全23件 (23件中 1-23件目)
1
「隠れ家」舞台では、ウェディングドレスを着たクリスティーヌがベールを被ることに抵抗すると、玉座に座らせた花嫁人形をファントムは怒りにまかせて放り投げます。クリスティーヌにキスされ、彼女を解放することを決めたあと、「マスカレード」を朗々と歌い上げるファントム。指輪と一緒にウェディングドレスも置いてゆくクリスティーヌは、ラウルとゴンドラに乗って、振り向くことなく去ってゆく。ファントム、玉座に座って黒い布を被って消え、舞台は幕。 この時点で、もはや三角関係さえ成立していないと思われる舞台、自信家のファントムなだけに、道化に近いほど哀れです。(神輿にのせて応援したいと書いた方がいらっしゃったのもわかります。)【オペラ座の怪人 Phantom in Chair】映画では、クリスティーヌがファントムの被せたベールを外すと、恥じたようにうつむいてしまいます。マスカレードもかすれた涙声で、泣きはらした顔がクローズアップに。自分の血潮を通わせるように指輪を自らはめたクリスティーヌは、ファントムに指輪を渡し、何度も振り返りながら、去ってゆく。体はラウルと共にいても、心はファントムに置いてゆく彼女がふたつに引き裂かれてしまった様子がよくわかります。また、泣きじゃくりながら「マスカレード」を歌った後に、鏡を全部破壊して去ってゆくファントムは嵐のように爆発的な声音で、とてもドラマティックです。ここで舞台は終わり、「最後の墓地シーン」はありません。このシーンが入ることで、映画はラウルの回想の形にもなり、ファントム、クリスティーヌと並んだ三人の関係、重要性が際立ちます。さて、「クリスティーヌは、なぜファントムの仮面を剥がしたか?」これは映画をご覧になった多くの方が持つ疑問。お正月に初めて映画を観た夫からも去年の3月に友人と初鑑賞したときと同じこの言葉がでましたので、今回の舞台を観るに当たって、この点もよく考えようと思っていました。【REUGE MUSIC SWISS】ところが舞台では、二度ならず、三度までも正体を暴いているにもかかわらず、クリスティーヌの心情と行ったこととの間に疑問も矛盾も感じられないのです。はじめファントムを恐れ、現われたラウルに惹かれ、迷わずついてゆくクリスティーヌ。ファントムを罠にかけることを、拒もうとしたのも、彼を師としてかばうというよりは保身からくる恐れにしかみえない。最後のキスでさえ、カルメンがホセに投げた指輪の如く、別れの手切れ金に見えてしまうほど。彼女がファントムを嫌ってしまった、醜い心以前に、醜い姿を見ておぞましく思っていたことが明らかで、仮面を剥がす行為も納得できてしまうのです。一方、映画におけるクリスティーヌの思いは、ファントムに大きく傾き、彼女自身は気づいていなくとも、ラウルよりもずっと惹かれているように思えます。ラウルとファントムに象徴される、善と悪、美と醜、現実と幻想、そして、守られる側と、守る側にまわることとの間で、自らも芸術家である彼女が迷ってしまうのにも説得力がある。【天然珊瑚赤薔薇彫りブローチ】舞台でのクリスティーヌのキスが現しているのは、決定的な別れ、映画のラストのキスは、彼女の言葉どおり「あなたが孤独ではないこと」を示す愛。彼女の心が自分にないことを悟って彼女を手放す舞台のファントムと、愛を悟って、その愛に応える映画のファントム。二つの作品の「愛」の形の違いが面白いですね。舞台を観ないままにクリスティーヌを演じたエミィ・ロッサムの「ラウルとファントム、二人の間で、心が引き裂かれてしまうのよ。」というコメント。もし、舞台を観ていたとしたら、この言葉は引き出されなかったかもしれません。ALW氏とジョエル監督が彼女に舞台を観ないように言ったのも、舞台とは違った演出の映画に、先入観なく対して欲しかったからでしょう。ただ、ファントムの魅力がラウルをあまりにも圧倒的に凌駕してしまい、クリスティーヌが仮面を剥がすという物語の最大のアクションが、彼女の思いと矛盾したものに見えてしまうほどになるとまでは、二人のファントムは予想しなかったかもしれませんけれど。【サラ・ブライトマン&ALW】舞台ではクリスティーヌがラウルに惹かれているのが、彼女にも観客にも明白。観客は恐れで彼女を支配しようとするファントムが選ばれないことに納得しながらも、叶わぬ思いを抱く彼に自分を重ね合わせ、同情と共感を。映画ではクリスティーヌが二人の間で揺れるように見えながら、本心ではファントムにより惹かれているのが、観客には手に取るようにわかる。ファントムに魅了され、クリスティーヌの本心、良心と化してしまう観客は、だからこの疑問を持つのでしょう。「クリスティーヌは、なぜファントムの仮面を剥がしたか?」黒か白、赤か白、感情をはっきり分けきれないのが、現実感ある人間。豪華さ、話の構成、演出、歌などブロード・ウェイでは8000回に迫る上演数の舞台での経験値を踏まえ、ひとつひとつの要素を洗練し尽くし、さらに深みを増すことを可能にした映画の素晴らしさを改めて感じました。Don Juanならぬ、Don Joelの勝利といったところでしょうか。読んでいただいてありがとうございました。***【1月28日公演の出演者】ファントム ・・・高井 治さんラウル ・・・北澤裕輔さんクリスティーヌ・・・沼尾みゆきさんマダム・ジリー・・・戸田愛子さんメグ・ジリー ・・・荒井香織さんカルロッタ・ジュディチェルリ・・・諸 英希さんピアンジ ・・・半場俊一郎さんアンドレ支配人・・・林 和男さんレイエ支配人 ・・・立岡 晃さんルフェーブル元支配人・・・鈴木周さんジョゼフ・ブケー・・・岡 智さん☆
January 31, 2006
「仮面舞踏会とドン・ファンの勝利の練習」舞台では骸骨全面マスクのため、ファントムの表情は見えず。「ドン・ファンの勝利」の楽譜を前に、ラウルは要求どおりクリスティーヌを主役にし、ファントムをおびき寄せることを提案。(映画では墓地シーンのあと)クリスティーヌは非常に恐れ、マダム・ジリーは勝ち目がないと主張。ここでマダム・ジリーは支配人たちからもファントムと何か関係があるのではないかと疑われますが、毅然とした態度を崩しません。【オリジナル版 スコア】さらに「ドン・ファンの勝利」の練習中、ピアンジの音取りがうまくできないため、ピアノが一人でに鳴り出します。マダム・ジリーは、とても厳しく、かつ美しく、きっとファントムとも何かあると思わせる、謎めいた大好きなキャラクター。映画にはないこのシーンによって、彼女がオペラ座で大きな力を持っていることが、さらによくわかりました。今回の舞台でも、美しい方が演じてくださって嬉しかったです。【オペラ座の怪人 RED DEATH MASK】「墓地にて」舞台では、墓地は大きな十字架となっていて、ファントムはその十字架の中から登場、ラウルとの戦いは、光を放つ骸骨のつえで銃撃します。一人でに鳴るピアノと同様、ファントムの発明家でマジシャンぶりがうかがえますね。そういえばカルロッタがカエルの声になってしまうのも、ガストン・ルルーの原作どおり腹話術だったよう。剣で戦い、声を変える薬を使った映画のファントムは、現実感のある演出です。舞台では、ラウルが迎えにくると、クリスティーヌは迷わず一緒に去ってゆきます。この時点で、ファントムは彼女に恐れられているというよりも、すっかり嫌われているのではないかと思えてしまいます。【ファントムとドクロの杖】「ドンファンの勝利・もう戻れない」ピアンジと入れ代ったファントムは、舞台では頭巾をすっぽり被って、恐ろしげに、やや猫背で登場。クリスティーヌが頭巾をめくると、いつもの右半面の白いマスク姿。ここでファントムがクリスティーヌの手を取って指輪をはめたところ、マスクも剥されてしまい、客席からもわかる醜い姿をさらす。そして彼女を連れて地下の隠れ家へ。『もう戻れない』橋はありません。映画では頭巾を被らず、顔の上部を隠す黒いマスクをして、堂々たる体躯、かつ妖艶さ全開で登場。『もう戻れない』橋に二人してのぼり、激情の高まりを最大限に表現。仮面が剥がれようと、どんなにクローズアップしてケロイドが映ろうとその魅力はあせることなく、クリスティーヌのみならず観客の心を鷲づかみにして連れ去ってしまう。指輪は隠れ家にて、指にはめるのではなく、彼女の手に握らせる。【ブルートパーズ×アイオライトリング】ここでの演出の違い、非常に面白いです。舞台では迷わず、2回もファントムの姿を衆目に曝そうとし、映画では目に涙をためて、哀しげに意を決して仮面を剥ぎ取るクリスティーヌ。指輪も、自分ではめるのかファントムにはめてもらうかは、大きな問題。ラウルとファントムの二人の間で、気持ちは揺れているのかいないのか、彼女の心は二つに引き裂かれているのかいないのか。舞台と映画の違い、このあたりが一番大きいようです。続きます。
January 30, 2006
映画公開一周年を記念して、舞台を鑑賞。初演を見逃してから十数年、映画を十数回鑑賞後での舞台はまた興味深く。映画と舞台の違いなどを挙げつつ、考えてみましたので、よろしかったらご覧くださいませ。「最初のオークションシーン」あの有名なシャンデリア登場。舞台のシャンデリア、これは古びた感じをわざと出した美術とのこと。毎舞台で落さなくてはならないので、きっと軽く、丈夫に作られているのでしょう。映画では豪華絢爛なスワロフスキークリスタルのシャンデリア。目を奪われてしまうのは、やはり映画の方ですね。【オペラ座の怪人】「ハンニバルの練習とクリスティーヌの楽屋」ラウルが練習中には登場しない舞台。カルロッタの代わりに歌ったクリスティーヌに気づいたラウルが花ではなく、ワインボトルを抱えて楽屋に入っていっても、最初は思い出してもらえない。映画では練習中にラウルを見つけても、素通りされてしまうクリスティーヌは楽屋に入ってきた彼を喜んで迎えます。映画と舞台では二人の立場が反対になっているのですね。また、クリスティーヌのデビューを讃えるファントムからの贈り物も、映画の赤薔薇ではなく、手紙。ついでに、前の支配人が向うのは、オーストラリアではなくフランクフルト。【飲むローズフレグランス】「地下道&隠れ家」舞台の地下道では馬は使われていません。クリスティーヌの体に直接、手を這わせるファントム。このあと、花嫁人形が突然動くことで、クリスティーヌは気絶します。作曲中のファントムが着ているのは、中華風の帽子と衣装。舞台のファントムは自信家で、クリスティーヌに対してかなり強引で直接的。触れたくても触れられない、手を差し伸べつつも、クリスティーヌが自ら触れてようやく進んでゆける臆病にも近い繊細さ、相手の顔色を見つめ、確かめながら歌い上げる、芸術家同志の火花舞う邂逅、彼女の手を取って間接的に体のラインをなぞる奥ゆかしくも強烈なセクシーさ。こちらはクローズアップを使える映画ならではの演出で、触覚さえも喚起されます。「オペラ座の屋上」クリスティーヌのマントは青。(映画では赤)彼女の裏切りに逆上したファントムは、舞台上にシャンデリアを落して高笑い、ここで幕間に入ります。実際に客席すれすれまで降下してゆく様子は必見。シャンデリアが落ちる効果は、「ベルばら」などにも使われていますが、とてもドラマティック。映画ではラスト近くにもっていくという演出が効果的でした。【スワロフスキー ロイヤルクリスタルブローチ】「マダム・ジリーの告白」舞台では、見世物小屋にいたファントムは、発明家でマジシャンでペルシャ王のために鏡の間を作った建築家として、英雄的扱いだったのに、なぜか脱走、オペラ座の地下に数年前から住むことになったとのこと。映画では、見世物として扱われていたファントムの少年時代を描き、マダム・ジリーが手を取って彼をオペラ座に連れてきたことに。自信家のファントムを裏書する舞台、幼き日のトラウマまで遡って描く映画、どちらも面白いですね。 【ミュージカル・ベスト・ヒッツ】☆名訳といわれる浅利慶太氏の歌詞を愉しもうとしたのですが、はじめのうちは何百回と聴いているサントラに、頭の中で変換されてしまいました。続きは明日に。☆舞台を拝見する前にはジェリー・ファントムのファンの方々とお会いして、とても愉しい時間を過ごすことができました。皆様、本当にありがとうございました☆************************************************1月29日、23:15より新月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
