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観せる芸術・格闘家の須藤元気さんの回は、スピリチュアル用語満載の一時間。読書もお好きな方とのことで、瞑想などにとてもご造詣が深いようです。江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国須藤元気さん・・・須【スピリチュアル・チェック】☆小さい頃なりたかった職業→軍人☆苦手な場所→ロッカーの中など、狭いところ。☆特技→偶然の一致が多い、シンクロニシティ☆好きな言葉→ありがとう☆続けている日課→朝晩の瞑想中学生のとき、成功哲学から入り、精神哲学、スピリチュアルなことに興味を持たれたという須藤さん。美輪さんは格闘技がお好きだそう。美「須藤さんを拝見していて、この方は文科系の方なんだなって。」須「はい、文系です。」美「ちょっと他のスポーツ界の人とは違うなあって。」須「そうです。僕もよく殴ったり蹴ったりしているなと思いますけど。」女性が美しいものに憧れるように、闘うことに憧れを抱いていたという須藤さんは中学生のときにはフランス外人部隊の資料を集めたりされていたそう。須「今は格闘技をやっていますけど、魂との闘い。いかに内観するかということに意識が向いているんで。」国「一対一で闘うのも魂の闘いですか?」須「肉体を使うのは、山で修行したりとか、魂の成長になるし、三位一体(心技体)ですからね。」精神的に高いお話が繰り出されるのを、江原さんも、須藤さんは美輪さんのおっしゃったとおりの方だと。国「守護霊のイメージはありますか?」須「間接的にコミュニケーションを取っています。手紙を書いて机に入れておくと3日以内に答えをくれる。電車の中吊り広告や次に聴く歌の歌詞などに。」国「中吊り広告に答えが出るんですか?」須「出るんです。見るべきところに見えるというか。たまたまはないですからね、全て必然ですから。」観るべき映画・読むべき本・聴くべき音楽リスト掲載☆【天声美語】3年ほど前からシンクロニシティが増え、全てが繋がっていることを実感し始めたとのこと。須「仏陀も対面向席五百生(たいめんどうせきごひゃくしょう)といって、今こうやって向い合っているということは、前世で500回は共にしているっていう。これはたまたまじゃないぞって、体感してわかってきて。」国「そうなんですか・・・。」太一くん、唖然茫然といった感じで須藤さんを見つめます。須「そうなると、人生すべて自分の責任になるから良いことも悪いことも全て受け入れられるんで、生きやすいですよ。」☆対面同席五百生・・・一時でも対面した者は過去生で五百回以上の時を共に過ごしているということ。好きな言葉は「ありがとう」。須「言葉というのは、言霊と言われるように、言葉はエネルギー体ですからね。『ありがとう』というエネルギーをずっと出すことによって『ありがとう』のエネルギーの振動数が低下して、物質化するんです。だから『ありがとう』ってことがたくさんやってくるっていう物理法則ですね。スピリチュアルというのは科学でもあるし、哲学とかも物理法則であることに最近気付いて、より確信してきたというか、スピリチュアルなことの。」美「素晴らしい。」江原さんは静かに拍手、太一くんは「三人で話してもらっていいいですか?」と。「強き美しさの源」美輪さんは太一くんを通して皆さまに優しく解説されます。美「もっとわかりやすく言うとね、『地獄、極楽は胸三寸にあり』ということなの。『ありがとう、ありがとう』って言っていれば『ありがたいな』という現象が起きてくるっていうこと。あなたがいつもいい笑顔してるじゃない。にこにこしている人が来たら、嫌な感じがする?あの人が来ると明るくなるのよねって、待たれるじゃない。その人は行く所行く所が全部待たれる場所だから、極楽になるのよ。自分が『ありがとう』って感謝してるとそれがエネルギーになって本当に『ありがとう』っていうようなことが自分に戻ってくるっていうことをおっしゃっているわけ。」美輪さま、明解に説明してくださってありがとうございます☆国「それはいつ頃、そんな考えになったんですか?」須「この間、四国のお遍路に。空海のことに興味があって調べたら求聞持法(ぐもんじゅほう)、百万回、呪文やお経を唱えると悟りをひらくという修行があって。愛と感謝が一番、だから『ありがとう』と。」国「『ありがとう』って思わない時もあるじゃないですか。自分の性格ってそう簡単には変えられないじゃないですか。」須「変えられないと思うと変えられないですから。変えられると思うと変えられます。」国「勉強になります。」☆お遍路弘法大師・空海の修行の足跡をたどり、四国八十八ヶ所の霊場を巡ること。のべ1450kmに及ぶ旅で、身も心もリフレッシュ、生まれ変わることができると言われる。この旅の最中、ずっと「ありがとう」と唱え続けた須藤さんが、野鳥を数えるカウンターで記録したのは21万90回。(クルスや御数珠の玉も、祈りの回数を数えるためのものでもありますね。)【幸福論】国「21万90回のうちの一回くらいは、あまり『ありがとう』って思わずに声だけで言っちゃうんじゃないですか?」須「もちろんそうです。本当に心から思っていなくても、言葉に出すことによってだんだん思考も変わってくるので。」国「言うということが大事?」須「そう。プロセスを逆転させることがポイントであって。みんな考えてしゃべって行動する。すると、今までの考え、古い考えがあるから、なかなか変われないんですよね。難しいとか。でも、先に言ってしまえばいいんです。くり返していれば、そういう考え方になる。そう思っていなくても、 『ありがとう』って言っていると本当に全てに『ありがとう』って言えるようになってくる。」国「なるほど。いまいくつですか?」須「27です。」国「教えられてるわー、年下に教えられてる。」八十八ヶ所を二十三日で、自転車で廻られたという須藤さんは、本当は「歩き瞑想」をしたかったそう。須「東京はノイズが多いので。内に還るときって、すごく大事だと思うので。」太一君も最近、瞑想を行い、20分が5分ほどに感じられ、とても気持ちがよかったとのこと。国「最初はカメラさんのこととかが気になるんですけど、それも取り除いて瞑想しなくてはいけないと言われて。集中するのが大変でしたけどね。」須「日常、生きているといろいろ考えたり五感を使うわけじゃないですか。すると自分のフィルターが詰ってくるんですよね。瞑想、内観して脳みそを止めることによって、フィルターがキレイになるんです。キレイになると、直感とか、魂の声とか、守護霊の声が聴こえてくる。物質的に囲まれすぎると、そういった声が聴こえないので、そういった意味で瞑想をやるんです。」国「ありがとうございます。今日は先生が三人いるんですね。」明日に続きます。☆空海の唱えた求聞持法(ぐもんじゅほう)。「のうぼう あきゃしゃ ぎゃらばや おんありきゃ まりぼりそわか」と空海は百万回唱えたことで、どんなことでもたちどころに覚えることができるようになったそう。一時期、瞑想に使っていたことがあります。☆「3年ほど前からシンクロニシティが増え、全てが繋がっていることを実感し始めた」。こちらも同じく。こういった方、多いのではないでしょうか。「ありがとう」という言葉が真言になりうるということを知ったのもヨガを始めたのも、この頃。☆「瞑想、内観して、脳みそを止めることによって、フィルターがキレイになる」ヨガの教典「ヨガ・スートラ」の最初に書かれている「ヨガとは心素の動きを止滅することである。」とこちらも同じです。キレイはクリア、浄化ということを書こうとしていたので、お答えをいただいたようでした。【解説ヨーガ・スートラ新装版】☆昨日、ヨガ教室のあとの恒例、DVDを借り、書店を廻ってヨガ本コーナーのそばのNHKテキストブックが目に止まり、手に取ってみると講師は美輪さん。タイトルは「私と彼のだたならぬ関係」。「私のこだわり人物伝」、寺山修司氏について美輪さんが熱く語るNHK講座は4月4日(毎週火曜・午後10:25~)に開講です☆***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回を読んで下さる方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 31, 2006
江原啓之さんのエポックメイキングになった映画、若き聖フランチェスコの物語を拝見。1972年製作。【あらすじ】アッシジの裕福な商人の息子・フランチェスコは商売の才覚もあり、同年代の友人と同じような放蕩もしていたが、騎士として戦争に参加、帰ってきてからは世捨て人のように振る舞い始め、小鳥と語り、花を愛でる日々を送る。裸足にボロボロの衣服を纏い、托鉢のみで命の支える僧となったフランチェスコをはじめ訝しがっていた友人たちも次々と仲間に加わり、廃墟となっていた教会の再建も成し遂げる。小作人など貧しい者にも等しく門戸を開くフランチェスコの教会には人々が押し寄せたため、町中の華美な教会関係者は怒り、異端のレッテルを貼ろうとする・・・☆聖フランチェスコ(1182-1226)愛と清貧の生き方を徹底し、貧者・病人に奉仕する托鉢修道会を設立。オダギリ・ジョーさんもこの修道会に前世で関わっていらしたとのこと。「サムライの系譜・オダギリ・ジョーさん」ちょうど十字軍の遠征の頃。カソリック教会が絶大な権力を持ち、十字架には金銀宝石がはめ込まれ、キリストの像にさえ宝冠が載せられる、免罪符が飛び交う時代。そんなときに、キリストが行っていたもとの姿に立ち返ろうとした者は既存の教会のやり方を否定するとみなされ、容赦なく異端の審判が下されることも。今回は夫と共に、鑑賞。はじめは「どうしてこんな映画を?」とぼやいていた夫でしたが、すぐにのめり込んで観ていました。観終わっての感想は、「フランチェスコはいい人(ラウルにも同じ感想を☆)。共感するのは途中で修道会を抜けてしまった友人かな。」と。寒さや空腹は耐えられても、どうしても女性への思いだけは断ち切れないと告白する友人に、フランチェスコがやさしく「我々は秘密結社じゃないから。」と伝えるシーンがあるのです。私はといえば、全てを捨てたにもかかわらず、全てを手に入れているフランチェスコに嫉妬する友人や、寂しげに彼を見送る教皇にも共感を。肉からは肉しか生まれず、霊からは霊が、と知り、教えを説いてはいても言行一致の道は、まことに険しい。観ていて、ヨガの行者さんたちに通じるものがたくさんあるなと。ヨガの行者さんも、もともと裕福な方々が多く、世俗の喜びでは満足できない「欲深」な方々。ヨガの瞑想で悟りを得られた仏陀も、もとは王子で、父である王の計らいでこの世での贅沢の限りを尽くすも、全てを投げ打った方。映画では初恋のクレアと共に、フランチェスコがハンセン氏病の人々の世話をするシーンもあり、こちらもヨガの講義でお聞きしたお話と共通点があります。インドのアシュラムの大師さまは裕福なご家庭の子息で、もともとイエズス会(新教の勃興の中で、カソリックを見直そうと設立)の作った大学の出身者(上智大学もそうですね)。その方がヨガを学ぶためにアシュラムに入ったとき、当時の大師さまから付属の施設でハンセン氏病の方々のお世話するように仰せつかりました。数年間、ヨガのアーサナも、教典も全く学ぶことなく、ひたすらお世話をし続けたこの方は、やがて施設の中で聖者のように崇められることとなり数あるお弟子さんのから、大師さまの後継者に選ばれたそう。仏陀もキリストも、旅をして教えを広めつつも、それが教典としてまとめられ、教団として習俗が発達したのは後世のこと。ヨガの教えもあらゆる宗教の教義も、何を行うかではなくどう行うか。日々の勤めをひとつずつ誠実に行うことが、決して盗まれない場所に財宝を積み上げること。小鳥と語り、花を愛で、原点に還ることのできたフランチェスコ。大切なものは目には見えない、ただ体の機能としての目で見ているならば感謝を持って心の目、感性を向け、全てが繋がっていることを意識すれば一粒の砂から大地を、一粒の種から森林を、一滴の水から大河を、どんな小さなことからも、大きく深い学びを得ることができること、そして、俗のすべてをも味わい尽くしての聖、どちらも遥かなる道の一過程だと見せてもらったのでした。☆聖フランチェスコの祈り神よ どうか私を あなたの平和の御使いになさり憎悪には 慈愛を 闘争には 赦しを 分裂には 一致を 迷妄には 信仰を 錯誤には 真理を 絶望には 希望を 悲嘆には 歓喜を 闇には 光を 運べるよう力を添え お導きくださいますように神よ どうか私が 慰撫されるよりも 慰撫することを 理解されるよりも 理解することを 愛されるよりも 愛することを 願えますように己の身を 一身に捧げた時にこそ 己の姿が見え許すからこそ 許され この世を去るからこそ 不滅の魂を得ることが智慧として この身に染入りますように☆1970年代のフラワーチルドレンの影響も大きい作品なのではないかなと。
March 30, 2006
オペラ座の怪人を演じた俳優がゾラのこの作品のローラン役をするとのことで鑑賞。モノトーンの画面、製作年は1952年。映画の原題は小説のまま「テレーズ・ラカン」【あらすじ】病弱な従兄・カミーユの妻であるテレーズは、伯母である姑とも共にリヨンで毎日を鬱々と暮しているが、あるとき夫の知り合いのトラック運転手・ローランと恋に落ちる。テレーズは駆け落ちを迫られたが、なかなか決心がつかないため、直情型のローランは二人の仲をカミーユに告げる。問いただされ、ようやく決心を固めて離婚を求めるテレーズを、カミーユはパリへの旅行に誘い、そのまま親戚宅に監禁しようと計画する。何故か不安に駆られ、パリに向う列車に追いついたローランはカミーユに迫り、そして悲劇が訪れる・・・。【嘆きのテレーズ】映画は、ゾラの小説とはかなり違った印象。列車の中で同乗していた元水兵、第二次世界大戦で日本とも闘ったという男を新たに加えたことで、映画はサスペンスの様相に。また、ローランとテレーズの関係も、不倫ながらきちんと恋愛感情を伴っています。「テレーズ・ラカン(上)」「テレーズ・ラカン(下)」小説では二人は「あくまで神経と血にもてあそばれる人物」である「けだもの」。読むものの感情移入を一切拒否すべく淡々と描くことを目指したゾラの生み出した産物で、とても共感できるキャラクターには描かれてはいません。ローランがテレーズに近づくのも、ひたすら快適な環境と食事と肉欲など、感覚を満たすためであり、応えるテレーズも同類。カミーユ亡き後は、もともと愛情のないところへ降って湧いた事の大きさを二人で抱えることをせず、ひたすら罪を相手に被せようとし続ける。ローランの肩を持ちたい多くの方々も、小説上でのあまりのビーストぶりにただ胸を痛め、彼を演じることになる役者の心象を杞憂するしかないのです。8月の発売以来、いまだ地元のショップでも十数本すべてがレントアウト最もレンタル困難かつ再上映され続けている作品のひとつ☆【オペラ座の怪人】一方、映画の二人の描かれ方は小説よりはずっと共感を呼ぶもの。気弱ながら陰湿な夫と気の荒い姑の築いた恩義の要塞に囲まれたまだ若く美しい女性を、リスクを負っても奪い去ろうとする無頼のイタリア男。二人はきちんと愛を語り、正々堂々と離婚を迫り、彼らなりに誠実であろうとします。ローランは罪を犯したとき、すぐさま自首しようとし、テレーズはそれを庇って過酷な警察の尋問にも耐える。恋を人生の糧とするフランス人の描くにふさわしい作品、直情型(多血質)の人間が、憂鬱質の人間に出会い運命を狂わされてゆく様子もこの表現なら納得される方々は多いでしょう、ラストも、もちろん悲劇には変わりはないのですが、小説よりは人としての感情を供えた結末に。【輪舞(ラ・ロンド)】テレーズを演じているのはシモーヌ・シニョレ、この作品は彼女の出世作とのこと。「天井桟敷の人々」は、美輪さまも「観ておくべき映画」のリストに挙げられていますので、彼女の出演作も追ってみようと思っています。☆ローラン役を彼が引き受けたのも、小説をモチーフとした映画と出演者への敬慕によるものかもしれませんね。この映画も、ファンの皆さまにはかなり衝撃かと思いますが小説を読まれたあとにご覧になれば、きっと受け入れやすいことと存じます。「『テレーズ・ラカン』」映画化に寄せて「ローランにみる自然主義」
March 29, 2006
