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市の図書館で自主上映された「風のかたち」--小児がんと仲間たちの10年--- 監督:伊勢真一 監修:細谷亮太を観ました。* 十年前、我が国では、病名を告げられ、病気の説明を受けた小児がんの子は、がんの子供たちの中で絶対的なマイノリティであった。「君だけじゃないんだよ。仲間と話してみようじゃないか」というような気分で、1998年の夏に彼らのためのスマートムンストンキャンプが始まった。* 世の中の流れも大きく変わり、インフォームドコンセントが常識になり、病名を知らされ、病態の説明を受けているがんの子供たちはマイノリティではなくなった。* 現在では八割ほども治るようになったとは言え、小児がんの子には発病当初から、死ぬかもしれないという人間の根源的な不安がのしかかる。それを日常のあたり前のこととして暮らしているところに、この子供たちのすごさがある。 細谷亮太(小児科医・聖路加国際病院副院長)この細谷先生乞われて、10年にわたってキャンプを撮り続け、一本のドキュメンタリー映画にされたのが、伊勢真一監督。* 十年間の歳月が語りかける、小児がんと闘う仲間達の生きる力・・・不断に蘇る命そのものの力ではないでしょうか。定点撮影のようにキャンプに通い、時間をかけて、ひとりひとりの命を見続けることで見えてきた「再生」という希望。 伊勢真一「再生」 パンフレットより子供たちが、偏見や差別と闘っていることも知りました。差別や偏見は、私達の心のうちのどこにでもある。優越感のしのびこんだ同情心も。子供たちが越えねばならないハードルは、高いです。仲間の死にも、涙をみせることは少ないそうです。かれらの笑顔や会話のひとつひとつが、人を惹きつけ考えさせる力を持っていました。亡くなった子供たちの名簿を背負って、遍路みちを歩き、この子達に支えられて医者の私がある、と言われる先生にも心を打たれました。上映後、監督と羽賀諒子さん(小児がん体験者)のトークタイムもありました。明るさや、笑い飛ばす強さ、芯の通った誠実さに心あらわれた気がしました。病気は私達だれもが対局せねばならないことで、決して他人事ではないのです。サインも頂いてきました。このような映画を「かすみを食って」撮り続けている方もいるのですね。子供たちも、子供たちを支える周りの方たちも、立派です。死が近くに感じられるところにいると、より強く生きることも近くにあるのだと気づかされました。
2010.03.30
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なんだか忙しい3月。お目当てのパソコン・windows7の購入も、6月以降になりそう。手間ひまの余裕がなくて。でも親しい友人知人に会うことの機会もあって現実の世界に浸るのも大切なことと思う。普段は回避することに、慣れすぎていて。娘も仕事を再開し、パートから始めることに。予想通り、マーゴ君はしょっぱなから保育室で風邪をもらい、家で預かっていたら、夕方から発熱。早退したママと病院に駆け込むことに。今は元気をもてあます程らしいが、新しい生活の軌道に乗るまで親子で大変だろう。でも子供が小さいうちは、一緒に、なんでもなんとかなっていくもんだと思ったりする。写真は有名な渋谷の交差点。眺めていると、時間を忘れます。
2010.03.28
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