January 29, 2006
濱口さんがよく見るというデジャビュ(既視感)は、予知夢を見ているか、前世の記憶だそう。濱口さんは一定のこと、ご自分の興味のあることに関してはインスピレーションの強い人で、江原さんの言葉によると「省エネタイプ」。オーラがないというのも、無駄が嫌いで仕事のみでサービスするという切り替えをされているから。オーラの色は、シルバー(古風)、黄色(ひょうきん) 、ブルー(冷静) 。とても純粋で、子供のような気持ちを持ってはいても、実生活では生かされない一方、仕事ではこの気質が大いに役に立っている。また、興味のない人には冷淡で、まるで机や椅子のように無視することも。江「無視は最高の『嫌い』なんです。」これは自分を楽にする防衛本能が強いことを現すそう。前世は中国で京劇をして、幼いときに親から離れて芸を磨き、宮廷にも出入りしていた方。兄弟が多く、口べらしに家から出されたことをずっと恨みに思っていて、母性という愛が欲しい人。濱口さんは小さい頃、お母さんの袖に隠れて、言いたいことは全部代弁してもらっていたそう。江「家族から早く離れてしまったらから、人とのかかわりや心がわからない。友達、恋人、結婚がどんなものか、いまひとつピンと来ないんです。」濱「わからないですね。どうしてこうなるんだろう、いつもって。」江「結婚というと、CMに出てくるような絵しか思い浮かばない。恋愛というと、じゃれあっているカップルしか浮かばない。非常に表面的なものしか、思い浮かばないんです。」【スピリチュアル生活12カ月】美「普通の人は、恋愛して結婚なら、全部順序を踏んでゆくのに、女の子を好きになるのでも、全く手続きを踏んでいないのよね。」江「意志の疎通が苦手で、『共に歩む感』がない。結婚は、送り迎えではなくて、共に生きてゆくこと、苦楽を共にして乗り越えてゆくこと。さっきの昆虫のような観察ではないんですよ。」濱「独りよがりなんですね、自分で勝手に想像しているものを、人に押し付けて。」美「あのね、一番自分がかわいいの。」国「かわいいですか、自分が?」濱「かわいいですねー☆想像しているのが愉しいんです。こんなことしてあげようとか。あげようなんですよね。自分でずっと考えているのが、わくわく。そういう自分が好きなんだと。」美「してあげようで、しなきゃいけないじゃないのよね。あのね、本当に好きになっちゃったらね、してやりたいとか、してあげようっていう恩着せがましい気持ちはなくて、あの人に何かしなくちゃいけないって思っちゃうのよ。してあげるっていう、恩着せがましいところは、なくなっちゃうのよ、本当の無償の愛はね。だからあなたは、してあげる自分が好きなのよ。」濱「相手のためって言っている自分がかっこいいと思ってる、ややこしいな、俺。」美「だから複雑怪奇。」【美輪明宏のおしゃれ大図鑑】有野さんは、そんな濱口さんをとても支えていらっしゃるそうで、奥さんのような役。美「相方の人は、程を知っていらっしゃるの。マイペースで自分も相手に入っていかないし、自分も入らせない。だからといって、冷たいわけでもないの。」江「愛情を持って、フォローしてみえますよ。俺が悪者でいいからって。」美「怒っているけれど、言ってもどうしようもないと思っていらっしゃる。割り切り方が早いの。」有野さんがご結婚されてから、話し辛くなって避けていたという濱口さん。美「恋がたきが出てきたのね。あなたは甘えん坊だから。何もかも独り占めしたいのよ。」ここしばらく相方さんと心が離れてしまったのを、ようやく乗り越えたのだから、初心に戻って、次に進まれるようにとの守護霊のメッセージも。ネガティブ思考で、生活や仕事の変化に対してかまえてしまったり、恐れる必要のないことを恐れたり、防御に走ることも見直していかれるといいようです。絵本を出版されるなどの才能は、江戸時代の瓦版(絵入りの新聞)の作者の方の影響だそう。結婚のお相手も、意識すれば出会えると。江「気になるものは目につくでしょう。省エネタイプの方だから目的を持つと必ず。」イメージする力を高めると、欲しいものを引き寄せやすくなるようです。江「大切なことは、尽くす、尽くしてくれるという技法ではなく、気楽な人、共に歩み、苦楽を共にできる人を。愛してくれる人がいるのに、無視しているでしょう。」美「自分を好きになるのはいいのだけれど、今言われたことを全部、頭に入れて常に分析すること。そうすると進行方向がわかるから、女の人を選ぶのも、仕事を選ぶのも明確にわかるの。絵本作家の道もひらけるかもしれない。」「いぬとハナマン」江「非日常のマニアックな彼女を選ぶのではなく、心のパートナーを選びましょう。いろいろな方に愛されていますから。」美「よかったですね。それともうひとつ。あまりやきもちを妬かないこと。」☆役者さんも、芸人さんも、その場に応じて求められる姿をみせてくださることが多いですね。オーラの泉をよくご覧になっているという濱口さんも、ゲストの皆さんの心の殻が取れてゆくのをとらえて、番組の冒頭で「今日は丸裸にしてください。」とお伝えになったのでしょう。それでも、ここまで脱皮できるとは予想していらしたかどうか。ご自分がやさしくて、思いやりがあると思っていたことが、違っていたとわかったという濱口さん。たくさんの気づきを下さって、ありがとうございます。『本当の愛は、見返りを求めない無償の愛』読んでいただいてありがとうございました。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ************************************************1月29日、23:15より新月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
January 28, 2006
☆今夜(2/1)11時15分からは奥田瑛ニさんがゲスト☆「獲ったどー☆」の視聴率男、子供にも大人気のよゐこの濱口優さんは、実は複雑怪奇な方なのだそうです。江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国濱口 優さん・・・濱【スピリチュアル・チェック】☆よく見る夢は・・・蟻に運ばれる夢☆好きな女性のタイプ・・・我まま。振り回される。☆子供の頃、夢中になっていたものは・・・虫と遊ぶこと☆密かな楽しみ・・・手相で、運命線がのびるのを見ること。☆不思議な体験・・・デジャビュ(既視感)をよく見る。スーツ姿でお越しになり、普段と違った雰囲気の濱口さんは番組をよくご覧になっているそう。「あったかい空気があるでしょう。」との発言に、「それは誤解よ。」と美輪さんは、ばっさり。濱「あなたにはオーラがない、守護霊がいないと言われて。」江「オーラがない人はいません。強いか弱いかという違いです。」美「いいわね。守護霊も背後霊も未浄化霊もついていなくてね。すっきりして、肩が楽でいいじゃありませんか☆」本当はどなたにも、生まれたときから守護霊はいらして、見守っているのだそう。美輪さんや江原さんは、あまりにも見えてしまうので、こんな諧謔をおっしゃるのでしょうね。高校生のとき、運命線がのびれば芸人として成功すると言われ、ずっと観察を続けてきたとのこと。また、相方の有野さんが強運な方だとも言われたそう。美輪さんによると、手相もオールマイティと思ったら大間違い。手相と人相が食い違っている人も多く、いろいろ調べて、総合的に判断しなさいとのこと。ご著書でも、ひとつのものを鵜呑みにしないで、自分に合った占いをみつけて判断しなさいとお書きになっていらっしゃいます。【人生ノート】お付き合いする方は、いつも我ままな女性で、振り回されるのが好き。濱「夜中、遠くに迎えにきてくれとか、必要とされるのが嬉しい。もしかしたら、その直前まで他の男の人と逢っていたとしても、最終的にこちらに来てくれたら嬉しい。」国「付き合っていても、違う男性のところに行って大丈夫なんですか?」濱「うーん・・・。」国「普通の男の人は、そこで悩まないと思うんですよね。」濱「いきなり深く入りましたね。」美「でも、長く付き合うと違うのよ、最初はマゾヒスティックでも変わってゆくんじゃない?」濱「最初に尽くしすぎて、それがちょっと弱くなるときがあります。」江原さんによるとこういった方は「当て付け、さや当て」と。最初に非常に優しい自分を作りこみ、感謝しろという、少し演出過剰なところがあるよう。美「僕(しもべ)で奴隷でございますってアピールしているけれど、そうじゃないのよねー☆」国「よく女の人って、『優しすぎるから別れましょう』って言葉とか言うじゃないですか。」美「まあ、そういったことがあったのね☆優しすぎるって、他に男の人がいるってこと。」江「あなたじゃ物足りないってことですね。」人生経験豊富なお二人を相手に、国分さんと濱口さんは分がないようで、だんだんと恋愛講座の模様になってきました。【“幸運”と“自分”をつなぐ スピリチュアルセルフ・カウンセリング】蟻に運ばれる夢は、芸人さん特有の「いじられたい」願望だそう。真っ暗なところを家に帰ってゆく夢や、自宅のマンションのすぐ上に部屋ができていてエレベーターで上がっていってもそこは真っ暗という夢を見られるそうで、これは濱口さんの「思いぐせの夢」。江「自分のステージが上がると、負担が大きいから。」美「マイナス思考なのよ。性格も複雑。」江「恋愛も複雑怪奇。相手の人は気の毒ですよ。濱口さんのやっていることの意味がわからない。何を考えて、何をしたくて、どうなのかさっぱりわからない。あなたのことがわからないって、言われませんか?」濱「言われます。え、なぜこんなに単純なのにって自分では思うのに。」美「自覚症状がないから、よけい困るの。」江「相手がAを好んでいても、Bをあげる人。Bをあげたよ、うれしいでしょうと言って苛立たせる。それで相手が攻撃的になるのをああ、喜んでるなとか。」濱「苛立たせますね。わからなかったです。なんでやってあげてるのにイライラするんだろうって。」はちゃめちゃなところは、いまの仕事には向いているそうですが、結婚には向いていない。「こういう方を好む女性もいるんでしょうか?」との太一くんの問いに、お二人は同時に大きくため息。江「よほど忍耐強いか・・・。」美「彼女自身がよほど変わっているか。時どき、漫画家さんにはいるわね。」ご自分が家庭的だと思っていたという濱口さんは、「仕事と私、どっちが大事なの?」と言われ、本当に仕事に行かなかったこともあるそう。そのときは有野さんが一人でお仕事をされ、ひと言も責めなかったとか。江「実りある恋愛、ないでしょう?もし本当に暖かい家庭を望むなら、ご自身を理解なさってからの方がいい。自分の想像の中で相手を決め付けていってしまう。だから相手が本当にそう思っているか、確認ができていない。それと、基本的に見守ること、マニアックな観察が好きですね。」女性も、手相も、虫さんも、鶏さんも、みんな観察の対象として、同一線上にあるということでしょうか。「いぬとハナマン」美「暖かいマイホームは、あなたの憧れではあってもタイプではないのよ。」江「本当は結婚したくないんじゃないかって思うほど、好きになる人も、気が強くて、子供が苦手で家を守ってゆく人ではないでしょう。」美「そういうことを、今日初めて分析したの。きちんと分析して自分を知ると先が見えてくるのよ。」国「いま、気づいたというのは、大事ですね。」濱「本当ですね。気づかなかった。」濱口さんの複雑怪奇さの理由が、明らかになってゆきます。明日に続きます。☆濱口さんのお話、はじめは愉しく聞いていたのですけれど特に相手に対する思いやり、ステージが上がることに対する恐れなど、自分でも振り返るところがたくさんあると思いました。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ************************************************1月29日、23:15より新月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
