2007/11/23
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カテゴリ: HASIRA生活日誌
またか...と彼は思う。また奴のアレがはじまった。
しばらくご無沙汰だったから、もぅいい加減に収まったと思っていた。
前回のあの時だって、アレのせいで団体が一つ潰れた。
「いい加減にして下さいよ。僕はあなたのソレの為に活動しているんじゃあないんですからね!」
ファミリーレストランでシラフで2時間ものお説教。あまりにも机を叩くものだから、隣の席はおろか、向こうに座っていたカップルまで何事かと首を伸ばしてみていたっけ。
こぼれた水をペーパーで拭きながら、仕方ないじゃあないか...と首をうなだれていたのはどこのどいつだ。
大体コレで何回目だと思っているんだ?4...5回目か?
おぃ、ちょっと待てよ。じゃあ奴はそんなに何度もそんなコトをやってきたんじゃあないか。ちょっとおかしくないか?40歳ものジジイだぜ。そりゃあ昔はアパレル業界にいたとか、海外在住していたとか、真っ赤なスポーツカーを飛ばしていたとかなんだとか言ってるものの、今じゃあ立派な小デブのオヤジだ。
奴が何を持ってる?才能は認めよう。奴は確かに面白いものを書く。うまいんだかヘタなんだかよく判らないが、よくまぁこんなことを思いつくもんだ、と感心はする。それは認めよう。でもそれ以外は?お金もない、社会的地位もない。おまけにこぶ付きだ。二人の子供たちは別れた奥さんの元で育てているらしいが、養育費だってマトモに払っていないそうだ。親として失格。男として失格。なのに、なんだ、この現状は?

どうして?どうやって?
だっておかしいだろう。奴の何処にそんな魅力がある?4人も5人も、倍近く歳の離れた娘たちをコロリと落としちまう魅力が。
男には判らない魅力だなんて信じないぞ。
モテる奴は他にも沢山いる。そいつらは大抵同性から観ても、こいつはモテるだろうなぁ...と判るもの。容姿だけに留まらず、性格、所作、どんなポイントだって判るものさ。
しかし、奴にはそれがない。まぁ皆無だとは言わない。面影は確かにある。しかしそれはもぅ10年前の話だ。かすかな面影、に過ぎない。

...まぁいい。これ以上彼の解剖は。意味がない。意味があってたまるか、そんなもん。
問題は、だ。
奴のアレをどうするか。
放っておくのか?取り締まるのか?...どうするべきなのか。







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Last updated  2007/11/23 08:40:08 PM
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