綾戸智絵さんとお子さまは、魂の深い部分で結ばれているようです。江「お子さんを脇に抱えて、走って。それはそれは大変だったと思うんですよね。そう思うと、今は本当に幸せですね。」綾「はい、幸せです。」江「安心して暮せる家があり、ごはんを食べて。それがあるから地球最後の日に、家族と手を繋いで、もう離れないようにしようという思いになれるわけだから。」美「それに見合うだけの、びっくりするほど大人で、性根の座ったいいお子さんね。苦労のし甲斐がありますよ、こんなお子さんだったら。」綾「子どものことを言ってもらうのが、一番うれしいです。」綾戸さん、本当に嬉しそうにされます。【綾戸智絵/TIME】江「息子さんも、記憶の中では忘れても、魂の中の記憶はあってね、ちゃんと小脇に抱えられている、母親の苦しみも全部わかっている。だから、大丈夫、大丈夫なんですね。こんないい親でしょうって見せつけるよりも、伝わって、ちゃんと染み入っている愛情は大きいですよ。」綾「これだけ聞こうって思っていたことを先に言ってもらえて。」江「だから今日限り、やめていただきたいのは、自分のために産んで、子どもに苦労をかけているって思うのは間違いだっていうこと。この子に会うために生まれてきた、取り戻すためにアメリカに行き、そこで授かり、あなたは人生の宝を得たんだから。迷惑をかけている、苦労をかけていると思うのは今日限りやめましょうね。」綾「ずばっと言いはるわー。その通り、その通り、なにもんやこのおっさんはー。やめられなかったんです。やめます、やめます、絶対に。そんな保証してもらったら・・・。」【LIVE! 綾戸智絵】江「それがね、お子さんには実は苦しいの。一人でね、何かというと騒いじゃうとお子さんは自虐的になっちゃうの、自分が悪いからって。『私が悪いから』って騒いでいたら、それはお子さんは辛いですよね。」綾「それを聞きたかったんです。でもどう聞いていいかわからない。でもこんなに先回りされたら、絨毯をひかれてもらっているみたいで。」国「いままで、そんな考えがあったんですか?」綾「あったけれど、人間て、それが元ってわからない。どう言っていいのか、こう思ってるんですけど、どうしたら止められますかとか、そんな問題じゃない。何かあるんだけど。」国「止めたいって気持ちはあったんですか?」綾「それもわからない。わからないけれど肩凝りが出る。」美「ただね、やみくもに渦巻いていたのよ。原罪意識っていうのがね。自分を責めるんですよ。だからあなたの場合は、向うにいって、ああいう人と結婚してあなたが生まれて、離婚して、あなたがこういう苦労をして。私が自分が、こういうことをしなければ苦労をかけずにすんだのに、かわいそうとかが、渦巻いてたのね。だからおよしなさいって、おっしゃるの。」原罪意識については、木村多江さんの回でも言及されていましたね。「木村多江さん・振り子の原理」息子さんの卒業式にさえ、遠慮しようと思っていたという綾戸さんは、お言葉を聞いて、「出席しよう」と。美「もっと自然体にしてていいの。何にも考えないで、ただ普通に、愛し合っている親子なんだから。気のおもむくままに、行きたいところに行って、愉しんで、普通に生活をするようにしなさいっておっしゃっているの。だから、普通でいいんですよ。」【綾戸智絵 BEST】綾「一生懸命、料理するんですよ。これでいいかな、いいかなって。」美「いいかなじゃなくて、ただ愉しめばいいんですよ。自分の愛する者に、心をこめてお料理を、美味しいって食べさせたいって、それを愉しんでいれば、それだけでいいんじゃないですか?」江「もう逃げなくていい人生になったんです。これからもずっと愉しんでいいんです。暮すこと、普通にご飯を食べて、のんびり寝て、働いて、家族で笑い合って。それをしていいんです、もう。」☆逃げなくてもいいという言葉をしみじみと噛みしめていらした綾戸さん。いったいどれほどのものを抱えてこられたのでしょう。太一君が本当に、どうしてそんな風に思うのという表情をされていたのが印象的。自分の中で何かわからず渦巻いているものが、体の痛みになって現われることもよくありますね。綾戸さんの肩凝りも、直前に出演していらした長嶋一茂さんの腰痛もそう。「愛される条件・長嶋一茂さん」人からみれば、そんなに肩ひじ張らなくても、充分よくしているのにと思われることも、自分ではわからないことが多かったりします。自分を内観して、分析して、納得できれば、痛みも悩みも手放すことができますね。人生を大切なものと共に愉しんでよいということに気づいたとき、私もどれだけ救われたか知れません。綾戸さん、卒業式にも、きっとご出席されたことでしょう。これからの人生は、本当のご褒美ですね。Tennessee Waltz 収録【綾戸智絵/SEVEN】最後は、綾戸さんの感謝の歌が贈られました。【綾戸智絵さんによるテネシー・ワルツ】 I remember the night あの夜と テネシーワルツをAnd the Tenne,Tennessee Waltz 私は忘れないNow I know just how much I have lost 失ったものは 本当に大きくてI was dancin' with my darlin' 愛しい人と テネシーワルツを To the Tennessee Waltz 踊っていたときのことWhen an old friend I happened to see 昔の友達に出逢ってI introduced her to my loved one 私は二人をひき合せてしまったAnd while they were dancin' そして ダンスの合間にMy friend stole my sweetheart from me 愛しい人は奪い去られてI remember the night あの夜と テネシーワルツをAnd the Tenne,Tennessee Waltz 私は忘れないNow I know just how much I have lost 失ったものは 本当に大きくてYes, I lost my sweet little darlin' ああ、 愛おしい人が去ったのはThe night they were playing あの夜のこと The beautiful, the beautiful, 素敵な、本当に素敵なThe beautiful Tennessee Waltz テネシーワルツが奏でられた あの夜読んでいただいてありがとうございました。3/22に放送された広末さん、長嶋さん、綾戸さんのスペシャル未公開版もアップさせていただく予定です。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回を読んで下さる方は「精神美(オーラの泉など)」へ************************************************3月29日 午後7時15分より、新月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
March 26, 2006
人間的にとても強くて立派な方、普通の方なら耐えられないことも精神力で乗り越えてこられたと、美輪さんも大絶賛の綾戸智恵さん。17歳で渡米、乳癌を患いながらも結婚、出産、離婚後に、40歳でメジャーデビューしたジャズシンガーさんの素晴らしいお話です。江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国綾戸智絵さん・・・綾【スピリチュアル・チェック】☆自分の性格をひと言で→明るい☆好きな言葉は→まいど!☆将来なりたかった職業→お嫁さん☆よく見る夢→しようと思っていたことの続きを見る☆地球最後の日に何をする?→家族と手を繋ぐお二人の前ではお行儀よくしなくてはと、足をきちんと閉じて座られた綾戸さんも、オーラの泉はよくご覧になっておられるようです。綾「皆さんが知りたいこと、見たいこと、どこにも答えの載っていないことの答えを言われる。面白いね、とにかく。他にありませんわ。」と。アメリカに渡られたのは、フランク・シナトラやジュディ・ガーランドの歩いているところに行ってみたかったから。綾「TVをつけると朝から、Good morning!でジャズ。生活すべてがジャズでとにかく楽しかった。」はじめはロス、それからNYへ。フランク・シナトラ(1951-1998)・・・歌手・映画俳優。誰もが知る名曲「マイウェイ」がヒット。ジュディ・ガーランド(1922-1969)・・・女優・歌手。映画「オズの魔法使い」「スタア誕生」。 美「ジュディ・ガーランド、♪Alone together,ってひと言歌っただけでハリウッドの歴史から自分の人生から、全部声の中に入っているのがわかるの。ジュディ・ガーランドのバイタリティと綾戸さんのそれと、通じるものがある。」綾「そんなん言われたら、おおきにおおきに。いただいて帰りますわ。」国「アメリカに呼ばれた感じなんでしょうか。やっぱり何かあるんですか。」江「あるんです。」美「大有りなの。」寝る前に明日しようと思ったことの続きを見たり、このごろ会っていないなと思った人と次の日のコンサートで会ったりといった夢を見るという綾戸さん。また、不思議な体験は息子さんの2才のときの言葉で「お母さんから生まれてきたのは、僕が選んだんだよ。」と。綾「雲の上からおじいさんと、どの子になろうって見て、私のことを決めたんですって。」息子さんは今では覚えていないとのこと。雲の上というのは、霊界。美「人間は皆、一歳前後までは前世の記憶があるんだけど、長じてくるにつれて現実的になるの。いろんなことを見たり聞いたりして、全部忘れるようになってくるんですよ。皆さんはね、親は選べないっておっしゃるでしょ。選べるんですよ。自分の人生は、自分で青写真を作って生まれてくる。全部選んで、自分の足りない部分を補おうと決めて、セレクトする。なので、息子さんの言ったことは、正解。」江「だいたい忘れるものなんですね。現世に馴染んでゆきますから。それがずっと残っていると、私みたいになっちゃうんです。」綾「残ってるんですか?」江「残ってるんです。ずっと。」綾「物持ちよろしいなあ。」綾戸さんは終始愉しくお話をしてゆかれます。綾戸さんのオーラの色は紫。情愛の深い色で、だてに得られるものではない、深い愛の色。数々の辛い涙、歯を食いしばり、地を這うような思い、死んでしまいたいようなことを乗り越えて得られた、もともと持っていたものではない、今、ようやく勝ち得た色。守護してくださる方は、旅姿の武家の奥方。江「もう逃げなくても良くなった。安住の地を得てよかった。」と。安住の地、同じスペシャルに出ていらした広末さんや長嶋さんにも通じますね。綾戸さんはアーティストである以前に、お子さんに再度出会うために生まれてきた方だそう。アメリカに行った理由は音楽ではなく、お子さんを取り戻すため。江「お子さんがいなかったら、ここまで頑張ってこられなかったでしょう?」綾「絶対、ありませんわ。」江「絶対いま、生きていないと思う。息子さんを守り抜くためにいままで生きてこられたでしょう?」【綾戸智絵/Shine】綾「私、大の飛行機嫌いで有名なんですけど、息子が生まれてからなんです。それまで死ぬことは恐くなかった。親に言ったら怒られますけどね、親不孝な娘ですけど。いま、死にたくないですね、息子がもう少し大きくなるまで。」江「お子さんを我が手に抱いて、幸せだったでしょう。どんなに苦難がその中にあっても、本当に幸せって、思ったでしょう?」綾「今でも、お腹にいたときのことが嬉しくて。蹴ったら足が出るんですよ、お腹に形が。ああどんなに楽しかったか。」江「実生活は大変で、それと全く裏返しだった。お腹を見ればうれしかった。だけど実生活は地獄だった。いろいろ辛かったですよね。その景色が見えてきちゃった。」江原さん、ハンカチを取り出されます。綾戸さんの前世は、まるで蝶々夫人、マダム・バタフライのようだと。明治初期の芸者で、外国人と恋に落ちるも別れてしまう悲劇のごとく、海外の方の子を生みながらも別れ、子は連れていかれてしまったそう。綾「もう意地でも、連れて帰ってこようと思いましたものね。」江「そのときのお子さんが、いまのお子さん。」美「お子さんが生まれ変わってるってこと。」江「同じ子供が。さっきのこととひとつだけ違うのは、天界で選んでるんじゃない、最初から決めてる。」綾「そうですか。」江「こんなことを言うのは失礼かもしれないけれど、子どもを抱えて生きてゆくのが見える。歌で子どもを育て、食べてゆく。子どものためなら、どんなところでも歌える。どんなところでもやってゆく、歌さえ歌えれば。どの職業にしようとか、思ったことは無かったと思う。」美「歌がね、TVで拝見しても走馬灯のようにね、いろんな出来事が、歌の中によぎって歌っていらっしゃるのがこちらの想念に伝わってくるのね。だから私、綾戸さんのこと失礼だけどなにも存知あげなかったのね、ただ日本人離れしたフィーリングの方だと拝見していたら、全部伝わってきて。普通の人なら、生きてゆけないような人生だわって思って、涙が出てきちゃったの。男の人の、殴りつけたりされたひどい目にあってきたのが見えてきて。どういう思いをなさってきたか、苦しみ悲しみが全部、歌に篭められているから人を感動させられるんですよね。それがなかったら、ただの鼻歌です。感動しませんよ。」綾「あの、お二人が遠慮しながら言って下さることは、やっぱり嫌なことですよね。でもね、私いつもステージでも言うんですけれど、今まで知らなかった人たちと会う時間が来るまでに、20年と20年と8年。いろんなことがなかったら会えなかったんですね。どんないい人かわるい人か、そんなことは関係なし。その人と会えるところまで、皆さんと会えるところまで来るまでに、いいところだけでは、来られなかった、違うところに行っていた。悪いところも全部あって足し算。きっちりここに来られるまでの時間数を使ってくるには、これだけの事柄が必要だったと思うと、全部、○にしてくれるのは今、次に会う方なんですよね。人生は間違っているんだけれど、いいこともわるいことも両方あるんだけれどここまでみんなよく来たね、赤ちゃんのときにお母さんが、はい、ここまで、っていうのをいまだにやっている気分なんですよ。親ではなく、いろんな方が。ようここまで来たね、ここまで。それを思うと、ひとつひとつ嬉しくて、感謝の気持ちで一杯です。」【綾戸智絵/to you 】美「ジュディ・ガーランドも、あれだけの目にあって、世の中に見捨てられて。もう彼女は駄目だ、麻薬中毒になって、事故にあって、破滅して。それがカムバックしたときのコンサートの歌に篭められていたから、みんな泣くわけですよ。いろいろあったじゃないですか。綾戸さんのも同じなの。それのない人の歌はつまらない、のっぺらぼう。感動しませんもの。」明日に続きます。☆子どもがお腹にいたときのこと、本当にそうでした。かかとの形が出て、どんなに不思議で愉しかったことでしょう。☆「どういう思いをなさってきたか、苦しみ悲しみが全部、歌に篭められているから人を感動させられる。」美輪さんの今年上演の舞台・「愛の讃歌」のヒロイン、エディット・ピアフも、ジュディ・ガーランドや綾戸さんと同じですね。「オペラ座の怪人」の舞台と映画とアイスダンスを拝見しても、同じ作品でも、作り方、思いの篭め方によって感動の度合いがこれほど違うのだとつくづく。人は感動するために生まれてくるのだそうです。自分の人生の経験を、観る方聴く方の想念にうったえることのできる、作品という箱の中に、これまでの思いを投影することのできるのが、真の芸術家、歌い手、役者、画家、作家といった方々。そしてそれらに感動し、触発された方々が、数多の思いを紡ぎ、積み重ねた中からまた新たな芸術が生まれる。だから人は皆、「だれでも描けるし、描かねばならない。」のだと思いました。「今日の芸術」***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回を読んで下さる方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 25, 2006