January 27, 2006
ヨガ教室のお仲間と、3時間半に渡って人工呼吸・心臓マッサージ・AED(自動体外式除細動器)の使い方を学ぶ機会を持ちました。とても役にたつ体験でしたので、よろしかったらお読みくださいね。まずはビデオを観てから、実習に入ります。倒れている人を見たら1 大きな声で呼びかけて意識があるかを確かめる。2 意識がなかったら、そばにいる人を指さして「119番通報」「AEDがあれば持ってくること」「医師がいれば連れてくること」を指示。3 傷病者の額とあごを押さえて気道を確保。4 呼吸をしているか調べる。(見て、聞いて、感じて10秒以内。)5 呼吸がないなら、気道を確保したまま傷病者の鼻を閉じて、人工呼吸2回。6 呼吸、咳、体の動きを調べる(10秒以内)。7 呼吸、咳、体の動きがないなら、心臓マッサージ15回。8 人工呼吸2回、心臓マッサージ15回を繰り返す。人工呼吸と心臓マッサージは、空気の入る人物模型を使って。四年前に地域の役員をしていたときに講習を受けたのですが、今回、はじめは少しも息が入りませんでした。きちんと気道を確保できるようになると、胸がふくらみ、空気が入っているのがわかるように。(2ー3年に1度くらいで、再度講習を受けると良いようです。)AEDは、最近になって救急隊員さんをはじめ、一般の方でも使えるようになった心臓に電気ショックを与える機械。ゆえに、前回の講習ではまだカリキュラムに入っていませんでした。アメリカなど、広大な土地で救助隊の到着が遅いところでは、この機械がとても普及していて、小学生でも使って救命した例があるとか。空港などでは、歩いて一分以内にこの機械が設置されているところも。心臓の動きが弱まると、救助が一分遅れるごとに生存率が20%下がるそう。AEDが一般で使えるようになったいま、さきの万博でも命が助かった方がいらしたり、今年に入って、心臓発作を起こされた市長さんが回復したりと、大いに役立っている様子。AEDの使い方1 電源を入れる。2 衣服、体の水気、金属を取って、電極パットを胸に貼り付けたあとに、ケーブルを本体に差し込む。3 「傷病者から離れるように。」の音声メッセージが機械から流れて心電図解析が始まるので、周りの人が全員離れるように指示する。4 「電気ショックが必要です。」の音声メッセージが流れると、充電が自動で開始。「除細動ボタンを押してください。」の音声メッセージが出たら、再び、周りの人が全員離れるように指示して、ボタンを押す。AEDを使ったことがまったくない方でも、音声に従がって操作し、救命できた例がいくつもあるとか。(アニメ映画の名探偵コナンで救助のシーンを観た小学生が、見よう見まねで人工呼吸をして救命した例もあるそうです。)楽天さんでも扱われていて、徐々に一般のご家庭にも普及しているAED。消化器も、手軽にホームセンターなどで手に入るようになったのでこちらも安価になって、各家庭に備えられると安心ですね。【AED自動体外式除細動器 ハートスタートFR2】「普通救命講習終了証」と、「人工呼吸用のマウスパッド」をいただいて帰宅。前回の講習時のパッドもバッグに入れていて、幸いまだ使ったことはないのですけれど、今回、復習と新たな経験ができて、とても貴重な時間でした。(マウスパッドがないときは、ハンカチやタオルで代用可です。)15名ほど集まれば、消防署に講習会を申し込めるそうですので皆さまも機会があれば、ご参加になってみてくださいね。
January 26, 2006
オスカー候補のキーラ・ナイトレイ主演。「ブリジット・ジョーンズの日記」もこの作品を現代に置き換えたものなのだそうですね。18世紀末のイギリス貴族社会で生まれた、ジェイン・オースティンの小説は映画の原作となった「高慢と偏見」の他に、「エマ」、「分別と多感」、「説得」「ノーサンガー・アベイ」「マンスフィールド・パーク」など。学生のとき「比較文学」というかなり退屈な授業で取り上げられていたのが、この「高慢と偏見」。夏目漱石が英国留学をした際、買い集めた数々の文学作品の中のひとつで、高い評価をしていたもの。授業のためと、仕方なく買い求めた本でしたが、読み始めると、止まらないほど面白く、他の作品も読み進めることになりました。【高慢と偏見】【あらすじ】英国の田舎町のベネット家には娘が五人、当時の女性には相続権がないため、ベネット夫人は婿探しに躍起になっていたところ、引っ越してきたのが年収5000ポンドのビングリー氏。さらにその友人ダーシー氏は年収10000ポンドの大地主。長女で美人のジェーンはたちまちビングリー氏の心をとらえるが、内気なため思いを伝えることができない。次女で才気煥発なエリザベスは、高慢な言動をするダーシー氏を心よく思えない。下の妹たちは、町にやってきた将校に夢中。身分、財産、家庭環境など、バラエティに富んだ適齢期の男女が次々に登場し、数々の紆余曲折を経て、物語の中で誕生する四組のカップル。ベネット家の姉妹の中で、本当の幸せを射止めるのは?読んだことはないのですけれど、ハーレクインロマンスシリーズ、この作品が原点なのでは?などと。撮影は英国、ジェイン・オースティンが生きた18世紀やそれ以上前に立てられた建造物で行われたそう。ダーシー氏の邸宅にある彫刻の数々は、実際の貴族が所有するもの。中でもベールを纏った聖女の像は、彫刻とは思えないほど繊細な作り。作品中に出てくる食事が、上流階級のものとは思えないほど質素なことや田舎町での舞踏会のドレスや、フランス革命直後の英国連隊の制服なども興味深く拝見。【ノーサンガー・アベイ】エリザベスを演じているのが、キーラ・ナイトレイ。彼女は難読症だったそうで、幼いころから山のように聴いたブックテープの中で虜になったという作品がこの「高慢と偏見」。ゆえにエリザベスはずっと憧れの存在、監督に何度も売り込んで役を射止めたそうです。思いの伝わるよい演技でした。 ダーシー氏は、マシュー・マクファディン。主に舞台で活躍、ロイヤル・シェイクスピア劇団で受賞もされている方だそう。陰気で高慢な男性が、実は繊細で友人思いで、物語が進むごとにハンサムに、セクシーに、魅力溢れる紳士に見えてくる。非常によい役者さんなので、今後の活躍、見守ってゆきたいです。注目はエリザベスとダーシーの間に割って入る大貴族・キャサリン夫人を演じたジュディ・デンチ。「クィーン・ビクトリア・至上の恋」で女王を演じた貫禄で、高慢を絵に描いたような女性を演じています。最近では「ラヴェンダーの咲く庭で」で、孫ほど歳の離れた音楽家に恋する役をされたとか。この方も、キーラ・ナイトレイと並んで、オスカー候補になられましたね☆ 【ラヴェンダーの咲く庭で アロマ・パッケージ】物語、出演者、美術と、どれをとっても素敵な佳品です。「プライドと偏見」HP
January 22, 2006
上原さくらさんのオーラカラーは赤(情熱)、黄(ユーモア)、シルバー(古風)。朗らかで、仕事では華やかな装いをされていても、実は地味な方なのだそうです。江「それと、お金がいつも心配なのでは?」上「子供の時から貧乏で、母がいつも困っていて。」江「きちんと貯金もされて。でも貯金が減るのが怖いでしょう。悪いことではないけれど、行き過ぎはいけないね。不安になり過ぎるとね。」守護をしておられる方はお坊さんと尼さんで前世に縁のある方。そしてもうひとり、花街(芸者・遊女などが集まっていた場所)にいらした方でこちらが上原さんの前世だそう。とても貧しく、家族が飢饉で亡くなっていく中で、口減らしとお金のために、身を犠牲にして売られていった女性で、奉公先で壮絶ないじめにあい、ついにお宮で丑三つ詣でをされ、意地悪をした方々が滅びるように祈ってしまったとのこと。我が身を引き換えにしてもという祈りだけがたのしみだったという人生。祈りはかなったものの、魂を売ってしまったこの方は、粗末な狭い部屋に押し込められて亡くなったそうです。【愛の話 幸福の話】江「そのとき看取ってくれたのがお坊さんと尼さん。閉所が怖いのも、人をうらんでしまうのも、今生においてまだ不安がある。いつまでも、巨万の富を得ても心配。」江「あなたの心の中はあなたしかわからないけれど、決別しなくてはいけないんです。だってそういう自分は嫌でしょう。だから塩を入れたお湯をかぶっているんだと思う。自分の過去を流したいといつも思っているでしょう。」上「変わりたいっていつも思います。生まれ変わりたいって。」江「あなたの気持ち1つで生まれ変われる。あなたは自分でキーワードを言っている、意地悪だとか変だとか。意地悪じゃない。そういう辛い、苦しい思いをたくさんしてきたから。」美「誰だってそうよ。苛められて、ご飯も食べさせてもらえない、それを笑って許せたら神さまですよ。私だってそう。まだやっている人がいる、いいわ、私は幸せになったんだからって思えば、自分を自分で浄化できるでしょう。」上「いいじゃない、あなたはダイエットしなくてもなんて言われても、自分に自信が持てないんです。」江「恵まれているのが落ち着かないでしょう?英語にしてもマナーにしても、努力しなくてはできない、あなたはきちんと努力しているんです。でも妻として行き届かなくてはと思って疲れてしまう。背伸びする必要はないんです。」【人生ノート】美「大きな意味を理解すること。なぜこの場にあなたが出てくるようになったのか、なぜ江原さんにこの話をしているのかという意味をね。数学の時間に国語をやるのではなくて、この時間はこれをすると決められているでしょう。 閉所が怖いのは、前世でお納戸部屋に居たからとわかった。今はそうではない、もうどこへ行っても怖くはない、意味がないんだから。こうやって分析してゆくと、新しい人生が出発できるの。」上原さんがほろほろと泣き始められたのは、悲しい思いをしていた女性が完全に浮かばれた、浄化されたから。ダンスを習いたいといま教室を探されているのも、花街で踊りたいと願っていた女性の供養になり、上原さん自身の可能性もどんどん広がるので、ぜひおやりなさいと美輪さん。美「誰かにわかって欲しかった。公の場で、どれだけ辛い思いをしたかがわかってもらえたの。」江「呪術的なものではなくて、霊が理解して、納得して上がってゆくのが一番の除霊。自然霊との縁も断ち切れると思いますよ。」だんな様に時に厳しくしてしまうのも、男性に見下されてきた記憶から。江「あなたらしく、のびのびと。心の目でご主人についてゆくこと。卑下してしまうのは、自分を卑下しているから。あなたはご主人に愛されて、選ばれたんだから。はいはいって、家では奥さんしてあげればいいじゃないですか。今日こういうことを理解しないと、いつのまにか心が離れて、形ばかりを求めてしまうようになりますよ。」【人生学校 虎の巻】美「前世で蔑まれてきたとしても、今はそうではないの。やさしさで、帳消しにすればいいの。ピンクは優しい人に似合うのよ。身を犠牲にして家族のために尽くしたのも優しさから動いたこと。その優しさを最大限に生かせばいいの。」江「誰かを守ろうとなったら、すごい力が出る人なんです。」すっきりした気持ちで、自分が自然な感じでまっすぐ生きてゆけそうになったという上原さん。国分さんの言葉どおり「自分らしさを愉しむ」人生を進んでゆかれることでしょう。☆「心の目でついてゆくこと」、パートナーと歩んでゆく上でとても大切なことだと思います。☆過去の記憶、残存印象に、現在の自分が引きずられること、または自分そのものだと思ってしまうこと、どなたにもあるようです。ヨガではこのことを「記憶の袋」と呼び、記憶の再認知を行うことが瞑想、内観とされています。学び終えたことをきちんと認めて手放すことが、浄化。今生きている自分が生まれかわることで、過去の自分も癒され次に進むことができる。いま、自分がここにいることを、きちんと意識していたいですね。「過去は変えられる・悩み解決法」☆「大きな意味を理解すること。なぜこの番組をあなたが観ているのか、なぜ江原さんからこの話を聴いているのかという意味をね。」上原さんへの美輪さんのお言葉、そんな風にも聞こえました。読んでいただいてありがとうございました。***中島啓江さん、オダギリ・ジョーさんなど他のゲストの方の回を読んでいただける方は「精神美(オーラの泉など)」へ
