2006年01月02日
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正月2日は、わが家では「名(菜)が上がりますように」と、具の水菜を高く
掲げて念じてから食べる澄まし雑煮を作ります。作り方はいたって簡単で、焼
いた丸餅とお椀に入る程度の長さに切った水菜を、だしと醤油で作った澄まし
汁の中に入れて、ごく短時間煮たものです。水菜のシャキシャキ感を保つため
に、加熱は最低限にしてください。それでも、餅や餅の焦げが少しは汁に溶け
出して、いくぶんコクが出ます。「軽い」ので、餅が多く食べられる感じです。

わが家のお節料理・雑煮の中で、青菜を使う異例のメニューです。もっとも、
水菜は冬には「鯨のはりはり鍋」などでおなじみですし、漬物や、最近ではサ
ラダでも使います。「名(菜)が上がる」という駄洒落も、他の煮〆一般にも

新しいような気がします。勿論、ここ最近考え出されたということではなく、
芽が出る「くわい」や、先の見通せる「れんこん」などと比較しての話ですが。

この雑煮は、雑煮と言うにはあまりにもシンプルで、普段に食べてもいいよう
な感じですが、物足りないかもしれません。水菜を多く使って、しかもシャキ
シャキした感じを残そうと思うと、合わせる具も限られてきます。「 はりはり
」で紹介したように、牛や鴨を使うか、とり、薄揚げなどの油の出る材料、
もしくは煮込むとつるんとした食感になるしめじなどはどうでしょうか。いず
れも、水菜は仕上がり時に鍋に入れ、すぐ火を止めてできあがりとなります。





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最終更新日  2006年01月02日 22時27分40秒
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