一茂さんの後には富士山がそびえ立ち、着物姿で檜扇で顔を隠した美しい女性から桜が舞い落ちる様子が見え、スタジオのセットと見事に一体となっているそう。【桜花霞富士】この女性は木花之開耶姫(木花之佐久夜毘売 このはなさくやひめ)。日本神話の女神で、初めて地上に降りた神で富士山の神と見なされ、全国の浅間(せんげん)神社に祀られている麗しき方。邇邇芸命(ニニギノミコト 天照大神の孫。天照大神の命によってこの国土を統治するため、高天原(たかまがはら)から日向国(ひゅうがのくに)の高千穂峰(たかちほのみねに降りた。「天孫降臨(てんそんこうりん)」)の妃。【ビギナーズクラシックス 古事記】一茂さんは、浅間の神様に非常に可愛がられていらっしゃるそう。お父さま共々、木花之開耶姫の霊系(霊的なエネルギーの系統。分類。)で、この女神に導かれて長嶋家に生まれたとのこと。江「お父さんと一茂さんは、陰と陽の組み合わせ。同じ霊系で、一茂さんは支えられるだけのエネルギーを持っているんです。お宮も見えて、それも木花之開耶姫。お父さまも一茂さんも守られている。」奥さまも、導きで出会われたとのこと。実際に一茂さんは、地元の浅間神社に小さいときからよく行かれているとのこと。人生の転機のときにはいつも、30歳で野球を辞めるときも通われていたと。木花之開耶姫は、安産と伎芸(ぎげい 芸術)の神様。江「失礼かもしれませんが、一茂さんも長嶋さんも、スポーツというよりはある種の芸術だったんじゃないかと思うんです。野球という芸術をなさっていた。」美「だってお父さまもおっしゃっていたもの。『簡単にとれる球を、いかにも難しそうにとる』のが、つまり、見せる芸術だって。それは私たちの世界と同じね、いかに見せるかっていうこと。プロでしょう。そういうことをおっしゃっていたから、同じよ。」「オーラの泉SP3」オーラはとても大きく、ピンクに近い紫。優しくて、情愛が深く、気配りがあって、こまやか。また奥さまは、非常に楽しい方で、花びらをまいて歩いているような、いつも朗らかで笑いに包まれた、何でも許される可愛くて癒される方と。【愛の話 幸福の話】一茂さんは、いまが節目のとき。江「オーラにたくさんの矢が刺さっています。他人の念が自身の意志とは別に、こういう風に動かしたい、という波長がたくさんあって、一茂さん自身が苦しい立場にある。これからこの重荷をどのようにしたらいいのか。今までとは違う、野球界への責任が重くのしかかっていて、一茂さんの舵取りが大きく影響しやすい方に向っている。それを、個人の人生に変えてゆきなさいと。今まではとても気づかい、角を立てないように、少しでも報いられるようにと思っていのを、これからは、自分の意志のおもむくままに、胸を張って主張するべき。一、ニ年かかるが、自分のやりたいようになってゆく。それが、一茂さん自身の本当の意味での夜明け。」【旭日富士と桜】この言葉のあとに、富士山から日が昇るのが見えるそう。江「今までのお役目、お勤めご苦労さま。これからもっとご自身の人生としての輝きを得てください、との伝言です。」一茂さんとお父さまは、強く御神霊に守られていて、木花之開耶姫が守護神となってくださっていると。美「神さまに愛されるのは、心のきれいな人。心が汚れていたりすると神さまは見放しますからね。」体の健康状態を表す幽体のオーラの色を見ると、腰に注意が必要とのこと。一茂さんはヘルニアをされているそうで、右側が痛くなるとか。また車の安全に気を使われる方で、マネージャーさんが運転されているときも車の中で眠ったりされないよう。 前世は戦国時代の武士。落馬で致命傷を負い、動けなくなってしまった方。参謀・軍師のような役目をされていた方で、日々割腹するほどの覚悟で臨み心の休まることがなかった。今でも仕事の中での自分の発言や指導で、どういう影響を与えるかが心配。寝ていても汗をかくほどで、良い睡眠がなかなかとれずにいるのも魂の歴史の影響のようです。守護してくださる方は、十二単の女性で、一茂さんは雅な文化的要素も。一茂さんは、これからも楽しみな方とのこと。長「今日はすごく嬉しいです。僕はいつも絶望なんですけど。」美「この一、二年が一番大変だったのよ。これが峠だから。これを越してしまえば平気だから。人生は正負の法則。悪いこと、良いこと、両方ある。いいことがあればわるいことが起きる、わるいことが起きればいいことが起きる。それが地球の法則なんですよ。双子のお子さんがお生まれになった大きな喜び、そしてお父さまがお倒れになった。そういう風にバランスを取っているんですね。お父さまが回復に向われてきた、やれやれと思ったらジャイアンツのこと。安心していると何かが起こる。何かが起きてじゃあと闘ってくるとまた良くなる。また何かが起きる。その繰り返しが人生。」【ああ正負の法則】番組を楽しみにしていた以上に、自分の中で嬉しさもあり、びっくりすることが多かったという一茂さん。美「一番お願いしたいのは、いろんな才能や美意識を持っていらっしゃる方だから、それに気がついて、増幅させて生かすように。あらゆることが可能な方だから、それを意識していって下さい。大活躍できる方だから。江「はい。これで理解すれば、腰も心配なくなります。」☆「神さまに可愛がられる」ポイント、よくみておきたいですね。☆腰を痛めるときは、怒りや不安、または疲れなど心身のコントロールができていないことが、私も多いのです。こういったことも、自分を分析して理解しなさいという魂からのシグナル。自分の可能性を最大限に生かすための人生の輝き、心身の健康にも繋がっているのでしょう。読んでいただいてありがとうございました。明日は綾戸智絵さんのお話をアップする予定です。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回を読んで下さる方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 24, 2006
巨人の代表特別補佐をお勤めの長嶋一茂さんは、いまが転機の時なのだそうです。江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国長嶋一茂さん・・・長【スピリチュアル・チェック】☆自分の性格をひと言で→両極端☆小さい頃なりたかった職業→パイロット☆よく見る夢→津波にのまれる夢☆印象に残る子どもの頃の記憶→父とのキャッチボール☆無くなると困るもの→家族美輪さんは、お父さまとはデビュー当時からの長いお付き合いとのことで一茂さんのこともよくご存知とのこと。オーラの泉の大ファンの一茂さんの奥さまは、番組に出演されると聞き「オーラの色は青かな?前世は象さん☆」と言って送り出してくださったそう。小さい頃の夢のひとつがパイロット(確かお母さまは客室乗務員さんとか)、そして野球選手も。とにかくお父さまに認められたいという思いがあったそう。国「お父さんの影響ですか。それとも自分で?」長「いえね、国分さん。僕らの時はまわりがみんな野球をやっていたんです。僕もつられて野球をやっているうちに、お前のとこの親父はねって話が入ってきた。自分の中の情報ではないんですね、親父のすごさっていうのは。」小学校三年生でリトルリーグに入るも、常にスポーツ記者に追いかけられていた一茂さんは、そのことが本当にお嫌だったそうです。長「少しきつい遠足みたいな感じで友達と行っていたんですが、僕だけ写真を撮られてしまう。だんだんと一人になってしまって。」そのため、リトルリーグは小学校5年生で辞めてしまったそう。【戦争と平和 愛のメッセージ】再び野球を始めたのは高校生のとき。長「中学2年のときに、親父が解任されて、悔しくて悔しくて。プロの野球選手になって、復讐してやろうと。」一茂さんの有名なエピソードが、お父さまに野球場に置いてきぼりにされたこと。美輪さんがお父さまにお聞きしたところでは、これは本当のことだそう。長「父はひとつのことに集中すると、まったく周りが見えなくなるんです。」バッターボックスに入るときに、ベンチから足を出している選手の方々全員の足を順番にパタパタと踏んでいっても、すでにピッチャーに集中しているお父さまは全く気づかない。間違えて、他の選手のバットで打ってしまうこともしょっちゅうだったとか。長「僕はいっさい、そういうことはなかったです。周りばかり気になっちゃってね。全然ピッチャーに集中できないタイプ。勝負師としては、まったく話にならない。」津波の夢のほかに、野球をやっておられるときは落ちる夢ばかりご覧になったそう。しかも津波の夢を見たあとに、ご自分が落ちて死んでしまうという夢をほとんど毎日。寝ているか起きているかわからない状態。ところが野球を辞めた途端、ピタリと見なくなってしまわれたと。【愛の話 幸福の話】長「調べたら、落ちる夢は現在に適応していないっていう潜在意識からのメッセージとかで。」津波の夢は、また最近、よく見るようになっているそうですが、前の津波の高さは50mくらいだったのが、今の津波は5mくらい。小さくなって逃げることができるので、安心だとか。津波の夢は、インスピレーションや思い癖の夢。美「前にもいらしたけれど(中井貴一さんですね)、親が有名な、ひとかどの人物であると、世間をそのお子さんを親の七光りって羨ましがるじゃないですか。敷かれたレールの上を行けばいいいんだからって、みんな、妬み、嫉み、僻みで羨ましがるけれど、普通の人以上に軋轢とか、強迫観念があるの。「中井貴一さん・聖なる怪物」「中井貴一さん・正負の法則」親よりうまくやって、当たり前。まあ普通だったら、もうまったくメチャクチャに言われるし。それと闘うっていうのは、物凄く意思力が強くないとできない。私は、だから昔から一茂さんのことを尊敬してたの。強い人だなあと思っていたのよ。みんな羨ましいって言うくらいならやってみなさいってこと。逆に大変なのよ。そんなもの無い方がよっぽどよかったくらい。津波は、世間ですよ。」長「僕、いつものまれていましたから。それで溺れて終わるんですよね。」国「50mから5mになって、一茂さんの中でだいぶ変わった部分が・・・」長「確かに下がってますね。このあいだ5mくらいになって、自分はのまれなくて逃げられた。前は逃げられなかったですからね。50mの津波が来たら、逃げられないですよ。」美「ご立派だと思いましたよ。お父さまが病気におなりになって、マスコミが来て全部それを仕切っていらしたでしょう。それだけのお父さまを守る強さ。これはすごいなと思ったの。これはもう、長嶋さんも安心だわ、これだけ立派な、ガードしてくれる家族がおありだったらって。」明日につづきます。☆「僕らの時はまわりがみんな野球をやっていた。」これは本当にそうですね。女の子も含めて、体育の授業にも、放課後にも手打ちや、ソフトボールなど、野球につながることを。歌謡曲のランキングと野球の結果は、小学生のときの登校時の話題の大きな要素だったように思います。☆以前拝見したTV番組で、一茂さんは野球をやっていらしたときにパニック障害になっておられたということもお聞きしました。毎晩のように津波と墜落の夢をセットでご覧になっていたら、確かにご自分をうまくコントロールできなくなることでしょう。スーパースターの夢再来の期待を、幼きときから一身に背負っていったいどれほどのプレッシャーと闘ってこられたか、今回の番組の前半だけでも、何度も何度もお父さまのお話になることからもその闘いぶりをうかがい知ることができます。野球をおやめになってからは、スポーツ解説などのほかに、俳優としてもご活躍。美輪さんが「恋人」とおっしゃっただけあって、この番組で拝見した一茂さんはとても優しく、さりげなく太一君にも気配りなさっていて魅力的な方だと改めて思いました。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 23, 2006
広末涼子さんのオーラカラーは、シルバー(真面目でこだわりが強い)。江「自分のペースや世界は自分でしかわからないという思いを信念として持っていて。人と同じでなくてもいい、人に理解されなくてもいいと。」さらに、赤(情熱)と頭の上に紫(情愛・霊感が強い)の玉。インスピレーションがわき、スピリチュアルなことにも興味があり、また優しさも持っている方。前世はイタリアの女性。白いレースを被ってお祈りしていて、キリスト教会で賛美歌を歌っている姿も。アートにかかわりがあり、絵を描いたり、作ったり、また宗教画を描いたり、修復したりする家系の出。成人して恋に落ちた相手が、政治的活動をしている人で、巻き込まれて一緒にいることができなくなり、海の近くに逃れた。相手とは、生涯、手紙のみでやり取りをしていたそうで常に便箋を持っているのも、人と人を繋ぐのが手紙だという魂の記憶。いまでもちょっとした何行かでもメッセージを書き送り、しかも色を使い分けていると。広「お家に置いていくメモでも、それをオレンジで書くか、水色で書くかで、気持ちが違うと思うので。」【ジバンシー: プチサンボン EDT 100ml】美「面白いでしょ。前世の習慣でもね、今世で同じ習慣を持つ人が多いの、習癖とか習性が。着る物も、趣味から色から、前世と同じ物を選んだりするんですよ。」江「不思議なのは、今のお仕事。本来は人と雑多にかかわりたくない方なんです。だからすごくコントラストがあって、ワーッと人と関わったら、一人になる。それがないと耐えられない。インターバルを置かないと。」広「人は大好きで、みんなが笑っている中にいるのが好き。でも一人でいるのは嫌いじゃないし、その時間もすごく大切。」美「節度のある方だしね。ご両親の育て方が素敵だったからなんだけど本当は人の好き嫌いが、ものすごくはっきりしてるのね。嫌な人、見るのも嫌でしょう?」広「なかなかいないですけど、たまにいると確かにすごく苦手だと思います。」【アンブラッセ ネックレス】美「アーティスティックな部分と相反するのが、家庭的ないい奥さんよね。細かいところに気がついて、それをさり気なくパッとやってみたり、料理にしても、裁縫にしても。だから相反するものが、両方、同時にあるのね。」広「気持ちだったり、感情的なものを貫くのと別に、人と合わせることだったり、何か尽くすことが好きだったりします。」美「だから、ご主人にはいい奥さんだと思うわね。」広「うれしいです。」お子さんが宿ったことが本当に嬉しかったのは、前世で子どもを持ち、普通の家庭を築きたかったから。広末さんは、新庄剛志さんと同じく、自然霊(この世に姿を持ったことのない霊魂)の影響がとても強い方で霊系は稲荷系。お仕事のときに風が強かったり、晴れが多いのも稲荷系の特徴だそう。「新庄剛志さん・オーラの泉SP3」江「稲荷系の人は、晴れ女が多いんです。」国「風が多いというのは、何かをうったえているんですか?」美「いえ、自然霊と共に、風が起きちゃうのよ。」【WASABI】ベッドの夢は、闘いの中で負傷された人たちが延々と並んでいたという前世の記憶。江「争いや、戦争の映像を見ると、拒絶、耐えられないところがあると思うんです。」シスター達に見守られて亡くなるときも、逢いたい人に逢えなくて終わってしまったとのこと。常にメッセージを伝えられるように、便箋を持ち歩いているのも、自分の最期のときに、愛する人にメッセージを送りたいと思っていたから。広「自分の中に波があって、切羽詰ったときにすごくノートを書いていたことはあります。何があっても、後悔しないようにとか、そういう風に思っていた時期はありました。」美「ご主人には、何か特別なものを感じたでしょう?」広「自分の居場所ができたというか。たくさんの文化を知りたいし、いろんなところに行きたいと思っていたんですけど、今はやっぱり、ここにいたいなと思えるのは、彼の存在だと思うので。そこが変わりましたね。」【イルカと過ごした5日間】美「やっと見つけたんですものね。安住の地をね。」広「実家にいたころの感覚と近いです、今。」美「何百年も探して、得ようとして得られなかったものがやっと叶ったから。お会いしたときに、ああ私の住むところはこれだって直感的にお思いになったのね、きっと。」ドラマ「愛と死を見つめて」の中でも、遠距離恋愛で手紙を書くシーンがたくさん。350通以上も恋人と手紙を交わしたというミコとマコの実話は、全てが繋がって、出逢うべくして出逢った物語。オーラの泉に出演されたことで、軽やかになった気持ちがするという広末さん。さらに輝きある世界を広げていってくれそうです。☆明日は長嶋一茂さんのお話をアップする予定です。WBC優勝に沸くいま、とってもタイムリーですね☆***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 22, 2006
王監督、選手時代の活躍に心躍らせ、HR世界記録を心待ちにし、「リトル巨人くん」を読んでいた小学生の頃を思い出しました☆奇跡の連続、選手全員がサムライに見えましたね。本当におめでとうございます☆
March 21, 2006
