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2012年01月30日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今回はとてもレアなローランドモルト、インヴァリーヴンを紹介しましょう。蒸留所は残念ながら1991年に閉鎖され、2005年には建物が取り壊されてしまいました。ここはもともとブレンデッドウイスキーのバランタインの原酒供給のために建てられた蒸留所で、オフィシャルボトルは一度も発売されたことがありません。ボトラーズものも出回っている量は極めて少なく、幻のシングルモルトとなりつつあります。

アロマはソフトでデリケートですが、フレーバーはとてもドライでフルーティです。喉越しには心地いいビター感があり、ふくよかな余韻が長くあとを引きます。また長期熟成させたインヴァリーヴンには、うっとりするようなメロンや洋梨のアロマを放つものもありますね。

創業は1938年。ハイラム・ウォーカー&サンズ社によって、ダンバートン・グレーンウイスキー工場と一緒に建造されました。そこはローモンド湖から流れ出すリーヴン川がクライド湾に流れ込む河口のほとりで、インヴァリーヴンという名前はまさに「リーヴン川の河口」という意味です。なお敷地はちょうどハイランドライン(ハイランドとローランドの境界線)をまたいでいるのですが、一般的にはローランドの蒸留所として分類されています。

ハイラム・ウォーカー&サンズ社は、1900年代の半ばに新しいタイプの蒸留器を開発しました。ネックの部分には蒸気の還流率を調整する仕掛けが組み込まれていて、質の異なるさまざまなタイプのモルトを製造することができました。この新型蒸留器はローモンドスティルと名付けられ、1959年にインヴァリーヴン蒸留所にも試験的に導入されたのです。ローモンドスティルで造られたウイスキーは「ローモンド」と呼ばれ、インヴァリーヴンと並行して製造されましたが1970年代後半には生産が止められてしまいました。ローモンドはかつてボトラーズものがミニチュアボトルで一度だけリリースされたことがありますが、見つけるのは困難でインヴァリーヴンをしのぐ幻のウイスキーとなっています。

インヴァリーヴン蒸留所にあったローモンドスティルは、現在ブルイックラディ蒸留所に移設されています。改良が加えられ、モルトではなくドライジンの製造に利用されています。ボタニストと名付けられたこのジンは、アンゼリカやヤチヤナギ、セイヨウカワラマツバ、メース、ホウキ花など、アイラ島に自生する植物だけで風味づけがされているアイラドライジンです。





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最終更新日  2012年01月30日 13時25分22秒


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