ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2026年09月10日
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以前にも触れたかと思いますが、現在私は職場で恐竜の粘土職人として子ども達に人気を博しています(笑)。
もともと、恐竜を含む古生物が好物ですが、現在このような状況ですので、恐竜の最新情報を叩きこむのはこれまで以上に必須。
というタイミングで目に飛び込んできたのが『​ 会いにいける!恐竜・古生物図鑑 ​』。

​ ​

日本国内で発掘された恐竜や古生物を集めた図鑑となっています。
そんなわけで、国内限定ですので、ここで紹介されているそれらは、これまで刊行されている図鑑からすると、圧倒的に種類は少ないのですが、ここに紹介されている恐竜や古生物は国内の博物館などで実際に見ることが可能で、それがどこでなのかということも記載されています。

これを読んで、ドツボにはまったのが、カムイサウルスでも、フクイラプトルでも、タンバティタニスでもなく、アンモナイト類でした。


しかし、それはいわゆる教科書的なアンモナイトであって、本書ではそうではない、いわゆる「異常巻きアンモナイト」が多数取り上げられていて、これに土肝を抜かれました。
そもそも、日本はアンモナイト類の化石がざくざくと発掘される「アンモナイト大国」ならしいです。

「異常巻きアンモナイト」を端的に表すと「平面螺旋状にぴったりとは巻かない殻」を持つアンモナイトとなります。
まぁ、とにかくこれを多く紹介しているという訳。
最初に取り上げられているのが、「ニッポニテス」という北海道で発掘されたアンモナイトなのですが、このアンモナイトは、右ターンと左ターンを交互に繰り返す巻き方で、これには数学的な規則性があり、それを「式」で表すことが出来るのだそうです。
自然界のものは数式で表すことが出来ると言う話を数学に関連する本で読んだことがありますが、それを体言化したようなアンモナイトということになります。
しかも、この名前「日本の石」という意味があり、日本古生物学会のシンボルマークのモチーフにもなっているとか。

他にも、まっすぐに殻が伸びて、ある程度伸びたら、180度曲がって、殻の先端の方に向かって伸びて、そこからまた180度曲がって最初に曲がったところくらいまでまっすぐ伸びていくアンモナイト、もはや巻かないアンモナイトとか。
こんな化石が出てきたら、素人はアンモナイトって分かんないじゃんというものばかり。
アンモナイトと言っても奥が深すぎます。
ってか、なぜアンモナイトなのに「巻かない」となるのか、タイムマシーンがあったら、そのアンモナイトにインタビューしたい気持ちなります。




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最終更新日  2026年09月10日 06時34分04秒
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