「愛と死を見つめて」でミコを演じられた広末涼子さん。ピュアな素顔を垣間見ることができました。江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国広末涼子さん・・・広【スピリチュアル・チェック】☆小さいときなりたかった職業→イルカの調教師☆好きな言葉→父の口癖で、謙虚な姿勢で自然体で☆常に持ち歩いているもの→本、色えんぴつ、便箋☆よく見る恐い夢→小さい頃に、果てしなく、向うが見えない真っ白いベッドに一人で寝ている。☆リラックスする場所→田舎町、ニース、自然の多い空の広い街角。大学で美輪さんの講義を受ける機会があるも、迷惑をかけられないからと友人の話を聞いていただけだったという広末さん。イルカの調教師は、幼いころからの3つの夢のひとつ。あとのふたつは女優さんと、ムツゴロウさんのような動物王国を作りたかったとか。【「愛と死をみつめて」終章】広「犬を拾ってきても、そんなに飼えないからと親に言われて、また戻すのが悲しかったことがあって。」国「広末王国を作ろうと思っていたんですね。」お父さまに水族館によく連れて行ってもらっていたため、イルカには自然に親しまれたよう。美「知能指数が高いんですってね。」江「それにとても優しくて繊細。弱っている人の近くに寄ってくれるんです。」広「すごく優しいんです。一緒に泳いだことがあって。潜水も、私に合わせて潜ってくれるんです。」美「思いやりがあるのね。」江「テレパシーで会話するんですよ。思いをちゃんと理解して。ガラス越しに話し掛けてみると、スーッと近くに寄ってくれたりします。」白いベッドの夢は、人に伝えて恐いかどうかはわからないけれど、と広末さん。美「でも、果てしないベッドって恐いわね。」広「しかも真っ白なんです。それで目が醒めて、目をあけると自分のお部屋なんですけど、目をつぶるとそのベッドにいるから、寝たくなくなっちゃうんです。」国「一回起きても、また続きを見ちゃうってことですか?」広「同じベッドに寝てるんです。すごく恐かった。」この夢は、大人になってからは見なくなっているとのこと。【愛と死をみつめて】他には、一生懸命走っているのを、岩が追いかけてきて、逃げ道もない夢。そこで江原さんが、唐突に思えるご質問を。江「賛美歌、お好きですか?」広「なにげなく、好きな音ではあります。」江「常にコンパクトに暮そうって思いますか?いつでも屋移りとか、身動きを取りやすいようにいつもしておこうって思います?」広「そうですね。」江原さんによると、カバンがいくつも見えるとのこと。パッキングしたものを前に、これで動いても何日かは大丈夫という状態にしていると。広「その傾向はあると思います。」江「箱詰め、収納も好きでしょう?その収納しているものを、いつも袋やバッグに分けて入れてゆく。」広「母に笑われそうです。そのとおりですね。カバンに入れてクローゼットに。そのときの気持ちだったり、一生懸命になっているものが、そのカバンに入っているのがうれしくて。」美「安心するのね。」広「忘れているものとか、チケットなどが出てくるのが愉しくて。」真っ白いベッドやカバンのことは、前世の記憶から。また岩の夢は思い癖の夢(深層心理が現われる夢)。【スピリチュアル幸運百科】江「常に、追われるのが嫌いなんですね。自分のペースを乱されるのがお嫌いでいらっしゃると思うんですが、いかがですか?」美「強制されるのが嫌なんでしょう?役者さんでも、こうしろああしろって強制されて、言われてする方が安心、会社でも上司から言われる方が楽だからって、その方が好きな人と、何で強制するの、私の好きなようにやらせて、私にもいろいろあるのだから、という方とがいる。広末さんはその後の方ね。」広「自分で判断して、自分で計画してしまうので、そうですね。」美「強制されるのが、岩という形になって現われるのね。」江「実に生真面目な方。自分の中での正義があるんですよ。それを示したりもするんですが、別に理解されなくてもいいっていうところも。自分自身の中の正義を貫いていこうっていうところもあって、いい意味で頑固さ、強さもお持ちになっていて。」広「そうだと思います。」美「広末王国を自分で持っているのよ。」国「実はもう、持っている。王国を、自分の中では。」美「そう。」明日に続きます。☆王国を持っていらっしゃるということで、とても親近感を。旅行や舞台鑑賞など、行くまでの過程、帰ってきてからの楽しみ方もご存知の方なのですね。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 21, 2006
京都ギリシア・ローマ美術館を鑑賞。古代ギリシアの陶器には、ボストン美術館所蔵の品が地元の美術館に常設されていた頃に何度か通って親しんでいたのですが、イヤホンガイドの音声も、しっかりと身につくほどではなく、ただ、陶器の黒の染料で現されていた黒像式が、レンガ色で表現されるようになった赤像式よりも古い年代に多いということが残っているくらい。「ボストン美術館常設展」それが映画の撮影があることを知って高校のときの歴史の教科書を紐解き、紀元前480年頃頻繁になった古代ペルシア-ギリシア都市国家間の戦争で、東西文明の衝突や民主主義が勃興したことを、興味を持っておさらいしたため、今回の展示を、より深く愉しむことができたように思います。「次回作『300』スパルタ王・レオニダス」じっくり見て思ったのが、黒像式が多かった年代から、赤像式が現れ始めたのがちょうど紀元前500-480年頃なのではないかなということ。美術館の展示には、ちょうどレオニダス王がテルモピュライの闘いで身につけているものと同じようなマスクの実物があったのですが、それを被ったヘラクレスに模した人物を描いた陶器もあり、年代が紀元前480年頃。自宅に帰ってぱっと開いたボストン美術館展の画集のページも、同じBC480年頃の赤像式の陶器。【スパルタ総攻撃】美術館にあったのは、ほとんど完全な形で残された作品群で、それらは貴人の墳墓から出土したとのこと。争いが頻発し、戦闘で活躍した人物の、生前の功績を生き生きと伝えるためにより細かい描写のできる赤像式の手法が発達し、それが今に伝えられているのではないかしらなどと。それよりも150年後のアレキサンダー大王の遠征により、地中海の文化が東方に波及し、ギリシア風の彫りの深い容貌の仏像に代表されるヘレニズム文化が生まれたように、東西文明の出逢う時と場所には、新たなムーブメントが起きるようです。酒と演劇の神・ディオニソスの姿も。【アメジスト ツインブレスレット】東西文明の出逢う時と場所に立った豪傑といえば、アッティラもその一人。彼の征西により、ゲルマン民族の大移動が起こり、ニーベルンゲンの指輪の一節にもなっているそう。☆かたや東からの攻撃を食い止める西側の砦となり、今に繋がるデモクラシーの発端の一翼となった英雄、かたや西側の砦を次々と破壊し尽くし、今に恐れられる東側の荒ぶる覇者、これら両雄を演じることになった役者の勇姿、はやく観たいもの。これまでも、様ざまな美術館に足を運びましたが、深い興味をもって、生身の人間の生き方、気配を感じながら鑑賞するのは、またひと味もふた味も趣が違うのだということを改めて発見。映画によって、稀代の俳優に出会ったことで、これほどまでにいろいろなことに開眼できるとは。ジェラルド・バトラー氏と、彼に繋がる全ての方々に、本当に感謝です☆
March 20, 2006
青春18きっぷにて、大津で映画・「オペラ座の怪人」鑑賞、京都で「ギリシア・ローマ美術館」とチョコレート専門店「レオニダス」を訪問。総勢6名の方々と、愉しき時を過ごすことができました。18きっぷの利用は学生の時以来。母が友人とこの切符を利用してあちこち遠出をしているので子どもが大きくなったら再び、と思っていたのが実現しました。(青春18きっぷ11,500円で5回分、JRの普通列車(新快速も含む)に丸一日乗り放題。一人で5日でも、五人で一日でも同乗ならばOK。)朝、6時前に出発して2回乗り換えて9時過ぎに大津着。扶桑文化会館の「オペラ座の怪人」鑑賞で初めてお会いした方と、2週間後、遠路はるばる再び同じ映画を観に行くことになろうとは。人生とは、本当に、異なもの味なものでございます。映画のファンで、これまた初対面の方々とも首尾よくお会いでき、一瞬でオペラ座について、ジェラルド・ファントムについて旧知の仲のごとく話が始まってしまいます。手作りグッズの披露や交換会もオフ会の醍醐味。【チョコレート色のかかったレオニダス】大津でのファントムは、画面がクリアで音響もよく、とても愉しめました。前日にも鑑賞された方のお話ではピントが合わず、音も小さかったそうですが、場内アンケートで改善を願ったところ、すぐに対応していただけたとのこと。それではと、一同ランチを囲みながら、アンケートを記入し、上映の感謝と、「タイムライン」・「ドラキュリア」・「Dearフランキー」などの上映希望を。京都へは大津からJRで9分。以前の草津や祇園会館での鑑賞も、京都観光をセットにして、清明神社、京都御所、知恩院の古書展などへ。ファントムのおかげで、半年で3回もいにしえの都に足を運べたことになります。今回はペルシア戦争に繋がるテルモピュライの闘いをテーマにした映画がクランクアップした記念に。北山駅から徒歩10分、瀟洒な個人宅を思わせる美術館は、明治5年に初めて正倉院が開かれたときに学術調査で貢献した蜷川式胤氏のお孫さんにあたる蜷川明・岸子夫妻のコレクション。その館主さまのご説明を受けながら、拝見することができました。(写真では式胤氏は坂本竜馬に似た容貌の方でした。)【明治維新と歴史意識】四階には、マイセンの陶器のコレクション。陶絵もあり、そこでティータイムもできる趣向。次はもっとゆっくりと訪れたいと思います。(先日拝見した蜷川シェイクスピアの舞台も、シラクサなど古代ギリシア周辺地域の名前がいくつか出てきました。ご縁ですね。)「間違いの喜劇・観賞」小雨の降る中、歩いて10分ほどのチョコレート店へ。古代ギリシアの美術館と、その時代の英雄の名を冠したお店が下鴨神社にほど近い、同じ通り沿いにあるというのもご縁だなと思いルートへ加えました。50種類ものベルギーのスイーツはどれも美味しそうで、「マスク」、「カサノヴァ」、「タツノオトシゴ」、「ルイーズ」、「ジェリー」の名がついたものと、リキュールボンボンを購入。【ドンファン】京都駅まではバス1本で帰ることができ、アイスダンス、ビクトリア式ファッション、宝塚とオペラ座の共通項、ミネラルウォーターから禁煙まで延々と。箸が転がっても、ちょっとジェラルド・ファントムが姿を見せただけでも面白い状態を愉しむことができました。or,that is the question☆御一緒いただいた皆さま、本当にありがとうございした。よろしかったら、また愉しきツアーへご同道いただければ幸いです。
March 19, 2006
木村さんの前世は、馬に乗った、武器を持ったネイティブ・アメリカンの女性。政治的に親を捕らえて、その上に立つという男性のような人生。自分の親を押さえつけて君臨したという前世の悲しみ、罪の意識が今生に持ち越されているよう。江「親に対して、口答えひとつしても、あとから自分が傷つくでしょう?苦しめた、悲しめたという思いがあって。ご家族は自分を主張する人たちだから家族のなかで闘い合う、ディベートが始まってしまう。そのディベートが終わると勝ち誇ったりもするけれど、あとから悲しくなったり、その繰り返し。」木村さんの前世は、おそらくシャーマン、巫女。宗教的指導者が政治的権力も持っていた祭政一致の時代の、霊的パワーの強い卑弥呼のような存在。木「人の話を聞いて、この人こうした方がいいなとか。ああこういうところがこうなっているとか。分析するのが好きです。」国「それはもう、完璧なるシャーマンですよ。」江「そうそう。」江「仕事で馬に接する事はないですか?前世に愛馬がいて、会うことになっていますよ。」前世で愛着をもって接していた動物には、向うから寄ってきたりして、今生で会えることがあるそう。美「動物がただの獣だからわからないと思ったら大間違いよ。犬も馬も、死んでもついてくるの。」木村さんは千代のお母さまの役を【功名が辻】補助していらっしゃる方はキセルを持った粋で厳格な三味線の師匠。美「昔から長唄、常盤津、清元のお師匠さんて厳しかったのよ。長火鉢の向うで、聞こえないよ、違うだろ、パーンってキセルでね、もう一度やってみなってね。そういうのがお師匠さん。」芸事、特に歌う事が大好きだという木村さんは、幼いときからバレエをしていたものの、近年日舞に目覚め、通いつめているよう。木「邦楽を聞いたとき、全身の血がしゅわしゅわしゅわとして。血が騒ぐってこういうことなんだと。それからお茶をならったり、和物に変わっていったんです。」この補助をなさっている方は、美輪さまにも挨拶に来られた江原さんのひいお祖母さまにそっくりなのだそうです。美「スタジオに来るとき、江戸小唄を歌っていたの。そういう曲を聴くとひいお祖母さまがお喜びになるから。」江「私も下町に行きたくなるときがあるんです、深川とかね。」木「私は深川育ちです。」美「あなたもそうなの?じゃあ血なのよ。」江「お仲間ですね。」木「たまにお着物を着て、門前中町とか、冨岡八幡宮とかにお参りに。」江「では一緒にあんみつでも。」美「観音様とかね。そうするとね、非日常の浪漫、明治時代のたけくらべの樋口一葉とかのね、そういう世界にふとタイムスリップして入れるのよ。そうすると日本人の血の中のものを全部満足させられるから。DNAに組み込まれているのよ、日本人は。そういうところにすぽっと入ると、リフレッシュできるのよ。」【人生学校 虎の巻】守護していらっしゃる方は巫女。こちらもまた、神に舞を奉納する役割をお持ちですね。オーラの色は、赤(頑固で情熱的)、青(知的で冷静)、シルバー(古風で地味)、そしてグリーン(無欲な平和主義者)。根気強く、やるとなったら徹底しているそうで、仕事には本当に緻密に準備して臨まれるそうです。赤と青のオーラを持っている方はモテる ということですので、女性に人気というのもわかりますね。 フィレンツェにて大きな影響を与えているお父様は、すでに浄化されていらっしゃるそうですが生前、まるで長男に接するようにやかましく厳しく言い過ぎたことを謝っておられるそう。江「本当は、もっと一緒に飲みたかったって。おみやげをもらったときもとてもうれしかったのにありがとうと言えなかった。」ワンマンで、自分の思いを口にすることができなかったというお父様。美「木村家はひとりひとりがワンマンで、独立国家なの。だから原罪意識をお捨てになること。あなたはとっても愛していらしたのね、お父様を。お父さまもあなたが可愛くてしょうがなかったのだけど、昔の日本男児みたいに愛してるとか、心配してるとか、照れくさくて言えないのよ。のど元まで愛情が出てるんだけど、こんなことしちゃいけないって、ブレーキをかけっぱなしで表現することができないの。だからあなたにもそれがうつって、この人には愛情を表現しちゃいけないんだって。お互い心の中は、物凄い勢いで愛し合っているの。でもそれが表現できなかったのよね。」木「そうですね。」【幸運を引きよせるスピリチュアル・ブック】美「いろんなことを並べて整理してみたら、何てことはなかったって思いません?」木「はい、思いますね。父が亡くなったのは、その時は悲しいことでしたけれど、今思うとそれでたくさんいただきものをしたというか。」江「今も生きていらっしゃるし。」木「はい、今はたまに側にいるなと思ったりするので。」美「今度から変わりますよ。これまでは愛を演じることが苦手でいらしたのよね。愛豊かな、燃えるような、豊穣の愛、慈しむ愛、それが苦手でいらしたけれど今度からそれが、楽に演じられるようになりますよ。」木「幸薄い役が多くて、何度死ぬんだろう、よし、日本一の死体になってやろうって思ってたんですが、お母さんの役も出てきたので。子どもはいないんですがその愛情を演じなければならないというのが課題になってきているので。」美「ちょうどいいチャンスね。可愛らしい、優しい奥さんているじゃない?そういう風に、ぱっと切り替えておあげになればいいのよ。あなた自身はもともとそういうものを持っているんだから。」新たなスタートを切ってもよいという承諾をいただいたように思うという木村さん。ますます輝き出でて欲しいなと思います。読んでいただいてありがとうございました。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ☆家族でディベート、私の実家もよくやりました。一番印象に残っているのが、小学生3年生位のとき。「フランス革命展」に連れて行ってと言うと「何故行きたいか」を明確にしなさいと。「マリー・アントワネットを尊敬しているから。」と答えると、父は硬化。民衆を苦しめた人物を尊敬するなど、とんでもない。いくら身分が高くても大勢の力の前には無力なのだと言います。生意気な子どもは「200人に10万人が滅ぼされたこともある。」と応戦。インカ帝国の例を出したのですが、そのとき「200人のスペイン人」であるところを何故か「200人のドイツ人」であると主張してしまい、言質をとられて結局、マリー・アントワネットの華麗な世界を見損なったのでした。家族で様ざまに課題を並べて、吟味、分析、討論するのは面白かったのでいまもそういった場面によくあって愉しんでいます。「フランス革命展」の方は、学生時代に宝塚の舞台とヴェルサイユに行きましたのでリベンジはできましたが、鮮烈な印象は幼き時の方が強かったろうと。ゆえに娘が行きたいと言った文化的催しは、喜んで連れて行くようにしています。
March 18, 2006