January 21, 2006
救いを求めてやってきたという上原さくらさん。「魔界人」という言葉が新聞に載っていて、どういうことかしらと思いながら拝見し始めました。江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国上原さくらさん・・・上【スピリチュアル・チェック】☆好きな言葉は・・・一攫千金☆欠かさない日課・・・お風呂で荒塩を入れたお湯を頭からかぶる☆大好きな食べ物・・・週五回パスタを食べる☆怖くてたまらない状況・・・一人ぼっちになること☆不思議な体験・・・目覚めたら突然、英語が話せるようになったこと五年ほど前に美輪さんと共演され、周囲でグレーや黒が流行っていたときに大好きなピンクの服でいらしたのを褒めていただいて、とても嬉しかったとのこと。グレーや黒は魔界の色、凶運を引き寄せやすい色なのだそうです。【イヴ サンローラン ベビードール】「私は意地悪で、すぐ人が羨ましくなるから魔界人かもしれない。」という上原さん。魔界人とは美輪さんがよくお使いになる言葉で、「傲慢、陰湿、強欲、自己中心的で骨の髄まで悪の成分でできている人。」美「人のことを羨ましいと思うだけ、それを見て向上できる人は魔界人ではないの。ねたみ、そねみ、ひがみになる人が魔界人。」上「この服合わないねとか、嫌なことを言われるとずっと覚えていて、次に逢ったときに嫌なことを言ってしまうんです。家でも、何度言っても夫が出したコップを片付けないと、わざと倒してこぼしたり。」一人でいることが何よりも怖く、お化けも泥棒も旅行に行ったときの土地の感じも動物も、自宅にいることさえも嫌で、常に怯えて生活していらっしゃるそう。「閉所はどうですか?」との江原さんの質問にも肯く上原さんのこの怯えは、霊的に敏感でキャッチし過ぎてしまう体質ではなく、どうやら前世に関係しているよう。毎日、荒塩を入れたお湯をかぶっているのは、一日の嫌な気持ちをお清めをしたいため。お塩には浄化エネルギーがあり、お風呂に入れたり、直接体に塗っても効果があるそうです。上「怖がりなので何人かの霊媒師さんに見てもらったとき、蛇がついているとか、先祖が成仏していないとか、結婚がすべて悪いとか、それぞれ嫌なことを言われて。それで塩でも浴びとくかって。」【スピリチュアルな人生に目覚めるために】美「本物の人はね、超能力者も占いの人も決して人に不安や屈辱感、不愉快な思いをさせないの。脅かして商売をしている人は大抵、眉唾、ニセモノ。それが目安です。」江「嫌なことは誰でも言える、嘘でも言える、簡単なこと。でもその人の人生をポジティブに向わせるのは、誰にでも出来ることではないんです。その人の魂を、心をよく知って理解して、そこへアドバイスするんですから。それのできる人のところへ行かなくては。」美「神さまの格好をしたりするのはインチキ霊媒師よ。本物の神さまは、いい匂いがするの。体がふわっと暖かくなって楽になり、眩しいなんてものじゃないほどの光に包まれるのよ。それが本物。」国「見極めるにはどうしたらいいんですか?」江「相手が傲慢かどうかを計りにすること。○○してあげるとか、傲慢でしょう?人生を変えてあげるとか。」上「旅行に行くのに、いい守護霊をつけてあげるって言われて。」江「守護霊は宝くじを当てたり、素敵な彼を連れてきたりはしない。魂の親。あなたを成長させるためなら、時に転ばすこともする。一介の人間が守護霊をつけるなんて、嘘なんです。」江「本当のことを理解して行かないのもいけないんですよ。あくまでもカウンセラーは助言、人生を肩代わりすることはできない。少しでもサポートできるように努めるのが仕事だから、謙虚さがなければだめなんです。」英語が一晩で話せるようになったこと以上に、不思議なご体験も。上「高校のとき、帰ろうかとカバンをもったら、手の平に小さな剣があって。皆にも見せて、先生は『捨てて置くから。』って。」これはアポーツ(物品移動)、遠くにある物体を瞬時に、目の前に出現させる超能力だそう。上原さんはその可愛らしさ、美しさのゆえに妬まれることが多く、またその妬みに対する悔しさから生じた心の中の刃物が、物体を引き寄せてしまった。霊的に敏感で、また怖がりな方が、身を防備するために引き起こすようです。江「自然霊(この世に姿を持ったことのないエネルギー体)系の人がそうなんです。」美「自然霊にもいろいろあるの。人界に生まれたことがないから人情の経験がないの。だから悲しみや苦しみがわからない、冷酷なところがあるの。」このあたりから、江原さんも上原さんも手や額にびっしょりと、汗が浮かぶようになられました。【ピリチュアルワーキング・ブック】上「ぼーっとして現実感がなくなることがあるんです。病気なのかと思ってたんですが。」江「奇異な行動にでたり、物がなくなったりするでしょう。」上「なくなったものがあるはずのない場所から出てきたり、夜中、雨の中に立っていたりするんです。」国「何が原因というか、自然霊の・・・。」江「働き。なぜ自然霊とのそれだけの縁になったのかというのは、もっと深い、魂の歴史の中に理由があるんです。」一人ぼっち、閉所への恐怖、不思議な現象の数々の起因が、次第に明らかに。明日に続きます。☆ヨガでも瞑想を続けていると「えもいわれぬ芳香」が生じることがあるそうです。麗しい方は、匂うように美しいという表現がありますね。品性の高さを見極める視点、大切なようです。☆江原さんが熱く語っておられた「本物のカウンセラー」について。以前は個人的なカウンセリングをされていたそうですが、あまりにも現世利益をお求めになる方、また何度も戻って来られる方が多いためいまのような本質を広める活動に切り替えられたようです。「波長の法則(人も出来事も、自分が発している波長と同じ波長のものを引き寄せること)」・「因果の法則(善きことも悪しきことも、自分が行ったことがすべて還ってくること)」など、生きる上で重要な指針を、江原さんは御著書で何度も述べていらっしゃいます。「オーラの泉」もこれらの法則に照らし合わせて拝見するとさらにクリアになり大きな学びになりますね。***中島啓江さん、オダギリ・ジョーさんなど他のゲストの方の回を読んでいただける方は「精神美(オーラの泉など)」へ
January 20, 2006
伊東四郎さんの白塗りスタイルを拝見してから、観ようと決めていた映画。観客は意外に年配の方が多く、爆笑される方々もたくさんいらっしゃいました。観終わっての印象は、とても舞台的だということ。2時間16分の出来事がリアルタイムで描かれているとのことで、これは三谷さんの舞台の、暗転無しノンストップの手法でもあるのだそう。タイムテーブルを作り、いま何処でどのキャストが何をしているかを細かく書き入れていったそうでこれは舞台初日を迎えたあとの、舞台監督のような緻密な作業でもあります。【ラヂオの時間】さらに、ホテルそのものが決められた演出どおりに宿泊客に見せる表の顔とその演出を支えるために見えないところで幾多の人間が動く裏の顔を持っている。ホテル=劇場であるということを、よく見せてくれた作品だと思います。白塗りの伊東さんがホテルのスタッフ通路を人々を半ば恐怖に陥れながら走り回るさまなど、「ホテル・アヴァンティの怪人」といった様子でした。面白いと思ったのが、ホテル探偵と筆耕係の存在。ホテル探偵というのは、探偵もののお得意な方の創作だと思っていたのですが実際に「保安課」というセクションがあって、宿泊客の探し物などをされているのだそうです。古畑任三郎にも姿をみせている石井正則さんは「身長180センチ位あるダンディな男」という三谷さんの指示のもと演じているのだとか。【古畑任三郎 全て閣下の仕業】筆耕係は、三谷さんがホテルに取材に行ったときに間違って明けてしまったドアの向うにその仕事をしている方がいらして、集中して文字を書いていたのを非常に驚かせてしまった、その印象が強く脚本にも取り入れることになったそう。オダギリ・ジョーさんが特殊メイクで演じていらっしゃいます。アヒル歩きがとっても可愛らしかったですね。客室係りをされた野間睦子役の方は、映像ではお見かけした記憶がなかったのですが劇団四季の舞台に上がっていた方なのだそう。ミュージカルもされている川平慈英さんと雰囲気がよく合っていました。【THE 有頂天ホテル オリジナル・サウンドトラック】佐藤浩市さんはとても存在感があって、ひとり違う世界にいらっしゃいました。慎吾くんの歌に感動して抱きしめるところなど、「新撰組!」が彷彿として。そういえば、「新撰組!」で芹沢鴨をされた佐藤さんがホテルの裏口に立つラストは同番組で新見錦だった相島一之さんとのツーショットだったんですね。オダギリさんとの邂逅もあるとさらに愉しめたかなと。【新選組!スペシャル】美術は「キルビル1」のGOGO夕張のシーンを手掛けた種田陽平さんの担当。四つのスィートルームの家具や壁紙は、欧州から取り寄せたのだとか。三谷さんが伝えた最初に映画のイメージから種田さんがホテルの図面を描き、図面を見ながら脚本を書き直し、またさらにホテルのデザインが修正されてゆく、という形で、脚本と美術が決まっていったそう。【みんなのいえ】古城やお屋敷、劇場や離島などが舞台になると、その閉ざされた空間そのものが人格を持ったように蠢いているように見えて、作品がさらに生き生きしてくることがあるもの。ホテルそのものが主人公の一人というのも、納得。また、あらかじめキャストに想定した俳優さんのイメージで脚本を書き、そのすべての俳優さんに出演していただくことができたという今回の作品。これだけのスターを集めれば、あと10本ほど映画を作ることができるとのこと。興味深いのは、あれだけのキャストと舞台を使っても、小劇場的、箱庭的、TVドラマ的で映画が表現できるスケール感はあまりなかったこと。製作が進んでゆくにつれ、どんどんと作品の規模が大きくなっていったそうで本当はもっとこじんまりとした映画を作ろうとしていたと。小劇場的という印象は、大劇場で観た「オケピ!」でも思ったこと。ライブ感が命の小劇場的手法を貫いているからこそ、三谷作品と言えるのかもしれません。☆☆慎吾くんの月曜9時からの「西遊記」、明日は及川光博さんが妖泉大王でご出演です☆☆☆☆オダギリ・ジョーさんの新番組「時効警察」もぜひ。客室添乗員役で映画にも出ていた麻生久美子さんが共演です。 「時効警察HP」☆☆
January 15, 2006
