ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2026年09月03日
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本書『​ 宗教研究フィールドガイド ​』は、「宗教と社会」学会の創立30周年記念企画として約9カ月間にあっけてオンライン発表された内容を文字化したものです。

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で、この目次をたまたまぱらぱらとしてみると、修験道関係の発表もあったので、その箇所だけ読みました。
本来なら全てを読んで読了とし、こちらにも記事をアップしなければならないという縛りを自分でも持っていたのですが、記事は自分のメモ代わりということもあり、この発表に関しての感想を書いていきます。

で、その発表タイトルは「修験道と社会」というもの。
修験道が現代社会においてどのような位置づけになっているのかということと、その課題について述べられていました。

私がその中で関心をより持ったのは、文化の「保存」と「活用」について。

この活用は、これまでは、博物館や美術館での展示を念頭においていたものが、文化財保護法の改正以降が事業者たちも巻き込んだ「観光活用」を求めれていることが次の担い手たちの負担を強いているのではないかとありました。

確かに外部向けに㏚することによって、それなりのお金が入り、そこから文化の継承がこれまでよりも少し楽な方向に動くかもしれません。
ただ、自分のこれまでのわずかな感覚からの意見だと、冷やかしでこられる人がいることで、文化の継承が違った方向に動いてしまうんではないかという懸念を持ってしまいます。

また、このようなことで、本来の意図するものとは異なる、ビジネスを軸とした物語の編集が行われている点にも登壇者は危惧しておられました。

私は推し活なので、グッズがあるなら購入したいという衝動が間違いなくありますが、そこに当事者とは異なった意味が生まれてくるのなら、それは本来の寺社の正解するものではないと思います。

こうなると、ほぼ金銭的な話になるので、何とも言えないですが、現在ではこれらのことが修験道だけでなく、あらゆる場面でビジネス方向にシフトしていると感じます。

わずか修験道の話なのですが、修験道だけでなく、あらゆる現在の場面で共通するテーマではなかったかと思いました。


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最終更新日  2026年09月03日 06時33分07秒コメント(0) | コメントを書く


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