木村多江さんは女性に人気のある女優さんとのこと。「大奥 第一章」での御台所がとても素敵で、いま一番好きな女優さんの一人です。江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国木村多江さん・・・木【スピリチュアル・チェック】☆自分の性格をひと言で→激しいと思います。☆生まれ変わるとしたら→歌のすごく上手な人☆ストレス解消法→踊ること☆座右の銘→反省すれども後悔せず。☆不思議な体験→父親が亡くなって初めてした仕事の時、客席にその父が座っていたこと。☆人生の転機→父が亡くなった21才のとき。デジタル録画をして、毎回オーラの泉を拝見しておられるという木村さん。自分の中で抽象的なままだったことを、具体的にしてくれる番組がとても有り難いとのこと。亡くなったお父様が客席にいらしたのは、音楽の舞台でのナレーションをしていたとき。音楽が演奏されている最中、客席の一番後ろに、スーツを着て座っていらしたそうで嬉しくて、テンションが上がったと。木村さんは霊的なことに対して感度が高く、霊を見たのはそのときが初めてだったものの、頭痛や吐き気におそわれることが多いよう。国「初めて霊が見えたら、驚きませんか?」江「身内の人が出てくるのは、そんなに怖くないと思いますよ。」木「その時は嬉しかったんです。亡くなってすぐで、会いたかったので。」美「身内の人が舞台の袖や客席にお見えになることとか、よくあることなの。ああ懐かしいってそんな感じよ。コンサートだったか芝居だったか、『ああ、三島由紀夫さんが来てるな』と思っていたら楽屋にいらした横尾忠則さんも『今、三島さんが来てたよ。』っておっしゃるから『私も見たわよ。』って、それでおしまい。普通のことだから。三島さんだけじゃなくて、いろんな方がいらっしゃるわよ。」【横尾忠則氏デザイン】不思議な体験は他にもあるそうで、お断りしようとしたことを承諾してしまったとき木「父にしてやられた。」と思われたことも。国「これって、中井貴一さんも同じような状態がありましたね。」美「そうそう。ご覧になって、納得なさったわね?」木「納得したんです。」:佐田啓二氏出演【彼岸花】「オーラの泉・聖なる怪物・中井貴一さん」「オーラの泉・正負の法則・中井貴一さん」承諾してしまったというのは、だんな様になった方からのアプローチ。お父さまからは「お前みたいなのをもらってもらったから感謝しなくては。」とのメッセージも。木「結婚はできないと思っていたんですが、転がるように自然に導かれていったんです。」10代の頃からスピリチュアルなことに興味があり、自分を知りたくて仕方がない一方、自分の多面性を恐れ、人格が分裂することを心配していたそう。それが病気ではなく、魂の歴史や思いぐせからきていること、分析して納得してゆくことが、オーラの泉を通してわかってきたと。美「多重人格ね。このあいだ上原さくらさんが同じ悩みで、私、病気かしらとおっしゃっていたじゃない。不安を感じていらっしゃる方はたくさんいるけれど、それはスピリチュアルなものだったり、いろんな複合的なものがあるんだから、病気でもなんでもないの。この番組で江原さんがそれらを明確に解いて、学問的に教えてくださると、ああ、なるほどそういうものなのかって、指摘されるとわかるのよ。上原さんのをご覧になって、納得なさった?」木「しました。だからこの番組は私のお薬になっています。」「オーラの泉・魂の親・上原さくらさん」「オーラの泉・浄化の涙・上原さくらさん」 人生の転機はお父さまが亡くなったこと。木村さんはお父さまの亡くなった原因が自分にあると信じ、結婚もずっとできないと思っていたこともあったそう。木「その罪を償わなければならない、自分は幸せになっちゃいけないとか。恋愛でもひどい方向にいたりとか不幸だと安心する。今思うと、不幸なものを自ら選択していたような。」お父さまが突然死で亡くなったのは自分がかけたストレスのせいだと思っていた木村さん。最後に電話で話したのも自分だったために、その思いは余計に強くなったよう。木「母を苦しめて不幸にしてしまったので。母を幸せにすることが一番。でも自分は罪を償って・・・。」美「原罪意識なの。自分に罰を与える、自分が幸せになっちゃ申し訳ない。自分は不幸にならなければならないって、自分に刑を宣告したのよ。」木「生きなきゃいけない、生きなきゃいけない。死ぬ方が楽だと思ったんです。生きることの方が辛いから、でも母を悲しませられないから。絶対生きて、罪を償っていこうって思って・・・。」美「死刑より、終身刑を選んだのよ。すべての刑を受け続けなくてはならない方をね。」【ああ正負の法則】お父さまを失ってから、10年間、ずっと辛かったという木村さんは、昨年あるドラマに出演されたあたりから、「自分は生きていていいんだ。」と思われたそう。木「いろんな修行的なことが自分の中で起こって。自分が悪魔になってもいいや、私はすごく激しいので、自分の念で人を殺せちゃうかもしれないっていうくらいのところまで行ってしまったんですね。でもそこを通らないと次のところには行けなくて、その時は苦しかった、苦しかったからそういう風になっちゃったんですけれどでもそこを経て、すべての辻褄が合ったというか。あ、起こるべくしていろんなことが起こっているということが、頭でなくて体でわかって。そうしたらすごく感謝できるようになって。」☆「雨と夢のあとに」で、愛する娘を思うあまりに自分の死を受け入れられない男性とその娘をやさしく見守る女性を演じたことで「肉体は滅びても愛情は生き続ける」ことを知り、木村さんは罪の意識が消えていったそうです。【雨と夢のあとに】国「そういう人生を送らなくてはいけないということだけで、悲しくなってしまうんですけれど。自分を追いつめるってことじゃないですか。」美「ありがたいことなのよ。修行ですもの。山伏だってなんだってみんなそうよ。自分を追いつめて追いつめて、究極まで。何故かって振り子と同じなの。振り子の原理。こっちへ行ってね、振り切っちゃったらもう、こっちへ行くしかないの。それをふと、お感じになったのね。」木「そうですね。それでたまたまオーラの泉をみたときにステージが変わる、違うところにきたなっていう感じが、去年。自分が変わったなとは思っていたんですが、番組でその具体的な言葉を。だから必然なんです、この番組を観させていただくことが。」【スピリチュアルな人生に目覚めるために】江「その分、その前に苦しみ抜いてきましたからね。」美「小さい頃からなのよ。ずっと堆積してきているのよね。」江「人との感覚があまりに違って、家族を含めて自分の中で苦しかったんです。現実的にはそんなに親にひどいことをしたわけではないと思うんですよ。それよりも、魂の歴史に原因があるんです。その記憶が残っている。」明日に続きます。☆映画・「春の雪」の初日をひとりで拝見しに行ったとき、いつもは端の席を選ぶのですが、ほぼ真ん中の席がふたつ空いていて、何となくそのひとつを選択。会場が満席になってゆくなか、隣の席は空いたまま。とても観やすいお席で三島美学を堪能しながら、喜んでいらっしゃる気配を感じていたのでした。☆「私のようなものでも、ここにいた意味があったのですね。」というセリフを「大奥」の最終回、御台所役で木村さんが口にされます。徳川家に公家から嫁ぐも、家光に疎まれ続ける御台所。彼女が後継ぎをあげることは、公家の勢力を増すことになるために阻まれたこと、また彼女がいたからこそ、新興勢力である徳川家に公家が頭を下げ、天下泰平が成ったことを春日局が死の床で告げ、上のセリフとなるのです。☆振り子の原理。振り切ることができる方は、同じ座標でよき方向に導かれる。ヨガの講座でも、普通の人よりも悪人の方が深く学べると。気づきがより深いのでしょう。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 17, 2006
蜷川シェイクスピア、「卒塔婆小町」で美しかった高橋洋さんを観たくて足を運びました。開演前に客席にはいると、舞台はすでに幕が上がった状態。欧州の街並と思しきセットが、鏡張りで作られています。「十二夜」歌舞伎バ-ジョンを観た友人と鑑賞しましたがこのときも鏡張りだったとか。先日みた「コーラスライン」もそうで、自分の席から自分の姿を舞台上に観ることができる効果、「この世は舞台、人間はみな役者」というシェイクスピアの言葉どおり。【蜷川幸雄×藤原竜也×鈴木杏 ロミオとジュリエット】【間違いの喜劇】生き別れになった双子の息子を探して、トルコ・エフェソスに紛れ込んだシラクサのイジーオンは、法律により死罪となるところを公爵の情けで、保釈金を集めるまでの一日、命の猶予を与えられる。ちょうどそのエフェソスへやってきたのが、イジーオンの双子の息子・アンティフォラスと、同じ日にこれまた双子として生まれた従者・ドローミオ。二人は自分たちの身の上を隠して、生き別れになったそれぞれの兄を探すも、なぜかこの初めての土地で、旧知の仲のごとく人々に扱われ、見知らぬ身分高き女性・エイドリアーナからは夫としてもてなされ、次第に事件に巻き込まれてゆく・・・。ステージと観客席を縦横に生かした舞台運び。セットは城壁となり、町かどになり、尼僧院となり、役者の動きによって目まぐるしく役割を変えてゆき、2組の双子が巻き起こす大騒動に、観客はすぐさま巻き込まれ、エフェソスの民に模されてしまいます。客席通路をこれほど使った舞台はあまりないかもしれないなと思うほど。ゆえに役者さんがしょっちゅう、目の前に、手の届く場所にいる状態。ファンの方は幸せだったでしょうね、この舞台。そんな舞台が始まって、すぐに目がとまったのが、アンティフォラス役の小栗旬さん。ドラマや映画で活躍されている方だそうで、観客席に若い方々が多かったのも道理。所作の美しさといい、不敵で傲慢な表情を持ちながら愛嬌を失わない色男ぶりといい、終始、四方八方から見られている方のオーラを感じました。それ以上に注目だったのが、エイドリアーナの妹・ルシアーナの月川悠貴さん。「卒塔婆小町」のときも貴婦人役として出演していらっしゃいました。そのときも今回も、出演者は全員男性。とわかっていても、どうしてもひとり、女性としか思えない方がみえまして。今回も滑らかな背中を大きく見せたドレスをまとい、優しき声音で話す様子は観客席の通路を歩く姿を間近でつくづくと拝見しても、まったく女人そのもの。城壁の窓からはだけた胸を見せるシーンがなければ、パンフレットで確認するまで信じられないほど。女性役に定評があり、「ハムレット」の劇中劇で王妃をされたというのも、納得。「観ていてどこか狂気を感じさせる役者」を見つけるのが、舞台を観る醍醐味のひとつなのですが、今回、その役者がいて幸せ。高橋洋さんは、前回の深草少将から一変。従者・ドローミオはチャプリンのドタバタ劇を彷彿とさせる道化役。主人・アンティフォラスに忠実に仕えても仕えても「間違いの喜劇」ゆえの錯誤に貶され小突かれ蹴飛ばされ。双子の兄弟を演じ分け、ということはほとんど出ずっぱりで舞台を走り回ります。このドローミオ、「真夏の夜の夢」のパックにも通じるものがあり、やはり相当な体力と演技力のある役者しかできないキャラクター。小栗さんのアンティフォラスとともに、いっこく堂さんに腹話術を伝授されたときも才能ありとお墨付きをいただいたとか。いつ出てくるかしら、と最後まで待っていたのが鶴見辰吾さん。ちょうどチケットを取ったのが、「オーラの泉」に出演されていた頃で修業が大好きだという鶴見さんがどんな役をされるのかと愉しみに。慈愛に満ちた、素敵な尼僧長でした。間違いの喜劇「この世は舞台、人間はみな役者」、よき役者を堪能できる素晴らしい舞台へぜひ。
March 16, 2006
「カッコ」の中に、言葉を入れて、そのテーマについて答える「カッコ」バトン。wakaranchoさんからいだたいたお題は「色」について。また、wakaba21さんからは漢字バトンをいただきました。【「カッコ」バトン】Q1.パソコンまたは本棚に入っている『色』は?白と青Q2.今、妄想している『色』は?真紅。Q3.最初に出会った『色』は?光の色。目を閉じても見える七色。Q4.特別な思い入れのある『色』は?緑 鮎原こずえのライバル、みどりさんが好きだったせいかおままごとをやると、名前はみどりに。小学生のころはグリーンかイエロー・グリーンの服が好きでした。(マヤちゃんよりも亜弓さんが好きなのと同じ傾向でしょうか。「紅天女」の新作能、観たいです☆)色調そのものと、翠、碧、緑という文字と音も好きなのですね。瑠璃色(紫色を帯びた紺色)も好きです。Q5.次にまわす方とお題→愉しそうだなと思われた方、漢字バトンを参照なさってお好きな漢字をお選びになり、よろしかったらお受け取りくださいませ。【漢字バトン】Q1.前の人が出題した漢字に対して自分が持つイメージは? [風] ヴァータ=風。インドの伝承医学・アーユルヴェーダのトリドーシャ理論のひとつ。[転] ローリング・ストーン。輪廻。 さざれいしの いわおとなりて こけのむすまで[満] 月。藤原道長。 うつし世を わが世とぞ思えば 満ち潮の 引くがまことの 定なりけりQ2.次の人に回す言葉を3つ。 [結][唯][天]Q3..大切にしたい漢字を3つ。 [縁]・・・今ある基(もとい)[焔]・・・内なる炎(ほのお)[艶]・・・外おる薫(かおり)Q4.漢字のことをどう思う?意思の疎通をはかるうえで、もっとも美しく、もっとも創造的なアイテム。Q5.最後にあなたの好きな四字熟語を3つ教えてください。和顔愛語(わがんあいご) 和やかな表情と親愛の情が篭もった言葉使い。花鳥風月(かちょうふうげつ) 天地自然の美しい風景。錦心繍口(きんしんしゅうこう) 美しい心情と言葉。Q6.バトンを回す人7人とその人をイメージする漢字を。ルカの街並さん [光] カメコさん [和] wakaranchoさん [真]さるかもめさん [慈] herbalteaさん [誠]Manaxxxさん [芳]ALLURE121さん [優]よろしかったら、お受け取りくださいませ。************************************************3月15日 午前8時35分より、満月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
March 14, 2006