オダギリさんのオーラカラーはシルバー(古風・こだわり)、ゴールド(英知)、ブルー(冷静さ)、紫(慈愛)。もっと素直に喜びを表現していいのに、クールに見せたりしてしまう。ただ、珍しいオーラの形として、頭の上に螺旋が出ているそう。心臓を大切にと言われると「たまに痛くなるんです。」と。江「エネルギーの流れが突出しているのに、アンバランス。必要以上にものごとを感じ取りすぎて、神経衰弱や不眠症になったり、寝たらずっと起きられなくなったり、心臓にくる人が多いんです。」治す方法としては、呼吸法を実践するのが一番。美「胸を張り出して鼻から頭いっぱいに吸うつもりで深呼吸して下腹部まで息を入れ、口からゆっくり息をはく。この繰り返し。食べ物も大切よ。あなたの食事はめちゃくちゃだから。」呼吸法など 実践的人生ガイド【人生ノート】食事がほとんどスタジオかロケ先のお弁当だというオダギリさんは、椅子にも真っ直ぐ座れないそう。江「エネルギーが通っていないから、おなかを立てて座れないんです。ポーズではなくて、健康体なのに疲れてしまってもたない。そうなると頭だけ冴えて、体と分断されてしまう。」美「マイナス志向になって、だから生か、死か、To be, or not to be となるの。」江「ネガティブを跳ね返せないからすべて受け取ってしまい、混乱するんです。きちんとした食事と、頭からまっすぐエネルギーを通して、下も閉じる(丹田に力をいれる)とネガティブな考えをはじき返せます。」美「ご自分の部屋で呼吸法をして、あぐらか、正座して足を広げてピラミッド型に座っているときあなたに一番いいのは、グレゴリオ聖歌、宗教音楽をかけるといいの。ものすごくパワーが出てくる。もともとやっていたことだから。」【グレコリオ聖歌 ヒーリングCD】オダギリさんに限っては、「顔の絵」を飾るのはよくないそう。江原さんが写真を透視するように、絵の人の精神構造と自分とがリンクしてしまう。玄関には映画・「デッドマン」のポスターを貼っていたり、部屋には骸骨の形のものや奇妙な人形、赤いランプといったマイナスの波動の出るものをたくさんを置いてあるようで、これらはすべて神経が安まらない上、凶運を呼ぶもの。美「本来はもっと静謐なものを求めていて、あなたの本質には合わないからイライラしてくるはずよ。音楽もインテリアも、本来の自分の好きなものをそばに置けば、マイナス思考が全部変わってくる。仕事も今まで15度位の範囲だったのが、180度、360度って広がってくるわ。」美「凶運を呼ぶものを置いているから死にたくなるの。呼ぶんですよ、こっちへおいでって。どやしつけて、ポスターなんか破いて燃やしてしまえばいい。」オ「でも、映画のポスター、欲しくて一生懸命探したんですよ。」美「悪いものには魅力があるの。正負の法則といって、美味しいものは体によくないし、体にいいものは粗食で味気ないもの。だから男でも女でも悪い人はものすごく魅力がある。本当に自分にとっていい人は味気ないもの、心の安らぎはあってもね。美味しいけれど体に良くないものを食べて破滅するか、まずくても体に良いものを食べて健康的で明るい素晴らしい人生を歩んでゆくか、どちらかなの。」【スピリチュアルワーキング・ブック】オ「質問していいですか。今、悪いと教えていただいたものをもっと集めてゆくというのはどうですか。もっともっと精神を病ませるように。」国「何でそんなことをしようと思うんですか?」オ「なんとなくこう、もっとひどい状態になってゆくのかなって、自分が。」国「それを楽しみたいとか?」オ「それもちょっと魅力的だなって。それはどうですか?ありはありとか?」美「いえ、あなたがそうしているわけじゃないから。追い出されてなるものかっていうのが後にいるんですもの。だから私や江原さんのことが憎くて憎くてしょうがないわけ。」このあたりで、はっきりとパチっというラップ音が聞こえ始めました。オダギリさんの後についているのはアメリカにいるときについてこられたらしく、11面の髑髏が頭を取り巻いている、サイケデリックな生活で滅びていった男性。しきりに美輪さんの方を向いて「怖い」と言い始めたオダギリさんに美「あなたの後についているひとが怖がっているの。私の後にはマリア観世音菩薩からマリア様からイエス様からものすごい高級霊がならんでいるから怖いんですよ。悪魔からしてみたら手も足もでないから。余計なことを言って、と思っているの。」ここで江原さんは立ち上がってオダギリさんの背中をとんとんと叩いてお祓いをされ、再び座られました。(江原さん、透明の水晶のプレスレットをしておられましたね。)【パステル水晶ブレスレット】美「あなたは本来、聖なるもの、清らかで、清浄で慈悲深い、プラスの力を持っているの。」江「子供のときひとりぼっちだったことからいまでも孤独感にさいなまれるんです。独りじゃないんですから。皆、いろいろありますよ。もっと強くなられて。」オ「はい、わかりました。」国「今はもう、出て行ったというか・・・。」美「様子をうかがっている。隙あらば戻ってこようと。こちら側が鍵をかければ戻ってこられないのよ。カンヌキがゆるくなったら、またごめんくださいってスーって入ってくる。もったいないわよ。本当に豊かな才能があるんですもの。ここから変わってゆきましょうよ。」オ「ものすごく変わると思いますよ、役者としても。」美「レパートリーが広がって、エキセントリックなものが多かったのが、ノーマルなものもできるようになるわ。」☆幼いころからずっと抱きしめていた孤独感が、本来の自分ではないものを引き寄せてしまった磁石のひとつだったのかもしれませんね。江原さんもオダギリさん以上に孤独にさいなまれ、様ざまな試練にも遭われたそうで、いつも以上に慈愛の表情でお話になっておられたように思います。孤独が教えてくれるものもたくさんありますけれど、孤独そのものを自分と同一視してしまうとネガティブなパワーを持ち、ますますガラクタを引き寄せてしまう。学び終えたものは、思いもモノも手放すこと。これまでのゲストの中で、オダギリさんは番組の最初と最後を比べてもっとも変化されたのではないかと思います。(ミニレギュラーになりたい、とさえおっしゃっていました☆)今後のますますのご活躍をお祈りしております。 【ガラクタ捨てれば自分が見える】【ガラクタ捨てれば未来が見える】「何もしない時間」「何もない空間」あなたが見える「スピリチュアルバトン」最後に、オダギリさんが修道士だったときに関わっておられ、江原さんも尊敬されているという聖フランチェスコの祈りをご紹介します。(心理学講座の先生も取り上げておられました。)☆聖フランチェスコの祈り神よ どうか私を あなたの平和の御使いになさり憎悪には 慈愛を 闘争には 赦しを 分裂には 一致を 迷妄には 信仰を 錯誤には 真理を 絶望には 希望を 悲嘆には 歓喜を 闇には 光を 運べるよう力を添え お導きくださいますように神よ どうか私が 慰撫されるよりも 慰撫することを 理解されるよりも 理解することを 愛されるよりも 愛することを 願えますように己の身を 一身に捧げた時にこそ 己の姿が見え許すからこそ 許され この世を去るからこそ 不滅の魂を得ることが智慧として この身に染入りますように【ブラザー・サン シスター・ムーン】読んでいただいてありがとうございました。***他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ上原さくらさんの回は、金曜日・土曜日にアップいたします。***オダギリ・ジョーさんの新番組もぜひ。「時効警察」
January 14, 2006
☆水曜夜11時15分から放送のオーラの泉。素晴らしい役者・オダギリ・ジョーさん。スピリチュアル・チェックから少し不思議な言葉が並びます。「正直言いますと、この番組で見えていることが本当のことなのか霊や前世が本当に見えているのかよくわかりません。それだけに今日はすごく楽しみで緊張しています。ぜひすごい体験をさせてください。」江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国オダギリ・ジョーさん・・・オ【スピリチュアル・チェック】☆自分の性格をひと言で・・・混乱☆小さい頃なりたかったもの・・・青年海外協力隊☆苦手なもの・・・人ごみ☆好きな場所・・・トンネル☆1つだけ願いが叶うなら・・・今すぐ死ぬか、ずっと死なないかヘアメイク担当の方がオーラの泉のファンで、すべて見通されるということを聞かされてやってきたオダギリさん。青年海外協力隊になりたかったのは、いろいろな所に行けて、地元の人々と生活できるという考えからだったそう。もともとは映画監督になろうと、アメリカ留学もされたとのことですが、願書を俳優コースにしてしまい、現在のオダギリさんがあるのだそうです。国「これね、願書を間違えたのも偶然ではなく必然ですから。ね?(と美輪さんと江原さんに確認。)偶然はこの世にありませんから。全て必然。」オ「そう思いますよ。出会いとかも、すべて必然だと思いますよ。」懐疑的な発言をされていたにもかかわらず、早くもスピリチュアルな言葉を発せられます。【スピリチュアルな人生に目覚めるために】人ごみが苦手というのは、母ひとり子ひとりのご家庭で、小さい頃から他者との交わりが苦手、知らない人が大勢いると怖く、さらに気持ちの浮き沈みが激しいと。江「相手のことをすごく受け止めてしまう憑依体質。だから人ごみが苦手で、具合が悪くなるんです。」美「すんなり役に入れる、だからいい役者なの。」江「自分の中の深いところに入ってしまったり、人と話せなくなったり。」お二人のお言葉に驚くオダギリさんでしたが、 「今までそれが霊的なものだという知識がなかったから、繋がらなかったのよ。」美輪さんの言葉にだんだんと神妙な顔になり、「そうそう」とうなづいてゆかれます。こうやって、すぐに人のことを受け入れるのも憑依体質の特徴なのだそう。ただ、言われたことをそのまま受け止め過ぎることにも抵抗を覚えられたようで「そんなことを言われると、そんな気がしてくるじゃないですか。」という言葉も。江「帽子を被ると落ち着くでしょう?落ち着いているときは被らないのでは?」オ「いや、被ります。」美「なんて素直じゃない子でしょう。素直にストレートに表現する勇気がないから、全部ひとひねり、ふたひねりして裏の裏、どんでん返しで身を守ろうとするところがあるのよね。」オ「僕の行動はすべて自己防衛だと思いますね。」納得できる部分は、あっさりと認めてしまわれるオダギリさん。願いがひとつ叶うならという質問には「小さなことを願ってもしょうがないから生きるか死ぬかを。」国「すぐ死んだらやりたいことができないし、ずっと死なないのも辛いのでは?」オ「だって願いですからね。中途半端、じゃあもう殺してくれってことになりますね。何百年も生きていれば、何かが見えそうで、神までゆけるんじゃないかと。」【ジョルジオアルマーニ/アクアディジオミニ香水】人は何十回、何百回も生まれ変わっているそうで、今回は二つの前世を。そのうちのひとつは、江戸期に海外に渡っている武士の家系、学問、哲学を修めつつ、とにかく日本を出たいと願っていた方で、帰国してからは政治思想家となり、危険人物と見なされ隠れながら生きていたそう。もうひとつはイタリアの修道士として旅をしながら布教していた方。トンネルが好きだというのは、当時の、小屋に近いような古くて暗い教会がねぐらだったからで、青年海外協力隊になりたかったのも、人を助けたりなど、その活動が似ているため。江「人生哲学を追い求める人なんです。常に哲学、哲学。」オ「そうですね。哲学好きです。特に宗教哲学が好きです。」美「人間好きの人間嫌いなの。貧しい子供たちに、何かしてあげたくなる暖かい、人間が好きな人。でもそんな人は周りにほどんといない。今のエゴイスティックなものは、見たくもない、中に入りたくもない。だから人間好きの人間嫌いなの。」江「魂の歴史が常に弱いものを助けてきた、差別、偏見を受けている人に寄り添う人。私も尊敬している聖フランチェスコに関わっていた人で、当時は異端、キリスト教の中でも変わっていて、違うグループとされていた分派の人じゃないかと。本当にボロボロの格好をしていて、ほとんど素足に近い感じ。そしてやはり、政治思想家で、だから弱き者を助け、多数派になるのを望まない、今でも多数決が正しいとは思っていないタイプ。」美「精神的なものを信じていないのも悪ぶって言っているだけの話。本当は神秘的なものの話ができる人を周りにおきたい、それならいくらでも何時間でも話ができる、そういう人を昔から常に追い求めて欲しがってきたのに見つからないの。めったにいませんからね。」【メゾン・ド・ヒミコ 特別版 初回限定生産2枚組】守護霊はさきほどの侍で思想家になった人。江「俳優の肩書きで呼ばれるのは、本当は好きではなく、マルチになりたい人。」オ「僕は侍になりたいんです。それも関係ありますか?彼と。」江「あります。だけど普通のお侍ではなく型にはまらないお侍ですよ。」国「お侍になりたいというのは、TVで見るような、ああいうお侍になりたいってことですか?」オ「いや、精神的に。武士道。」非常に精神的なことに対する素養があることが、早くも判明したオダギリさん。彼がなぜすぐ生か死か、という発言をする理由も明らかになってゆきます。☆聖フランチェスコ(1182-1226)愛と清貧の生き方を徹底し、貧者・病人に奉仕する托鉢修道会を設立。☆「メゾン・ド・ヒミコ」は非常にキリスト教的な雰囲気がありました。また先日拝見した「新撰組!総集編」でのキャラクターなど、そのまま、サムライ的政治思想家ですね。【新選組!完全版 第壱集 DVD-BOX】明日に続きます。***他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ************************************************1月14日、18:48より満月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
