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2009.01.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
おみやさん

「草壁署迷宮課 おみやさん」
(石ノ森章太郎先生、双葉社、文庫全3巻)

81~83年に、ビックコミックで連載された作品です。

石ノ森章太郎先生の作品は、「HOTEL」と併せ、 青年誌向け?の作品から読み進めていっています。

この作品は・・・最近?ドラマ化されたのかな?

草壁警察署に来た新人警察官 七尾洋子 は、
署長である心配性の父の采配により、意にそぐわない「資料課」へ配属になる。
「資料課」・・・別名「迷宮課」には、
解決済み・迷宮入り事件の膨大な資料、
そして バツイチの中年・鳥居勘三郎課長-通称お宮さん がいた。


石ノ森章太郎先生の作品は・・・
前述の通り、数ある作品の中の数作しか読んでいないので
まだまだ分からない魅力がたくさんあると思うのですが、
二つの作品に共通する事項がかなりありました。

一つは、                                                                    設定を決めて、大まかに「こういう作品」と言うものを決めること。
それが、ちゃんと 対象読者にとって魅力的なものであること。

「おみやさん」の場合は、
「若い美人な女の子と中年のオジさん・・・そして事件」というものなので
分かり易いかなぁ・・・と思います。

漫画の対象者を考えて漫画を読む のって、楽しいです^^。

私はもう漫画大好き!なんでも来い!な人間・・・と言いたいところなのですが、
もちろん自分にも、年齢・性別があるので、                                                      理解しにくい価値観のお話もたくさんあります。
でも、対象者じゃないんだから当然だな、 と思えるんです。

・・・あぁ、これは「小学生の女の子の夢」だったんだなぁ・・・とか。これは「中年のおじさんの夢」なんだなぁ・・・とかw。


あ、この作品が読みにくい、とかではないです!
面白いものは、対象者でなくてもちゃんと面白いのでw。

ただ、 対象者をかなり意識した作品だなぁ・・・ と感じました。


もう一つは、                                                                                     設定はしっかりしながら、
どちらの作品も、「エピソードを作る幅」がものすごく広いこと。
・・・むしろ、 あえて「広い幅を確保できる」設定にしていること。

「HOTEL」は、「プラトン」という高級ホテルを舞台にした連作です。
・・・「主役っぽい人」は居ますが、その人の物語というわけではありません。各エピソードの主役は、働いている人だったり、
ゲストキャラクターだったり、あるいはホテルそのものだったり。

「おみやさん」の方も、「事件」といっても
過去に起きた事件、起きたばかりの事件、
解決する事件、しない事件、資料上だけの事件・・・などなど。                                          資料課という設定の幅の広さが、そのままエピソードの広さに繋がっています。


そして最後にもう一つ。 「感動」はどんな感情も許容すること。
・・・石ノ森先生の作品の中でも、                                                                          こういった青年誌向けの作品だけかもしれないのですが。
ハッピーエンドを目指しません。

「こういう苦い、どうしようもないことって・・・あるよね」という
後味の悪いものがたくさんあります。
ただ、言葉の掛け合わせなどで、 話としてすごく「キレイにまとまる」んです。
なので、とにかく 「全て、すごく面白い」 んです。

「この舞台に、こんな切り口が!!こんな感動が!!」 というのが、
石ノ森章太郎先生の作品の一つの魅力なんだな~、と感じました。

また、ものすごーく広い見識を持った頭のいい方しか出来ないことで、
この 「許容範囲の広さ」が、
石ノ森章太郎先生の多筆・速筆を可能にしていたんだろうな
、                                                 とも感じています。

もちろん、
確信犯で、計算した上であえて「そうしている」んだな~・・・それがまた、大人が読むに足るものを生み出して・・・一石二鳥!
というのはバリバリに感じました。


凄すぎます!
めちゃめちゃ面白かったです^▽^!!

最後に余談ですが・・・
ハッピーエンドを目指さなければいけない物語 ・・・というのは、
キャラクターが多ければ多いほど、
また面白い設定が多ければ多いほど、
ものすごく大変なことなんだと思います。

・・・そもそも、全員を救わなければ「ハッピーエンド」になれないわけで、
特に 「キャラクターを愛してもらってナンボ」 という作品では。


・・・魅力的なキャラクターを大勢出して、
読者をいろんなところに引っ掛けるだけ引っ掛けておいて、
それで幸せにできなきゃ、ある意味裏切りに近い行為になってしまうので・・・;;
ちょっと言いすぎかもなんですが;

しかし・・・
「バランスのいいハッピーエンド」文化 が生まれたのって、                                                何時頃なんでしょう・・・?
そうとうに発達した文化の中でしか、生まれないと思うんですよ。
だって、
全員のキャラクターに幸せ・・・しかも「適切な幸せ」を用意するなんて離れ業は、
めちゃめちゃ高次元なことを求められた結果でないと、出て来ないと思うんです。

なんか・・・ 物語のハッピーエンドの歴史的系譜 とか、
そういう研究してる人居ないんでしょうか・・・?

自分で調べろ、って感じですが・・・;

世界各国の神話にはハッピーエンドあるのか、とか。
そもそもハッピーエンドとはなんなのか、とか。
興味あるなぁ・・・ww。

by姉






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最終更新日  2009.01.22 17:18:21
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