ヒポクラテスの四気質はインドの伝承医学・アーユルヴェーダのヴァータ、ピッタ、カパで表されるトリドーシャ理論とも重なるそうです。脈、呼吸などの体の変化、心の状態や病的な症状は、毎日の生活によって変動したり、季節によって変わり、個人差もあります。ヴァータ(風と空)・・・機敏で活発、順応性があり、理解、記憶が速い。快活で想像力豊か。早口。物事を率先して行う。生活習慣や考え方が乱れて調子を崩すと イライラ、心配性、空虚感、抑鬱症状。記憶が速いがすぐ忘れる、物事が長続きしない。浪費傾向。ピッタ(火と水)・・・知的、情熱的、勇敢、機転が利き、チャレンジ精神旺盛。集中力があり、行動や話に無駄がなくリーダーに最適。闘志。敵対心旺盛。調子を崩すと 短気で怒りっぽく、喧嘩っ早く、批判的に。完璧主義に走って敵を作る。高級志向。カパ(水と土)・・・穏やかで情にもろく、波風が立たないことを望む。心が落ち着き、辛抱強く物事をやり遂げる。調子を崩すと 物事にこだわり、執念深くなる、思考が鈍くおおざっぱに。活動意欲がなくなって、抑鬱状態に。愛欲に溺れ、独善的になって根に持つ。詳しい整合性は調べられませんでしたが、印象としては多血質=ピッタ・ヴァータ 憂鬱質=ヴァータ・カパ 粘液質=カパ 胆汁質=ピッタ となるように思います。「アーユルヴェーダで体質を知る」それぞれの体質は、どれが良くて悪いということはありません。ただし、周囲の環境や食べ物などが体質に合わず、内省が上手く働かないと、心身が抑圧されてゆき、きっかけを与えられると一気に不調が表に出ることがあります。「あくまで神経と血にもてあそばれる人物を選んだ。かれらに自由意志はない。その日その日の行為は、いつでも宿命的な肉体の本能に左右されている。テレーズとローランは人獣であって、それ以外のなにものでもない。・・・最後に、私はやむをえず悔恨という言葉を使ったが、その正体は単なる器官の不調、緊張してやぶれかけた神経組織の反逆作用にすぎない。ここでは心はまったく介在しない。 『テレーズ・ラカン 再版の序 エミール・ゾラ』」ローランの住む屋根裏部屋と味気ない毎日の食事という劣悪な環境と、親から見離され真に愛し愛されたことのない孤独。テレーズのもともとの気質に合わぬ、暗い裏小路の店と夫と姑に縛り付けられた生活。互いの気質の不調が最大限になったときに、二人は出会ってしまい、炎が風で吹上げられるように、水と水が呼び合うように、一気に暴走し、獣性が現われます。己の状態が見えないゆえに、心身の暴走を止めることができないのはファントムと似通う部分がありますね。産業革命後の科学の時代である19世紀後半のパリ。「汽車が走り、ガス灯がともり、ダーウィンの進化論、ベルナールの実験医学、その他の実証的科学の業績が次々に世に出た時代」において、実験小説、のちに自然主義文学と呼ばれる文学体系を生み出したのがゾラ。「生と体質と現実でないものなんぞ、一切私は欲しくないのだ。」「人間を決めるものが体質であり、その体質は遺伝と環境によって形成されるという理論から、実証的、実験的に人間・社会を描きとらえる手法として、遺伝・環境を観察・分析し、それによって人間・社会の病弊を救おうとした・・・自然主義」(日本においては、自然主義がゾライズム的に取り入れられましたが、歴史・社会基盤が異なるため、社会性・科学性の希薄な、田山花袋の「蒲団」に代表される「無理想・無解決・現実暴露」の日本的自然主義・私小説の方向に発展。森鴎外、夏目漱石がこの日本的自然主義に飽きたらず、批判的態度をとったのは欧州生活を高度に経験し、ゾラの目指した自然主義とは何たるかを身をもって体験していたゆえとのこととか。)「テレーズ・ラカン」のラストは、医師でもある渡辺淳一さんの映画になった小説とほぼ同じ。日経で連載されていた頃に読んでおりましたが、検死報告書で終わるあたりもゾラの言う「科学的な目的」に通じるものがあり、かの人気作家のフランス自然主義文学に傾倒されていると思しき様子が見て取れます。医者が腑分けをしたあとの肉体を淡々と示し、そこから医学的発達を目指したようにゾラも登場人物をチェスのこまのごとく配し、冷徹に観察・分析して産業革命後の人間の病弊を救う一助と見なしたのでしょう。ローランをつい情緒的に、感情移入してみてしまう140年後の日本の読者は想定しないままに。モルグ街に足を運び、友人の報告書を確認することでしばしの安逸を得るローランは、ひと足早く、己のそれを透かし観ていたのでしょうか。禁断の木の実を食べた者達は、安住の地を永遠に失ってしまうことは忘れて。ローランやテレーズに比べれば、ファントムが本当に初心(うぶ)に思えるほどの底なしの泥沼劇、などと観るのはやはり日本的自然主義の見方なのかもしれません。それでも、思考を共有するかのごとく、同時に相手を消そうと願った二人が共に滅ぶことを選んだのは、時と場所を同じくして生まれ出でる双子(ツインソウル)が、愛別離苦を分かち合うことを今度こそ決心した。そんな風に二人の破滅に救いをみたい。生まれ出る先が、たとえこの世ではないとしても。科学の発展に万能の未来を夢見ていた時代から140年の時を経た今、愛なき人間模様は映画として、稀代の俳優の取り組みによってどのように生まれ変わるのでしょうか。拙き戯れごと、読んでいただいてありがとうございました。「テレーズ・ラカンと四気質」************************************************3月15日 午前8時35分より、満月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
March 13, 2006
「テレーズ・ラカン」が「オペラ座の怪人」のファントム役者をローランに映画化されるとのことで去年の秋に重版になっていたのを、取り寄せて読み終えました。上巻はひたすら肉体的に、下巻は心理的に息詰まる作品。人が持つ優しさや思いやりといった善の部分を完膚なきまでに排除し、ひたすら利己的で、獣性に徹した姿を描いています。出版当時、非常に問題視、酷評されたという小説、愛なき人間模様を描いたエミール・ゾラは、「『テレーズ・ラカン』で性格ではなく、体質を研究しようとした。』」と。「・・・私の目的は、何よりもまず科学的な目的だった。テレーズとローランという人物をつくりだすと、私はすすんで、いくつかの問題を自分に提起し、これを解くことにつとめた。そこで、私は異なるふたつの体質が結びつくとき、どういう特異なケースになるかを説明しようとした。多血質の性格が神経質(憂鬱質)の性格に接触すると、どういう深刻な混乱がおこるかをあきらかにした。」 「テレーズ・ラカン 再版の序 エミール・ゾラ」フランスの精神医学の分野は非常に発達しているようで、岡本太郎氏もパリに遊学中、ソルボンヌ大で講義を受けていたそうですが、1867年にこの小説が執筆された当時も、古代ギリシアより受け継がれた体質による性格の分類化がすでに文学者のテーマとなるほど一般的なものだったのでしょう。【嘆きのテレーズ】古代ギリシャのヒポクラテスが唱えたのが、四気質説。「人間の体液が血液、粘液、胆汁、黒胆汁 から成り、それぞれの体液が人によって優性的に働くことで、多血質、粘液質、胆汁質、憂鬱質の性格が生まれる」この四気質説はフロイト、ユング、シュタイナーなどの行動・性格分析に昇華したようです。多血質・・・楽観的・活動的で、気が移りやすい気質。明るく軽やかで前向き。好奇心旺盛な一方飽きっぽい。友好的で誰とでもすぐに仲良しに。感情・想像力豊か。気分に流され自分をコントロールできないことも。気配り屋で社交的。陽気だが気分屋なので周りが疲れたり、計画を立てて先の見通しを考えることは苦手。今この時、瞬間瞬間を生きる人。早口でしゃべる。憂鬱質・・・些細なことを誇大に考えて取越し苦労をし、人を信用せず生気に乏しい暗い性質。痩せ型で顔色が悪く、視線が下向きで足を引きずって歩く。冷静で慎重な一方、感受性が豊かで傷つきやすい。考えることが好きで、いつも疑問を持ち、思い込みが激しく自分の内にこもりやすい。想像力があり理想も高い一方、現実とのギャップに苦しむ。自分ができると判断したことは一生懸命に行う。 粘液質・・・冷静で、不活発であるが、粘り強い気質。歩き方も動作も話し方もゆったりのんびり。食べることと寝る事が大好き。いつも落ち着いていてマイペース。感情にむらがなく、いつも穏やか。こつこつと同じことを繰り返しても飽きず、決断するまで時間がかかる一方、一度決めたらとことんやり遂げる。ゆっくりと深く考える力がある。 胆汁質・・・情動的反応が速くて強いのを特色とする気質。目が意思的に輝き、情熱的で正義感が強い。不正に対して激しく憤どおり、常にエネルギッシュで活動的な一方、批判的・攻撃的にも。チャレンジ精神が強く、決断力に優れ仕事もどんどんこなし、前向き。【子どもの体と心の成長】ローランはゾラが書いているように多血質ですね。テレーズは憂鬱質、カミーユは粘液質、ラカン夫人は胆汁質となるでしょうか。(ファントム役者のジェラルド・バトラー氏がローランに選ばれた理由、彼の与える一番強い印象が、多血質に近いのかもしれません。)それぞれの体質がどういったときに獣性を帯びるのか、インドのインドの伝承医学・アーユルヴェーダのトリドーシャ理論などからもヒントを得ましたので、続きは明日に。☆皆さまの気質は、ご自分でご覧になってどれだと思われましたか?わたくしは胆汁質、夫は粘液質のようです。☆☆☆☆ 今夜9時からの日曜洋画劇場「トゥームレイダ―2」にて「オペラ座の怪人」のファントムをされたジェラルド・バトラー氏が出演されました。出演されます。聖なる怪物の面目躍如、まったく違った顔での登場にきっと驚かれたことでしょう。番組の感想を伝えられる視聴者プレゼントにも、どうぞアクセスを。「日曜洋画劇場」☆世界の中で日本公開が一番ヒットし、いまだにイクスピアリをはじめ、再上映続いている映画・「オペラ座の怪人」のファントム役をされたジェラルド・バトラー氏が出演されているということで、全国のファンがテレビ朝日さんの英断にとても感謝し、愉しみに待っていたと思います。素晴らしいアクション、精悍さと色気がありかつ複雑な役どころで、ファントムとはまた違った魅力をみせてくれました。次は「タイムライン」か「ドラキュリア」を放送していただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。☆************************************************3月15日 午前8時35分より、満月が始まりますね。メールマガジンをお届けいたしますので、ご登録いただいている皆さま、よろしくお願いいたします。「『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』源氏物語を題材にした現代に通じる恋愛セミナーを中心に、ヨガ・心理学・手作り石鹸・自然療法・文化などを交え、楽しくキレイになる方法を。新月と満月の日に、あなたも生まれ変わってみませんか? 」毎月、満月と新月の始まる時間に発行予定。ご興味をお持ちいただいた方は、よろしかったらバックナンバーをご覧下さいませ。『恋でキレイに~源氏物語で恋愛セミナー~ 』
March 12, 2006
ベッキーさんのオーラの色は、情熱の赤と慈愛の紫、外枠には冷静さのブルー。また頭の上に金色の玉がのっているそうで、これは非常に珍しく、常に、高い精神性を心がけていて、強いご加護があるということ。江「細身の方ですが、大きく輝くオーラで、いいですよ。」すべてに感謝されるベッキーさんには、守護される方もたくさんおいでになり、あらゆる場面に対応できるのも、仕事の内容に合わせてバックアップを受けることができるから。その中でも代表的な方は、江戸時代の呉服商のおかみさんで古風な和物やテキスタイル的な趣味の高い方。ベッキーさんは服が大好きで、和装のときも小間物や半襟の色にこだわるなどこの方の影響は大きいようです。次がヨーロッパの女性画家で、絵本も描かれる方。ベッキーさんも絵本を出版されているとか。マリア信仰をされていて、ベールを被り手を合わせている女性も。感謝と祈りを捧げる姿が重なりますね。そして最後が、前世とも関わる南国の女性。南の島がお好きなのも前世の記憶から。江「ただひとつだけ悲しい出来事があるんです。姉妹が亡くなっていて、それがいまの妹さん。ふたりの絆は強くて、妹さんはあなたのために生きる人。」とにかく献身的な気持ちが強い方で、前世でも部族の姫だったベッキーさんのために嫁ぎ、その途上で海で遭難されたと。大きな宝石をつけた可愛い妹さんを、お二人はセットに呼ばれました。美「ぴったりよ。その胸につけているの、アクアマリンでしょう?海の色、水なのよ。面白いわね。」「ご褒美に、見事なアクアマリンをあげましょう。」黒蜥蜴妹さんは霊媒体質で、守護される方はヒーラー。ベッキーさんの仕事がハードで体調を崩したときも、その病気を妹さんがもらって調子が悪くなるほど。政治的な事情から嫁いだことや、常に姉を立て、心配する前世の経験をいまだに手放せずにいる妹さん。江「こういう過去生を知ることで、今はもう心配がないとわかり、もっとポジティブに生きてゆくことができるんです。」ベッキーさんと一心同体の妹さんにとっても、いまがちょうど転機のとき。べ「お話をいただいたとき、、まず妹を連れてこようと思ったんですよ。いつもは絶対に、仕事には呼ばないのに。」江「ベッキーさんが陽なら、妹さんは陰。ご自分の人生をいきていないというストレスがあり、臆病な部分もある。すぐに悩んでいつまでも思っていると、それが溜まってお腹の痛みにもなるんです。」最近、大きなカバンがなぜか気になり、購入してしまうのは「人生の旅」にでて、自分の人生を生きようというメッセージ。江「ここで殻をひとつ破って、出てゆきなさいということなんです。」いままで姉であるベッキーさんとふたりでワンセットだった状態から、もっと自分が中心になることに慣れてゆくこと。妹さんの転機は、ベッキーさんの転機でもあるようです。美「今まで二人で一人だったけれど、今度はちゃんとセパレートな二人になりなさいってことなの。」もうひとつ興味深いお話が、ベッキーさんのご先祖のイギリス軍人さんに関わることで中国の仙人の容貌のような方が見えると。植民地時代、苛烈を極めた中国での英国の搾取が、国の背負う業として存在しているよう。江「常に感謝して。国の境なく生きる、いろいろな気持ちを学びなさいと。」受け止める準備のできている方のところに、ふさわしい学びがやってくる。国の業という大きな学びも、精神性の高いベッキーさんゆえに届けられるメッセージなのかもしれません。読んでいただいて、ありがとうございました。来週のゲストは木村多江さん。「大奥 第一章」では御台所の孝子の上をされていて、一番、公家らしく、美しい方と思っておりました。大好きな女優さんです。【大奥 第一章 DVD-BOX】また、3月18日(土)午後7時より、「オーラの泉スペシャル」ゲストは広末涼子さん、長嶋一茂さん、綾戸智恵さんです。広末さんはドラマでご活躍、ピュアな感じが戻ってこられましたね。長嶋一茂さんは別の番組で、一時パニック障害になられたとのこと。お父さまとの関係も、お話されるかもしれません。予告で「なにもんやー、このおっさん!」と叫ばれていた綾戸さん。ジャズ・シンガーの大御所の方でもいらっしゃるのかしら・・・などと、また愉しくも学び多き番組になりそうです。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 11, 2006
お母さんのお腹の中にはいった胎児にもすでにオーラがあるということ。江原さんには赤ちゃんのオーラの色から、元気な子が生まれてくるか、のんびりした子かなどが見えるとか。魂あるものはみなオーラを持っているので、母親の体内に宿った瞬間から、赤ちゃんは光を放っているのだそうです。今回のゲストはベッキーさん。子供服のデザインなども手掛けておられるそうで、なかなか多彩な方のようでよく共演される太一くんも「こんなに性格のいい子はいないな。」と。美輪さんによると「情緒と理性のバランスが上手に取れているの。この番組に出る必要がないくらい。」とのこと。江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国ベッキーさん・・・べ【スピリチュアル・チェック】☆好きな言葉 →Spice up your life.☆将来の目標 →可愛い雑貨と古着のお店を開くこと。☆一番欲しいもの →だんな様☆よく見る夢 →火星人と話す夢☆リラックスする場所 →南の島☆毎日かかさずしていること →感謝の時間を持つこと。「オーラの泉」の大ファンで、出演したくてたまらなかったというベッキーさん。これまで二度ほど機会があったにも関わらず、スケジュールが合わなかったのを「この番組に出る人は転機だから。」とご自分に言い聞かせていたと。美輪さんとは二度ほど共演されたことがあり、江原さんとは初対面ながら著書をたくさん読んでいるということ。満を持しての出演で、一番知りたいというのが前世だそうですが江「今生では心配のない人。」"Spice up your life."というのは、スパイス・ガールズの言葉。べ「『人生を味付けしましょう、刺激を与えましょう』という意味で。中学生のときにこの言葉を聞いて、よし、これだと。」英国のスターに影響を受けられたというのも、お父さまがイギリス人だということも関係があるようです。ご家庭では英語と日本語がちゃんぽんで話されていると。夢は日本語で見るそうですが、火星人とは「らりるれろ」の音が多い言葉で対話しているとか。べ「タコっぽいイメージで、足は八本以上ありましたね。」国「宇宙人というのは、いるということなんですか?」美「いると思いますよ。地球の中にだって見たこともないような生き物がいっぱいいるじゃない。それが何故、地球の外にいちゃいけないの?」江「地球と同じように物質として生きているとは限らないんじゃないですか?幽体、エネルギー体のまま生きている場合もある。だから発見できたかできないかという問題とは違うレベルの場合もあるんです。」ベッキーさんの夢は思いぐせの夢。小さい頃、英国の親戚の家に行っても、うまくコミュニケーションを取れなかったことが深層心理となって現われているそう。江「言葉が通じなかったことが変換されて、宇宙人になる、象徴としてね。ストレスが蘇えっているんですね。」今は言葉の壁もなく、コミュニケーションが取れるようになったというベッキーさん。これは英語圏の方だけでなく、どんな性格の人とも変わらないことだそうで、「よくあの人と話ができるね。」と言われるほど。これも、幼いときから人と心を通じ合わせることに苦心してきた経験から。国「周りの人が『あの人癖があるよ』って言う人って自分の中でも『癖がある人』ってわかってたりしますか?」べ「わかっていても、みんなが自分を作っているからでしょう?みんな自分のままでいけば、話せるじゃないって。」国「嫌いな人はいない?」べ「嫌いな人はいないです。苦手な人だとかなかなか合わないなって人はいますけど。嫌いというのは、格好も中身も100%嫌いになって初めて言う言葉だなって思うから。