January 13, 2006
出会い、恋愛、心身、お金、仕事、夢、幸せな人生、幸運についての8つのステップ。魂を磨く智慧が満載の江原啓之さんの本。五十万部売れて、水晶つきの愛憎版が出たというのもわかります。心身を蘇えらせる呼吸法、入浴法、水晶法は簡単にできますので、ぜひお試しを。☆呼吸法・丹田を中心にしてゆっくり深呼吸。 一呼吸ごとにリラックスタイムをとり、3回を十分間かけて。 朝がベストで、外やベランダ、窓を開けるなど外気に触れる場所で。☆入浴法・一度湯船につかって暖まり、体を洗ってからもう一度湯船につかる。 シャワーでは心身を浄化するには不十分だそうです。☆水晶法・水晶を枕の下に入れたり、痛みのある部分をさすったり、 ペンダント、ブレスレットなどで身につける。 周囲の影響を受けやすい人に効果があるそうです。☆すべてのことがうまくいく言葉四つ。「ありがとう」という感謝の言葉「うれしい」という喜びの言葉「大好き」という愛の言葉「素敵ね」という褒め言葉 そしていつでも笑みを。 言霊を大切にし、微笑めば、高く美しき波動を身につけられるのですね。これほど安価に、心身・魂について学べる実践書はなかなかないと思いますので書店でお見かけになったら、ぜひお手に取ってみてくださいね。☆楽天ブックス完全送料無料キャンペーン中【幸運を引きよせるスピリチュアル・ブック】************************************************1月14日、18:48より満月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
January 12, 2006
☆嶽本野ばら 「エミリー・コルセット・レディメイド」リンクさまにご紹介いただきました。美に対して、己の欲するところに対して、一身を賭けるということ。その先に何があるかはわからなくとも、たとえ待っているものが空虚に見えるものだとしても、捧げ尽くすことそのものが目的であり崇高。ブランドや美術品や肉体をこれでもかと並べ立ててあってもその内包する精神性が浮かび上がる、そんな短編集です。【エミリー】☆三島由紀夫 「音楽」豊穣の海・四部作を読み終わったあと、映画・「春の雪」の主題歌を作った宇多田ヒカルさんが読んでいらっしゃるとのことで、手にとりました。日常の音は聴こえても、音楽だけが聴こえなくなるという女性と彼女をカウンセリングする精神分析医との物語。フロイト、ロジャース、エーリッヒ・フロムなどの本を下敷きに音楽を入口として、女性の内面にどんどんと入り込んでゆく迷宮はどこか探偵小説のようでもあり、精神分析のガイドブックのようでもあり。そういえば、豊穣の海もサンスクリット哲学にこだわる本多というキャラクターが出てきます。「新聞の三面記事の中からでも自由に素材を拾い出してきて、これを一篇の巧緻なロマネスクに仕立て上げる達者な三島氏。」などと澁澤龍彦氏の解説があるのも一興。【音楽改版】☆平野啓一郎 「日蝕」映画・「みやび」を拝見してから読了。錬金術師や魔女裁判の暗黒の中世を舞台にした物語。二十歳にしてこれだけの語彙を自在に操ったこの作品が、三島由紀夫氏の再来と言われるのも道理なのでしょうし、火刑さえも淡々と描写するさまは、澁澤龍彦氏も彷彿とさせるものがあります。平野さんとの対談で美輪明宏さんが澁澤氏・三島氏について言及されていたことがさらに興味深く蘇えりました。「澁澤さんの面白いところはね。世の中のあらゆるものが全部同じ線にならんでいるのよ。『それを説明したら』と言ったら『そういう説明はするものじゃありませんよ。理屈や注釈や弁解が要るようなものは本物の芸術じゃない。』『三島さんと同じね』って申し上げたんですけれども。あの人も耽美派でしょう。男も女も古代も現代も中世期も全部同じところにある。同じ空間で同じ次元で同じ価値で。」(「黒蜥蜴(2003年版)」パンフレットより)【日蝕】「三島由紀夫・みやび 鑑賞」☆「川端康成 三島由紀夫 往復書簡集」デビュー前からの師弟の様子が明らかに。☆藤原正彦「国家の品格」国の言葉を大切に ☆オスカー・ワイルド 「サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇・まじめが肝心」(新潮文庫)幸福の王子の作者の、もっとも輝いていた時代の戯曲三篇サロメ改版(岩波文庫)************************************************1月14日、18:48より満月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
January 11, 2006
THE 有頂天ホテルの特番を観てから、明け方寝入った後に見た、カラーの夢。いつもはモノクロでめったにカラーは見ないと書いたためでしょうか。夢も、暗示を受けやすいのがよくわかる内容です。「 緑の大きな三人がけのソファー が置かれた部屋。右手には三谷幸喜さん、正面の緑のソファーには八嶋智人さんがいてしきりに電話で話しています。私は花のカタログに載った黄色いパンジーを見ていますが、ふと気づくと、三谷さんの鋭い視線。『あなたの番を待っているのに。』どうやらこの場はオーディションのよう。あわてて八嶋さんが移動したあとの緑のソファーに座り、セリフ開始。八嶋さんの会話のあとに続けて、ストーリーを作ってゆくものらしいと電話を取り、話し出します。『待ち合わせ、九時半だったわよね。今11時、ごめんなさい。私、仕事場を異動することになっちゃって、その打合せ。ええ、上司の方と一緒。』がっくりするリアクションの八嶋さんを嬉しそうに見て笑う三谷さん・・・。」などという取りとめのないものでしたが、興味深く思い、夢日記に書きとめてから、録画しておいた「女王蜂」を鑑賞。元宮様のご別邸を改装したというホテルや歌舞伎座のたたずまいは、横溝作品に合っていて、とても愉しめました。「そうなのではありますまいか。」「そうです、そうです。」など稲垣吾郎さんが舌を噛みそうになりながら話していたセリフも小説そのままで、とても懐かしく。女王蜂たる智子は、小説では息をのむほどの佳人と描写されています。大好きなこの作品を、本当に美しい方で拝見したかったので、栗山千晶さんに演じていただいて大正解。また及川光博さんが「春の雪」の試写会で「これから宮さまをもっとやります。」といったことをおっしゃっていたのですが、この作品のことをさしていらしたのかもしれませんね。とにかく、お二人が並んでいる様子は麗しゅうございました。 【姫、踊っていただけますか?】さて、「女王蜂」における最初の事件のキーポイントになるのが、ウェストミンスター寺院を模した時計台での待ち合わせ時間が9時半だということ。明け方のカラーの夢知らせ、小さなものではございますが面白く思いました。「夢のメッセージ」☆THE 有頂天ホテルのセットも、4つのスィートルームや大階段などとても素敵です。作ったのは「キル・ビル」のGOGO夕張のシーンのセットを担当された方だとか。
January 10, 2006
昨年2月12日にスペシャル番組として始まったオーラの泉。国分太一君は、スピリチュアルなことをあまり信じていないままに司会を始められたそうですが、一年近くたち、徐々に変わってこられたよう。一年前に見ていただいたときの国分さんの精神のオーラは、はっきりとした赤。頑固で理想が高い熱血漢。守護をしておられる方はお侍さんと陶芸家。(今TVをつけましたら、ちょうど国分さんが焼物にトライし窯を開けているところでした。)【スピリチュアルな人生に目覚めるために】また幽体のオーラ(健康状態をあらわす)では腸に赤いくすみが見え、辛いものを食べたり、精神状態の不安定さからおなかをこわしてしまうことがよくあるというご指摘を受けておられました。一年たってみて、国分さんの精神のオーラには赤の周りに紫の色が出てきたそうです。紫は慈悲をあらわし、優しく穏やかな気持ちで人と接するようになると出てくる色。以前は人の話を聞いても「自分が悪いんだ。」と切り捨てていたという国分さんはオーラの泉で様ざまな方のお話を聞くようになって、他の方のことを我が身のことのように考えられるようになったそう。「夕方のニュースを聞いても、涙ぐんでしまうんです。」【スピリチュアルワーキング・ブック】「自己否定で自己懐疑で暗中模索、ふてくさって開き直っていたのが、自分は自分の道を行く、という風になってきたのね。」と美輪さん。「周りの人が、一番気づいているはずですよ。そうなると人との出会いも変わってゆくんです。」と江原さん。「ご一緒させていただいて、私は国分さんのファンになりました。なんて清らかな魂を持った人だろうって。」哲学的にものごとを深く考えるようになり、音楽への意欲が増えてきたという国分さんを指導してくださるスピリットに、新たにお坊さんとヴァイオリニストの方が加わったそう。魂が成長してゆくと、指導してくれる方々も変わってゆく。この世での出会いも、まったく同じですね。「自信がある人間は、人に優しくできるの。自分の存在はこうだと思うことで、ゆとりができている人は、人に優しくする余裕があるの。自信を持った強い人こそ、人に優しくできるのよ。」【愛の話幸福の話】いつも視聴者の視点に立って番組を進めてくださる国分さん。ご覧になる皆さまが素直でやさしい心を育て、本当の強さと美しさを持てるようともに成長してゆけるといいですね。「モテる人の条件 強く優しく美しく1」☆次回は美輪さんもお奨めの役者・オダギリ・ジョーさん。予告編では、お部屋に骸骨に関するのものをそばにおいておられるようで、お二人からおやめなさいとご指摘を受けておられました。どうやらついているスピリットに関係がありそうで、江原さんがオダギリさんの背中をはらっていらっしゃった様子。「メゾン・ド・ヒミコ」を拝見してから注目している方の回、どうなりますやら。「2005年に出遭った映画1」 ***他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
January 9, 2006
☆追記・11日はオダギリ・ジョーさんがご出演。ぜひご覧下さいね。上戸彩さんは、とにかく感謝の方。番組に呼ばれたことそのものがありがたいとのことで、すべてに感謝されている様子は光り輝いてみえました。これはお母さまが厳しくしつけられたそうで、お食事のときに「いただきます」「ごちそうさま」をいうことや片付けなどを忘れるといまでもきちんとお叱りになるそう。お仕事以外のときは、バスや電車、新幹線でも自由席に乗るようにしていて、混んでいてどうしてもグリーン車にお母さまと乗らなくてはいけなくなった時はお二人して落ち込んでしまったと話されると、美輪さんは何度も拍手され「はき違えをなさらない、素晴らしい方。」と。感謝の心を忘れない上戸さんをとても応援したくなりました。【お金と仕事の宇宙構造 長者さま養成講座 小林正観】ピンクレディで活躍し、ご結婚をされた増田恵子さんは、欲しいものを手にいれる力が非常に強いそう。長年住んでいらしたマンションの最上階の広い部屋をご覧になる機会があり、ご結婚されてからそこに移りたいとずっと願い、ポストの表札にも「お前は絶対私のものになる。」と念じていたところ、一年ほどで持ち主が手放すことになり、移ることができたのだとか。「念力の強い人は言葉にするだけでなく、ビジュアル化するのが得意なんです。」と言われる江原さんに「こうしたいと思ったことが絵になる。」と増田さん。これはイメージトレーニングともいい、願望を絵としてとらえて実現を目指すもので、最近では運動選手なども積極的に取り入れています。宝地図やヨガの瞑想が、まさにこれですね。番組を観ていたクリスチャンの友人は、「教会での祈りと同じ」と教えてくれました。【幸せな宝地図であなたの夢がかなう】小さいころから家の絵を描いたり、写真でイメージを膨らませ、間取りを描いたり、具体的に資金計画を立てたりするのが好きなためか、何度か住宅収得の機会を得ています。様ざまな出会いも、手帳などで言葉にしたりビジュアル化したものが引き寄せてくれることが多いですね。いつのまにかやってしまう、好きなこと、また言葉と数字と絵で左脳・右脳どちらにもうったえることもポイントのようです。好きなもののイメージを美しいお城として中心にすえ、言葉や数字や絵のパズルピースを自分の経験や新しい情報などから少しずつ集めて地図にきちんとはめ込みながら、だんだんと外堀から埋めて近づいてゆくといった感じでしょうか。ゆっくり辿りつくもよし、機会をとらえて鵯越もよし。愉しい遊びですね。ただし、得たものに対する感謝の心を忘れたり、自分だけのものにとどめ、他の方へシェアしないものは、充分に味あわないうちから失ってしまうようです。活かされる場所にこそ、智慧も物質も美しさも留まるのでしょう。楽天さんに日記をアップすることは、具体化したイメージをシェアできる重要な要素。この場で様ざまなことを分かち合っていただける皆さまとの出会いに、本当に感謝しております。明日に続きます。***他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
