時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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November 3, 2008
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「星と話す少年」 (ぺ・イクチョン/チェ・チョルミン :現文メディア/理論社)は、腎臓病を患い透析を受けている少年が、星と心を通わせながら、病気に立ち向かっていく姿とイェビョル一家の家族愛を描いたお話である。

○ 「星と話す少年」(ぺ・イクチョン/チェ・チョルミン :現文メディア/理論社)



 イェビョルは、10歳の男の子である。7歳の時から、腎臓病を患い、2日に1回近くの病院で透析を受けなければならない。イェビョルの「ビョル」は、韓国語で「星」という意味だそうで、星好きの父親が名づけたということだ。10歳の誕生日に、父はイェビョルに、夜光塗料で光る星を贈る。星の数は10個。北斗七星の7個とイェビョルの家族3人を表す星3個で、10個となっている。その星は、イェビョルのベッドのある部屋の天井に張られており、蛍光灯を消すと、蛍のような光を放つのである。ところが、10個あるはずの星が見当たらない。実は、その行方不明となっていた星は、自由に動き回り、言葉もしゃべるのである。ダニーという名前も持っているのだ。イェビョルは、ダニーから、同じ病気に苦しんでおり、名前にやpっぱり「星(ビョル)」とい字が入っているハンビョルという少女のことを聞く。自分の病気にもかかわらず、ハンビョルのことを気に掛けるイェビョルの優しさが心に温かさを誘う。

 ところで、イェビョルの父親がプレゼントした星のうちの7つが北斗七星を表しているということに、ちょっと不安があった。なぜなら、中国では、北斗七星を神格化した北斗星君は、「死」を司どる神なのだから。これは、もしかして、とても悲しい結末を暗示しているのではと心配したのだが、まったくの杞憂だったようで、最後はハッピーエンドとなっていて安心した。もしかすると、韓国では、北斗七星には別の伝説があるのかな。いずれにしても、読む際に深読みしすぎたようだ。


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Last updated  November 3, 2008 11:21:19 AM
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