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最近漫画が恐ろしい勢いで増えておりまして・・・
それなのに、 実家から帰省時に読み切れない漫画を持って来ちゃってまして・・・。
とりあえず、これから愛を叫ぼう!
昨夜から、今朝5:00くらいまでかけて 一気に読破してしまいました。
昔から大好きな作品ですが、2年に1回くらい・・・まとめてガーーっと読みたくなるんです。
読むたびに、 「ハァ・・・すげぇおもしれぇ」 と再確認を繰り返します。
坂本竜馬の誕生から死の瞬間までを、
コミック23巻で描き切る!
幕末漫画の決定版!
私の幕末知識は、70%がこの作品に依拠するモノです;(残り30%は新選組関連かな;)
・・・この作品は、とんでもなく面白いと思うんですよ!
・・・『漫画』として!
よく、大筋は司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』と似ている(同じ?)と聞くのですが、
でも、この『お~い!竜馬』の魅力って、絶対それだけじゃないです。
もちろん、『竜馬がゆく』が土台にあってこその作品だと思います。
・・・いや、小説は第一巻で
(先が長くて嫌になって)挫折した私ですので、
実際のところはよくわかっていないのですが、
坂本竜馬像って、『竜馬がゆく』で出来てるって有名なので。
それほどの土台がある、
既にエンタメとして昇華してしまっているような
偉人の人生です。
無論、なぞるだけで死ぬほど面白いに決まっています。
・・・ただ、この作品は絶対土台だけじゃない!
坂本竜馬の人生という土台あってこそだけど、その先の「漫画」として・・・凄い!!
何度もいろんな形式で本が発売されていたり、
アニメになっていたり、
それほどの有名作ですので、今さらかもですが・・・。
まず一つに、 元があるからこその設定の練り方
がしてあると思います。
間違いなくフィクションな人間関係がたくさん出てきますが、・・・これがめちゃくちゃ上手なんですよ;
これは、「原作・武田鉄也先生」の手腕なのだと思うのですが・・・本当にすごいんです。
武市半平太、岡田以蔵、そして竜馬という3人組を
幼少時より定型化させて、
そこに、後に大きな関わりを持ってくる
後藤象二郎、乾退助などの上司組とやり合うエピソード持ってきたり・・・。
竜馬の人生に関わって来る人間、
関わりはなくても、幕末を転換させるに影響を及ぼした人間、その関係が、漫画作品として入りやすく、
これでもか!ってくらいエンタメにしてあるんです。
私自信は元々戦国・秀吉ファンだったのですが・・・
それに比べると、やっぱり幕末は・・・難しいです!
人間関係が!情勢が!
昨日の敵は今日の友!えっと、今誰が何でどうなってるんだっけ?・・・ってなります。
カオスこそ幕末最大の魅力であり、
それこそ坂本竜馬の人生をスターにのし上げる大舞台なのですが、
これを楽しめ!って、相当の知識が必要だと思います。
この作品まで、人間関係をエンタメに昇華してくれていなければ、
私なんかじゃ間違いなく
「幕末理解不能」で終ってしまっていたと思います。
そして・・・この段階から更に!
・・・各エピソードが本当にすごい。
とにかく上手い!
いちいち意味があって、忘れられないシーンの連続です。
上げ出したらきりがないのですが・・・
というか、1巻から全てのシーンを
褒め称えなきゃならなくなるわけです。
例えば!1巻・1話・最初のシーン。
幼き乙女大姉が、屋根の上で彗星を観ながら、「今夜生まれてくる赤ちゃんを男にしておくれ!」っていうところ。
忘れられませんって。
他に観たことないですし。
綺麗ですし。
・・・全編そんなのばっかです。
そしてそして・・・この段階から更に!
演技が神がかってると思うんです・・・!!
大筋が既に練られまくってて、
そのうえで面白くて、
尚且つ出さなきゃいけない要素万歳のエピソードになっていて、
そこで・・・この俳優さんはこの演技をするのか!すげえ!!ってなるんです。
この作品、
主役の竜馬はもちろん、コマの背景にまぎれているような通行人の一人でさえ、
いい加減な演技をしている人なんて、一人も居ません。
町人は町人の振る舞いを、
身分の高い武士は身分の高い武士の演技をしてるんです。
立ち方や歩き方でそれが分かっちゃう。
・・・脇の脇まで、手抜きなくイイ俳優さんをふんだんに使って///
ってくらい、もう私には『漫画』ではなくて、『実写ドラマ』に見えちゃってたりするんです。
・・・この発言の段階で、既に
「この作品に完敗!」という白旗なわけですが・・・;
だって!何をどうすればこんなに面白いのか
全く分からないですもん><!
この演技に関しては、
むろん小山ゆう先生の画力故出来るものですが・・・でもやっぱり、俳優さまが原作者というのが
大きなファクターであるのも間違いないと思うんです。
映画やアニメーションのような、
複数の方が携わった作品というのは・・・
「ここが魅力!」と思ったところを考えて行くと、
大概・・・「コレをやった人が凄いんだ!」って分かると思います。
・・・いや、実際の製作過程とか全然知らないので、
私が勝手に「分かった!」とか思ってるだけなんですが。ただ、当たってるにせよ外れているにせよ、
私自身の中で「腑に落ちる」段階にまでは大概来る。
それが・・・ この作品の「演技」は・・・分からん!
全く!
演技させてるのは小山ゆう先生ですよね・・・やっぱり。
でも・・・かなり指定があった・・・でしょうし;;
そもそも、これだけ演技する漫画って・・漫画じゃ類を観ないですし・・・。
結論! もう・・・超天才役者が、
カメラの前で演じているようにしか見えない><!!
なんかだんだんテンションがおかしくなってきました・・・。
えっと・・・ラスト!
その段階からさらにさらに・・・ 漫画として凄い!
これは、小山ゆう先生の・・・カメラの回し方の上手さ?かな?
画面が凄い。アップと引き方が凄い。
テンポが凄い。
とにかくコレです。 気持ちイィイイイイイイ!!
そんなこんなで・・・(息切れ)どれだけこの作品を凄いと思っているのか・・・
ちっとも書けてねぇよちきしょう。
本当はもっと凄いと思っているんです。
大好きなんです。
この作品・・・幕末ということで、 かなり血みどろ
です。
それこそ忘れられないエピソードや演技の為、 情緒的な血みどろ
です。
苦手な方は、下手に読むとトラウマになる可能性があります。
血みどろが苦手な妹は、どうしても、幼少期以降に手を付けようとしません。
だけど本当に面白い><!
まだ一度も読んだことがないという方は・・・是非!
by姉