January 8, 2006
夢や体へのスピリチュアルな影響について、興味深いお話がきけました。【スピリチュアルチェック】最近気になること・・・将来のこと怯えているとしたらその場所は・・・地方のホテル恋人に求める条件・・・やすらぎ落ち着く場所・・・教会よく見る夢・・・おばあちゃんに追いかけられる幸せを感じるとき・・・子供と遊んでいるときおばあちゃんとは、可愛がってくれた母方の祖母に当たる方だそう。追いかけるという怖い形で出てくる夢は、思いぐせの夢。家の中でいい子でいようとすること、また親族内で中心人物だったお祖母さまとの関係をあらわしているのだそう。また、加藤さんは嫌な夢を、長い時でひと月以上、見続けることもあるとか。【幸運を引きよせるスピリチュアル・ブック】夢にはいくつか種類があり、肉の夢は、立てていた膝が傾いたときに谷底に落ちる夢を見るといった、体の状況が反映するもの。思いぐせの夢は、願望やいい子でいようとするなど、深層心理が表れるもの。スピリチュアルな夢は、1予知夢と言われる、起きた結果でわかるもの、2メッセージの夢・亡くなった方や神々しい見たこともない方からメッセージをもらうもの、3知っている者同士が会う夢 (そのあと電話がかかってきたり実際に会ったりすることも)スピリチュアルな夢は夢知らせともいい、眠りの浅い明け方に見るオールカラーの夢だそう。視聴者の方からの質問で、よく見る夢のメッセージのご紹介も。追いかけられる夢・・・思いぐせの夢で精神的に追いつめられている場合と、ネガティブになり、眠っているうちに幽界の下層部分に入り込んでいる場合で、魔界レベルになって人格的に低くなっているのを正しなさいというメッセージ。ヘビの夢・・・思いぐせの夢。色情が強くなったり、棚ボタ的幸運を求める思考になっているとき。ヘビは色が肝心で、普通の色の時は金運が良くなったりする一方、黒い場合は注意が必要なのだとか。美輪さんは緑色の竜の夢をご覧になり、そのあととてもいいことがあったそうです。水の夢・・・心にうるおいを求めているとき。心が尖っているため、柔軟な心を持ちなさいというメッセージ森の夢・・・やすらぎの気持ちや時間を持ちなさいというメッセージ。【スピリチュアル幸運百科】地方のホテルが苦手という加藤さんは完全な憑依体質だそうで、その特徴としては・感情の起伏が激しく、その感情に振り回される・人ごみが苦手・肩こり、咳など呼吸器が弱い など。この特徴は、様ざまな人格に変貌できるということでもあり、役者としては必要なもののようです。(「聖なる怪物」がこれですね☆)美輪さんはその最たる方で、ゲストの方といらしてもよく咳き込んでいらっしゃいますし、ホテルの部屋で何時間も読経してあげることもあるそう。「この世で頑固で聞き分けのない人は、あの世に行ってもなおらない。生きているときに、いかに素直でやさしい心を持っているかが肝心なの。亡くなったときには、想念も止まる。そのとき悔しい、悲しいという気持ちを持っているとその想念が何百年も続く。それが地獄なの。」加藤さんのオーラカラーは赤と青のとても強いコントラストで、負けず嫌いで頑固で情にもろい親分肌。前世では修道女で、教会内での争いごとに巻き込まれていたということ。教会では安らぐと同時に、泣きなくなったり反省したりしたくなるのは、苦しみの原点が修道院にあり、そのほかの人生でも何度でも、心の安らぐ暇のない過程をくり返していたということだそう。それゆえに、今生ではとても穏やかな家庭に生まれてくるよう、プログラミングされてきたという加藤さん。あまりにも居心地がよいため、お家にいることが大好きだという言葉に、美輪さんは「外にもでていくこと。そうでなければ社会人になれないの。」また、友人に子供ができたときに、どんどんと考え方が変わってゆく様子を見て自分の考え方も変わり、子供がかわいいと思うようになったとのこと。「魂の経験によって、出会うもの、寄ってくるものが違ってくるの。」と美輪さん。【人生ノート】江原さんからのメッセージは「どんな仕事にも束縛がある、それに屈することなく自分の人生を作ること。誰とも比べてはいけない、うらんではいけない。そういった気持ちに振り回されて同じ土俵の上にのらないこと。自分の自由と幸せを愉しむこと。」そうなれば、嫌な夢を見ることもなくなり、無駄な繰り返しをしなくてもすむと。魂がよりよく成長してゆくためのヒントを、今回もたくさんいただきました。明日に続きます。***他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
January 7, 2006
ジェイムズの持ってきたデッサンはなかなかよくできていた。顔全てを覆うものと、上半面を隠すだけのもの。額に浮かぶように走らせたケルト文字も気が利いている。私は二、三のデッサンの狂いを直して紙片を返し、自分の持っている仮面のひとつを渡し型を取るように指示した。グスタフの分は昨夜取っておいたものを取り出して確認する。デスマスクには気が早いが、これがかわりになるだろう。素材をいくつか指定して、謝肉祭に間に合うように注文を出す。「あの、ひとつ質問があるんですが。」ジェイムズがおずおずと言った。「だんなさまは、いつもその仮面をつけているんですか?」「そうだ。」声音がやや無愛想になる。仮面のことを指摘されると、やはり心が波立つのを抑えられないが、少年はかまわず嬉しげな応えを返してきた。「よかった。僕もそうなんです。いえ、いつも身につけていたいんですけど母に取り上げられることもあって。今日は大事なお客さまの家をお訪ねするからって。」「それで?」「僕が住みたいのは、誰もがいつも仮面をつけている場所なんです。いいえ、僕には、いまでも誰もが仮面をつけているように見える。人によっては、その姿が骸骨にもみえるんです。この小さな町で、僕は周りにいる人も、周りにいるものも、全部そんな風に見えて。絵にも描いてきました。鏡を見るとき、仮面をつけていないと自分と気づかないくらいです。」「君には、立派な顔があるだろう?」「この顔なんか、なんの役にも立ちはしません。いいえ、そりゃいまはここにありますよ。僕の骨に張りついてくれています。でも・・・。」「いつも骸骨で遊んでいる君には、肉より骨の方が親しいというわけか。」「この小さな町にいるからこそ、そんな風に思うのかと。でも、あなたに海辺で出会った時、この世界全てが、そうなんじゃないかって。」「・・・。」「あなたはパリからやってきたそうですね。都会にゆけば、あなたのような方がたくさんいらっしゃるんでしょうか?その、単に仮面をつけているというだけでなく・・・。」「嘘が本当になり、本当がもっと真実になる。悪しきものも善人になり、善人はその偽りの皮を脱いで本当の姿に戻る世界。」「ああ、そうなんです!」「それは、君が実際にみて確かめるべきことだな。私は人付き合いはあまりしていないのでね。これからはもっと・・・。」「あなたに会うには、どうしたらいいんですか?その、パリにお戻りになってからは?」「そんなことより、早く帰って仮面を仕上げてきたまえ。出来映えによっては、パリに帰ってからも君に仕事を依頼するから。」「わかりました。ええ、びっくりするほど素晴らしいものをお目にかけますよ。」少年は意気揚揚と帰ってゆく。まったくこの町は、寡黙なグスタフに雄弁さを与え、年端もゆかぬ少年にまだ見なくてよいものまで見せてしまうものらしい。なぜか、笑いがこみ上げてきた。私は上機嫌になり、謝肉祭で使う音楽を五線譜に落し始める。緋色と純白のローブを纏った二対の骸骨が、運命の輪の上で踊り始めた。「ふたりのマダム・ジリー 29章 エリック1874年 『真実』」***追記・ ムービースター誌&Hello Magazine☆.毎月三冊入荷の書店で、すでに最後の一冊になっていたムービースター誌。ファンの方が増えているのねと嬉しく思いつつ、遅ればせながら購入しました。「スター・ウォーズ」、「チョコレート工場」と共に「オペラ座の怪人」が並んでいるのも、05年を通してこの作品とジェラルド・バトラー氏を載せ続けてくれたムービースター誌さんならでは。「○○年、読者が選らぶ人気ベスト15」は毎年恒例の企画ということですが、まさか彼が、それもジョニー・デップとトップを争うなど、去年の今頃誰が予想したことでしょう。圏外からの7位ランクインは、5月。6月に3位、7月に1位となってからは4ヶ月キープ。ジョニー10年ぶりの来日&映画公開の影響で、1度首位を明け渡したものの、次号ではすぐに返り咲き。去年の6月以降、トップ3から1度も出ていないのも、皆さまの熱い支持のおかげですね☆ジェリーの記事がよく載るようになってから、何故か裏面にジョニーの記事がくることがよくあるように思え、二人の共通項にも気づくようになりました。バーンズのオファーが、はじめジョニーの方に行っていたのを「ラッキーだよ。僕が彼に勝てる点なんてひとつもないんだからね。」と語っていたジェリー。来るべき人のところに、お役目はやってくるのだということを、今は本人も周りも認めているのではないかと思います。06年度はぜひ、ずっと首位キープで、来年の2月号には中央に載せていただけるよう、これからも応援よろしくお願いいたします☆☆最新号のお知らせボタンから、アンケート・フォームに進むとインロック社さん「Moviestar」誌に投票&希望をお伝えできます☆☆同じページの左上「読者アンケート」では・05年 一番活躍した俳優 ・05年 一番面白かった映画 ・今一番注目してる新人俳優 ・私なら、この人の演技にアカデミー賞をあげたい!(映画タイトルと俳優名) ・05年 一番ビックリしたニュース などをお答えになれますよ。プレゼント付きだそうです。☆前回送ったムービースター誌さんへのファンメール今回もジェラルド・バトラー氏の記事に多くのページを割いてくださってありがとうございます。おかげさまで、全国に「オペラ座の怪人」の再上映の動きが広まり、ついにこちらでも半年ぶりに、伏見ミリオン座さんで大晦日オールナイトが挙行されることになりました。これもこれまで熱くバトラー氏に関する記事を掲載してくださった、地元紙ムービースターさんのお力が非常に大きく、バトラー氏にお目にかかれない間、貴誌がどれほど心の支えになっていたか、計り知れません。本当にありがとうございます。2005年にブレイクし、もっとも安定した人気を保っているバトラー氏。彼を招いた作品公開一周年イベントなど主催してくださったらとてもうれしいのですが。今後もどうぞよろしくお願いいたします。***【ジェラルド・バトラー氏】***映画・「オペラ座の怪人」・ファントム役で日本でもブレイク。タイトルロールを難なくこなす才能と、先回の来日時には500人ものファンと握手をしたという気さくさ、というギャップに魅せられている方々は数知れず。共演者やスタッフと同じくらい、ファンを大切にしてくれる得がたき役者さん。出演ごとにまったく違った顔を見せてくれるため、いまだに普通に町を歩けるのだそう。「ジェラルドの発音は難しいので、ジェリーと呼んでね。」とのこと。現在は、カナダ・モントリオールにてフランク・ミラーのアメリカン・コミック「300」原作による映画撮影中。役どころは「テルモピュライの戦い」で壮絶に散ったスパルタ王・レオニダス。主な役柄フランス料理店長(ワンモアキス)→吸血鬼(ドラキュリア)→東からの征服者(アッティラ)→殺し屋(トゥームレイダー2)→考古学者(タイムライン)→雇われお父さん(Dearフランキー)→ゴールキーパー(The game of their lives)→怪人(オペラ座の怪人)→勇者(ベーオウルフ)→スパルタ王レオニダス(300)など。☆11月13日生まれ・・・蠍座・水のグループ 情愛のある人と人との関係を大切にする星座群。今年は新しいことをどんどん見つけて愉しむ年。 【聖なる怪物 ジェラルド・バトラー氏をご堪能あれ】 【世界独占!2006年カレンダー】追記GB.netさまよりメールでも「昨年最も魅力的だった男性は?」投票(「Hello Magazine」主催)のご案内が来ました。直にご連絡ということは、相当、力を入れていらっしゃるのでしょう。現在、オーランド・ブルームが5万票台で1位、ジェリーは2万票台で3位の模様。昨年は3位でしたので、今年もどうぞよろしくとのこと。1月13日まで、15分おきに投票できますよ☆「Hello Magazine Who was the most attractive man on our site last year? 」