嫌いな人はいないです。」国「勉強になります。」べ「だってみんないいところがあるから。いいとこ探しが好きなんです。その方が、自分も楽だと思います。」美輪さんのご指摘によるとベッキーさんは、裏切られることも多いようですが、それも経験として、プラスに考え、ステップアップするようにしているそう。べ「いいのいいの、これで1つ勉強になったでしょ。引きずっても過去は変えられないし、しょうがないって思うように、してます。」美「分析しちゃうのよ。」国「今日は先生が三人いる気になってきました。」感謝の時間は、朝、車に乗っているときの20分間ほどを。べ「家族、ペット、スタッフさん、ファンの方、守護霊さんなどみんなに感謝して。その次が、お祈りの時間。」美「彼女はちゃんとしてるの。順序があるのよ。普通の人は、感謝はしなくて、お願いばかりなの。ベッキーちゃんのやってることって日本の古いしきたりと同じなのよ。誰に教わったの?」べ「江原さんの本を読んで、紙に書いて祈っているんです。」【運を引きよせるスピリチュアル・ブック】紙に家族、友人など大きくカテゴリに書き、家族のひとりひとり、友人のひとりひとりに感謝してから、昨日いただいた食事、今着ている綺麗な服、しかってくれた人などすべてに感謝するそう。べ「最初は感謝だけだったんですが、江原さんの本でこうするといいと知ったから。一日のスタートに手を合わせて、目を閉じて、『こういうことが上手くいきますように』ってお願いするといいと書いてあったので。」美「素直なのね。ちゃんと届いているのよ。守護霊さんとかにね、おーよしよしってお願いされなくてもそれだけ感謝されれば、自分も責任が生じるから、それじゃ明日も皆さん、手助けしましょうねってなるの。」美輪さんは毎日40分から1時間、どんなにご帰宅が遅くなってもお経をあげ、すべてのことに感謝し、守護してくださる方ひとりひとりにお礼をおっしゃっているそう。美「普通に感謝するだけでいいの。お経を百万遍あげても、心が篭もっていなければだめ。鼻歌と一緒よ。」江「私がお奨めするのは、想念のプレゼントをするといいんです。亡くなっている人にも、生きている人にも天国のような風景をイメージして、相手に送る。悪感情を感じるときにも、美しいお花やお花畑でもいい、自分にとって天国だと思う風景を送るんです。そうすると自分の心の中の景色も天国になるんですよ。特にモヤモヤした気持ちがあるときにそうするといいんです。」明日に続きます。☆淀川長治さんも、「私はいまだかつて、嫌いな人に会ったことがない。好きになることがどんなに人を助けるか、私は知っている。」ということをモットーにしておられましたね。日曜洋画劇場で毎週毎週、映画の解説をなさっておられた淀川さんは、ときには世間でそれほど優れた作品ではないと思われている映画も紹介しなければならない、ということがあったようですが、人に対する気持ちと同じように、どんな作品にも、何かしら、いいところがあるという視点で、ご覧になっておられたそうです。【映画の秘術】☆江原さんの「想念のプレゼント」、これはとても救われますね。心に引っかかる相手に愛を送るという作業を知ったとき、はじめはなかなかできなかったものですが、やってみるとまず自分がとても楽になるのです。そしてなぜか、次に会った時に相手も変わっていることが多いのです。つい最近も、そんなことがありました。「嫌い」という思いも、「好き」という思いも、共に心の中で増え育ってゆきます。それならば、ベッキーさんのおっしゃるように、心の中に持っていて楽な方を選らんだ方がよいですね。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 10, 2006
テスト明けということもあって、先行上映を鑑賞。「マーリン」など、ファンタジーを読むようになっている子供も興味があったようです。先行上映だったせいか、観客は大人がほとんどでしたが、これまで公開されてきた英国ファンタジーの中では、一番子供向きなのではないかなという印象を受けました。洋服ダンスの中に潜るのは、私も子どもの頃よくやったので違う世界に通じていなくてよかったような残念だったような☆白い魔女のティルダ・スゥイントン、レオナルド・ディカプリオ主演の「ザ・ビーチ」でも、コミュニティを仕切る女王的役割を演じていました。冷たい無表情さはそのときのままで、亜熱帯であろうと亜寒帯であろうとブリザードを背負ったような雰囲気の似合う女優さんです。タイタニックのあとに、夫といそいそと観に行きました☆原作は、もっと狂気の世界【ザ・ビーチ】こういった雪の女王的役割を演じると、日常生活でもその印象がつきまとい、恐怖を抱かれるようになるようで、そのことも覚悟の上で引き受けられたとか。(岩下志麻さんに極妻の印象をつい求めてしまうのと同じような感じでしょうか☆)【白い魔女】「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」、そして今回の「ナルニア国物語」のヒットの様子をみて、いつも思うのは、日本の神話を美しく映像化したものを、観てみたいということ。国生みや、黄泉の国、国譲りやヤマトタケルの逸話など天翔ける神々の壮大な物語は、「創世記」をはじめとした世界中の人々の信仰の対象となる様ざまな神話にも通じ、非常に面白いと思います。【松谷みよ子 日本の神話】「ナルニア国物語」も、もともとはキリスト教の「許し」をはじめとした教えを子供たちにわかりやすく伝えるために書かれたのだということ。心躍る物語の中に、人としてもっとも大切な、精神面を支える根っこを張るためにどの国の人たちにとっても、ファンタジー、神話は重要な役目。子供の頃にこういった文学、演劇、映画、美術、音楽などで美しきもの、様ざまな人生を味わい、引き出しをたくさん作ることは、とても大切なこと。この世で自分がもっとも不幸だと思うようなときに、これらの文化的蓄積がどれほどたくさんの方々を救ってきたことか。【ライオンと魔女】一篇の詩に出逢ったことで、人として生きることの歓びを知り、一枚の絵画の記憶によって、心に消えないともし火を抱き、美しき調べに魂を飛翔させ、舞台・スクリーン上に自分の姿を観る。作品に篭められた様ざまな物語によって、あらゆる人生において人が許し、許されていることを知り、作者の人生と何年、何十年、何百年もの時を経ても邂逅でき、想像力を培い、真に人と関わることを学ぶ旅。それが芸術に触れるということだと。東西のファンタジーがどのように世を席捲し、よき影響を与えてゆくか見守ってゆくことにしましょう。
March 9, 2006
いよいよそのときがやってきた。控え室のルイーズに会いにゆくと、彼女は挨拶もそこそこにそわそわし続け、シャルルに何度も、髪の具合やドレスの襞の様子を点検してもらっている。私はといえば、新・オペラ座バレエ学校の生徒たちに貴人たちに疎そうのないよう申し渡した他は、羽目を外さない程度にレッスン室で自由にさせてあった。今日の主役は、このオペラ座そのもの。建築家・シャルル=ガルニエと、そしてあの方がこの15年間、心血を注いで造り上げてきた芸術の殿堂。完成が迫ったひと月ほど前、亡くなったグスタフの娘がバレエ学校に入ってきた。私のパトロンであり、オペラ座財政にも多大の影響力を持つフィリップ・ド・シャニュイ伯爵は表立ってではないものの、彼女の後ろ盾となってくれている。グスタフとも親しく、最期を向えるためにオーステンドの別荘を提供し、クリスティーヌの出生の秘密を知っている数少ない人物の一人だ。もっとも、バレエ学校には、彼女のような貴人の御落胤ともいえる少女が少なからずいて、私のメグもその中に入るともいえる。いずれにしても、オペラ座の開場までに少女たちはすでにこの場所に親しみ、寄宿生同士、どちらかといえば敵愾心に近い友情を育みつつある。幸いというべきか、メグはクリスティーヌと気が合い、互いに教え競う親友になっった。私は後見の一人としても、母としての役目も、一段終えたような状態になり、カリキュラムの整備に没頭することができた。開場直前、私はフィリップを含めたごく選ばれた貴族たちを、オペラ座の見どころある場所へ案内する役も仰せつかった。エントランスの豪華さも、ボックス席の優美さも、舞台の近さと奥行きも、どれもスノッブたちを満足させたが、最も彼らの興味をひいたのは舞台の裏側だったかもしれない。その夜の公演のための、幾多の仕掛け。ワイヤーを使った宙乗りや、客席にまで飛ぶ噴水のプランなど、あの方がこっそり舞台監督のノートに紛れ込ませたアイディアもある。柿落としにふさわしい幻想をと。「姉さん、本当は私より、この場にいるのはエリックがふさわしいんですよ。彼なくしては、このオペラ座は決して完成はしなかった。彼の精緻な技術、飽くことを知らない芸術への情熱、私を鼓舞し、慰め、助け続けてくれた15年間は・・・。」シャルルが感極まったように目を潤ませる。「あの方は、わかっていらっしゃるわ。それに私たちの目には見えなくともあの方は、ちゃんといらっしゃる。居並ぶ貴族たちのすぐ横に、舞台のそでに、回廊のかげにね。」そのとおりだ、クレア、シャルル。「ほらね。」設計者であるシャルルは下層の出身ということから軽んじられ、用意された場所も末席に近いものだった。それでも、いったん彼が妻であるルイーズを伴って客席に入ってゆくと会場の誰もが、真の立役者が誰であるかを知っていて、総立ちと大拍手で迎えられたのだった。まさに彼にとって、勝利の夜。それはあの方にとっても、オペラ座における再びの凱歌の時。聞いていらして、この歓声を?花火が打ち上げられ、お祭り騒ぎの始まった人ごみに紛れて、そっと席をはずす。あの方から時間になったら来るようにとのカードを受け取っていたからだ。楽屋でひとりになると、お会いしてからの30余年の月日がゆらゆらと駆け巡る。贈られたおびただしい花々の馥郁たる香りに頭をもたせかけ、急に眩暈を感じて視界が利かなくなったと思った瞬間、私はあの方の胸中に拉致されていた。「待たせたね、クレア。では行こうか。新しきオペラ座の裏庭へ、真の芸術の殿堂へ。君をこそ、最初に案内しよう。」真の勝利者の手に導かれ、私は心の中で嗚咽する。あの方の言葉を抱き、このまま儚くなってもかまわない。【オペラ座の怪人】***映画・「オペラ座の怪人」初鑑賞したのが、去年の今日でした。すぐにファントムに魅せられ、原作本やその他関連の品々に親しみ、舞台から映画になるまでの経緯、曲を聞き込んで歌詞を追い、ジェラルド・バトラー氏の過去の出演作品を遡って鑑賞するうちにすべての要素がこの素晴らしい映画に昇華するためにあったのだということがしみじみとわかったのでした。その中で唯一、原作と、映画・舞台との設定の違いが気になったのがマダム・ジリー。原作では、ボックス案内人、映画・舞台ではバレエの講師、ともにファントムの意志を世間に伝えるための重要な役割。このもっとも、謎めいた人物の一人、ファントムを敬愛してやまない毅然とした美しさを持った女性に当初から共感し、原作と、映画・舞台との矛盾に見える部分や、ヒントがあるのみで明らかになっていないところに愉しく想像力を羽ばたかせながら映画とガストン・ルルーの原作、スーザン・ケイの「ファントム」及び、ジェラルド・ファントムとマダム・ジリーにヒントを得て「ふたりのマダム・ジリー」を書き始め、エピソードも30を越えました。「ファントム」をお読みいただくと、年代にそって登場人物が語る形式で、原作に散りばめられたモチーフを拾い集め、ファントムの生い立ちから細かく描かれています。ローマでの建築の修業や、ペルシア王宮での出会い、母親との関係など非常に興味深く、ファントムがいかにファントムになっていったかがわかる趣向に。映画はこの「ファントム」にもヒントを得たとのことですので、数あるパスティーシュの中でも、もっともリスペクトされている作品ではないかと思います。この「ファントム」の中にも、描かれていない年代があり、映画で新たに出現した謎もいくたりもあって、そのあたりも埋めてゆきたいなと。この衝動も、オークションシーンでの年齢にしては(多分80歳位)あまりに若いマダム・ジリーの美しさ、彼女の秘密にアプローチしてみたい、年ふりても美しいままでいられる、その源は何なのかということから。映画に熱狂していらっしゃる方々が、様ざまに愉しみ、想像・創造力を飛翔させ生き生きと美しくなってゆかれる様子をも拝見しながら、ファントムがもたらしてくれたものを書き留めておこうと思っています。拙き戯れ言、読んでいただいてありがとうございました。「ふたりのマダム・ジリー&二度目の手紙」「ファントム(上)」「ファントム(下)」
March 8, 2006
ボックスVシートもある劇場にて、二ヶ月ぶりにファントムと再会。中部地方のファンの方々とも愉しく交流することができました。東京遠征時にも感じたことですが、初めてお会いする方々とは思えないほど、顔を合わせた瞬間から怒涛のようにお話が弾みます。特に目印など決めなくとも、全身から溢れるジェリー愛オーラでお互いを感知しひたすら彼の作品、人となりについて熱く熱く語り合えること、本当に幸せですね。「同じ現場で仕事をしている人たちと同じくらいファンを大切にすることで有名」な稀代の役者が私たちにもたらしてくれたものは、やはり愛でございます。さて、扶桑文化会館という劇場での上映は、また興味深い鑑賞の仕方を教えてくれました。客席に座った瞬間から、2階席後方や桟敷席あたりにファントムの気配を感じることはもとより、舞台後方に設置されたスクリーンゆえ、映像の前に広い空間がひろがりまるで目の前でオペラ座の舞台が繰り広げられているようなのです。特に「もう戻れない橋」で等身大に近いファントムとクリスティーヌの全身が映るシーン、実際に舞台で演じて欲しいという願いが叶ったようで、初鑑賞一周年記念を存分に愉しむことができました。この扶桑文化会館は、伝統芸能の大御所やたくさんの劇場関係者さまたちの智慧の粋を集めて、10年程前に建てられた場所。開館当初から「夢応援団」というボランティアの方々が、公演の際に集まってお手伝いをされてきました。730席あまりという中規模ながら、役者さんたちにもとても愛されている素晴らしい劇場で、私も一目ぼれ、応援団のひとりに加えていただいております。市川海老蔵さん、野村萬斎さんといった、超人気の伝統芸能役者を間近で拝見したり、能面をつけさせていただいてファントムの世界観を味わえたり、假屋崎省吾さんといったアーティストも多数、こちらで公演を行っています。当初からぜひとも「ファントム降臨」を願いたく、職員の方にもその旨をお話ししたこともありました。先月、上映会があると知ったときは、非常に嬉しく、会館の職員さんのもとへ「映画上映の経緯」について質問に。映画鑑賞会などを行っているその会館には、地元の映画館さんから公開後1年以上たった「上映可能映画リスト」が届けられるそうです。その中からいくつか作品を決められるのだそうですが、去年の1月29日公開の「オペラ座の怪人」はそのリストに入ったばかり。おそらく上映希望の刷り込みも功を奏したのではないかと。映画鑑賞会が定期的に行われている会館や名画座では、公開一年を迎えた今後、(フィルムレンタル料が安くなる)ますます上映の機会が増えてゆくと思います。長期休みなどに映画鑑賞会を開いている公民館・会館や確実に顧客の見込めるよい映画を上映したいと願っている名画座は皆さまの地元にもきっとあります。☆先日「子供のストレスのためのヨガ・セラピー」をある公民館で受けさせていただいたのですが、職員の方から高齢の方々だけでなく、お母さま世代を集めたいと、この企画を考えられたというお話をお聞きしました。20-50代の方々が地域の会館に足を運ぶ機会が、いま非常に少なくなっていますので職員の方々もその世代を呼び戻そうという思いがあるのですね。それならば「オペラ座の怪人」上映会はうってつけ。ムービースター誌にもありましたが「ファンには普通の人が多いの。結婚している人もいれば子供がいる人もいるしね。・・・」という事実は、皆様もお感じになっていらっしゃると思いますが、忙しいこの世代を集めることができる作品は、地域社会にとっても貴重なのです。いまだにレンタルも大盛況ですし、大画面で観たかったけれど、忙しくて見逃してしまった、DVDを観てスクリーンでみたくなったという方が潜在的に多数いらっしゃるはずですね。(昨日もレンタルショップに参りましたら、ビデオ・DVD合わせて14本、すべて貸し出し中でした。)「オペラ座の怪人」再上映を熱望していらっしゃるファンの皆さま、あなたのご意向は社会的にも、とても必要とされています。あきらめずにあらゆる場所で、職員さんやスタッフの方々にリクエストなさってみてくださいね。