ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2021年05月12日
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表紙の酒井駒子さんの挿画に惹かれてに手にした『​ ふたつの月の物語 ​』。

​ ​

いやー、ドツボでした。

児童養護施設で育った美月と育ての親を亡くした月明は津田節子という富豪の別荘に養子縁組候補として招待されます。
二人は初めて出会ったにも関わらず、同じ匂いを感じ取り、仲良くなっていきます。
そして、二人はなぜ見ず知らずの自分たちを津田が養子にしようとするのか探ることになります。
謎を追いかけるうちに14年前別荘の側にあるダムに沈んだ村に秘密があることが分かってきます。



で、エンディングも禁忌を犯した津田がとった行動というのが、とてもしっくりと納得できる終わり方になっていて、おそらくこの作品は、荻原規子さんなどの作品と同じく児童書という枠をあっさり超えて、文庫化した暁には一般文芸扱いになるのではないかと密かに睨んでおります。


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最終更新日  2021年05月12日 18時58分28秒コメント(0) | コメントを書く


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