PR
カレンダー
コメント新着
フリーページ
面白いんですよ・・・!!
一振りしたかと思えば2カ所が、二ふりしたかと思えば3カ所が切れている・・・
殺人剣・霞の小太刀 を使う凄腕の殺し屋・ カラス 。
業界内では有名だが、その正体は・・・中肉中背、金に賤しく美人が大好きな、醜い中年の男。
気の向くままに人を切り、
金を稼ぎ、
また当てのない旅を続ける。
文庫1冊と言っても、約700ページのぶ厚い作品。
完全に大人向けの作品だと思います・・・!
決して優しいわけではないのですが、
それでも、人並の感性はあるこの男。
切りたくないと思う相手も居ます。
でも、そこで手を止めないのが、
「自分の長生きの秘訣」であり、
自分の生き方。
生きて行くことが罪であるのを自覚してるんです。
でも、もうこういう生き方しかできませんから。
↑この辺の感覚が・・・大人向け!
結果ここに至っちゃって、
やるせないけど、
流れる時間の中で「諦め」だけが自体を鎮静化させていく
・・・感じ?
これが一貫してある気がします。
一話一話、なんか心に残る感情があるんです。
上述したように、一貫してあるのは・・・「諦め」かな?と思うのですが、諦め・・・忘れて行くものが、いちいち違う。
騙された!って自嘲だったり、なんでこうなったかな・・・って想いだったり。
・・・読後感
・・・というか、 引き
というか・・・。
横山先生の作品は、やっぱり↑こういうとこが、ファンを惹きつけて止まない魅力なんだと思います。
これまで読んできた作品・・・
『竜神伝説』、『盗風伝』なんかでも、
そこです!感動したのは!!
この 「絶妙な読後感」
はホント、天下一品だと思います。
ふふふ。次はどの横山先生作品に手を出そうかな・・・///
(↑古本屋で見つけた作品を手当たり次第になるだろうな;)
by姉