January 5, 2006
「オペラ座の怪人」以来、映画DVD購入回数が飛躍的に増えていましたが我が家のハードはあいも変わらずVHSとパソコン。17インチの小さい画面に向うのもそろそろ限界かしらと思い、楽天さんでも買える安価なプレイヤーを見て、夫にも交渉し続けておりました。「買うなら、プレイヤーではなくレコーダーを。」五年後にはデジタル放送が始まるのでそのときに一気に買い替えようと申します。ところがVHSさんの調子もどうやら危うくなってきましたので、年末から徐々に篭絡にかかり、めでたく購入の運びとなりました。☆番組表で簡単予約・CMカット・2番組同時録画・録画中番組視聴など機能充実【◆送料・振込手数料無料◆MITSUBISHI HDD内蔵DVDレコーダー楽レコ DVR-HE10W】二番組同時録画ができるのは、この時期とても嬉しいこと。「新撰組!総集編」と「古畑任三郎」の三谷幸喜作品同時放送でお試し。使いこなせるかというハードルは、ファントム見たさに説明書を読み、検索画面にも「オペラ」「美輪明宏」さまなどのキーワードを新たに追加。もちろん映画DVD観初めは「オペラ座の怪人」、メイキングを。パソコンで観ていたときより数倍美しい画面と、あれほど観ようとしなかった夫と共にファントムについて語っているという状況の変化に、歓びを新たにしたのでした☆☆それにしてもいったいどのくらい資金投入させるおつもりなのでしょうか☆
January 4, 2006
「鴨のお雑煮」について書かれた文章を幸田文さんの本に見つけたことがあります。文さんがお父さまである幸田露伴さんのために毎年作っていたそうですが、最期の年に届けられたのは何故か普通の鶏肉で、そのままお雑煮を作ってしまい鴨雑煮を食べさせてあげられなかったことが心残り、確かこんな内容でした。【幸田文 ちぎれ雲】それほど美味しいものなのかしらと一度試してみて以来、我が家のお雑煮には合鴨が入るようになりました。ほんの少しで、とてもよいおだしが出るのですね。「合鴨を何処で手に入れるか。」がおせちとともに、年末になると浮かぶ項目。運良く鴨鍋のセットが売られているときもあり、どこを回っても売り切れていたり、扱いがなくて、業務用の問屋さんで見つけたり。今年は首尾よく、近くのショッピングモールでとり置いていただけたのでラッキーでした。【おいしい鴨なべセット】元旦、「オペラ座の怪人」を観て、明け方寝入り、起きてみると台所でお雑煮の準備を始めていてくれた夫。(あれから音楽の力に捕まってしまったのか、眠れなかったそうです。)いつもはフライパンで焼いた御餅に餅菜と合鴨をいれるのですが、今年は彼のアイディアで鴨を炒め、長葱とお餅をガスレンジのグリルで焼き、白だしのお汁に菜花を添えてお雑煮にしてみると、とてもいいお味に。善きお正月を迎えることができました。皆さまのご家庭では、どのようにお雑煮を作っていらっしゃるでしょうか。よろしかったらお教えくださいね。
January 3, 2006
奥田瑛ニさん、三谷幸喜さんもご出演予定。☆1月4日 初夢スペシャル(拡大85分) ゲスト:加藤あいさん ☆1月11日 ゲスト:オダギリ ジョーさん ☆1月18日 ゲスト:上原さくらさん ☆1月25日 ゲスト:濱口優さん(よゐこ) ☆2月1日 ゲスト:奥田瑛ニさん ☆2月8日 ゲスト:三谷幸喜さん オダギリ・ジョーさんは「美輪明宏のおしゃれ大図鑑」でも紹介されている有望な役者さん。映画・「メゾン・ド・ヒミコ」以来、注目していましたので、ご著書に載っているのをみていつかは、と思っておりました。早々とご出演いただき、うれしいです。【メゾン・ド・ヒミコ】を鑑賞夫もお気に入りのCM、WEB上での続きも、なかなか面白いのです。「a Xmas night 探す編」がお奨め☆ 【美輪明宏のおしゃれ大図鑑】奥田瑛ニさんは、小学生のときからのファンで、きっとほとんどの方のご記憶にないと思われる、NHK・銀河テレビ小説「憤激の恋」で拝見して以来。その後、なつかし「男女七人夏物語」などでブレイク、近年は映画監督、画家としてもご活躍。【さくらうさぎ(文:安藤和津、絵:奥田瑛ニ)】以前、「スジナシ」という鶴瓶さんの番組観覧に当選、ゲストが誰かを知らずに行きましたら奥田さんで、それはそれは嬉しく驚きました。この番組、一部地域しか放送されていないのですが台本なしで、収録当日に鶴瓶さんとお顔をあわせたゲストの方と毎回変わるセットの中で、即興ドラマを展開してゆくというもの。役者度が露わになってしまう、恐ろしくも面白いプログラムで、俳優・タレントさんたちの間でも密かにファンの方が多い模様。ご存知の方、いらっしゃいますか?3月には東京で、「劇場スジナシ」が三日間、行われるそうです。 「スジナシHP」三谷幸喜さんも面白そう。次々に繰り出される作品の数々の源泉がわかるかも。近松門左衛門さまなど、おそばにいらっしゃいそうではありませんか? 魂のスパークする出逢いを、どうぞご覧くださいね。「オーラの泉HP」「オーラの泉・詳細・感想など」
January 2, 2006
皆さま、明けましておめでとうございます。たおやめの袖にまがへる春の花 見る人からや幸もまさらむ (本歌 「源氏物語・藤裏葉」・柏木の頭の中将)今年も皆さまに、ご多幸あらんことを!***ミュージカル食わず嫌いの夫に連れて行ってもらい、伏見ミリオン座にて初春から映画を鑑賞いたしました。「初めての『オペラ座の怪人』はどうだったかしら?」「面白かったよ。ちゃんと最後まで観ていただけでもわかるよね。つまらない映画だったら、特にオールナイトで観る場合は即、眠ってしまうことにしているんだから。」「誰が一番気に入った?」「クリスティーヌ。歌が上手いね。」「演じたエミィ・ロッサムは絶対音感があるということで、幼いときからオペラの舞台にも出演していたみたいよ。」「他の映画には出ていないの?」「彼女は映画に出演したとき、まだ16歳だったから、これからというところね。ファントムの人はアンジェリーナ・ジョリーの相手役をしているわよ。ラウルはどうだった?」「彼は、いい奴だよ。」「ファントムは?」「うーん、悪い奴。クリスティーヌを脅して脅して無理やり連れ去って。」「ファントムはああいう愛の表現しかできない人なんだもの。見世物にされていたことでもわかるでしょう?」「ところで、あの最初と最後にでてきた老人ってラウルなんだよね?」「そうよ。そして向かいにいたのがマダム・ジリー。彼女、ラウルより20歳位上だけれど、最後のシーンでは若く見えるでしょう?」「ラウルの方は車椅子にのっていたしね。」「バレエを続けている人は綺麗だし、たぶん見世物小屋からファントムを助けて以来、長い間一緒にいたからだと思うの。今夜観て思ったのだけど、鏡を壊した向こう側にある通路って、ダーエ家のお墓に通じていて、そこでファントムを待っていたのじゃないかしら?」「そうそう、彼女は最後の地下のシーンに出てこないよね。お墓といえば、クリスティーヌはいくつまで生きたの?墓石に書いてあったみたいだけど。」「1854年から1917年となっているから、63歳くらいかな。映画は1919年のラウルの追想という形でもあるの。クリスティーヌがいなくなって、多分第一次世界大戦で子供をなくしたのではないかとも思うんだけれど、ラウルは生きる気力を失ったのね。」「クリスティーヌはどうして、仮面を剥ぎ取ったのかな?」「たくさんの方がそのことに疑問を持つみたい。特に原作やこれまで作られたどの映画よりも、今回のファントムは美しいから、どうしてクリスティーヌがラウルを選んだのかしらとか。」「それはその方がいいよ、幸せになれるから。」「愛と恋の違いかしら。橋の上でクリスティーヌがハッと気づくシーンがあるでしょう。」「ラウルと同じ歌を歌うところだね。」「そうそう。同じ歌だけれど、ラウルはneed me,ファントムはwant me,と歌っているの。愛し守る存在になろうとするラウルと、欲望の対象としての表現しかできないファントム。クリスティーヌは、ファントムが歌っているときはいつも魔法にかけられたようになっていたでしょう?」「ぼうっとしてふらふらと着いて行くよね。」「それが、want me,と耳に入ったことで、初めて歌の魔法が解けてしまったのじゃないかしら。同時に仮面という美醜を覆い隠す魔法のアイテムを剥し取ることを思い出した、きっとこれは事前にラウルと打ち合わせていたのだと思うの。橋の近くまで警官が銃を持って迫っていたから、それを合図にクリスティーヌがファントムから離れたのを見計らって撃つ予定になっていたのかなって。」「シャンデリアが落ちるところも凄かったね。」「仮面を剥されようと剥されまいと、ファントムはああしてクリスティーヌを連れ去る計画をしていたと思うの。ただ、最初に地下に連れて行ったときも、墓地でも、ファントムは誘うだけで、クリスティーヌは自ら近づいていっているのに、素顔を皆に曝してしまったあとは魔法が解けて、あなたが言ったように脅して脅して無理やり連れ去る形になり、どんどん嫌われるようなことになってしまう。」「あそこまで、醜く素顔を見せなくてもいいと思ったよ。」「それが映画の醍醐味ね。」「ところで、映画の途中で、一緒に歌っていなかった?」「声は出していないけれど、つい合わせてしまうの。客席にいらした他の方々も、心の中で歌っていらしたのではないかしら?」「どうしてわかるの?」「最後の音楽が終わるまで席を立つ人がほとんどいなかったでしょう?」「たしかにそうだったね。」「何度も何度も観ている方が多かったと思うの。パンフレットも皆さん持っていらっしゃるから買っている人はいなかったわ。半年間、再上映を待ち望んでいらしたのよ。」「まあとにかく観てよかったよ。」「ありがとう。」「♪~」「Think of me~♪」「~~*○▽%♪」「? ! ・・・ざわわ、ざわわ♪、素敵な歌だけれど、それは『さとうきび畑(森山良子さん)』☆」春から拙き戯れ事を読んでいただき、ありがとうございました☆共に鑑賞してくれた夫と、愉しき時を与えてくれたファントムと皆さまに感謝いたします。 ☆☆☆1日「たけしのエジプトミステリー4」に栗山千明さんがご出演になります。クレオパトラと見紛う美しさと瞳の光の強さを持つ栗山さんは6日の「金田一耕助シリーズ・女王蜂」にも及川光博さんとご登場。ぜひご覧くださいね。女王蜂HP
January 1, 2006
全23件 (23件中 1-23件目)
1