で、ほとんどの人が水道水を「安全だ」といって飲んでいるような国です。が、否定できない現実として、ガン患者の急増。戦争を知らない若い世代もガンで亡くなっていきます。さらに核の汚染とまではいかなくても、ベイルートの公害はかなりひどいのです。夜になると海からゴミのくさ~いニオイが漂い、日中は黄色いスモッグで上空が覆われています。太陽が見えない街、ベイルート。しかし、レバノン人の誇りは健在。「レバノンほどきれいな国はない」と豪語してはばかりません。さらに政府の汚職が原因で、日々の電気すらきちんと供給されません。誰もが知っているこの政府の汚職。だけど何十年もそのまま。レバノンという国ほど、「improvement (進歩)」とは程遠く、「backward (後退)」という言葉がぴったりと当てはまる国もそうないのでは…??悪いけど、こんな国に住んではいられない!! それでも自分なりの目標があって移動してきた国でしたので、すぐに踏み切れませんでした。それにここでかけがえのない友達をたくさん得ることができました。レバノンでできた友達には、サヨナラを言うのが本当につらかったです。でも、健康はやっぱり大切。わざわざ汚染地域を選んで住み続けることは、やはりできません。思い返すと、ベイルートに住んでいた間、いつも体がしんどかったのです。午前中の活動を終えるとクタクタで、家に帰ると横にならなければやってられない。これって汚染の影響だったのだと思います。スペインで過ごした期間中、自分がすごく元気に1日中活動できることに驚きました。レバノンでは体があれほど重かったのに…年かなぁと思っていたのですが(笑)、実は環境のせいだったのでしょう。さてそんなわけで、レバノンとはサヨナラしまして、今後の私の行き先ですが、ヨルダンに戻ることになりそうです。すべては ″Insha' Allah (インシャ アッラー、つまり″神のご意志なら″)″。まだまだ中東でしたいこと、しなきゃいけないことがあります。語学の学習もそうです。道で覚えたアラビア語、日常会話には困りませんが、今度は基礎からしっかり学びたいと思います。心の中でヨルダンに「またよろしく」と挨拶している今日この頃です。 春休みはヨルダン散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2012.02.06
皆さま、またまたご無沙汰しております! ヨルダンでの仕事を終え、レバノン入りして10日ほど過ごし、それから日本へと休暇で帰ってまいりました。 寒いですね、日本!!! 帰国の日の2月2日は大雪で、新幹線やJRのダイヤが大いに乱れておりました。本当に寒い!!! それからインフルエンザが猛威をふるっているとのこと…。昨年は一時帰国の時にインフルエンザにかかってしまい、うんうんとうなっておりました。今年は避けたい、このパターン。今日は節分で、明日は立春。暦 (こよみ) の上ではもう春ですね。今年は桜を見てから中東に戻りたいなぁと思っています。4年間見ていませんので、桜が恋しい… さて、昨日帰って来たばかりでまだまだ落ち着きませんが、真っ先にしたことの一つは、納豆を食べることとヘアカットです。やっと、さらば、つけ毛!! (つけ毛の恐怖については http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201107220000/ をご参照ください)。いやあ、愛用した (せざるを得なかった) つけ毛ともこれでお別れです。レバノン、スペインと半年以上つけ毛を付け続け、そろそろ飽き始めていたので、開放感いっぱいです!そしてこの滞在期間中、健康診断にアンチエイジングに(?)…それから、それから…と、いろいろと野暮用があります。が、もちろん皆さまからのお問い合わせには、いつも通りお答えしております。またお見積もりも同様にお出ししております。春の中東旅行を計画しておられる方々は、お早めにお問い合わせくださいね。ではでは、日本滞在をゆっくりと楽しみたいと思います。それから、ため込んだヨルダン・スペインの写真も少しずつ公開したいなと思っています。皆さまとも街のどこかでふとお会いするかもしれません 。懐かしいお友達の皆さまは声をかけてくださいね。 春の中東散歩。http://picturesque-jordan.jp/japanese.aspx
2012.02.03
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