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昨夜は念願だった白石加代子さんの源氏物語を観にいった。今回は『宇治十帖』パンフレットがよく語っているので、そのまま引用。***朗読を超えた、朗読劇!瀬戸内寂聴のチャーミングで活気あふれる現代語訳に、心地よく素晴らしい日本語の原文、わかりやすい解説を織り交ぜて、光源氏亡き後の「宇治」を舞台に紡がれる様々なエピソードを一夜のエンターテインメントとしてお届けいたします。***源氏物語読破挫折組の私には、複雑だった宇治十帖の概略がわかって、糸口が見つかったように仕合せな気分を味わえた。舞台装置に扇と橋と川と舟、そして黒子の後見が大活躍する。複雑な登場人物を扇が役をつとめ、宇治と都を川と橋と舟が関係を位置ずける。舞台効果万点だった。浮舟と匂宮と薫の濡場は扇の使い方ひとつでドキドキさせる、さすが白石さんの演技力でした。浮舟入水の場面では、おもわず拍手も出ていたけれど、まだ続きがあったのです。笑時々コミカルに表現されたのも、息抜きになってよっかた。会場は盛況で私と同年輩から年上の女性がほとんど、その中に男性と若い女性がちらほら。ちょっと異様?でも、車椅子や杖をついていらしている方々も何人かお見かけして、源氏の魅力とともに人間ってすごいな、とふいに胸が熱くなったりした。帰宅してから積読だった吉本隆明の「源氏物語論」を紐解きながら、厭離論に新たな感銘を受けたのだった。
2008.10.12
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緒形拳さんは、テレビの必殺仕掛人、藤枝梅安役以来のファンだった。私に男の色香について感じさせ考えさせた、初めての俳優さんだったかもしれない。藤枝梅安の衣装の着こなし方に加えて、殺しのエロスみたいなタブーを品よく演じていたと思う。昨夜のNHKの追悼番組を見たけれど、役者さんは出演した作品の中に生きていて、このような番組は必要ないのではないかと思ったりした。とはいえ、いろいろなエピソードを聞くとやはり印象が深まる。藤原新也、金子信介、津川雅彦さんのサイトで緒形拳さんに触れられた文章もそれぞれ切り込み方が違っていて、考えさせられた。拳さんは、ご自身のホームページを持たれていたことも初めて知った。そこに、書は中川一政を師匠としているとあったのに非常に納得した。また愛猫家だったこともほほえましかった。「役者緒形拳」をつらぬかれた生き様は、普通の私達の胸にも届く波動のような振動を与えたと思う。同じような男の色香を感じていて、今思い出せるのは、藤原新也・北野武・遠藤憲一・大杉蓮さんたちだ。ネットで調べて沢山の作品に出演されていたことを知った。ポール・シュレイダー監督で、三島由紀夫を演じた日本非公開映画があったことも知った。これからたくさんの緒形拳さんに会えそうです。でも、さようなら。
2008.10.11
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同窓会出席のため上京してきた弟と恵比寿で会う。主人と3人でガーデンプレイス付近をぷらぷらする。 戎というやきとりやさんで39階からの展望を楽しみ、福はうちという地下の穴倉みたいな居酒屋さんで飲んだ。年を取ってもお馬鹿な姉弟でいようねw。
2008.10.04
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