その場で叶わないように思えても、声に出してゆくことで、スタッフの方の意識に残りますし、ファントムはいつもきちんと見てくださっていますから、一番いい形で実現します。ミリオン座と今回の扶桑文化会館と、すでに二回、お聞き届けいただいていますから。次は「Dearフランキー」、そしてゆくゆくは「ベオウルフ&グレンデル」ですわ☆☆ムービースター誌4月号、今月も無事にトップをキープ☆新作映画の公開もないままに、ジェリーがこの位置を確保し続けているということ、本当に皆様の愛あってこそですね。ありがとうございます。記事を読ませていただいて改めて思いましたが、ネット上における皆さまの思い、映画関係者さまのところにも確実に届いていますね。それはそうです。ジェリーのファンをひとり作ることは、何度も何度も繰り返し映画館に足を運び、本やDVDやその他ほんの少しでも彼の系譜と思われるものの上得意になり、しかもそれがずっと継続する金の卵を誕生させることになるのですから。これも彼の人柄と、選ぶ作品の尽きぬ魅力ゆえ。☆「ベオウルフ&グレンデル」もカナダで上映されるとのこと。欧州に続いて北米の一角で配給が決まれば、ここ日本での上映にも弾みがでますね。引き続き、「今後観たい映画を教えてください」フォームなどで、物語としても素晴らしいジェラルド・バトラー氏主演作・「ベオウルフ&グレンデル」上映リクエスト、どうぞよろしくお願いいたします。☆最新号のお知らせボタンから、アンケート・フォームに進むとインロック社さん「Moviestar」誌に投票&希望をお伝えできます☆☆3月12日に「トゥームレイダー2」がテレビ朝日系で放送されるそうです。テレビ情報誌にはジェラード・バトラーと載っていたということですが、さきほどテレビ朝日のHPを拝見しましたらきちんと「ジェラルド」に。ファンの方々のご指摘があり、対応してくださっていたとしたら番組の視聴率を上げているのは、ヒロインだけではなく、テリーを演じた役者も大いに貢献することを示す素晴らしいアクションになりましたね。HPに感想などをお送りされると、ジェリーの作品がスムーズに放送・上映されやすい環境を作る一助になると思います。「ドラキュリア」「タイムライン」「アッティラ」なども、地上波で観たいですね☆「テレビ朝日HP」「日曜洋画劇場」→「トゥームレイダー2」「ブレゼントの応募はコチラ」は番組終了後にフォームが開き、感想が送れるようです。herbalteaさま、情報ありがとうございます☆☆「テレーズ・ラカン」へのご出演が決まったとのことで、早速楽天さんで、本を購入。送料無料で、すぐ届きました。去年の秋に重版になったばかりだそう。ローランの描写、確かに、確かにジェリーにぴったりです。いままでのキャラクターの中では、テリーが一番イメージに近いかなと。エミール・ゾラの作品で、よきリベンジができることと思います。とにかく皆さま、心臓停止にご注意なさって、お読みくださいませ☆「テレーズ・ラカン(上)」「テレーズ・ラカン(下)」 【聖なる怪物 ジェラルド・バトラー氏をご堪能あれ】 【世界独占!2006年カレンダー】【お待ち申し上げております】 by TimeLine
March 5, 2006
ヒロシさんの甘えたい願望は、前世のお母さんと7,8歳のころ、生き別れているから。家庭は裕福だったものの、捨てられたという思いのままに無軌道に遊ぶ風来坊のような人生。愛情を確かめたいと熱望しながら、一生独身のまま、20歳のころ自ら命を絶ったそう。今生においてもその気持ちがあり、現世のお母さまへの思いが複雑で、親子なのに溶け込みきれない。親御さんと一緒にいるのが恥かしい、馴染み方がわからないと。美「お母さんだけじゃないのよ。友達にも、周りの人にも、事務所の人にも、みんなそうでしょう?どうすれば溶け込めるのか、心のスキンシップの方法がわからないのね。」ヒ「それも前世に関係あるんですか?」江「あります。」美「だって誰もいないのよ。集まってくるのはみんな、自分を通してお金をみている。自分で自分を守るしかないから、疑心暗鬼になるの。」国「変われる方法はあるんですか?」美「この番組にいらっしゃる皆さん、前世を引きずって出てきてるの。それが原因だったな、悪い所は全部切り捨てて、いいところだけで再出発してゆくっていう風に、心で決定(けつじょう)、決めればいいのよ。」【新・探していたのはこの曲ベスト選集】ヒ「それは、僕の心で決めるってことですか?」江「そう。話を聴くことによって、得心(納得)できるところが出てくるはずですよ。たとえば、さきほどから咳をされているでしょう。毒を飲んで亡くなられているんですよ。食べ物を飲み込むことも苦手ではないですか?早く食べられなかったり。」ヒ「はい、そうですね。」江「ちょっとした、なくて七癖が、魂の経験から出たりするんです。」美「そういったことがヒントになっているの。」ヒ「それは治るんですか?」美「意識すればなくなるの。前世の名残りだと思って、気がつくとなくなるの。前世はもっと愛情が知りたかった、今は違う人生を歩いている。ご家族も、ファンの人も、事務所の人もいる。心を開いて、楽に湯船につかっているみたいにして、愛されていることに身をまかせる。それでいいのよ。」ヒ「みんなそうやって生きているんですかね。」江「無意識にできる人もいるんです。そこにヒロシさんの生まれてきたテーマがあるんです。守護霊さんがおっしゃっているんですが、現世の親とコミュニケーションをとること。過去のわだかまり、お父さんとのわだかまりをとりなさいと。小さい頃、ちょっとした言葉で傷ついているんですよ、親から言われたこととかね。しょせん、人は人。正しいことも間違ったこともするし、話す。子供の気持ちを全然汲まなかったことがあっても当然。だから、ちゃんと和合しておきなさい、それと、わがままを言ってみなさいと。次に、友人と交流すること。自分のことを話してみる、愚痴を言ってみる、甘えてみるところから、順番にしてみる。それができてから、恋愛だと。」ヒロシさんの守護霊は、仏師(仏像を作る人)で寡黙で芸術的センスのある方。アーティストに孤独な方が多いように、ヒロシさんもこの方の影響は大きいよう。江「芸術的センスがあって、内面も格好いいはずですよ。でも、生活に文化を求めない人なんです。現世に根を生やす気持ちが薄いからよけいに孤独に追いやられる。生活に文化を取り入れて、現世に愛着を持って欲しいなあ。」美「享楽の肉欲主義の部分と、理想主義の部分をうまくドッキングさせればいいのよ。そうすればバランスがとれるの。」江「自分だけの、心の世界を作ること。花一輪、くつろげるソファ、お茶を飲むとか、お気に入りの一点をつくれば、豊かに暮せます。」美「本をお読みになるといいわね、それと、古い日本や欧州の無声映画からの作品を観ると、他の人の人生を疑似体験できるの。そうすれば、あなたの芸術家としての原石がプリズムのように光り輝くわ。あなたの原石はダイヤモンドなんだから、磨けばすごい光になる。」美輪さんお勧めの映画のひとつは「浮雲」。ヒロシさんのオーラカラーは、ブルー。知的で冷静な一方、あまりに強いと疑い深くなることも。その周りを囲むのが、古風でこだわりの強いシルバー。とても素直な方で、番組が始まってからもすでにオーラの色が変わってこられ、情愛の深さを現す紫のオーラが出てきたそう。江「いままでなかった部分がでてきたんです。」美「番組の最初では、目も見られなかったのが、いまは目を見て話しているでしょう。それだけ変わったのよ。斜に見ていたのが、本質が変わったのね。」ヒ「考えるだけで変わるんですか?」江「咳をしていた回数も減っていますよ。」国「素直じゃないですか。」ヒ「そう、素直ですよ。」美「素直はずっと、前世でも素直なのよ。今までの環境で、捻じ曲がったり、揺れ動いたりというのは、木の枝と同じ、変形したり、まっすぐな木になったり、雨風やいろんなことで木の形も変わってゆくの。人生って、人間てそうなのよ。」甘え方がわからないというヒロシさんに、江原さんは「てっちゃんて方、みえますか?」と。ヒ「いますね。小学校から大学まで一緒で。ずっと連絡していないですけど。」江「心が通い合った瞬間を思い出したり、過去にだって、楽しい本音を出せたピュアな付き合いがあるわけだから、そういった親交を取り戻したりして。そういうところから始めてゆくものでしょう。」美「ピュアで、透明で、純粋、損得、駆け引きなく、心のおもむくままに付き合っていられたでしょう?」ヒ「はい、計算ではなくて。」江「今でもずっと応援してくれていますよ。嬉しいじゃないですか。」美「その、てっちゃんから始めればいいのよ、早速連絡を取ってね。」☆あまり蓄積がなくとも、センスだけですでにこれだけ光っているのなら、知性を身につければ、鬼に金棒。美輪さんにこんな風に言っていただけるなんて、アーティストとして最高ですね。将来、北野タケシさんのように昇華されてゆくかもしれません。☆恋愛へのステップ。これはどなたにも当てはまることかと思います。人間関係の最初のステップ、親との関係を築き、ここを乗り越えることで他者との関係の基礎を作ってゆく。他者との関係のひとつが友人関係。その次が恋愛だということ。いきなり、想念で恋愛しようとしても、自分の思い・理想だけになってしまう。理想は、自分の考えと寸分違わぬ、非の打ち所のない、間違った部分のない心の中だけの幻。しょせん、人は人、間違ったこともするし、話すということ、自分も他者にとっては、理想になりえないことを認め体験して、その違いを、愉しみ受け入れること。そんな風に思いました。☆ゲストの方がご自分を通して、観ている方に様ざまな学びを与えてくださっているということを有り難く思いながら、太一君もどんどんと成長されているのを自分の成長のように嬉しく拝見しています。美輪さんと江原さんの脳内がほとんど繋がっているような感じで話が進んでゆくときや、ゲストの方に感応されて咳をされるようなときも、太一君がいつも変わらぬ位置にいてくれているのが、とても頼もしく思えます。出演されている四人の方々それぞれがバランスを保って素晴らしい番組になっているのですね。これからもとても愉しみです。読んでいただいてありがとうございました。☆来週のゲストはベッキーさん。美輪さんのファンらしき、ご親友も登場されるようです。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 4, 2006
全くモテないので番組で生まれ変わりたいというヒロシさん。ファンも大勢いらして美輪さんも彼が大好きだというのに。お話を聞いてみましょう☆江原啓之さん・・・江美輪明宏さん・・・美国分太一くん・・・国ヒロシさん ・・・ヒ【スピリチュアル・チェック】☆生まれ変わるとしたら→綺麗な女の人☆自分の性格をひと言でいうと→ネガティブ☆よく見る夢→一度だけですが、町を歩いている人が全員裸だった夢が印象に。☆人生最大の転機→小学生のとき、ヒゲダンスを踊ったこと。☆人生で一番辛かったのは→ホストクラブで働いていたとき。マネージャーさんには以前から、出演してみたいとおっしゃていたそうですが、まさかここに座れるとは思ってもみなかったということ。一度、お会いしたことのあるという美輪さんは、彼に大きな魅力を感じていらっしゃるようです。美「素敵と思ったのが、受けよう受けようという卑しさじゃなくて、受けたって受けなくたってどうでもいいやって、にこりともしない。妙な小細工をしなくて、都会的で洗練されているの。フェデリコ・フェリーニのおかしさだとか、フランス映画の昔の気の利いた喜劇のような感じがしたのね。」 【映像の魔術師】ヒ「有り難い話ですよね。」国「そんな風に見ている人はいないです。都会的なんですよ!」美「そうね、ちょっと褒めすぎかしらね?なにかちょうだい☆」ヒ「美輪さんにあげられるものは、何もないですよ。」美「真心でいいわよ。」美輪さん、愛しくてしょうがないといった表情で見ていらっしゃいます。江原さんの恒例「家宅侵入」で、お部屋にある捨てるに捨てられない品々(スーパーの袋やポルノグッズなど)が指摘されると真顔になって手を上げ、「本物だわ。」と。美人に生まれ変わりたいというのは、女性の方が得だと思っていらっしゃるから。ヒ「合コンとかでも、お金を出さなくていいでしょう?」国「でも、生まれてくる前にヒロシさんは男性として生まれてくるって自分で決めてきているんですから。ですよね?必然なんです。」ヒ「自分の考えなんですか、これは?」江「そうなんですね。自分の学び、テーマとして、男性としての感動をたくさん得ようと。」美「どこで生まれて、何歳で死んで、どういう目にあって、どういう職業についてね、どういう顔立ちで体つきで、出会いはどうなるとか、自分の守護霊とか先祖霊とか、神様とかね、会議があるのよ、主導権は自分が握って。前世ではこの単位が取れなかったから足りない単位を取りましょうって埋め合わせようってこの世に出てくる。宿命っていうのは、その青写真、設計図なの。でもね、設計図って変更可能なのよ。家でも設計を変更すれば建てている途中で変えられるでしょう?設計変更可能な部分が運命っていうの。運命っていうのは、自分の心がけ次第。早く学んだら、また別のコースを選べるわけ。だからその部分を運命の力、運が強いか弱いかっていうの。運命と宿命は違うの。皆さん、そうなのよ。」国「生まれてくる前は、モテないようにしようっていう会議を開いたこともあったんですか。」ヒ「そんな会議に参加した覚えはないんですけど。」国「もしくは前世でとてもモテていたとか、もしくは女性に対してひどい事をしたとか。」美「すごいじゃない、先生。お勉強してきたのね☆」【スピリチュアルな人生に目覚めるために】人生の最大の転機がヒゲダンス。ヒ「ドリフターズの番組で。小学校でいじめられていたんですが、ヒゲダンスをやったら受けて、それでいじめを克服したんです。それから漠然と、将来お笑いをやりたいなと。」美「そうよね、だってね、いじめられっぱなしで苦しんでいたのが、自分の力によって、人生を変えることができたんですもの。」人生で一番辛かったのが、三年間つとめたホスト時代。国「なぜ、ホストをやろうと思ったんですか?」ヒ「ホストって、お金も入って、女性にもモテると思ってそこだけで始めましたね。」美「何が一番辛かったんですか?」ヒ「僕のお店は指名がなければ、お給料がもらえなくて。僕、指名がもらえなかったんですね。月二万とか。月曜から土曜まで仕事があって、日曜日はバイトしてました、コンビニで。小さいお店だったので僕がいなくなると、お店が回ってゆかなくなるので辞められなくて。」美「人がいいのね。」家賃も払えないため、友達の家を転々としたり、公園で寝泊りすることもあったそう。美「ホストクラブは、女の人の裏側が全部見られるでしょう?だってホストを騙す人もいるのよ。あなたは騙しやすいものね。」ヒ「何十万も飲食して、お金を払ってくれなかったり。それが僕のお給料からマイナスになるわけです。だからきつかったんです。」【美輪明宏のおしゃれ大図鑑】美「世間ではホストクラブってドラマでも、男達が女を騙すシュチュエーションが多いけれど、その逆。本当は女が男を騙すことの方が多いのよ。女詐欺師みたいなのが、いっぱいホストクラブに行くの。」国「怖いですね。」美「怖いのよ。そういうの、いっぱい見てきたでしょう?それでも、女の人が好き?」ヒ「好きですねー☆」お仕事の内容とは関係なく、モテたい、幸せになりたいということ。江原さんによると、以前出演されたよゐこの濱口さんのように、ヒロシさんも複雑怪奇な方なのだそう。「オーラの泉・恋愛講座・浜口優さん」江「モテたい人の行動とは思えません。それに究極の面食いなんですよね。女性が全く寄って来ないわけではないんですよ。いままで寄ってきた方もいらっしゃるのに、ご自分が眼中にない。国「理想が高いんですね。」江「モテたいというのは、本当は性的なものではなくて、母性を求めているんです。愛して欲しい、子供のようにね。」ヒロシさんの願望は、前世に関係しているよう。明日に続きます。☆心がけ次第で、人生の設計図がどんどんいいものに変更可能ということ、嬉しいですね☆いまある課題をきちんとクリアすれば、次に進めるということ覚えておきたいです。☆美輪さんは「どうぞどうぞ」と人がよくて、どんどん他に道を譲っているうちに取り残されてしまうような方がお好みなのだそうです。以前、違う番組でヒロシさんが後輩の方々とお食事をされていたときもきちんと全員のお金を支払いつつ、あっさりと番組の企画で騙されてしまう様子が美輪さんのお好みそのもの。受け答えも、とても素直で、礼儀正しい方ですね。***オダギリ・ジョーさん、加藤あいさんなど、他のゲストの方の回をお読みになりたい方は「精神美(オーラの泉など)」へ
March 3, 2006
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